2011年3月13日(日)


 昨日、嫁が送ってくれたメールのなかに、ひとつだけ何度もアクセス
しても繋がらないサイトがあった。

 http://prayforjapan.jp/tweet.html

 今朝になって、読んだら、地震被災時の「いい話」のTwitterのまとめ
だった。
 ほとんどが、東京都内・近郊の話題だけど、いい人たちがいっぱいいる
ことに感動する。

 とくに「ドイツ人の友達が地震が起きた時に渋谷に居て、パニックに
なっていた所を日本人に助けてもらったらしく、その時の毅然とした日
本人の態度や足並み乱さずに店の外に出てやるべきことを淡々とこなす
姿にひどく感動し、まるでアーミーのようだったと言っていた」

 日本人の良さを、外国人にばかり評価されているような気がする。

 私の知り合いも、メールが飛び交って、次々に安全が確認されている。
 いつもこっちから連絡しないと返事が来ない井沢どんすけまで向こう
からメールを送って来た。
 結婚すると、やっぱり違うのかな?
 清正まなつサンも、Twitterで安全が確認できた。
 Twitterは、本当に便利だ。

 ただ石川キンテツは、Twitterにすら安否を書かない。
 そういうやつだ。

 一昨日、孫姉の卒園式だった娘&孫は、友だち親子といっしょに京都
に行くことになっていた。
 私も本来、昨日から京都に鍵を探しに行くことになっていた。
 ただ娘&孫は、友だちとの待ち合わせ時間があるので、私だけ先に京
都に行くことになった。

 午前11時30分。東京駅へ。
 さすがに日曜日なのに、皇居も人が少ない。

「みどりの窓口」の東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線の「空席案内 をとりやめています」の表示に、被害の大きさを痛感する。

 午後12時10分。東京駅から、東海道新幹線N700系のぞみ33号博多 行きに乗車。  新幹線もさすがに空いている。  大丸デパートで買った「弁松総本店」のお弁当を食べる。

 景色を眺めていても仕方無いので、寺尾昌城くん、折出けんいちが添 削してくれたマップの直しを、『桃太郎電鉄TOKAI』のエクセル・データ に反映させる作業を始める。  名古屋港より、金城ふ頭のほうが、下にこないと変!という指摘は、 地元の人じゃないと出ない発想だよね。  ただ「金城ふ頭」が、「金城」の2文字だけだと、金城学院大学を連 想するので、ぜひ「金城ふ頭」で言う意見もありがたいけど、マップ上 に書くスペースがあるかどうかが心配。  金城ふ頭は、カードバンク駅にするつもりだったから、マップ上に表 示しなくてもよかったはずなんだけど、リニア・未来館がオープンする ので、物件駅にしないといけなくなったので、悩む。  物件駅の名称は、5文字なら、リンゴとかミカンの絵を5つ減らさな いといけないので、デリケートな問題なのだ。  リアルを選ぶか、楽しさを選ぶかだ。  なるべく両方みなさんに提供したい。  午後1時24分。新幹線が浜名湖に差し掛かったときに、嫁からメー ルで、娘&孫、友だち親子と新幹線に乗ったとの報告が入る。  午後2時28分。京都駅で、下車。  駅構内の本屋さんで『トヨタ流最強社員の仕事術』(若松義人・PHP 文庫)を発見。 『トヨタ式自分を高める6つの知恵』ではないけれど、こっちのほうが、 3月11日に4刷と、増刷になったようだ。 『トヨタ流最強社員の仕事術』でも、十分目からうろこが落ちる本なので ぜひこの機会に買うといい。  タクシーに乗っても、東日本大震災の続報が流れている。  運転手さんは、阪神淡路大震災を経験しているだけに、あれ以上の規模 の地震を想像できないという。  私だって、想像できない。  新潟中越地震を経験したけど、津波はなかった。  今回の恐ろしさは、津波だ。  なお、被災地への物資の寄付より、義援金のほうが、現地で使い道を早 く決めることが出来ていいそうだ。  よく考えたら、そうだよね。  ついつい毛布がいいのか?とか考えてしまうけど、送られた側はいちい ち分類したり、チェックする手間が生じてしまうもんね。  午後3時。京都のマンションへ。  期待していた東京+湯河原の鍵はなかった。  がっくり…。  どこで落としたんだろう?  新幹線の落とし物センターには、嫁が電話してくれて、すでになかった ことが確認できているので、ますますどこに落としたかの可能性がわから なくなった。  ベッドにひっくり返ると、何だかまだ家がぐらぐら揺れてるような気分 になる。  船酔い状態になってしまったのだろう。  この2日間、東京は、ひっきりなしに震度1〜3が続いていたからね。  昨日もきょうも、DoCoMoからの、ブーブー、ブーブーという緊急地震速 報が何度も鳴った。  午後4時。東京から、嫁、娘&孫が到着。  午後5時。近所の紀伊国屋書店へ、資料を買いに行く。  帰り道に、嫁、娘&孫、娘の友だち親子と、道でばったり。  こんなところでも、ばったりしなくてもいいのに。  今回、娘&孫は、友だち親子とおなじホテルに泊る。  ようやく全国の津波警報が、解除された。

 午後6時30分。近所の「うしのほねあなざ」へ。  孫姉&孫妹は、名物のうしのほねシチューを、ご飯にかけて食べていた。  おいしそうだ。  子どもの発想は、柔軟だなあ…。  午後8時。近所のコンビニに寄ってから、京都のマンションに戻る。  コンビニまでの間、娘の友だち親子の子どもが男の子で、妙に私にな ついて、手を繋いでハイテンションになっているのが、新鮮。  毎日、テレビのニュースを見続けて、肩が凝ってしまったので、きょ うはなるべく、身体を休める。  それにしても、3日連続で、通常の番組をまったく報道していないの は、いかに古今未曾有の大惨事だということを物語っている。

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