2009年11月21日(土)


 午前6時。締め切りが近づいて来たので、『桃鉄研究所』のコメント
書き。
 外国地名のだじゃれが、おもしろくて助かる。
 この調子なら、200個ぐらい入れられるかも。

 攻撃系カードのアイデアは、私も最近浮かぶのが苦しくなって来たく
らいなので、みんなが浮かぶのも難しいよね。
 簡単に浮かばれては、私も立つ瀬がない。

 午前11時30分。荷物をまとめて、東京駅へ。
 むちゃくちゃ天気がいい。
 ロングコートを着たら、暑い。

 でも長野は、きっと寒いだろう。
 雪が見られるかも。
 この3連休、長野方面は天気が悪いはずなので、雨でなく、雪になっ
てほしい。

 東京駅のキッチンストリートにある「とことん倶楽部」に初めて入る。

 私は、トンテキ、味噌味。  嫁は、とことん倶楽部煮込みランチ。

 トンテキは、以前取材に行った三重県四日市のとんてきとは、ちょっ と違う感じの味だった。  ソース味もあったけど、味噌味が、B級感たっぷりで、おいしい。  絶対、石川キンテツと青森の斉藤直樹さんが気に入る味。  午後0時。キッチンストリートのちょっと丸の内側に行ったところの 「追分茶房」で、コーヒーを飲むつもりが、茶房追分パフェ! はっはっは!  老舗の追分団子の支店だから、甘いものを食べたい欲望に勝てなかっ た。私の甘いものガラスは、プレパラートのように薄くて、もろい。

 でもここは、東京駅で誰かと待ち合わせするには、いいお店だ。  午後1時4分。東京駅から、長野新幹線あさま525号長野行きに乗車。  車中、『桃鉄研究所』のコメント書きの続き。  東京ー長野間は、近い!  1時間40分で、あっという間に、長野だ。  あんまり仕事できなくて、悔しい。

 午後2時44分。終点、長野駅に到着。  改札口まで、長野の「長谷川書店」の長谷川浩一郎さんが迎えに来て くれた。

「長谷川浩一郎さん! きょうはイベントの主催者で忙しいのに、申し 訳ないですよー」 「会場が、4時過ぎないと、入れ替えしてくれないので、ちょうどいま の時間だけ、身体が空いてるんですよ」と、うれしいお言葉。 「だったらいいんですけど、イベントは大変なのわかってますから…」

 けっきょく「ホリディ・イン・エクスプレス長野」のチェック・イン まで付き合ってくれて、さらに長谷川浩一郎さんの車で、東山魁夷美術 館まで送ってもらってしまった。  VIP待遇だよ、これじゃ。  午後3時30分。東山魁夷美術館へ。  ここは長野に来たら、必ず寄る場所。

 今回の展示は「憧憬と郷愁」。  東山魁夷さんがドイツに留学したときに描いたものが中心。  ヨーロッパだよ、ヨーロッパ!  はっはっは! 私はいまヨーロッパ詳しいよ〜!  ベルリン、ローデンブルグ、ベネチア、シャモニー、バイエルン、ザ ルツブルグ、ニュルンベルク、コペンハーゲン、リーベ、ヘルシンキ、 ストックホルム…。  知ってる地名の連続だぞ。ふっふっふ。  グッド・タイミングで来たものだ。  美術館も、毎回来ているうちに、くりかえし学習で、前には気付かな かったことが、わかる喜びがある。  今回は、東山魁夷さんが、ヨーロッパで描いた風景とおなじ場所の写 真を、絵の横に展示してあるので、映画のメイキング映像のようで、得 した気分。  東山魁夷さんの絵ほうには、窓の桟(さん)が書きくわえてあったり、 実際にはある倉庫が省略されていたりと、手品のタネを教えてもらった ような気がする。  何で、窓の桟を書きくわえたのだろう。  もう2〜3度、ここに通えば見えてくるかな。  毎回、この東山魁夷美術館に来ると、新しい発見があって、うれしい。  ここは建物から見える外の景色まで、一幅の絵画のように美しい。

 この景色見たさに、もう何度来たことか。  私にとって、ここは生涯学習センターだ。

 午後4時30分。東山魁夷美術館から、善光寺まで歩く。  風はないけど、空気が冷たい。

 いつものことだが、天気予報が外れてよかった。  午後4時45分。善光寺の参道の「九九や旬粋」へ。  以前、ここで買った米粉のバウムクーヘンと、味噌をうちの娘がえら く気に入っていたので、買って自宅に送る。

 きょうは、長野名物おやきを食べてみようとおもう。  実は、私はおやきが得意ではない。  どうしても、あの形状から、スイーツを連想してしまう。  最初に、そのつもりで食べてしまったので、その印象を引きずっている。  きょうは、頭のなかのイメージを肉まんにチェンジして、中身は野菜だ! と、自分に言い聞かせる。  野沢菜入りを、食べた。  おお! おお!  これなら!  やっと、おいしく感じた。  調子に乗って、ナスを食べる。  これは、あちあち…、味噌も入っていて、あちあち…、実においしい!  やっぱり先入観を持って食べちゃいかんね。  こうなると、長野でいちばんおいしいおやきが食べられるお店を見つけ たくなる。  長谷川浩一郎さんに聞いてみよう。  それにしても、善光寺の参道は、まだ5時になっていないのに、バタ バタ、お店を閉めすぎ!  まだこんなに観光客がいっぱいいるのに、もったいない。

 午後5時。いったん、「ホリディ・イン・エクスプレス長野」に戻る。  午後6時30分。ホクト文化ホールへ。  気温4度。かなり寒くなって来た。  きょうはここで、長谷川浩一郎さんたちが主催する落語を聞く。  寄席に行くなんて、20数年ぶりのような気がする。 「信州凛語寄席」の看板。  はっはっは! 「凛語」を「りんご」と読ませて「信州りんご寄席」か。 「凛語」なんて、一瞬ずいぶん堅苦しい名前だと思った。

 前座が、入船亭辰じんサン、続いて三遊亭歌奴さん古今亭菊之丞さん、  途中休憩が入って、寄席文字の右樂さん、トリが、入船亭扇辰さん。  どの落語家さんたちも、声がよくて、『爆笑レッドカーペット』には ない、練り込まれた芸の良さがある。 『タイガー&ドラゴン』あたりから、じわじわ落語ブームが来ているの もうなずける。  古今亭菊之丞さんは、甘いマスクで女性に人気が出そうだなあと思っ たら、すでに人気があって、女性どころか、日本じゅうからひっぱりだ こでほとんど休みがないそうだ。  歌舞伎役者の女形みたいな顔立ちなのに、酔っ払いの表情が上手。  トリの入船亭扇辰さんは、さすがに上手い。  人情噺だと思ったら、荻生徂徠が出て来たのには、びっくり。  午後9時。終了。  いやあ、いいものを見た!  いっぱい、素晴らしいものを吸収した。  前座、真打、トリと上がって行くと、高座に出てくるときの歩き方の 風格が違うのがおもしろい。  上に行くに従って、ゆったりと、肩の力が抜けている。  余裕の違いなんだろうなあ…。  前座の入船亭辰じんサンは、自分の落語が終わると、座っていたざぶ とんをひっくり返して、舞台から降りて行って、次の三遊亭歌奴さんの ときから、先輩のざぶとんをひっくり返す役を務める。  ゲームばっか作っていると、放電して行くばかりだ。  こういう伝統芸をもっとたくさん見ないといけないことを痛感したよ。  時間を作ろう。  午後9時30分。イタリアン・レストラン「ボスコ」での打ち上げパ ーティにも参加させていただく。

 三遊亭歌奴さんが前に座ったので、落語業界の話をいっぱい聞きたい と思った。  ところが歌奴さん31歳なので、ゲーム世代。  世代どころか、『桃太郎電鉄16〜北海道大移動!の巻』を、Wiiで 遊んでいるそうだ。  私の世代には、三遊亭歌奴さんといえば、いまの三遊亭円歌さんが、 歌奴の名前で、いまのオードリー並みの人気を誇っていたころを思い出 す。その名前を継いでいるのだから、相当有望なのだろう。

 しかも歌奴さんの趣味を聞いたら、相撲で、その知識が半端じゃない。  日本じゅうの相撲記念館も行っているというので、北海道松前の千代 の富士記念館は?と聞いても、「もちろん!」の返事。  長野県出身の力士に、雷電為右衛門が出るとは思わなかった。  ほかにも、『3年B組金八先生』と、『寅さんシリーズ』のマニアだ そうだ。  一芸に秀でた人は、必ず二芸、三芸ぐらいまであるものだ。  前座の入船亭辰じんサンは、26歳なので、子どものころに「徳政令 カード」って、、何なんだろう?と、思っていたそうだ。  私は、芸能人、ミュージシャン、お笑いの人たちに知り合いはいるけ ど、落語家さんはいないので、いろいろ裏話や、師匠とのしきたりなど が聞けて、非常にいい刺激を受けた。  あまりにも楽しかったので、1時間程度で、途中退席するつもりが、 この「ボスコ」でのパーティの最後まで、参加してしまった。  トリの入船亭扇辰さんの音頭で、三本締め。

 やっぱり落語の世界だね。  いいね、こういうの。  午後11時30分。さすがに、二次会には参加せず、「ホリディ・イ ン・エクスプレス長野」に戻る。  ちょっと仕事をしてから、寝る。

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