2月21日(日) 朝から、うだうだテレビ録画を見たり、本を読んだり。 ちょっと身体がだるい。 午前11時。嫁の弟夫婦が来る。 午前11時30分。世界最古のさくまにあ・戸田圭祐が、大阪からやって来る。やたら と日記に登場回数の多い男だが、東京の原宿の家のほうに来るのは、きょうが初めて。午 後から有楽町で、同窓会があるそうなので、その前に寄った。 あいかわらずの粗忽者で、ちゃんと帽子をわが家に置き忘れて行った。 午後12時。総勢6人で、青山ホームワークスへ行く。最近ここに行きすぎている。日 曜日は近くで美味しいお店が無い。しかも原宿らしくないと、遠方からのお客さんにはお もしろくないだろうと、すぐ条件反射してしまう。 午後1時。戸田圭祐は、有楽町へ。 嫁の弟夫婦と、わが家族は家に戻り、歓談。 のんびりした日曜日だ。 夕方、テレビを見ながら、うたたね。といっても10分程度。 午後6時。新宿に買い物に行こうとしたのだが、あまりの寒さに、いちばん近所の「Kチ ャイナ」に入って、食事をしてしまう。 実はこの「Kチャイナ」は、あまりにも有名な料理屋「K」の中華で、お店建設中のとき から、いつ完成するのか楽しみにしていた。 開店してすぐ行ってみたのだが、クセの強い中華で、辛い上に、香りが強い。おまけに開 店当初ということもあって、接客はぼろぼろ。警報機は鳴るはで、とても食い道楽家族には、 ×なお店として、マークされてしまった。 その後も、たまに行ったが、接客態度はさらに悪くなり、味もぐんぐん落ちた。しかし有 名料理店「K」の中華ということで、お客さんはどんどん増えて、行列が出来るようになっ た。 味もやっぱり宣伝次第なのかなあと、内心淋しく思っていたのだが、開店から1年もする と、やっぱりお客さんをなめてはいけない。 みるみるうちに閑古鳥。最近はまったくのガラガラ状態である。 意地の悪い夫婦は、どういう風になったのか、興味を持って、入ってみたというわけだ。 すでに「K」と、イニシャルでトークしているから、まずかったんだと、みなさん思ってい るでしょうが、味はよくなっていた。接客もすこぶるよくなっていた。 やっぱりピンチになると、一生懸命がんばるようになるもんなんだなあと思ったが、時す でに遅しの感がある。 信頼を得るには、3年かかるが、信頼を失うのには、3分もあれば十分という言葉を思い 出す。 せっか味がよくなったこのお店もあと3年はきついんだろうなあ。 じゃあ、何で「K」とイニシャルなのかというと、嫁とふたりで、ドリンク2種と焼きそ ば、黒胡麻辛味の坦々麺、大正エビのチリソースを食べて、なんと5600円だったのであ る! そげなベイビー! 食い道楽に対しては、金に糸目をつけない方針の食い道楽夫婦も、この値段には激怒だぞ。 せっかくホメてあげたい気分になったのに。 思わず帰りに、ケーキを買って帰ってしまった。ケーキを買ったことと、お店のことは まったく関係ない。甘い物が好きなだけである。 きょうはこのまま日曜日らしく安息しようと思う。
(c)1999/SAKUMA