2010年6月8日(火)


 午前9時15分。喫茶店「らぴす」サンで、カフェオレ。
 飛行機で行けば、長崎にはお昼に着く。
 でも電車で行っても、こんな風に「らぴす」サンでコーヒーを呑むく
らいの余裕があって、あまり変わりないよと、証明しようと思ったんだ
けど、7時間14分は、やっぱり長いや。はっはっは!

 午前10時15分。嫁と、東京駅へ。
 道が空いていたので、15分で着いてしまった。

 何カ所かある駅構内の駅弁屋さんを物色するも、これといって食べた
い駅弁が見つからない。
 となれば、定番の米沢の「牛肉ど真ん中」に落ち着くしかない。

 …と、ここで、はたと妙案が浮かんだ。
 確か地下の「グランスタ」で、キャベツの千切りを売っていたような
気がした。

 地下の「グランスタ」へ。
 おっ! そうだ、そうだ。そうだった。
 とんかつの「まい泉」で、売っていたのだ。

 午前11時10分。東京駅から、東海道新幹線N700系のぞみ29号
博多行きに乗車。

 さっそく駅弁を食べる。
 前から一度試してみたかった「牛肉ど真ん中」+キャベツの千切りの
コラボだ!

 うまい! 予想したとおり、うまい!  キャベツの千切りは、126円。  ひとりでは食べきれないくらいの量だ。  この食べ方は、駅弁の楽しみが倍増だ。 「牛肉ど真ん中」だけでなく、ほかの駅弁にキャベツの千切り126円を 加えたら、かなりおいしさアップ。  おすすめしたい。  VAIOを広げて、『桃太郎電鉄ワールド』の仕様書の直しを始める。  斜め後ろの席の男が、ケータイで大きな声で電話している。  デッキで電話せんといかんよね。 「細野豪志先生がどうの…」「財務省のお金が下りるところの電話番号 教えて」とくっきり聞こえる。  どうも民主党の秘書らしい。  総理が替わって、注目を浴びているんだから、評判落とすようなことし ちゃいけないよね。    嫁に「このことTwitterに書いちゃえば、誰も読まないだろうけど…」 と冗談で言って、嫁が書いた。  すると、10分も経たないうちに、電話を受けた相手から、返事が来た。  どひゃあ!  あの横柄な男は、細野豪志さんの事務所の人ではないようだ。  とある民主党の議員の事務所のものらしい。  秘書(?)であの大きな態度は、いかんですのー。 『桃鉄』の秘書のほうが、謙虚だぞ。お調子者だけど。  しかしすごいなー。Twitterの威力は。  もはや悪いことは必ず千里を走って、広まると思って対処するしかな いなあ!  そういう意味では嘘のない素晴らしい社会が出来上がるのかも。  正直者が得をする時代がついに来る。  うっかり悪口も言っても、すぐTwitterでバレると思ったほうがいい。  ならば公然と悪口を言ったほうがいいな。  石川キンテツは…、えーと…、えーと…、悪口がうかぶほどの人物で はなかった。チャンチャン。

『桃太郎電鉄ワールド』の仕様書は、いよいよ「桃鉄3年決戦!」に取り かかる。 「桃鉄3年決戦!」は、すっかり円熟期に入っているので、さほど変更は ないものの、ワールド編だけに、思わぬミスが生じるかもしれない。  念には念を入れて。  ゲームの手抜きもすぐ広まる。  仕事に疲れたら、『竜馬がゆく』(司馬遼太郎・文春文庫)を読む。  今回、長崎に向かう理由のひとつに、NHK『龍馬伝』で、福山雅治 くんがドラマの中で、長崎に来てしまうと、さらに観光客が増えてしま うので、その前に長崎に行っておきたかった。  それと、NHK『龍馬伝』のおかげで、ふだん拝観できない史跡も、 このときだけは公開という場合が多いからだ。  特別展も多い。  しかも、きょうからの旅に照準をぴったり合わせるかのように、昨日 坂本竜馬が長崎で亀山社中を結成したところまで読んで来たのだ。  きょうから『竜馬がゆく』の7巻。  リアルタイム学習だよー。  ふっふっふ。これで『竜馬がゆく』を読んでは、本に出て来た長崎の 町をぶらりぶらりと歩けるのだ。実学、実学。  …と思いきや、7巻を読み始めたら、坂本竜馬は長州に行って、高杉 晋作といっしょに幕府軍と戦っているではないか!  お〜〜〜い、早く長崎に帰って来てくれーい。  わざわざ7巻持って来た意味がなくなっちゃうよー。  午後4時13分。終点、博多駅に到着。  いつも博多駅から長崎行きの電車に乗り換えるのに、けっこう時間が あるので、気楽に考えていたら、乗り換え時間は8分しかなかった。  しかも見慣れた乗り換え口がない!

 あっ。そうっか。もう来年3月の九州新幹線開業に向けて、博多駅構 内のリニューアルが始まっているんだった。  いそいで、長崎・佐世保行きのホームへ。  午後4時21分。かもめ35号長崎行きに乗車。

 うーん。古い車両なのかな、これは。  いつものかわいい、私が“白いモスラの幼虫”と名付けたほうの車両 ではなかった。

 ひさびさに仕事の手を休めて、車窓からの景色を楽しむ。  少しずつ曇り空になって行くのは、いつもどおりだ。  頼むから少しぐらい私にも、休みをください! ハハハ!  有明海の海面の色が地味だ。

 もっときれいな海のはずなのに…。  午後6時24分。終点長崎駅に到着。

 こんな時間なのに、空は青空。  九州は、明るいねー。  ホームに降り立てば、いきなり福山雅治くんの『龍馬伝』のポスター づくし。  竜馬観光案内所なんてものまである。  高校の入学案内も竜馬に頼っている。

 午後6時30分。ホテル・モントレ長崎へ。  以前、スカパーの番組で泊まったホテルの真裏にあるポルトガル風の かわいいホテルだ。

 午後7時。ホテルに荷物を置いて、VAIOをインターネット接続し て、外に出る。

 もう何度も来ている長崎だけど、まだ漠然としか地図が頭に入ってい ない。  北のほうに、浦上天主堂。  その下のほうに、長崎駅。  中心地に、思案橋。  南の方に、グラバー園。  この曖昧な地図を、くっきり頭のなかにたたき込みたい。  皮膚で、町並みを覚えたい。

 思案橋の郷土料理のお店「一二三亭」へ。  創業明治29年。  長崎には、明治創業のお店があちこちにある。

 クジラ盛り、イカの刺身、豚角煮、牛かんなどいただく。

 牛かんは、牛の挽肉を団子状にして揚げてから、出汁で煮込んだもの。  あっさりしたつみれ風の塩味。  ふわ〜とした味で、実においしい。  とくにスープがやさしい味で、このスープだけもう一杯ほしくなるほど。

 最後は、このお店の名物、おじやセット。  真っ白に見えるのは、白ごま。  ごまは、擦ってあるのではなく、細かく刻んであるんだって。  てっきり擦りごまになっているんだと思っていた。

 しかも手が込んでいて、このおじや、3度炊きしているんだとか。  一度目は、白米を炊き、二度目は、水を足して炊き、三度目は、出汁 で炊くそうだ。  どおりで、シンプル風なのに、味わい深い味だったのは、この凝った 作り方だったのか。  長崎の物件に、白胡麻おじや屋を入れたくなる。  鯨のおいしさも加えたいけど、それは欲張りだ。  食後、思案橋とは反対の商店街に入り、しばらく歩く。

 明日以降もこの辺に来そうなので、コンビニで、「竜馬の水ぜよ」と か買ってホテルに戻ることにした。

 何で「竜馬の水ぜよ」なのか、よくわからん。  高知県の海洋深層水をつかった水だからか。微妙…。  きょうから毎日、どんな「竜馬こじつけ」に会うことだろう。  楽しみだ。  午後8時。ホテルに戻る。 『桃太郎電鉄ワールド』の仕様書の直し。  旅先でも、もちろん仕事する。  明日から、史跡巡りに、スイーツ巡り。  仕事とはいえ、甘いものばかり食べるの嫌だなあ(天下御免の大嘘!)。 *口蹄疫被害に対する義援金を募集しています<宮崎県> http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/fukushi/shakai_fukushi/html00165.html

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