2010年7月7日(水)


 大相撲がすごいことになっている。
 NHKが中継を中止したので、土俵の上で永谷園の着物を着せていた
ような企業が、軒並み撤退を決めてしまった。
 懸賞金も激減、総理大臣杯も中止になったそうだ。

 当然と言えば、当然の措置だけど、伝統のあるものって、何10年か
に1回、存続の危機に陥るもんだねー。
 琴光喜の事件のときに、素早い対応をしていればここまでのピンチを
招かなかったとおもう。

『桃太郎電鉄』も、何だかんだで20年以上続いている。
 小刻みな改革をほどこして行かないと、ピンチが訪れる。

 午前9時30分。喫茶店「らぴす」サンで、カフェオレ。
 保育園に孫たちを送って行った娘が、合流。
 娘と来年どの『桃鉄』を作ったらいいか相談する。

 私がオーバーワークなのは間違いないんだけど、どのくらいの仕事量
ならこなせるのか自分ではわからないものだ。
 こういうときに家族のほうが、冷静な判断をするものだ。
 いつもは井沢どんすけに相談するのだが、井沢どんすけは人使いの荒
い男で、「2本でも、3本でも、1本でも多く作れ!」というハドソン
よりも無茶を言う。
 以前も「井沢どんすけ、ゲーム年数は100年じゃなくて、50年ぐ
らいが妥当だよな!」と言っても「出来れば、200年にしてくれれば」
と言った。蟹工船かっ!

 その井沢どんすけが最近、「ゲーム年数は50年のほうが、クリアし
ても、もう一度やりたくなるから、50年のほうがいいと言い出した」。
 これはちょっと検討せねばである。
 もちろん「もっとレアイベントが増えれば、50年でもいい」と虫の
いい要求は忘れない。

 午前11時30分。私、嫁、娘は、東京駅近くの「穴子家」へ。
 青森県観光振興部誘客宣伝課の斉藤直樹さんと、ひさびさに待ち合わせ。

「本当にひさしぶりですね!」 「それでも、毎年親戚に会うより、斉藤直樹さんに会ってる回数多いで すけどね!」 「あ〜はっはっは!」

 しばらくして、ビー・ブレーブの岩崎誠が到着。  最新版の『桃太郎電鉄タッグマッチ』を何10本と届けてくれた。  今朝、ハドソンに届いたばかりのホヤホヤ。  ゲームだから湯気は出ないけどね。

 斉藤直樹さんが妙に静かなので、12月の新幹線開通に当たって悩ん でいることでもあるのかと思ったら、穴子があまりにもおいしくて、し ゃべるのを忘れていたそうだ。はっはっは!

 それどころか、毎年斉藤直樹さんと会う度に、私は青森のために「あ あせい! こうせい!」と勝手な提言ばかり言っては、自分で忘れてい たのいだが、その言いたい放題な提言をほとんど実現しつつあるのだ。  森沢明夫くんの『津軽百年食堂』も、森沢明夫くんを紹介しただけで 言いっぱなしシリーズの最たるものなんだけど、『青森ドロップキッカ ーズ』に発展し、森沢明夫くんの青森三部作の第3弾が始動を開始した ようだし、青森の出版企画も通ってしまったようなのだ。 「さくまサンのおかげで、どんどん仕事が広がっています」 「私は、だじゃれの練習のように、人に会うと、企画を提言する練習を しているだけで、提言を活かすも殺すも、その人次第なんですよ。なか にはうっとうしいやつだと思ってる人も多いとおもいますよ」 「次から次へと実現して行くんで、不思議な感じです」 「それは斉藤直樹さんにも、仕事オーラがある証拠ですよ。私は仕事が 嫌いな人との相性が滅法悪い」  午後12時30分。私、嫁、娘、斉藤直樹さん、岩崎誠の5人で、東 京駅構内の「茶房 追分」に移動。

 打ち合わせと称して、あんみつを食べることに成功。にこにこ。 「斉藤直樹さん、『桃太郎電鉄AOMORI』は8月からテスト・プレイ開始 の予定なので、テスト・プレイ参加してくださいね!」 「そんな大役、私がやってもいいんでしょうか?」 「大河ドラマの方言指導のようなものだから、斉藤直樹さんにチェック してもらわないと困りますよ」 「わー。楽しみだなあ!」 「岩崎誠と話しているんですけど、『桃太郎電鉄AOMORI』では、青森県 内で、テレビCMを考えているんですよ」 「えー。テレビCMですか。すごいですねー」 「実は、ケータイ『桃太郎電鉄』は、駅貼りポスターを主にやっていた んですけど、青森県で駅貼りポスターをやろうにも、無人駅が多いし、 乗降客が少ないんで、あまり効果が期待できないんですよ」 「青森だといま、テレビCMの値段が安くなってるで、チャンスですね」 「その前に、早く『桃太郎電鉄AOMORI』を完成させなきゃ! フランス の仕様書を書いているおなじ日に、竜飛岬のことを考えるのが、さすが の私もなかなか馴れなくて!」 「あ〜はっはっは!」  岩崎誠は、途中退席。  あいかわらずハゲて…いや、忙しい男だ。  ハゲとまったく関係ない。  午後2時。斉藤直樹さん、うちの娘とも別れて、私と嫁は、丸の内側 の丸ビルの1Fの喫茶店へ。

 青森県庁の松尾義人くん、秋田佳紀さん、成田誠悦さんと待ち合わせ。

「さくまサン! さっきまで、斉藤直樹さんと会ってたそうで…」 「そうなんだよ。こっそり斉藤直樹さんも連れて来て、松尾義人くんを 驚かそうと思っていたんだけど、あっさりバレていた」  きょうは松尾義人くんとの仕事の話ではなく、県庁の別セクションの お仕事の話。  おもしろい企画なので、お手伝いしたくなる。  午後3時。大阪の放送作家・小林仁くんが到着。  いい機会なので、青森県庁の人たちを紹介する。  小林仁くんが「12月に新幹線開通なら、稲垣早希ちゃんを青森に行 かせるという企画もありですね」 「小林仁くん! 12月の青森は、稲垣早希ちゃん、本当に死ぬぞ!」 「でも『ロケみつ』番外編で、青森県に呼ばれて、稲垣早希ちゃんが、 青森に行くっていうのはおもしろいですよね」 「それはおもしろいなあ。新幹線開通記念なら、斉藤直樹さんの仕事だ から、やっぱり残っていてもらえばよかった。小林仁くんにまだ斉藤直 樹さんを紹介していなかった」  午後4時。青森県庁のみなさんが帰って、『コンシェルジュ』の原作 者・いしぜきひでゆきの奥さん・石関はるみチャンが到着。  しばらく、私、嫁、小林仁くん、石関はるみチャンと打ち合わせ。 「小林仁くん! 石川キンテツの心配してるんでしょ? 表向き解雇し ただけで、今後も居続けるから大丈夫だよ。関西出身同士だから心配だ ったんでしょ?」 「そうなんですよ」

キンテツ、お前の席はもらった!

 そういえば、『ロケみつ』の本が、増刷になったそうだ。  関西中心の本で増刷とは、すごいことだ。  しかも1回目の増刷が、7000部だという。  そんな増刷、東京の出版社だって、めったにないことだ。  すごい人気だなあ。 「でも小林仁くん! 正直言って稲垣早希ちゃんをいじめすぎだよ!」 「はっはっは! ちゃんと話し合って、稲垣早希ちゃんは納得してやっ てますから」 「それはこの間『ロケみつ』のスタッフみんなが直筆のお礼状を書いて 来てくれたことで、十分わかったよ」  午後5時30分。小林仁くんが名古屋に向かい、嫁と石関はるみチャ ンが食事に行き、私は帰宅。  まるできょうは人に会うをまとめたように思うかもしれないが、実は きょう会うのを以前から決めていたのは、松尾義人くんと県庁のみなさ んだけである。  斉藤直樹さんとは、数日前。  岩崎誠は、緊急報告が1件あって合流。  小林仁くんは、「茶房追分」にいたときに、東京に来ているんですが という連絡が入り、石関はるみチャンはたしか昨日、嫁と食事に行くこ とになったばかりだったとおもう。  重なる日は、重なるものだ。  午後6時。帰宅。 「ナチュラル・ローソン」で買って来た大好きな「ひとくちロールボッ クス」で、夕食。  きょうは青森パワーを注入したので、気分良く『桃太郎電鉄AOMORI』 の仕様書作り。 *口蹄疫被害に対する義援金を募集しています<宮崎県> http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/fukushi/shakai_fukushi/html00165.html

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桃太郎電鉄タッグマッチの公式HPですよ!

『旨いべさ!桃鉄ごはんB級グルメ旅 北海道・東北編』 『旨いでぇ! 桃鉄ごはん B級グルメ旅 北陸・関東・中 部・近畿・海外編』 『旨かばい! 桃鉄ごはん B級グルメ旅 中国・四国・九州・沖縄編』 *桃鉄グルメ研究会 笠倉出版 各780円(税込)

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「101曲桃鉄大行進〜桃太郎電鉄オリジナル・サウンドトラック〜」 コロムビアミュージックエンタテインメント 定価:3150円
*『桃太郎電鉄11』から『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻』までの名曲だけでなく、 『CR桃太郎電鉄』の挿入歌2曲、若槻千夏の歌うオリジナル新曲1曲を含む、全101曲収録。 101曲の明細はこちらです→http://columbia.jp/prod-info/COCX-36030-1/

桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合! の巻

『桃太郎電鉄公式サイト』桃鉄TVもよろしくね!

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