11月1日(土)


 京都のマンションのDIGAには、『水曜どうでしょう』を毎週録画
させてある。
 昨夜、ずっと『水曜どうでしょう』を見続けて、夜明けを迎えてしま
った。眠い…。
 アラスカまで、オーロラを見に行ったシリーズ。
 雨が降っちゃうのが、この番組らしくていいなあ。

 午前11時。『★桃の陣』のデータ作りの続き。
 変わった名前の駅とか、名産品とか、なかなか思い出せないので、北
から北海道、青森、岩手、宮城、秋田…と、1県ずつ記憶をたどったら、
スラスラ出て来た。

 ここで、ちょっと変わったアンケートを募集したい。
 現在、『桃太郎電鉄CHU-SHIKOKU』を準備中だけど、みんなが中国・四
国地方のどの県が好きかをリサーチしたい。
 郷土だから好きでもいいし、おいしい食べ物があるからでもいい。
 大好きな歴史上の人物がいるからでもいい。
 影の薄い県で、有名な鳥取県と島根県。
 四国4県を言うときに、必ず忘れられる徳島県は何位になるのか、ちょ
っと楽しみ。
 順位を選ぶときに、その県をイメージするものを1〜3個ぐらい書い
てくれるとうれしい。
 理由が浮かばなくても、順位だけ書いてくれるだけでもうれしい。
 好きな県をベスト3まで書いてください。
 北海道あたりの人がどの県を選ぶか、ぜひ知りたい。
 募集の締め切りは、11月9日(日)まで。

<選択肢>
・鳥取県   ・島根県   ・岡山県
・広島県   ・山口県   ・徳島県
・香川県   ・愛媛県   ・高知県

【好きな県ベスト3】
<例>
1位・広島県
   もみじ饅頭。
2位・高知県
   坂本竜馬、カツオ。トマト。
3位・鳥取県
   鳥取砂丘、梨。


 午後0時。嫁と、散歩がてら、木屋町を南下する。

 高瀬川の川のなかに、オブジェを置く「まなびや2008」という大学 対抗の「芸祭」を開催していた。  すごい場所を発表の場所にするなあ。  けっこうおもしろいオブジェがあって、プロの作品かとおもった。

 ハチが倒れているやつが、おもしろかった。  天気がよくて、気持ちいい。

 午後0時30分。木屋町松原の「イル・ギオットーネ クチネリーア」へ。  仏光寺公園の隣のビルの1階奥。  お店から、鴨川が見える。

 先々週、土居ちゃん(土居孝幸)、井沢どんすけと行った「イル・ギ オットーネ」のカジュアル店だ。  本店は、1ヶ月前に電話しないと、予約のできないお店だが、こっち は10月21日にオープンしたばかりなので、まだ空いているかな?と おもって、予約した。  まだ大丈夫のようだけど、しっかり席は埋まっていた。  私も嫁も、ランチコース。

 本店とおなじようなサラダが出て、麺も本店とおなじ平麺。  なかなかのレベルの味が楽しめる。

 このお店で「イル・ギオットーネを食べた」と十分自慢できるけど、 本店のほうは、1ランクも2ランクも上のレベルなので、ぜひ一度は、 本店の「イル・ギオットーネ」へ。  午後2時。満腹状態で、腹ごなしで、あちこちふらふら歩きながら、 四条河原町方面をめざす。

 着物のお店、雑貨屋さん、古本屋さんなど覗く。

 午後3時。「イノダコーヒ本店」へ。  かつて『ジャンプ放送局』の投稿者だったヤングダックスくんと、待 ち合わせ。

 土曜日の「イノダコーヒ本店」は、案の定、満員で行列が出来ていた ので、堺町御池の「ギャラリー集」へ。  ヤングダックスくんが、益子悠という本名で、週刊誌などにイラスト を描いていたのは、前々からなんとなく気がついていた。  今年の8月ぐらいに、益子悠くんのほうからメールをくれて、いまは 京都に住んでいるというので、じゃあ、会おうかということになった。  初対面だ。

「ジャンプ放送局の後、どこでどうして、イラストレーターになって、 京都に住むようになったか教えてよ。生まれは秋田県でしょ?」 「ええ!? よく覚えてますねー!」 「『ジャンプ放送局』の全盛期って、まだワープロをつかってなかった から、手書きなんで、受験勉強の英単語は手で書いて覚えろ!のとおり、 いまだに覚えてるんだよ。秋田県・ヤングダックス、13歳…」 「す、すごいですね!」  聞けば、『週刊少年ジャンプ』の手塚賞に入選して、何作かジャンプ に載ったことがあって、その後大学を出て、歌手の倖田來未さんのキャ ラをデザインしたのをきっかけに、イラストレーターとして、週刊誌な どで絵を描くようになったのだそうだ。  益子悠くんの絵は、こんな感じ。

「さくまサンは、もう『チョコバナナ』のような漫画家を育てる雑誌を 作る気ないんですか?」 「もうやらないなー」 「なぜですか?」 「最終的に人に物を教えるのは、無理って気がついちゃったんだな!」 「えっ?」 「物を覚えるのは、受け手の問題でね。おなじことを教えても、刺激を 受ける人もいれば、刺激をまったく受けない人がいる。  何も教育しなくても、他人のふりを見てわが身を直す人もいる。  要するに、人を教育するなんて、おこがましいことに気づいちゃった んだなあ…」 「受け手の問題か。気づかなかったなあ…」 「しかも56歳にして、テツandトモの歌を聴いて、作品は技術ではなく、 人柄であることにも気づいた!」 「日記で書いてましたよね」 「必ずテツandトモのようないい人たちになれっていうじゃないけど、そ の人に合った人柄が、作品になってお客さん(読者)に伝わるんだとい うことに気がついた。  気配りの薄い作品は、内容も薄い作品になるってことだよ」  益子悠くんが、京都に住むようになったのは、京都が好きだからという 理由だけで住んでしまったそうだ。 「京都に住めるだけの収入があるなんて、すごいじゃないか!」 「なんとか…」 「益子悠くんは、今年何歳なの?」 「30歳です」 「おっ! ついに石川キンテツよりひとつ下が現れた!」  午後4時。「よーじやカフェ」へ。

 益子悠くんが、熱心にいろいろ聞いてくるので、場所を移して、さら にいろいろ話す。 「もっと早く、さくまサンに挨拶に来たかったんですが…」 「もっと売れっ子になってから来たかったんだろ?」 「そ、そうです!」 「みんな、そういって来れなくなっちゃうんだよ。売れっ子になったら 私が何も教えてあげられないじゃないか!」  午後5時。京都のマンションに戻る。  午後6時。嫁と、近所のおそば屋さん「田毎」へ。

 私は、にしんそば。  嫁は、カレーうどん。

 午後7時。京都のマンションに戻り、日本シリーズ「巨人×西武」を 見ながら、『桃太郎電鉄CHU-SHIKOKU』の「中国・四国地方が日本一クイ ズ」のクイズ問題作り。  岡山近辺のソウルフードについても調べる。

春日井市・ともひと ………………………  10月31日の裏日記で「桃鉄20周年」のWii版でのゲストボンビーのこと ですが、僕はブラックボンビーの復活を希望します。

●さくま「ほう。ブラックボンビー!」

 初桃鉄は「桃鉄11」なのですが、そのときのブラックボンビーの印象 が忘れられません。  当然、復活したらさらに悪行が酷くなるのでしょうが・・。

●さくま「初桃鉄の印象がずっと続くみたいだね!」

宇部市・MGH ……………………  さくまさんはじめまして。  山口県宇部市に住むMGHといいます。

●さくま「『桃太郎電鉄CHU-SHIKOKU』で、宇部市に取材に行きたいので ぜひお勧めの場所と、物件になりそうなものを教えてほしい」

 早速ですが、Wiiでの桃太郎電鉄20周年DXの発売決定うれしいです。  過去のゲストボンビーから登場するなら是非ギーガボンビーに出てもら いたいです。  かつてなくプレイヤー全員に波乱を巻き起こすボンビーだったと思い ます。  他にも出て欲しいボンビーは沢山居ますが個人的に一番出て欲しいのは はギーガボンビーです。  20周年DX期待しています。

●さくま「ブラックボンビーも、ギーガボンビーも2回登場しているの がおもしろいなあ…」

知多市・マスオさん ……………………  ついに!!!  桃太郎電鉄20周年豪華版!  いい響きですね。  まだ20周年をやったこともないのですが、わくわくします。

●さくま「DS『桃太郎電鉄20周年』を買い控えられちゃうかな?  たぶんどこが移植なんじゃい!というくらいイベント増やすとおもうけ どね!」

 やっぱり桃鉄は大画面で、大勢でやりたいので!  あっさりWiiを買う決心がつきました。  あんなに子どもにせがまれても買わなかったのに・・・。

●さくま「そうか。新しいハードで作るってことは、子どもの味方にな れるのか。新発見だ!」

長崎県・ポルプ ……………………  さくまさん、こんにちは!  最近、桃鉄で友人に600億円差を逆転されてしまいました。  本当に桃鉄は最後まで何があるかわからなくておもしろいです♪

●さくま「滅法強い人が、8割勝ち、それなりに上手い人が、50%の 確率で勝ち、まったく弱い人でも、1割の確率で勝てるようなゲーム作 りを心がけている」

 ところで「桃太郎電鉄20周年」のDX版がwiiで、出るそうですが、 PS2での発売はないんでしょうか?  僕はPS2しか、ないので、是非お願いいたします。

●さくま「私も本当は、PS2で作りたいんだけどねえ…」

 あと、『桃太郎電鉄12 西日本編』で登場した、『ボンネットバス』 をまた登場させて欲しいです。

●さくま「ええーっ。関口和之くんの曲がよかっただけで、あれは失敗 したとおもったけどなあ…」

三重県・銀次の大ファン ……………………………  さくまサン今晩は!  ドラフト会議を見るのを忘れられた様ですが、余りにも忙し過ぎてで しょうか…。

●さくま「そんなに忙しくないよ。横浜ベイスターズに対する情熱がち ょっと薄れ始めている」

 12月用のスリの銀次候補は、紅白に出そうなポニョが思い浮かびま したが…なかなか選ぶのが難しいですね。

●さくま「映画公開のときに、ポニョを出せばよかった。紅白でか。  善人キャラになっちゃってるから、スリの銀次にしづらいなあ。  しかし同い年の従姉弟がスリの銀次候補になるとは…」

東京都・しゅあま ……………………  さくまさん、こんばんは。しゅあまです。  佐賀のバルーンフェスティバルですが、私もネットのニュースで見たと きに真っ先にショッカーO野ゲームを思い出しましたよ!  ぴったり止まれなくて何度も行ったり来たりしていらいらしたり、COM にあっさり入られてむかついたり、マイナスの記憶が多いですが、印象 に残っているということは楽しかったということの現れだと思っています。

●さくま「実は私があのイベントを見たことがないってことは、くちが 裂けてもいえないっすよ(by石井慧くん)!」

船橋市・masa ……………………  さくまさん、こん**は。  29日の日記みたいに、ちょっと思ったことを書いてみます。  最近マンガの発行部数が落ちてるのはインターネットの普及が原因では ないでしょうか?  WEBマンガというものがあって、かなりその数が増え続けています。  ネット上のほうが制約がないので書き手側も好きなことをバンバン描け るし、読み手も無料なので非常に読み始めやすいです。  なにより感想や意見、アドバイスがしやすいってのも大きいですね。  WEBで描いていたら商業誌の方の目に付いて連載を始めたという例も あります。  私はWEBマンガが非常に好きなのですが、さくまさんはどうですか?

●さくま「漫画の発行部数が落ちているのは、ネットの影響でも、携帯 の影響でもなく、単純におもしろくないからだとおもう。 『ドラゴンボール』のような作品だったら、週刊誌でもネットでも、大 ヒットするとおもう。  ただもはや、漫画家と編集者だけで作る時代ではなく、プランナーが 必要な時代が来ているとおもう」

桐生市・オオヅカシンゴ ……………………………  さくまさん、こんにちわ。 『旅〜僕たちの風景』なんどもくりかえし聴いてます。

●さくま「ありがとう! いまは『桃鉄』の話題より、『旅〜僕たちの 風景』の話題のほうがうれしい!」

 では、それぞれの曲の感想などを。 1.僕たちの風景  最初聞いたときは「Wat」か!?と思ってしまいました(笑)。  それほどさわやかな曲です! 2.青森にて  僕がいちばん口ずさんでしまうのが、この青森にてです。 「会いたい 君に会いたい  旅の空で 変わった  僕を見てもらいたいから」  じーんとしてしまいます。  この歌詞大好きです。

●さくま「ほ、ほんと? おべんちゃらじゃないよね。ハハハ!」

 最後のラッセーラーもいいですね!  青森のライブはこの曲でさぞかし盛り上がることでしょうね!

●さくま「ぜひ青森まで来てください! 無理か!」

3.遠くをみつめて  他の曲とは毛色が違いますね。  いいかんじに肩の力が抜けます〜。 4.新たなる一歩  作詞作曲がなんとトモさん!  きれいなメロディーです。  驚いてしまいましたっ。  おふたりの綺麗なハーモニーも存分に味わえます。  カラオケで歌いたい! 5.旅の向こう  なんていったらいいのでしょう。  うまく言葉にできないくらいに素晴らしい曲です。  何度聴いても、何度聴いても、飽きません!  どれも前向きになれる曲ばかり!  旅の電車の中で聴いたら最高でしょうね〜、うっとり。

●さくま「きょうも高瀬川を歩きながら、頭の中で『旅の向こう』を歌 っていたよ」

富山市・しば犬 ……………………  さくまさん、こんにちは。しば犬です。  旅〜僕たちの風景が届いたので、早速聴いてみました。  5曲ともいい曲ですね。  さっき届いてから、何回も聴き返しています。  テツさん、トモさんの声は、自己主張の強い感じではなく、 そっとし みこんでくるような感じで、聴いていてほっとする気がします。

●さくま「これが彼らの人柄なんだよ!」

「新たなる一歩」の中の「心から ありがとう」という詞が特に心に響 きました。なぜだろうと自分の普段を思い返してみると、ありがとうと いう言葉を普段おざなりに使ってしまっていて、心から「ありがとう」 という機会を失しているのではないかなと思いました。  今、一番心に響いている曲です。

●さくま「確か『心から ありがとう』を2回くりかえしたのは、小室 みつ子さんの助言だったとおもう」

 今一番好きなのは「旅の向こう」です。  最初は歌詞カードを見ずに聴いたのですが、出だしが菜の花鉄道と似 ているような気がして、関口さんの作曲なのかなと感じました。

●さくま「『菜の花鉄道』よりいい曲って依頼したからね。ハハハ!」

 はっきりとした理由は言い表せないのですが、今一番のお気に入りです。

●さくま「そうなんだよ。関口和之くんの曲は言葉に表せない魅力があ るんだよ」

 さくまさん、テツさん、トモさん、その他CD製作にかかわった皆様、 いい曲をありがとうございます!

●さくま「こちらこそ。ありがとう!」

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