８月１３日（水） 午前８時。『桃太郎電鉄２０周年』のテスト・プレイは、２５年目から。 半分まで来た。 この時期にプラチナカードを手に入れても、まるまる１都市が空いて いることが少ないから、年々、あまり効果的なカードではなくなって来 ている。 次回作からは、２軍落ちかな。 そろそろ来年以降の構想も練りながらのテスト・プレイ。安城市・ぽんぺこ …………………… ＞きょうの北京オリンピックは、変わった動きないの？ ＞昨日の北島康介の金メダルに湧いて、メダル続出というわけにいかな ＞いか。 ・・・って、わが地元の星、谷本歩美選手がオール一本勝ちで金メダル 獲ったじゃありませんか！！ さくまさんがこの話題を出されるだろうから、すぐ乗っかろうと思って 読んでたのに・・・。
●さくま「すまん！ すまん！ 昨日、夜ぶっ通しで仕事をしていたも んだから、谷本歩美選手の金メダルに気づいたのは、今朝だよ！」決勝の内股は気持ちいいほど豪快ですから、明日にでもいろんなニュー スで見まくってください。
●さくま「朝のワイドショーで見た！ 最近レスリングみたいなみみっ ちいルールのスポーツになりつつある柔道のなかで、谷本歩美選手のオ ール一本勝ちは、日本古来の柔術のようで素晴らしい！」 えっ！？ 明日の野性爆弾ロッシーの単独ライブに、私と土居ちゃん （土居孝幸）がゲストで出てくれって？ おいおい！ 前売りでチケットを買ったお客さんをゲストに出すんか い！ はっはっは！ まったくもう、ロッシーらしいなあ。 イベントの進行表見たら、本当に『桃鉄』一色だよ。 ロッシーのお笑いを目当てに来た人が見たら、怒るよ！ うちがやるべきようなイベントだよ、これって！ 楽しみにしていたロッシーのフリートークは、１０分ぐらいしかない みたいだぞ。確かにロッシーが『桃鉄』語りだすと、別人のように流暢 な日本語になるけどさ。 う〜〜〜ん。ロッシーのやることはあいかわらず理解できん。名古屋市・折出けんいち …………………………… さくまさん、こんにちは。 まさか「（単独ライブの）チケット買えた？」なんて呼びかけてくだ さるとは…。感激です！ チケットはさくまさんがお買いになられた時に「残りわずか！」と日 記に書かれていたので、慌てて買いに行きました。 数日後に前売券完売の情報を知って、びっくりしました！
●さくま「ハドソンの内田拓郎くんは見事に買いそびれた！」ロッシーさんの２時間半の桃鉄話と芸術的なグダグダぶり、楽しみで す！ さくまさんやみなさんとお会いできるかもしれないことも、楽し みにしています！
●さくま「お会いできるどころじゃなくなっちゃったよ！ ハハハ！」 午前１１時３０分。きょうの夜は、テツandトモのＣＤのジャケット写 真の撮影がある。
差し入れ用に、原宿の「八竹（はちく）」の大阪寿司を予約しようと 思って来たら、夏休み。
ならば、ひょっとして豆大福の「瑞穂」も休みか？と行けば、きょう まで夏休み。 う〜〜〜ん。この時期は、夏季休業に振り回される。
午前１１時４５分。「ザ・グレート・バーガー」へ。
窓際の席は、ガラス窓が暑い。 まるで海辺のレストランにいるようだ。
私は、チーズバーガー。 嫁は、ゴルゴンゾーラ・チーズバーガー。
バンズがふんわりしていておいしいのだが、大きすぎて、すぐお腹が いっぱいになってしまった。 午後０時３０分。表参道まで歩く。 「表参道茶寮」で、カキ氷のミルク金時。
午後１時。ハチ公バスで、帰宅。
『桃太郎電鉄２０周年』のテスト・プレイと、確率の手直し。 そういえば、井沢どんすけが貧乏神がキングボンビーに変身するとき 来月まで待てずにその場で悪行を始める確率が高すぎませんか？と言っ ていたのを思い出した。 仕様書を見直したら、確かに高くなっていた。 ふだん鈍いくせに、何でキンどん（井沢どんすけ＆石川キンテツ）は、 貧乏神、キングボンビー関係の確率になると、微妙な確率の違いを指摘 するんだ？ とにかく、あいつらは基本的に「前の作品とおなじ確率にしろ！ そ の上で新しいイベントをいっぱい作れ！」というのだから、作者泣かせ だ！ でも、それがお客さんの「総意」なんだと思う。 ただこの間、レーザーレーサーの開発秘話をテレビでやっていて、お 客さんのいうことだけを聞いてばかりではいけない。時にはお客さんを 引っ張っていく勇気も必要だということを言っていた。 含蓄のある言葉だ。 というわけで、「えんまが強すぎますよー！」というキンどん（井沢 どんすけ＆石川キンテツ）のために、えんま社長をもうちょっと強くし てあげよう。はっはっは〜！ 午後４時３０分。嫁と、新宿の高島屋へ。 差し入れ用の食べものをかう。 午後５時。帰宅。 これからスタジオで長丁場になるかもしれないので、児雷也の天むす 弁当を食べる。 午後５時３０分。テツandトモのふたりが予定より早く到着したという ので、近所の巨匠・カメラマン・齊藤清貴くんのスタジオへ。
齊藤清貴くんは、かつて『週刊ヤングジャンプ』の表紙を撮影してい た。 アイドル写真集といえば、篠山紀信さんの次の時代のトップと言われ ている男だ。 私とは、私が『週刊少年ジャンプ』で仕事をしていたときの付き合い。 齊藤清貴くんもさすがに当時はまだ駆け出しの時代。 何しろ彼とふだん会話していても、何気に「ウエトアヤ、あの子はい い子だよ」だ。 「ウエトアヤって、上戸彩のこと？」 「うん。長澤まさみは、写真集撮ってるけど、あの子もすごくいい子！」 何か会話のレベルが違うでしょ？ 今回も彼にテツandトモのジャケット写真を撮ってもらうときの会話も おもしろいよ。 「さくまサンさあ！ イメージからいうと、どんなアーティストっぽい 衣装を彼らに着せたいの？」 「齊藤清貴くんさあ！ 私と古い付き合いだから知ってると思うけど、 私はまったく洋服のセンスないからさあ…」 「はっはっは！ わかった。わかった。じゃあ、奥さんはどんなアーテ ィストっぽい衣装ならいいと思っているか聞いてみて！」 「齊藤清貴くん！ 嫁はケミストリーみたいな感じって言っている」 「おう！ 先週、堂珍の写真撮ったよ！ ＯＫ！ イメージ、わかった よ！」 「あとはどうすればいいの？」 「洋服のサイズをメールしてくれれば、あとは８月１３日に来てくれれ ばいいよ」 「それだけ？ ほかに打ち合わせすることないの？」 「ないない。全部用意するよ！」 すごいでしょ？ 一流になればなるほど、打ち合わせが少ない。 今回、テツandトモのＣＤを作ると決めたときも、関口和之くん、池毅 さん、小室みつ子さんを呼んで「旅をテーマに、テツandトモで５曲作る からお願いします！」と言っただけだ。 会社の経営術の本には、みんな「会議の多い会社は、ダメ！」と書い てある。つくづくそう思う。 そんなわけで、齊藤清貴くんのスタジオへ。 岩崎誠、ＧＯＨＡＮレコードの武田学くん、村上葉子さんが到着。 村上葉子さんは、きょうのヘアメイクの佐藤直雅さんと、旧知の人だ ったそうだ。 長いこと一線で活躍していると、初対面のはずが古い知り合いだった りすることが多い。 きょうも、『崖の上のポニョ』の話になって、カメラマンの齊藤清貴 くんが「よく知っているよ、藤岡藤巻。藤岡さんでしょ？ ＳＯＮＹの ディレクター時代に、よくアイドルのジャケット写真、頼まれたもん。 この間も、藤岡藤巻のライブを見に行ったよ！」 「その藤岡孝章が、私と同い年の従兄弟なんだよ」 「へ？」 「従兄弟！」 「はっはっは！ 言われてみれば、顔似ているよ！」 「親戚だからね！」
テツくん（赤いほう）が、メイクしてもらっている。 あっという間に、男前になって行く。
「テツくん、このメイクのまま、きょう家に帰って、奥さん驚かせたほ うがいいよ！」 「でも、ずっとこの顔をし続けるのが難しいような気がします」 続いて、トモくん（青いほう）が、メイクをしてもらう。
トモくんのほうが、ガラッとイメージが変わった。 スタイリストの八木今日子さんが、ケミストリー風の洋服を３〜４着 用意してくれて、ふたりが着る。 これから齊藤清貴くんが撮影してくれて、素晴らしいジャケット写真 が出来上がるはずだけど、その写真をここで見せちゃ、ＣＤを買うとき の楽しみが半減してしまうから、嫁がデジカメしたスナップ写真を公開 する。 真ん中に、北京オリンピックを見に行った日本人観光客のような人が 写っているけど、気にしないように。クリリンではありません。
「齊藤清貴くん、そろそろ撮影開始？」 「いや。まだまだ！ まだ洋服を着させられちゃってる感じが強いから、 もうちょっと洋服に気持ちがなじむまで、待って！」 なるほどねー。こういう発想が違うんだねー。 カメラはシャッターを押すだけだから、誰が撮ってもおなじだという 馬鹿たれがたまにいるけど、誰にでも出来そうなことで、差をつけるの がどれだけ大変なことか！ 「さくまサン！ ジャケットの写真のイメージって考えてます？」と、 武田学くんがいう。 「そんなの考えてるわけないじゃない！ 齊藤清貴くんがこれっていう のを決めてくれるよ！」 齊藤清貴くんに写真を頼んだっていう時点で、プロ野球でいえば阪神 の金本選手を起用したようなものだから、私が金本選手に、もうちょっ とコンパクトにバットを振ってというようなこと言わないよ。 金本選手が、試合の流れを感じて、いちばんいいスイングをしてくれ るに決まっている。 野球といえば、午後８時から、北京オリンピックの野球の予選が始ま った。 仕事中なので、テレビばっかり見ているわけにいかないけれど、どう も１−２とキューバに劣勢な情報は入ってくる。 それより、テツandトモのふたりの撮影が始まった。 こっちのほうが、野球よりもおもしろい。
みるみるうちに、ふたりの表情が変わって行くんだよ。 齊藤清貴くんは、どういう魔法をふたりにかけているんだろう。 機関銃のようにしゃべるわけでもなく、無言で撮り続けるわけでもな い。まるで中日の落合監督の現役時代のスイングのように、肩の力が抜 けて、スムーズにバットが出て、ボールに当たる瞬間に力が入っている 感じ。 これだよなー、仕事っていうのは。 ８０％の力を発する。 でも分母が大きいから、そんじょそこらの８０％と、パワーが違う。
私は古い時代の出版業界の時代だから、最近のこういうスタジオ撮影 の現場を知らない。 いまは、デジタルでパシャパシャパシャと撮った写真が、近くのパソ コンに伝送されて、どんな写真になったかを見ることが出来るようにな っているんだね。 私のころは、カメラマンさんがポラロイドで撮ったものをタレントさ んに見せたりしていたものだ。 みんなでパソコンに写った画像を見て「おお〜〜〜！」「格好いい！」 「テツandトモに見えなーーい！」「こんな表情見たことがない！」と いった感嘆符だらけ。
いやいや。ほんとにすごいよ。 案の定、齊藤清貴くんが「こんなのジャケットにしたらいいと思わな い？」と、１枚の写真を拡大する。 う〜〜〜ん。いい写真だ。 この時点でもう私は、この写真をジャケットにすることを決めた。 この後も、いっぱい写真を撮って、私と…というより、齊藤清貴くん がジャケットの表の写真も、裏の写真も選んでくれた。 歌詞カードに入る写真は、武田学くんが選んで決めることで話がまと まる。 はっはっは！ 本当に私は何もしていないよ。 なのに最高のジャケット写真が出来上がった。 「ありがとうございます！」 「お疲れ様！」 「じゃあ、次は打ち上げパーティで！」 午後１０時３０分。帰宅。 ＮＨＫで「日本×キューバ」戦を見るけど、もう８回表。 ２−４のまま。 試合の流れがキューバに行っているのが、すぐ見てわかるほどだ。 あ〜あ。負けちゃった。 村田修一選手が９回、代打で出たけど快音は聞けなかった。 キューバ、強いね。
広島市・けんけん …………………… さくまさん、こんにちは。 お久しぶりです。 実は、12日の火曜日の午前11時30分頃、私も新橋にいたんですよ。
●さくま「おやおや！ すごいニアミス！」広島の私がなぜ新橋に居たかというと、廃止が噂されている寝台特急 「はやぶさ・富士」に乗っておきたかったのです。 ただそれだけが目的で東京行き（笑）。
●さくま「寝台列車はみんな廃止になっちゃうから、列車旅の歌が作れ なくなってきた」あ〜、この12日付の日記が、出発前の11日夕方に読めていたらなあ （笑）。
●さくま「『ヒーローズ』のマシオカのタイムワープの能力でもあれば ね。でも実は昨日、銀座に行くつもりが、タクシーの運転手さんが新橋 駅回りのコースを取ったので、急に新橋で降りたんだよ」神奈川県・さとうまさかず ……………………………… さくま様、 こんにちは。 何時も「仕事人裏日記」を楽しく読ませて戴いています。 失礼ながら日記を読ませて戴いてさくまさんとの繋がりがあまりに多 いのでメールさせて戴きました。 それは以下の各点です。 ・熱海には亡くなった両親の家がまだあります。母方の祖母が戦争中疎 開して住み付いた家です。（中央町） 従って、「喜撰」、「わんたんや」、「壱番」、 「ナチュラル」など は古いお付き合いです。 「大一楼」の奥様とは幼稚園の頃からの幼馴染です。
●さくま「幼なじみとは、これまたすごい！」特に「ナチュラル」は５年前に数えの９０歳で亡くなった父が良く伺 っていたお店です。
●さくま「あれあれ！ 繋がりが多いどころじゃないですね！」母方のお墓が「大乗寺」にあるので明後日もお墓参りに熱海に行きます。 生まれは昭和２６年、同世代です。
●さくま「私は昭和２７年だから、１学年上ですね！」現在は小学校時に住み始めた茅ヶ崎に住んでいます。
●さくま「茅ヶ崎には、藤岡藤巻の藤岡孝章の家の別荘があって、子ど もの頃、よく行ったような気がする。それこそ小学生の頃！」鎌倉にも良く行きます。 毎年人間ドックで検診して頂いているのは銀座の「渡辺内科クリニッ ク」の目黒先生です。
●さくま「これは偶然の一致にしてもすごすぎる！ たぶんいつかクリ ニックで会ってしまいますね！」「おぐ羅」（今晩も行きます）、「がらり」（昨晩行きました）等、良く 行くお店が「日記」に載っています。
●さくま「昨日、がらりにしようか迷ったあげくに、青森料理のお店に 行ってしまった」今度お時間があったら「心米」（白金台）、「米福」（恵比寿）にも 行ってみて下さい。 ご飯が美味しいですよ。
●さくま「ご飯が美味しいのは、デブの素だけど、食事って似た嗜好の 人が行くお店に行くのがいちばんだから、試してみます！」この２年程良く日記を読ませて戴いているので馴れ馴れしくメールを しました。 失礼の段お許し下さい。
●さくま「全然失礼じゃないですよ」因みに残念ながら「ベイスターズ」ファンではありません、と言うか 「巨人・大鵬・卵焼き」世代なので小さい頃は巨人ファン（長嶋ファン） でしたが、最近のプロ野球にはあまり興味がありません。
●さくま「私だって、長嶋さんのファンだったから、立教大学を選んだ くらいですよ！ 王さんが日本シリーズで、阪急の山田投手から、さよ ならホームラン打ったあの有名な試合のとき、後楽園球場で観戦してま したからね」それからこれは本当に申し訳無いのですがゲーマーではないので「桃 太郎電鉄」経験はゼロです。
●さくま「私の同世代で、ゲームやっている人は少ないですよ！」日記楽しみに拝読させて戴いています。 猛暑の季節、くれぐれもお身体を大切に頑張って下さい。 さとう まさかず 拝
●さくま「う〜ん。世の中に自分と顔が似ている人が７人はいるという けど、行動が似ている人というのは珍しいなあ。 もしどこかで、ばったり会ったらぜひ声かけてください！」■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
◆さくまNEWS◆
◆『桃太郎電鉄20周年』のHPです！ NEW! NEW!
＊モバイル版桃太郎電鉄（i-mode EZweb Y!ケータイ）の入り方、20周年記念グッズなどの情報もこちら！
◆『歌合戦〜桃太郎電鉄２０周年記念ＣＤ』 NEW! NEW!
１：それいけ！桃鉄〜紅白バージョン 作詞・さくまあきら 作曲・池 毅 歌・陣内智則
２：怪傑ペペペマンの歌 作詞作曲・関口和之 歌・安田大サーカス
３：ボンビー・モンキーだモーン！ 作詞・小室みつ子 作曲・池 毅 歌・若槻千夏
４：キングボンビー賛歌 作詞・さくまあきら 作曲・関口和之 歌・ケンドーコバヤシ
５：菜の花鉄道 作詞・小室みつ子 作曲・関口和之 歌・テツandトモ
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