6月24日(木) おっ! 郵便受けに、漫画家のいしかわじゅんサンからの贈呈本が入っていたぞ! 『だってサルなんだもん4』(アスキー刊)だ!この本は本当におもしろいよ。 『当方見聞録』のお手本になるような1冊だから、業界人をめざす人は、1巻から 必ず買って読むように。 コンピュータのことがわからない人でも読んでいて楽しい。 私は1〜2巻の頃は、まだ東芝RUPO使いで、パソコンに触ったことがなかっ た。でもおもしろかった。 さらに、私のホームページを見て買いましたと、いしかわじゅんサンのホームペ ージにメールすると、さらに覚えめでたしである。 で、もうひとつ。 元『チョコバナナ』投稿者の川添真理子さんから、初めての単行本『ウロボロス の指輪』(新書館刊)が届いた。 何だかんだいっても、チョコバナナはこうして少しずつ形になって行っている。 5年後、10年後だろうねえ、評価が定まるのは。 おっと! きょうはもう1冊贈呈本が! 昔『月刊OUT』の読者だったら、とってもなつかしい名前、イトヒロ! そのイトヒロの『おひさま ぞろぞろ』(福音館書店刊)という絵本だ。う〜ん。 初志貫徹、絵本作家に向かって着実に進んでいるのはえらいなあ。 というわけで、どれか買ったら、『ほんのチョイ係』のほうでも話題にしてね。 午前10時。高円寺第一勧銀。 杉並区から原宿に越して、3年。 実は杉並区上井草の家はずっと人に貸していて、そのままだった。 今回その家を売ることになったのだが、売る相手がなんと、日記でもおなじみ、 税理士の赤根豊くん。 というわけで、この高円寺の第一勧銀で、税理士の赤根豊くんと、売買契約書 に調印という妙な光景に。 しかも早くも大失敗! こういう席は慣れていないもんだから、杉並区上井草の家の権利書と間違えて、 原宿の家の権利書を持って来てしまった。 ぶわっはっはっは(これ、宇多田ヒカルのホームページで覚えた、笑い方ね)! 今の自宅を赤根豊くんに売ってどうする! 嫁に、原宿の家まで権利書をもう一度取りに帰ってもらう。 私はあいかわらず書類嫌いである。 嫁が戻ってくる間、赤根豊くんと、司法書士の方と、お城めぐりの話をして、 盛り上がる。銀行で、歴史の話をしてどうする! 午後11時30分。嫁が戻って来て、正式に調印。 ほかの銀行の人も来て、ほかの件で判子を押したりして、ふだんとは違う動き。 何がどうなってるのかわからないが、粛々と物事は進んで行っているようだ。と っても曖昧。 午後12時。嫁、私、赤根豊の3人で、高円寺ルック商店街のカレー屋さん 「七つ森」に行く。 名前からして、宮沢賢治風だけど、そんな感じのお店。 高円寺では古いお店だ。 野菜カレーを食べる。 ここでおなじみ、ある時はラジオ・プロデューサー、ある時はドリーム・キャ ストのゲーム『WEBミステリー』のプロデューサー、 最新作に『御神楽少女探偵団2』が予定されている、ひろたたけしと待ち合わせ。 ひろたたけしとは、年末発売のパソコン・ゲームの打ち合わせ。 私がプランニングしたゲームを、ひろたたけしが中心になって作っている。異 色作なので、出たらちょっと驚くかも。 私としても楽しみなゲームだ。へっへっへ。早くバラしたいなあ。 午後2時30分。帰宅。 慣れない銀行さんとの会話で、へばったのか、眠くなる。 ちょっと仮眠。 午後3時。ネット・サーフィン。 いろんなところのホームページを見るけど、なかなかおもしろいところが少な い。 目と首が痛くなる。 テレビが見上げる位置にあるのがいけないのかな? 午後4時30分。『さくま式人生ゲーム2(仮)』の仕様書作りを始める。 う〜ん。なかなか調子が出ない。 嫁にアイデアを求める。 そうか、それでいいんだあ。 調子が出る。 きっかけなんて本当に簡単なものだ。 でもひとりで悶々と考えていると、すぐ煮詰まってしまう。 かなり前進。でもまだ遅れてるなあ。 午後7時30分。青山「穂積」に、いつものメンバーが集合! すぎやまこういち先生ご夫妻、北岡さんご夫妻、わが食い道楽家族! 四国日 帰りツアー以来だ。 先日すぎやまこういち先生の奥様が風邪で来ることができなかったので、登板 間隔が短くなったようだ。 うちの家族は、先日このお店が新聞に大きく紹介されてしまったので、しばら くは行けないと思い込んでいた。 ところがグルメの師匠・すぎやまこういち先生ご夫妻は、返ってあの新聞記事 を見て、行きたくて仕方がなくなったという。 まだまだ食い意地の点でも、師匠には負けている。 さて、きょうは日頃思っていたことが氷解した。 先日ここを訪れたとき、ほかのお店の親子丼が美味しかったという話をした。 で、「きょうのご飯は何ですか?」と、若い子に聞くと、「豆ご飯です」との 答え。 しかし、すぐさま料理長さんが来て「きょうは、親子丼でございます!」とい うではないか! 来た、来た、来た、来た! やっぱり一流の料理人さんはいじっぱりだ! 以前すぎやまこういち先生が、グルメ・バカ娘が大好きな、京都の「M」で、 いづうの鯖寿司の話をしていたら、ご主人が「うちのも食べておくんなはれ!」 と出して来た鯖寿司が絶品だったことがある。 で、その親子丼。 京風のあっさりとした味付けなので、最初はちょっと面食らったけど、食べて 行くうちに、美味しい、美味しい! 嫁に言わせると、一番美味しいといっていたお店の親子丼より、美味しいとい う。こりゃまいったね! あとで嫁が料理長さんと、ちらっと話をしたようで、やっぱりこの食い道楽グ ループが来ると、料理人として戦いを挑んでいるのだそうだ。 「一流になるには、負けず嫌いなこと!」 これはずっと『チョコバナナ』の投稿者たちに言い続けて来たことだけど、改 めて大事なことだと痛感するね〜。 みんなで、負けず嫌いになりましょう! というわけで、きょうも絶好調の「穂積」の料理を満喫。 2種類の鮎が出てきたのには、びっくりしたなあ。 揚げたのと、塩焼き。 どちらも美味しかった。 さらに私は北岡さんのフランス料理と日本料理の違いまで教えてもらって、大 満足。 料理の世界でも、他人とコミュニケーションの取り方が下手な人は大成しない ということも。 一流になればなるほど、職業に関係なく、めざす道はひとつのようだ。 ところで、先日の同窓会でいっしょだった、ゲームを作るのが上手な、堀井雄 二さん! すぎやまこういち先生が、『ドラクエ』の携帯着メロを入れてくださるそうな ので、7月中旬あたり、ごいっしょしませんか? きょうの「穂積」か、北岡さんの「プティ・ポワン」がいいかなと思っていま す。ご連絡ください!
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