2010年3月30日(火)


 午前7時。『桃太郎電鉄AOMORI』のカード仕様書作りが完成。

 でも、『桃太郎電鉄KINKI』で登場させた強奪飛びカードは、ちょっと
やり過ぎなので、一応ラインナップに入れておいたけど、テスト・プレイ
次第では、2軍落ちさせるかも。

 午前11時。嫁と、どこにご飯を食べに行くかで、悩む。

「山ごや」、「しらこ」、「大江」、「カフェ・エフェメラ」が、いず
れも火曜日定休。
 どうも湯河原は、火曜日定休のお店が多い。
 ならば、ひさびさに伊豆高原の「てるてる餃子」まで行くかと電話す
ると、火曜、水曜休みに変更になったそうだ。むーん。

 午前11時45分。嫁と、熱海の「わんたんや」へ。
 寒いけれど、けっこういい天気。

 あれこれ迷っているうちに、開店時間に15分遅れたら、もう行列が できていた。  あいかわらず、このお店は混んでるなあ…。  私も嫁も、ワンタンメン。

 午後12時40分。熱海駅へ。  おっと、新幹線の発車時間まで、時間がない。

 午後12時46分。熱海駅から、東海道新幹線こだま653号新大阪行 きに乗車。ふうっ…。

 ひさびさに『竜馬がゆく』(司馬遼太郎・文春文庫)の1巻を読み始 める。  湯河原にあった『竜馬がゆく』は、最初に買った本で、奥付を見たら 1975年6月25日 第1刷とあった。  35年前の本だよ!  ページが真っ黄色に日焼けしているわけだ。  あれからこの文庫本を何度も読み、新装版になってからも、2〜3度 読んでいる。  やっぱり、この本は、私のバイブルだなあ…。  今回は、NHK『龍馬伝』の、武市半平太、岡田以蔵の描き方の違い を中心に読んで行こうとおもっている。  司馬遼太郎版では、武市半平太との距離がけっこうあったような気が したのだ。

 1時24分。静岡駅で、下車。  午後1時32分。東海道本線島田行きに乗車。

 乗ってから、私たちが降りたい駅のひとつ手前までしか行かないこと を思い出した。 『桃太郎電鉄ワールド』を作り始めてから、急速に日本地図を忘れ始め ている。いかんぞなもし。  午後1時58分。島田駅で、下車。

 跨線橋を渡って、乗り換えて、次の電車に乗るまで、かなり待ち時間 があるのが悔しくて、駅前から、タクシーに乗る。  以前、歩いて通ったことのある大井川大橋を通る。  あのとき、ひいひい、はあはあ…言いながら歩いた橋を、タクシーは あっという間に通り過ぎた。  午後2時17分。JR金谷駅へ。

 JR金谷駅のほうではなく、大井川鉄道金谷駅へ。

 きょうの目的は、この大井川鉄道だ。  午後2時24分。金谷駅を出発。  この電車は、近鉄電車の払い下げ。 『桃太郎電鉄KINKI』の目的地到着画面のモデルにした車両だ。

 午後2時27分。新金谷駅で下車。  たった1駅で、乗り換えてくれと言われる。  あわただしいなあ。

 乗り換えた電車が、また古い。  南海電鉄の払い下げだそうだ。

 大井川鉄道は、いまも蒸気機関車が走っていることで有名だけど、ふ つうの電車も古いものばかりで、レトロ鉄道だ。  これも見に来るだけでも、楽しい。  午後2時28分。レトロ電車は、新金谷駅を発車。  ゴトゴト、ガタンゴトン…。  ゴトゴト、ガタンゴトン…。  ゴトゴト、ガタンゴトン…。

 揺れるなあ…。ハハハ!  2両編成のいちばん前で線路を見ていると、車両より極端にレールの 幅が狭く見える。

 ゴトゴト、ガタンゴトン…。  ちょっと、揺れすぎだよ。  大丈夫なのかな。  ちょっと心配になる揺れ方だ。  片側は、つねに大井川だしね。

 大井川鉄道の沿線には、桜の名所が多いと聞いてやってきた。  どの辺が、桜の名所なのかと思う間もなく、さっそく、あちこちの桜 が満開。  これは、すごいなあ!

 でも、せっかくの美しい景色も、車窓が汚れていて、いまいち。  ローカル線が、おんぼろの車両なのは、風情があっていいんだけど、 車窓ぐらいは、ガラス・クリンビュ−できれいに洗ってほしい。  とくにいまは、桜の時期なのだから。  おお! ここは、どこだ!?  大和田(おわだ)駅と、家山(いえやま)駅の間?  家山駅の近く?  すごいよ、すごい、桜のトンネルだ。

 本当に大井川鉄道の沿線は、桜だらけだよ。  あれ? あれ? 何だ?  塩郷(しおごう)駅を出てすぐだったかな?  前方を見ていると、小学校高学年? いや中学生かな?  そのくらいの年代の女の子が、前方で宙に浮いているのだ!

 マジックか?  そんなわけない!  でも完全に宙に浮いてるよ!

 えっ! あっ? 吊り橋の上から、こっちを見ていたんだ。  薄い橋だなあ!  高所恐怖症の私には絶対歩けないような吊り橋だ。 「塩郷(しおごう)の吊り橋」っていうのか。  これ↓見てよ! これ!  http://underzero.net/html/tz/tz_157_8.htm  こんな怖い橋の上にあの子たち乗って、キャーキャー喜んでたんだよ。  お・そ・ろ・し・い。  3時21分。下泉(しもいずみ)駅で、単線すれ違いのために停車。  来た! 来た! 来た! 来た! 来た!  シュッシュッシュッ! シュッシュッシュッ!

 進行方向前方から、SL(蒸気機関車)がやって来た!  プゥフォエーーーーーッ!

 大きな音だ。  ホームにたくさん人が待っていたから、サービスで鳴らしたんだね。

 あの蒸気機関車の汽笛は、カタカナで上手く表現できないねー。  すごいよ。7両編成。  下泉駅のホームに張り切らないの。

 きょう、大井川鉄道に乗るとき、このSL(蒸気機関車)に乗ること も考えていたけど、蒸気機関車に乗っていると、自分の車両は見えない からね。  それと、恥ずかしいことに私は、リアルタイムで蒸気機関車に乗って いて、まだ記憶が鮮明なので、蒸気機関車に乗る感動はそんなにないの だ。ハハハ!  いまでも愛知県犬山市の明治村に行けば、蒸気機関車はいつでも走っ ている。  田野口(たのぐち)駅あたりの桜もきれいだ。  いったいどこまで沿線に桜が咲いているんだ。  ちょっとゲップが出るくらい桜並木だらけ。  ちょっと盛りだくさん過ぎ!  午後3時34分。駿河徳山駅でも、すれ違いのための停車。  おお! また進行方向前方から、SL(蒸気機関車)がやって来た!  ヘッドマークに「さくら」の看板がある。  また7両編成だ。

 やっぱり、SL(蒸気機関車)に乗るのもいいけど、すれ違うほうが サプライズ感があっていいね。

 この後も、茶畑と、桜並木の繰り返し。  茶畑の刈り込み方も見事!  バスケットの黒人選手の刈り込み方ぐらいきれい。  このあたりは、川根(かわね)茶の名産地。

 午後5時45分。終点、千頭(せんず)駅に到着。

 なおも、この先、寸又峡(すまたきょう)温泉行きのトロッコ列車の ような井川鉄道があるので、窓口で「終点まで!」と言ったら、「きょ うはもう、終点まで行く電車はありません」と言われてしまった。  ええー! ふごごごっ!  なんと! 終点井川駅行きの最終電車は、午後1時32分発!  午後1時32分発! 24時間表示に変換しても、13時32分!  むごごごっ! しゅごい!  勝てない。 「途中まで乗って、向こうから来る千頭行きの電車に乗れば、帰って来 られますよ」と言われたけど、電車に乗るのを断念した。

 駅前近辺をちょっと散策。 「川根茶」と「茶ようかん」の文字が多い。  それ以外は、これといって、珍しい食べ物とかない。  千頭駅の近くに「音戯(おとぎ)の郷」という道の駅があったので、 とりあえず見に行く。

 ハハハ! 休館日だって!  しかも休館日じゃない日も、最終入館時間は、午後4時。  ハハハ! いま午後3時56分。4分前だよ。  ひさびさにローカル線の猛威を満喫!  何だかうれしくなる。  午後4時。千頭駅から、タクシーに乗る。  この先に行くのではなく、帰路に就く。  どうせなので、家山駅の近くで見た桜のトンネルに寄ってもらうこと にした。  いろいろ運転手さんから取材。  川根茶は、日本三大お茶のひとつに数えられるけど、大手のお茶企業 が買い取り値段を低くするものだから、お茶を作っている農家は、肥料 代しか稼げなくなっているそうだ。 「ペットボトルのお茶が人気ですよね」と言ってみたけど、ペットボト ルのお茶は、中国の値段の安いお茶が多くて、対抗するには安くしろ! なんだって。  大井川鉄道沿線の桜が美しいことも話題にしてみたけど、桜を見に来 る人だけで、お金を落として行くような施設がないという。  確かにそうだ。  私も何も買っていない。  桜って、お弁当とか、桜まんじゅうくらいしか買うものがないからね。  桜を見に来た人が、お金を落とす方法を考えついた人がいたら、一気 に大富豪だ。  午後4時30分。家山の桜のトンネルへ。

 きれいだ。これは素晴らしい。  素晴らしいけど、売店はほとんど閉まっている。午後4時を過ぎたか らだろうね。  はっはっは! 笑える小便小僧がいた。  おしっこの勢いがすごすぎるよ!  元気すぎる!

 元気すぎるといえば、青森県八戸市の藤川優里市議が「美人過ぎる市 議」と呼ばれているんだけど、この日記でもおなじみの青森県知事・三 村申吾青森県知事は「元気すぎる県知事」って、呼ばれているんだって。  ぴったりな呼び名だ。

 しかし、この大井川鉄道の桜は、もっと観光に生かせないものだろう か? とりあえず、今週末には、最高の桜の見頃になるとおもうので、 近隣の人は、ぜひ大井川鉄道に乗りに来てください。  国道475号線を南下して、金谷駅付近から、国道1号線に入る。  午後5時30分。JR掛川駅へ。

 新幹線側の掛川駅に移動して、お土産品売り場を取材。

 掛川は、プリンス・メロンの名産地。  ふつうのプリンス・メロンは、3000円ぐらいするけど、検査につ かったプリンス・メロンを1500円ぐらいの半額で売っている。  これはいいアイデアだね。6分の1くらいを切り取っただけのプリン ス・メロンが安く買える。  でも私たちは、この検査用でも量が多すぎるので、さらに値段の安い カット・フルーツのプリンス・メロン525円を買う。

 午後6時2分。掛川駅から、東海道新幹線こだま670号東京行きに乗車。  さっそく、プリンス・メロンを食べる。  おお! 甘くて、みずみずしい。

 午後6時57分。熱海駅で、下車。  熱海駅から、タクシーで5分ほどで、中華の「壱番」へ。  あいかわらず、熱海駅のタクシーはお店の名前をいうだけで、お店の 前までつれて行ってくれる。便利だ。

 餃子、酢豚、チャーハン。

 何度食べても、このお店の餃子はおいしい。  小ぶりなので、何個でも食べられてしまいそうだ。  そのうち、桃太郎チームで「わんこ餃子大会」を開催しようかな?  ひさびさに、石川キンテツの見かけ倒しぶりを見てみたい。  午後8時。湯河原の家に戻る。  昼過ぎからの日帰り取材旅行だったけど、満開の桜のフルコースを 堪能した。大井川鉄道の桜、すばらしい!

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*『桃太郎電鉄11』から『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻』までの名曲だけでなく、 『CR桃太郎電鉄』の挿入歌2曲、若槻千夏の歌うオリジナル新曲1曲を含む、全101曲収録。 101曲の明細はこちらです→http://columbia.jp/prod-info/COCX-36030-1/

桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合! の巻

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