9月1日(月) 午前7時。『桃太郎電鉄KYUSHU』の仕様書作り。 午前9時。嫁と、京都駅へ。 蒸し暑い。 気温24度しかないのに、湿気が多いので、30度ぐらいに感じる。 午前9時29分。京都駅から、東海道新幹線N700系のぞみ7号博 多行きに乗車。車中、京都駅の「志津屋」で買ったサンドイッチを食べる。
食後、いつもなら、待ってましたとばかりに仕事を始めるのだが、最 近新幹線のなかで、猛烈に仕事をしすぎて、旅行中へばることが多い。 どうも私は疲労とか、苦痛に鈍感である。 自重する。先は長い。 『五足の靴』(五人づれ・岩波文庫)を読む。 著者の五人づれとは、明治時代の若き詩人たちで、北原白秋、与謝野 鉄幹、平野萬里、木下杢太郎、吉井勇の5人のことだ。 ちょうどきょうから行く、福岡、柳川から、今年の九州取材シリーズ で行った長崎、天草、熊本、阿蘇、などを旅して、この5人が匿名で交 代で新聞に執筆した紀行文だ。 柳川は、北原白秋の生まれ故郷でもある。 1ヶ月に及ぶ旅行記が、文庫本でわずか119ページだ。 昔の小説は、本当に短い。 しかし、密度は濃い。 持ってきた西村京太郎さんの最新作は、上下2段で206ページもある。 京極夏彦さんが、『五足の靴』のリメイク版を書いたら何1000ペー ジになるだろう。 世の中のものが、「軽・薄・短」に移行しているのに、小説や漫画、 ゲーム、映画はどんどん「量」を増やすことで勝負している。 いずれのジャンルも一時の勢いを失っているのには、長くて冗漫に理 由があるのでは? 『五足の靴』には美しい文章が散りばめられている。 新潮文庫の100冊を読み直したくなった。
博多行きのぞみ新幹線は、岡山を過ぎて、広島に着くと、乗客がめっ きり少なくなった。 終点の博多まで行く人はまれだ。 そろそろ、新幹線も、東京ー新大阪ー博多にしか止まらない特別新幹 線を走らせるべきではないだろうか。 直通新幹線なら、新大阪まで2時間を切るはずだし、東京ー博多間も、 4時間を切れるはずだ。3時間台になったら、飛行機のお客さんのほと んどが新車両に流れてくるはず。 1日3回の往復限定でもいい。 新しい工事がいらないし、時刻表を変えるだけだからのいまのN700 系がそのままつかえる。 すぐにでも可能だとおもうのだが…。 おっと。『ファミスタ』生みの親、現在コーエー勤務の岸本好弘(き っしい)さんから、断続的に携帯メールが届いている。 岸本好弘さんは、すごいこと始めている。 昨日ぐらいから、北海道稚内をスタートして、寝台列車や新幹線を駆 使して、日本を縦断中だ。 4日間で鹿児島県枕崎駅に到達する旅をするらしい。 まるで私と岸本好弘さんとで、リアル桃鉄をしているみたいだ。 いまのところ私のほうが、鹿児島県枕崎駅に近い。 午後0時13分。終点、博多駅に着く。 このところ、東京から一気に新幹線で博多駅まで来ることが多かった から、きょうは京都駅から来たのに、東京からずっと乗って来たような 気分になる。
ムハーーーッ! 博多も暑いーー! 私の晴れ男パワー、全開のような暑さだ。 午後0時45分。西新商店街へ。
西新商店街は、西新(にっしん)ではなく、西新(にしじん)と読む。 長いこと福岡には何10回となく来ているが、ずっと西新(にっしん) と思い込んでいた。 地方の人が、東京の秋葉原(あきはばら)を、秋葉原(あきばはら)と 間違えて覚えるのとおなじだ。 地方の地名の読み方は、本当に難しい。 しかも、その地方の地名を読み間違えると、鬼の首でも取ったように ののしって来る読者がたまにいる。 その地方では有名な地名かも知れないが、世間は47都道府県を言え ない人がほとんどだ。 「『にしじん』と言ったら、ふつう『西陣』と書くのに、不思議ですよ ね」くらいのやさしい言葉を言える人になってほしい。 商店街を歩いて行くと、やたらとリヤカーでお年寄りが、野菜とか果 物を売っていた。 リヤカー部隊というそうだ。
戦後、このリヤカー部隊は市内のいたるところにもあったけど、最近 は減少気味らしい。 福岡は、川沿いの屋台といい、昭和の風情がけっこう残っているので、 好きだ。 商店街の「蜂楽(ほうらく)饅頭」へ。
水俣市・空色珈琲くんが推薦していたコバルトアイスのカキ氷を食べ るためだ。 水俣市の本店まで行かなくても、ここで食べられることを嫁が調べて くれた。 ついでに、蜂楽饅頭の白あんと、小豆あんも注文する。 念のため、嫁は、ミルク金時を注文。 コバルトアイスが、際物だったときに、2杯ともコバルトアイスでは、 きついため。
コバルトアイスを食べる。 ほう。練乳なんだね。 コバルト色だから、ブルーハワイのような味なのかと思った。 でも今度は、何で練乳そのものの味なのに、コバルト色なのかが疑問 になって来た。 コバルトアイスは、6〜9月までの夏季限定商品なので、涼しい夏を イメージするため、コバルトブルーにしたそうだ。 ハハハ! インターネットは何でも載ってるね。 練乳のほかにも、蜂蜜が入っているんだって。 蜂蜜の味はそんなに感じなかったけど、私の好きなタイプのカキ氷で あることは間違いない! カキ氷のほうも、粗い氷ではなく、ふわふわ系なのも、私好み。 私は練乳びいき。 よし! 『桃太郎電鉄KYUSHU』の物件に登場、正式に決定! でも福岡だと、最大8件の物件は、どれを残したらいいかいまでも困 り果てれいるほどなので、水俣市・空色珈琲くんが推薦していたように、 「蜂楽饅頭」の本店がある水俣駅の物件にする。 しかも収益率は、50%から、80%に上昇! それと「蜂楽饅頭」は、白あんのほうがおいしかった。
白あんは、北海道産のてぼ豆をつかっているそうだ。 てぼ豆は、「手亡豆」と書く。 読めないよねえ…。 白いんげんの小粒版らしく、ほとんど白あん専用の原料になる。 「てぼ豆」を知っていると、豆マニアらしいけど、すぐ忘れそうだ。 この知識も『桃太郎電鉄KYUSHU』用に書いているだけ。 たぶんもっと縮めてつかうとおもう。 蜂楽饅頭のほうも物件に入れたくなって来たなあ…。 「小豆大判焼き屋」とか「白あん大判焼き屋」といった名前で登場させ たいけど、本当に福岡の物件は、もう満杯状態。 水俣駅のほうで増やすかな? 午後1時20分。西鉄福岡駅へ。 あれ? 西鉄福岡(天神)駅南口とある。 これか。さっき運転手さんが、西鉄福岡駅の場所が、以前より南のほ うに移動したと言っていたのは。
そういえば私の知っている頃は、西鉄福岡駅という名前で、岩田屋デ パートのなかから入れたような気がする。 2001年に、西鉄福岡(天神)駅に改称したのか。 ( )付きの駅名というのは珍しい。 中央口に回って、新しくなった西鉄福岡(天神)駅というものを見て みたいが、10分後に特急電車が発車してしまう。 仕方ない。南口から入ることにしよう。 午後1時30分。西鉄福岡(天神)駅から、特急大牟田行きに乗車。
特急とあるけど、特急料金は必要ない。 車両は、西鉄電車100周年記念電車で、昔の西鉄電車の写真が車内 にところ狭しと並んでいる。
ほかのCMは、まったくなしの西鉄オンリー。 鉄道マニア垂涎の車両だな、これは。 電車は、市街地を疾走して、久留米に近づくと、水田だらけになる。
久留米に着くとまた、ビルとマンションが増えた。 久留米駅から加速する間もなく、1分ほどで花畑駅に停車した。 西鉄久留米駅とは800m〜900mしか離れていない。 久留米駅に停車中の電車が、絶対見えるよ。 ほとんど久留米駅なのに、わざわざ特急が停車するなんて、よほどの 大企業がこの駅の近くにあるのか? おっ! 岸本好弘さんから写メールだ。 岡山駅から、0系新幹線こだま号に乗車?
のぞみ号じゃないの? 何でまたわざわざこだま号なんかに。 あっ。0系新幹線が近いうちに廃車になるからか。 0系新幹線といえば、東京オリンピックのときに開通したときの最初 の新幹線だからね。 いまは山陽新幹線のこだま号路線だけ走っているけど、この秋には最後 のお勤めになるそうだ。 岸本好弘さん、ぬかりなく塗りつぶしているなあ…。 午後2時15分。西鉄柳川駅で、下車。 中途半端に古い駅舎だ。
午後2時30分。きょうの宿泊先「御花(おはな)」へ。 ここは旧柳川藩主別邸だったところ。
立花家だ。 あの蔵人総合研究所の赤根豊くんと、大塚龍哉くんが「歴史キャラと して、立花道雪を入れてください!」と、かまびすしい立花家である。 立花道雪に名言でも残っていれば、『桃太郎電鉄KYUSHU』の歴史キャ ラとして登場させたいが、九州は、西郷隆盛、大久保利通、福沢諭吉と 明治の偉人たちだけでもたくさんいる。 立花道雪の出る幕はなくなりそうだ。 「御花(おはな)」は、チェックインは午後3時からなので、荷物だけ 置かせてもらう。 もっと和風の日本旅館を想像していたが、5階立てのビルだった。
柳川といえば、川下りである。 私は30数年ほど前に、川下りのどんこ舟に乗っているのだが、嫁が 乗ったことがないというので、乗ることに。 旅館「御花(おはな)」の真ん前に「川下りのりば」とある。 あれ? 昔、こんな場所から乗ったかなあ…。 なにしろ、30数年も昔の記憶だ。 当時、『桃太郎電鉄』みたいなゲームを作ろうなんて思わずに、この 柳川に来ている。 いまみたいにブログなんてあるわけがない。 ライターの仕事を始めるよりも前の学生さんの頃だ。 写真5枚分ぐらいの記憶しか残っていない。 しかも記憶が動画じゃない。 川下りのワンシーンと、うなぎのせいろ蒸しがおいしかったのは鮮明 に覚えているが、あとはこれっぽちも残っていない。
若い頃は、知識もないからねー。 いまなら、立花宗茂の後、関が原の戦いの武勲で、田中吉政が当主に なって、その後跡継ぎがいないので、再び、立花宗茂が藩主に返り咲い たとわかる。 あの用心深い徳川家康が、一度改易しか武将を元の土地に戻すことが どれだけ奇跡的なことなのか、いまならわかる。 当時は、20歳そころそこ。 柳川といえば、甲子園大会史上最大の怪物投手・作新学院の江川投手 を延長戦の末破ったのが、柳川商業ぐらいの知識しかなかった。 私はつねに、若い人に「旅をしろ!」と言っているけど、あんまり知 識無しで行くと、頭に残るものが少ないよ。ハハハ! いまはインターネットで、行き先の歴史なんかが一網打尽でわかるか ら、なるべく読んで行ったほうがいい。 読んで行っても、読むと見るとでは、大違いのことが多いから。 今回は、私の柳川に対するデータを書き換えに来た。 年間100万人の観光客が訪れる場所の記憶がおぼろげでは、失礼だ。 売店で、大人1500円のチケットを2枚買って「その木陰で待って いてください」というので、橋の木の下で待つ。 向かい側に、船頭さん風の人がふたりいる。 15分ほど待つが、船頭さんたちは、私たちを呼ぶ気配なし。 人数が揃わないと、舟を出さないようだ。 2人で、船頭さんひとりつかうのは、確かに営業上もったいない。 5人未満の貸切で、8000円というコースがあったらしい。 こっちにすればよかった。 でも、どうせならほかのお客さんといっしょに乗って、その人たちの 反応も見たい。 そのうち、送迎バスがやって来て「乗れ!」という。 えっ? ここから舟に乗るんじゃないの? 「ここは、川下りの終点だから!」 「えっ? グルッと一周するんじゃないの?」 とにかく「乗れ!」というので、乗るしかない。 送迎バスは、4人ぐらいのお客さんを乗せて、再び駅のほうに向かっ て走っていく。
ひょっとして、駅の近くから川下りの舟に乗って、「御花(おはな)」 まで来ればよかったのか? 下百町乗下船場というところへ。
チケットを渡して、4人の家族連れと舟に乗り込む。 一周4キロ、1時間10分の舟旅だそうだ。 人の歩く速度は、1時間4キロだから、舟は歩く速度ぐらいというこ とだな。 舟は、のんびり矢部川水系をのんびり進んで、旧・柳川城のお堀のな かに入っていく。 お年寄りの船頭さんは、長い竹ざお1本で、よく右に左に進路を変え て行くものだ。 舟には、予備用の竹ざおを積んでいないので、竹ざおが折れたら、ど うするんだろうと心配になる。 陽射しが強い。 日よけの傘を100円で貸し出していた。 私たちは日光浴がしたいほうなので、借りなかった。
気持ちのいい陽射しだ。 汗が出る寸前に、ちょうどいい具合に、風が吹いて来る。
うーーん。舟が走り出してすぐの場所は、私の数少ない記憶のなかに 残っていた場所なんだけど、どうもその後、全然記憶のない場所ばかり 舟は進んで行く。
いくつもの橋の下を、頭をすくめながら通り抜けて行く。
これだけ頭スレスレの橋ばかり抜けて行くと、ここ数日間の大雨で増 水したときなんてどうするんだろうと心配になるが、各地にある水門の せいで、柳川はまだ一度も水害を起こしたことがないそうだ。
途中に、売店がある。 舟が寄っていく。 元SPEEDのデビュー当時のような女の子たちが、声を揃えて「い らっしゃいませ! カキ氷はいりませんかー!」と、叫ぶ。 画用紙に、カキ氷のメニューを書いたものを、両手に掲げている。 同乗していた大阪の人が「あんな小さな子たちに言われると、買わな いわけにはいけなくなりますよねー」といって、カキ氷を注文した。 私たちも仕方なく、アイスクリンをひとつだけ注文する。 まあ、私は仕方なくではなく、しめしめだが…。
この柳川川下りの会社は、6社もあるそうだ。 ほとんどの会社がおなじコースだそうだ。 一応、スタート地点も6ヶ所あるらしい。 6社がどのコースを受け持っているのかは不明だが、それであちこち に「川下りのりば」の旗がいっぱいあったのか。 6社の舟が出揃うと、160艘にもなるという。
午後4時20分。「御花(おはな)」の前で、川下りは終了した。 ふりだしに戻ったような気分だけど、1時間10分の舟旅は、非常に 快適だった。 宿に戻らず、そのまま北原白秋の生家をめざす。 沖端(おきのはた)というお堀のほうに向かって歩く。 川の両岸に、うなぎ屋とか、お土産品屋などが並ぶ。
30年前ぐらいに、うなぎのせいろ蒸しを食べたお店は「若松屋」と いうお店だそうだ。 お堀沿いは、暑い。 舟に乗っていたときのほうが、風があって涼しかった。 じんわり、汗が出てきた。 午後4時30分。北原白秋生家/記念館へ。
柳川に着いてから、「川下り」と「北原白秋」の文字を何10回見た か知れない。 それほど、北原白秋は、この町の誇りなのだろう。 この北原白秋生家と、隣接された北原白秋記念館を見て回ると、北原 白秋の業績の多さに驚かされる。 歌集『邪宗門』や、童謡『待ちぼうけ』、『ちゃっきり節』の作詞家 というのは知っていた。 でもまさか全国の学校の校歌を100曲以上も作詞していたとは思わ なかった。同志社、成城学園の校歌などもそうだ。 この日記を読んでいる人でも、うちの校歌も北原白秋の作詞ですよと いう人は多いんじゃないだろうか。100曲以上だからね。 もうしわけないけど、私は北原白秋という人は、その美しいペンネー ムとは裏腹に、何度も結婚、スキャンダルを繰り返した女好きの人のイ メージが強かった。 顔も、アルフィーの髭の生えた桜井さんに似ていていて…、桜井さん が女好きか知らないが、波乱万丈の人生を送った人という覚え方をして いた。 この生家と記念館を見て、波乱万丈以上に素晴らしい作品を残した人 のイメージに変わった。 こういう記念館は、正しい人間像を伝えるためにも大事だね。
記念館で上映していた北原白秋のビデオも全部観てしまった。 最近の記念館は、その作家の生涯をビデオにして見せてくれるので、 わかりやすくていい。 さて、帰ろうとしたら、記念館の人がやって来て、表門はもう閉めて しまいましたという。 えっ? あっ? もう5時半? 7〜8分のビデオを4本全部見てしまったんだ。 いやあ、すっかり時が経つのを忘れてしまっていた。 記念館の人に、裏口から出してもらった。 もうしわけない。ハハハ!
午後6時。旅館「御花(おはな)」に戻る。 部屋から見える松涛園の庭は、東北の松島を模した日本庭園で、実に 美しい。見飽きない。
夕食は1階。 日本庭園が見える部屋だ。 ここに泊まりたかった。
柳川市は、福岡県だけど、ほとんど佐賀県というか、有明海の影響を 強く受けた食材が食卓に出た。 嫁が「郷土料理中心の料理を」と言っておいてくれたので、珍しい地 元料理が次々に登場した。 ムツゴロウが出た。 けっこう骨が多い。
この珍味はおいしいなあ。何だろう? イソギンチャク? そういえば、佐賀県の人は、イソギンチャクを食べる習慣があると聞 いたことがある。
このセミのような、付け爪のような食べ物は何だ? セミのようでもある。 メカジャ? 知らないなあ…。 有明海で古くから食べられてきたらしいけど、古代生物のようだ。 こういうのを最初に食べた人は、えらい。
おっ! これが魚の「くちぞこ」か。 ふつうは「くつぞこ」と呼ばれている舌平目だ。
フランス料理でいう舌平目のムニエルだ。 たしかに「靴底」みたいな形をしている。 『桃鉄』の物件にふさわしい物件名だよね。 かなり、おいしい。 佐賀の物件として、くつぞこ料理屋を入れよう! 柳川鍋が出た。
ドジョウは、私はあまり好きではない。 でも、ゴボウとスープは、抜群においしかった。 最後は、やっぱり、ウナギのせいろ蒸し。
これは30数年前に、柳川に来て食べたときも、おいしいと感じたけ ど、今回もやっぱりおいしいなあ。 錦糸玉子が甘いのがいいよ。 たまに気取ったお店だと、玉子が甘くないときがあるからね。
午後8時。部屋に戻る。 景色は申し分のない旅館ではあるが、老舗だけに、お風呂の充実度が 低い。 大浴場もないし、部屋のお風呂は、鏡もないようなユニットバス風。 ちょっと高級感とは縁遠い。 この辺は、もうちょっとしたら、全面改装するつもりなのかな。 温泉は、近隣の「かんぽの湯」に行ってくださいと言われたが、老舗 旅館なのだから、自慢の温泉のお風呂を作ってほしい。 案の定、お風呂のレバーをお湯から、シャワーに切り替えたら、シャ ワーがやたらと熱い。 ホテルのお風呂って、温度調節のやり方がよくわからないの多いと思 わない?
なんとも懐かしい貴重品袋 午後9時30分。突然、福田総理が辞任表明。 1ヶ月前に組閣したばかりなのに、唐突だなあ…。 町の人の意見は「無責任!」で、一致していた。 福田さんだって無責任なのは百も承知の上で、辞任したのだろう。 公明党もいうこと聞いてくれないし、民社党は何でも反対するだけ。 自民党内部からは見放される。 官僚は、資料をまともに出さない。 だったら、逆切れ辞任するのも、無理ないとおもう。 しかし、福田総理の電撃辞任で、民主党姫井議員のとんだ離党撤回の 茶番劇が吹き飛んでしまった。 それにしても、夕方から雨の天気予報は、私の晴れ男の面目躍如とば かりに、まったく雨に降られなった。 また今回の旅も、暑い日が続くのだろうか…。
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