２０１１年６月２３日（木） 困った。困った。 今週の日曜日、博多で、人と会う予定。 その時間は、午後５時から。 初対面の人たちだから、けっこう時間がかかるとおもう。 でも、今週の日曜日は、ＴＢＳ『ＪＩＮ−仁ー』の最終回だ。 午後８時３０分で、ホテルに戻っちゃったら悪いかなあ？ 会う予定の人も最終回見たくないかな（子どもか！）？ もちろん、毎週録画してあるけど、リアルタイムで見ないと、Twitter に内容書かれちゃうからなあ。 とくにインデックスの樋口由美子さんに。ハハハ！ 樋口由美子さんの「南方先生の歴史の知識、私並み」に爆笑した。 午前１１時３０分。嫁と、東京駅の近くの「お多幸本店」へ。 雨が、ぽつぽつ降っている。
井沢どんすけ、岩崎誠と、待ち合わせ。 全員、「お多幸本店」名物のとうめしを食べる。 とうめしは、半丁の大きなお豆腐が、薄味の醤油と出汁で炊いたご飯 の上に、どでん！と乗った食べ物。 いかにも老舗料理店のまかない飯のような魅力満点のランチなのだ。
「外は、ちょっと雨が降ってますねー」 「いまからご飯、食べ終わる頃には、たぶん晴れるよ！」と、私。 「なぜですか？」 「このあと、蔵人総合研究所の赤根豊くん、大塚龍哉くんに会うから！」 「ハハハ！ ボクたちじゃ、仕事モードにならないんだ！」 「とくに、井沢どんすけ、おまえだ！」
「あ、忘れてました。落成式、おめでとうございます！」 「井沢どんすけ！ 落成式じゃないよ。内覧会！」 「内覧会って、何ですか？」 「完成間近のビルを見ること！」 実は、昨年からこの「お多幸本店」の斜め前に、蔵人総合研究所と共 同で、テナントビルを建設していて、きょうほぼ完成して、ラスト・チ ェックすることになっている。 「さくまサンって、ほかにも青梅街道沿いの高円寺に、６階建てぐらい のビルも持ってましたよね？」 「うん！ 地上５階、地下１階だ」 「高円寺のビルを買ったとき、日記に公表しなかったのに、何で今回は、 日記に公開する気になったんですか？」 「昔、ハドソン宣伝部のアホンダラ男に対して、腹を立てて、もう『桃鉄』 作るのやめる！と言ったときに、どうせ私が文句言っても、『桃太郎電鉄』 作らなきゃ、生活に困るんだから作るに決まっているという言い方をした やつがいたんだよ！」 「ひでーなー！」 「実名、ここに書いてもいいけど。ハハハ！」 「でもその時点で、私は高円寺と上井草ににテナントビルを持っていて、 そのとき本当に『桃鉄』作らなくても、生活に困らない状況になってい たんだよ」 「『桃太郎電鉄』実写版だ！」 「だから、今回は公開して、『桃鉄』作らなくても平気だ！ということ をアピールしようってことですね？」 「ハドソン以外には、あんまり、アピールしたくないけどね…」 「今回のビルは、どのくらいの高さあるんですか？」 「地上８階、地下１階だって！」 「す、すげー！」 「ここって東京駅から、歩いて３分ぐらいの距離ですよね？」 「うん」 「さ、さくまサン、こういうこと聞いたら、失礼かもしれないですけど 生活困らない環境で、『桃鉄』を毎年作り続けるのって、つらくないん ですか？」 「つらいけど、仕事は好きだからね」 「さくまサン！ ほんと仕事好きだもんなあ！」 「だからもう一度、ハドソンが、どうせ『桃鉄』作らないと暮らせないん だろ！という暴言を吐くやつが現れたら、そいつの実名を発表して『桃太 郎電鉄』を終了してやる！」 「以前、そんなこと言ったやつ、いまもハドソンにいるんですか？」 「いないよ。そんな人間、さすがのハドソンでもクビになってる」 「さくまサンが、ダメだ！って言った人、いまハドソンからみんないなく なっちゃいましたよね？」 「別に、私がクビにしたわけじゃないよ！」 「はっはっは！」 「でも、私の仕事をジャマしたやつらに対する最大の嫌がらせは、私が 『桃太郎電鉄』を作り続けて、売れ続けることで、肩身の狭い思いをさ せることだったから、最近ちょっと緊張の糸が切れたような気がする」 「宣伝もすっぽかされましたからねー！」 午後１２時。近くのビルの地下１階の「上島珈琲店」へ。 途中から、うちの娘が、合流。 娘も重要な、うちの社員だ。 「それにしても、井沢どんすけは、湯河原の家の地鎮祭のときも、私の 親戚でも無いのに来ていて、きょうのビルの内覧会のときにも、何で、 ちゃっかり来てるんだよー」 「えへえへっ。見てみたいじゃないですかあ！」 「井沢くん、奥さんにビルを１棟買ってあげれば？」 「無理ですよー！ 結婚式シリーズで、お金いっぱいつかっちゃったから！」 「あー！ それは問題発言だ！」 「それは、井沢どんすけ！ 奥さんに失礼な発言だ！」 「井沢どんすけ、不穏当発言！」 「奥さんに、この場で『一戸建ての家を買うよう努力します！』と、ここ で宣言しろ！」 「指輪と、コートを誕生日に買ってあげると、宣言しろ！」 「ひーーー！」 「だいたい以前、おまえ、事務所と自宅の２件借りてたときに、その２件 の賃料で、一戸建て買えるって言ったじゃないか？」 「えへえへっ。あのときは、ローンの仕組みがわかってなかったから！」 「早くしないと、『桃鉄』が終了して、収入減るぞ！」 「ひーーー！」 午後１時。「お多幸本店」の前のビルへ。 蔵人総合研究所の赤根豊くん、大塚龍哉くんと、待ち合わせ。 「これでもう、ゲーム作らなくても、贅沢な生活できますよ」 「ありがとう！ でも仕事は好きだから、続けるよ」 「では、正面から見て行きましょう！」 「でっけー！」 「高けー！」 「広〜〜〜い！」
「すまん！ １階と、２階を見るだけでいい？」と、私。 「８階まで見てくださいよ！」 「うーん。高所恐怖症なんで、８階までは、ちょっと…」
「はっはっは！ さくまサン、自分のビル見るより、高い所に行くの 嫌なんだあ！」 「別に、私がここに住むわけじゃないね」
8Fからの眺め！！
「ここには全部、事務所が入るんですか？」
「３階〜８階までは、ＭＲＩが入るらしい…」
メディカルサテライト八重洲クリニック
「さくまサン、わかってないんですか？」 「餅屋は餅屋だよ。赤根豊くんにお金渡しておけば、勝手に増やしてく れる」 「さくまサンって、ひょっとしていまどのくらいの資産があるか知らな いんじゃないですか？」 「知らない。いまポケットにある小銭くらいしか知らない。嫁といれば お金つかわないし。あはは…」 午後１時３０分。日本橋の「蔵人総合研究所」へ。
赤根豊くんと、大塚龍哉くんと、毎月の会社経営の話。 午後３時。私、嫁、娘の３人は、コレド日本橋の地下へ。 元・パナソニックＴナビ、現在フリー・ディレクターの高田直幸さん と待ち合わせ。
「さくまサンの日記を読んだら、『桃鉄』以外の仕事もしてみたいって 書いてあったので、お仕事を持って来ました」 「それは、うれしいなあ！」 「それと、『ＪＩＮ−仁ー』が終わる前に、さくまサンと『ＪＩＮ−仁ー』の 話がしたくて…」 「今年の大河ドラマは、『ＪＩＮ−仁ー』だと思って。私は見ていますよ」 「さすがに、ボクも今年の『江』は、見なくなっちゃいましたねー」 「しかし、高田直幸さんは、いつも私の日記をしっかり読んでから、打 ち合せに来てくれるから、うれしいなあ！」 「それは、仕事をする人間なら、当然でしょう」 「そうでもないですよ。私と会うと約束したら、３〜４日分の日記を読 んでくるだけでもいいのに、全然読んでいなくて、平気な顔してやって 来て、協力してくれと言うやつがいるんだよ。しかも弟子だったりする」 「えーーー！ 井沢どんすけサンですか？」 「井沢どんすけは、アナウンサーが穴が開くほど読んで、ヘラヘラ大爆 笑してますよ」 「そうでしょうね！」 「みんな、ズルくなくて…。ちょっと会う前に、相手のブログ読んでか ら会えば、どれだけ会話がスムーズになるか。自分で自分のクビを締め てると思いますよね」 午後５時。帰宅。 私と娘は、小学校まで、孫姉＆孫妹を迎えに行く。 孫妹は、私と嫁がいると、笑いながら、私を腕をすり抜けて、嫁に抱 きつきに行く。 きょうのように私しかいないと、ちゃんと、私に抱きついて来る。 午後５時３０分。家族揃って、近所の「おけいすし」へ。
孫姉は、小学校に入学して、毎日体力を消耗するせいか、大好きなお 寿司を食べながら、うつら、うつら…。 やっぱり孫たちと食事するのは、学校のない土日にしたほうがよさそ うだなあ…。 でも明日から、また旅に出るので、また孫に会えなくなるから、きょ うは会っておきたかったのだ。
それこそ私の楽しみは、孫がほとんどになっちゃったからね。 午後７時。帰宅。 おっ！ 『桃太郎電鉄』の松山の物件でもおなじみ、霧の森大福を、 テツandトモが送って来てくれた。
テツandトモは、ずっと愛媛県でテレビ番組のレギュラーを持っている からね。そろそろ松山に行って、とんかつパフェ食べて、霧の森大福を 買って来ようかと思っていただけに、うれしーなー。 今夜も、『桃太郎電鉄の作り方』の続き。 早くも、予定原稿枚数の４分の１を書き上げてしまった。 まあ、あくまでも第１稿。 早く予定ページ数を書き上げて、推敲したい。 まずは明日、京都に移動。 大阪市・高野文孝 …………………… さくまさん、こんにちは、高野文孝です。 遅れてすみませんが、改めて井沢さんご結婚おめでとうございます。 井沢さん、何か下さい。 ●さくま「井沢どんすけは、ケチだからくれません。あっ。きょううちの 娘に上島珈琲店で、黒糖ラテをおごってくれた。３５０円くらい？ 私 におごってくれた通算６５０円を超える日も近い！」 さくまさんが結婚式に出ないようにしてる理由は知っていますが、 井沢さんは特別（特殊？）なので出席してあげてもいいのではないでし ょうか？ ●さくま「特殊という言い方は、実にぴったり！」 さて、昨日の日記にて、 ＞オナラカードが初登場したのっていつからだかわか る人いる？ 自分の本棚に納めてある桃鉄のガイドブックを調べてみました。 『SUPER桃太郎電II完全ツアーガイド』（1992年1月10日初版第１版） には既にオナラカードの記述がありました。 自分自身はＰＣエンジン持っていなくて、友達の家に遊びに行った時 にしか出来なかったので、この本を何度も読んで、頭の中でバーチャル として楽しんでいました。 ●さくま「苦労して遊んだ時代だよね！」 のちにゲームボーイで遊び倒しましたが、未だソフトはあるけどゲー ムボーイ（初代）は液晶がダメなのか画面が表示されず遊べません…。 ●さくま「ゲームボーイという単語も、もはやなつかしい単語になって 来たね〜！」 東京都・江口貴博 …………………… さくまあきら様 日記にありました「オナラカード」ですが、SUPER桃太郎電鉄（PCエン ジン第一弾の桃鉄）に登場していました。 (1989年月刊PCエンジン10月号別冊付録・SUPER桃太郎電鉄デリシャス観光 ガイド より） ●さくま「さすが！ 桃鉄検定、出題者！」 高知市・一本釣カドック …………………………… おはようございます、一本釣カドックです。 オナラカードが初登場したのは、１９８９年９月５日発売、ＰＣエンジ ン版「スーパー桃太郎電鉄」です！ 買値４０００万円・売値２０００万円。 当時は、画面内にいる自分以外のプレイヤーを吹き飛ばすカードでした。 自分の近くにプレイヤーがいない時に使うと、「そばにはだれもいなか った」とメッセージが出てターン終了となりました。 ●さくま「昔は、プレイヤーのミスを許さなかったんだねー。いまなら、 まわりには誰もいないみたいなこというんだろうなあ… 桃太郎電鉄・スーパー桃太郎電鉄II・III・デラックスの攻略本はあっ たのですが、スーパー桃太郎電鉄だけなかったので、実際にＰＣエンジン でプレイして調べました。 ●さくま「それはご苦労さん！」 今の桃鉄とは随分違っていたんですね。 久々にプレイして驚きました。 驚いた事 １：四国と九州がフェリー航路でつながっていなかった。 ２：リニアカードはサイコロを５個だった。 ３：地域データで、カード売り場にカードは見られなかった。 ４：貧乏神の悪行に「何もしない」があった。 ●さくま「へ〜、これは覚えてないなあ！」 ５：貧乏神が悪行で、福の神や天邪鬼を呼んだ。そして、鉄道クイズを 出題した、などです。 ●さくま「この手の、いまのルールと違う部分を、大々的に募集したい。 『桃太郎電鉄の作り方』、この辺のことがあやふやで、スタッカート状 態で、私にしては執筆が遅れているのだ。 昔の『桃太郎電鉄』を買ったときのエピソードでもいいから、たくさ んの人の意見が聞きたい。よろしく！」 堺市・ガメイン …………………… こんばんわーー。 わたしも「神座（かむくら）」では春雨ラーメン食べます。 ●さくま「白菜がおいしい」 具沢山で確かにヘルシーではないのですが、麺よりはカロリーを抑え てってことで…。 東京にも「神座（かむくら）」あるんですね〜。 知りませんでした。 ●さくま「かむくらは、渋谷駅近辺だけでも、４件あるよ！」 八戸市・勇者猫そらきち …………………………… さくまさん、こんにちは。 覚えていて下さってますでしょうか？ 元・岩手県の勇者猫そらきちです。 今は八戸市のそらきちになりました。 一昨年に、西村農園さんでお会いしてから、２年ぶりにメールさせて いただきます。 日記はいつも楽しく拝見させて頂いております。 ●さくま「今年も西村農園に行けないのが、残念で仕方ない。来年こそ！」 私事ですが、一昨年離婚して昨年再婚し、子供まで生まれました。 ●さくま「ジェットコースターみたいだねー」 その主人ですが来月から静岡に転勤になります。 静岡、と聞いた時に真っ先に「桃太郎電鉄SHIZUOKA」を思い出し、な んてタイムリーなんだ！と。 携帯電話をドコモからauに変えたので、遊べていないのですが。。 二男が中学を卒業するまで、単身赴任になります。 ●さくま「ただいま鋭意移植中です！」 青森を離れるのは寂しいですが、いずれは静岡県へ引っ越すので、さ くまさんの日記を参考に行きたかった色々な所へ行ける！と数年後を楽 しみにしてます。 ●さくま「ぜひ、熱海の豆パン屋さんで会いましょう！」 それと、私の弟（自衛隊員）も７月の末から静岡県の駐屯地に配属に なったようです。 義兄弟そろって静岡とは！ ●さくま「うちでは、土居ちゃんと池毅さんのお父さんが自衛隊出身だ よ。私も継母は大嫌いだけど、親戚の３兄弟は、横須賀の海上自衛隊勤 務だった。潜水艦に乗せてもらったこともある」 暑くなってきましたが、体調など崩されませんように。 ●さくま「連日の３０度越えは、しんどすぎる〜！」 ＜告知＞ 『桃鉄』大好き落語家・三遊亭楽市くんが、月島「鶴ちゃん」で、 ７月１７日（日）。寄席を開催することになった。
第1回 鶴ちゃん寄席↑クリック！
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