5月24日(土) 午前5時30分。温泉に入る。 単純アルカリ泉なのに、肌に当たり具合がつるつるで気持ちいい。 部屋に付いているお風呂は、夜中でも朝でもいつでも入れるので便利。 もちろん、30分ほど入って、また30分ほど寝る。 この秋月は、1203年鎌倉時代の初めに、秋月種雄(たねかつ)が源頼 家から、秋月荘を拝領して以来400年間、続いた。 元寇の時には従軍したりしたりしたが、豊臣秀吉の時代に抵抗したた め、領地を没収され日向国高鍋に移封された。 この間の400年は歴史史料が残っていなくて、城下町の様子はわか らないらしい。 歴史のある町だけに、もったいない。 その後、福岡の黒田長政の三男長興が5万石をもらって黒田秋月藩主 となって、秋月は城下町として大いに栄えたそうだ。 午前7時。『桃太郎電鉄20周年』の仕様書の直し。 やっぱり『桃太郎電鉄20周年』は、100年モードではなくて、50 年モードでじゅうぶんだなあ…。 長ければ、長いほどいいと思うのは、お客さんだ。 でも無理に長くしたら、怒るのもまた、お客さんだ。 『桃太郎電鉄DSTOKYO&JAPAN』のように「もっと長く遊びたかった!」 という意見が多いものほど、売り上げとしていい結果を生んでいる。 50年モードにしよう。 PS2などでは、100年モードで、増資を3段階くりかえして、全 物件制覇を達成するのだから、増資システムのない『桃太郎電鉄20周 年』は、数字上は33年モードで十分のはずだ。 その分、50年モードにして、テスト・プレイの時間をたっぷり取って デリケートなチューニングをくりかえしたほうがお客さんのためだ。 午前8時30分。間仕切りを外した大広間で、朝食。 昨日よりもさらに大きく、池が目の前に広がる。![]()
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炊き立てのご飯が、おひとり様ひとつの釜に入っていて、豪華。 お米が光っている。 魚の西京焼きや、くちがすぼまるような絶品の梅、海苔、湯豆腐などで ご飯を半分ぐらい食べて、少しだけご飯を加えて、卵かけご飯!
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地鶏の古処(こしょ)鶏の生卵が置いてあって、卵かけご飯にぴったり の生卵ですよ~と、語りかけているみたいだ。
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最近、我が家では、卵かけご飯が完全なるマイブームになっている。 カッカッカッと、生卵を溶いて、お醤油をたら~りとかけて、ウシャ シャシャシャと、卵かけご飯を食べる。 嗚呼! しあわせな味だ。 おいしい! これはおいしい。 炊き立てのごはんによく合う。 午前9時30分。秋月の町中まで歩いて行こうとしたら、待ってまし たとばかりに、バシャバシャバシャッと激しく雨が降って来た。 晴れ男・さくまあきら、ついに敗れたり~~~! 「清流庵」で、傘を借りて、タクシーを呼んでもらう。 午前10時。杉の馬場へ。 女性のタクシー運転手さんに、「この後、筑後吉井のほうに行きたい のですが、くわしいですか?」と、聞く。 「すみません。あまりくわしくないので、わかる者を手配いたしましょ うか?」 これだよ、この! この親切さは素晴らしい。 わからないことは、わからないという勇気だよ。 甘木と秋月にあるヤノ・タクシーを絶賛!
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「秋月郷土館」に入る。 私が仕事モードに入ってしまったせいか、晴れてしまった。 ほんとかいな…。 秋月は、豊臣秀吉に滅ぼされてからは、黒田長政の三男長興が統治す るようになった。 黒田長政の父親は、私の最も大好きな戦国武将・黒田官兵衛である。
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ここの歴史資料館には、黒田官兵衛の肖像があったりして、よけい親 近感が沸く。 お客さんは私たちを含めて、4人しかいなかったのに、郷土館の人が 説明をしてくれた。 この説明をしてくれた人がおもしろくて「ここに書いてある資料の文 字は、前の館長が書き間違えたのですが、そのままにしてあります」。 「秋月氏は、かつて、負けて、負けて、負けて、勝って、負けて、負け て、負けて、山口県のほうまで逃げたこともあって、また戻ってきて、 負けて、負けて、負けて、勝って、負けて、負けて、負けてを繰り返し ていたんですねー」 「ほとんど、負けてるじゃん!」
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この手の解説の人って、歴史の話そっちのけで笑いに没頭する人がい て不快になる人もいるけど、きょうのこの人は、真面目な歴史話の合間 にギャグを盛り込むので、好感が持てた。
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午前10時30分。「秋月郷土館」内の土岐コレクションを見ている うちに、土地にくわしいタクシー運転手さんが来る時間になってしまっ た。この土岐コレクションは、甲冑、刀剣の展示なども多くて、歴史フ ァンには楽しい場所だった。
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そのまま、秋月城跡へ行ってもらう。 苔むした石垣の上に、長屋門と黒門が、当時の姿のままで残っていた。
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この周辺は秋月一番の紅葉の名所で秋の紅葉の季節には観光客で賑わ うそうだ。 昨日からどのお店に入っても「ぜひ紅葉のときに来てください」とい うのだから、よほどいいのだろう。 城跡は木造校舎の中学校になっていた。
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お城の前の通りがまっすぐな長い道になっている。 杉の馬場という名前がついていて、武士たちが馬術の腕をみがいた所 だそうだ。 この通り沿いに、お土産品屋さんが並んでいる。
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「種痘発祥の地」という碑も建っている。 秋月の藩医だった緒方春朔という人が、寛政2年(1790)に予防接種であ る人痘種痘法をわが国で初めて成功させたそうだ。 あのジェンナーの牛痘種痘法成功より、6年早い時期だったらしいけ ど、当時はインターネットも、新聞もない時代だからね。 ちなみに、緒方春朔は、蘭学の緒方洪庵とは、まったく血縁関係にな いらしい。 午後0時50分。タクシー運転手さんが、私が黒田官兵衛のことを好 きだと言ったら、「私も大好きです」と言い出して「腹切り岩を見に行 きますか?」と言ってくれた。 実は、秋月を調べていて、最も印象に残った話が、この腹切り岩の話 なのだ。 でも、昨日この腹切り岩までは、歩いて20分ぐらいかかると言われ て、あきらめていたのだ。うれしいっ! 腹切り岩へ。
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腹切り岩の伝説を聞いてよ。 感動はするけど、よく考えたら、ひどい話なんだよ。 豊臣秀吉の九州出兵に際して、秋月氏の家臣・恵利暢尭(えり・のぶ たか)は、豊臣秀吉の軍勢の様子を斥候しに行って「これはとてもじゃ ないけど勝てっこない」と、秀吉に味方することを主張した。 ところが秋月のお殿様や、重臣は誰も恵利暢尭のいうことをに聞き入 れてくれなかった。 そこで、恵利暢尭は、この岩の上で、妻と二人の娘を殺し、自分も切 腹して秀吉と戦うことの無謀さを訴えたというのだよ。
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ここで、秋月氏は、降伏に転じればよかったんだけど、秋月のお殿様 はいうことを聞かずに戦って、負け、宮崎県のほうに飛ばされてしまっ たのだ。 こういう暗愚なリーダーは、私は死ぬほど大嫌い。 あんなやつや、こんなやつ、日記で実名をあげたいぐらい、うようよ いる。 少なくとも、恵利暢尭が死をもって諫言したんだから、秋月の殿様は もう何人か豊臣秀吉軍の軍容を調べに行かせろよ! 「何もしないで、ただ反対する上司!」 サクマニアの社会人読者の80%以上は「そうだ! そうだ! うち にもそういう上司いる!」と叫びたくなるでしょ? どうしてこの世の中には、人のいうことを頭から信じない人が多いこ とか。 信じなくてもいいから、確認しろよ!と言いたい。 自分は調べもせずに、自分が知らないから否定する。 そういう人間にだけはなりたくない…と宮沢賢治は言ってもいない。 私は3年前から、人のいうことを聞かない人には、絶対アドバイスを 送らないことに決めたので、日々の生活が非常に楽。 タクシーの運転手さんが「黒田官兵衛が好きならば…」と、腹切り岩 のそばの「古心(こしん)寺」へ連れて行ってくれた。
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黒田家代々の墓や、我国最後の仇討ちとなった臼井六郎の墓があるの だが…、ここで電撃がひらめいた。 確かここは、すぎやまこういち先生ご夫妻の奥様のほうのご祖先様の お墓がある場所であった。 秋月の美しさを、何度も奥様から聞いていたので、いつか来てみたい と思っていてやっと来ることができたのだが、まさか偶然、奥様のご先 祖様のお寺に紛れ込むとは思わなかった。 ここでひとつミステイク。 すぎやまこういち先生の奥様の旧姓を聞いておくのを忘れた。 あちこちに向かって、拝んでおきました。 黒田家代々の墓所には寄った。 黒田官兵衛の側室のお墓はあったものの、黒田官兵衛のお墓はなかっ た。秋月を治めた黒田長政の三男長興からのお墓があった。
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午前11時15分。昨日も行った「廣久(ひろきゅう) 葛本舗」へ。 本当にあの葛きりが、おいしかったかどうかを確かめに来た。 「また来ましたあ!」というと、お店の人が「ありがとうございます!」 と、笑ってくれた。 タクシーの運転手さんがひさびさにいい人だったので、葛きりに誘う。 でも運転手さんは見るからに、甘いものが苦手そうな顔なので「コー ヒーでしたら…」と、来てくれた。 「何でそんなにいろんなところ、知っとるとですか?」と運転手さんが いう。 「全国のおいしいもの屋さんを探すのが仕事なんで…」 「何で調べよるんですか?」 「インターネットです!」 「へえええっ! 私は苦手で…」 「ところで運転手さんは、吉井町のほうの出身だと聞きましたが、吉井 ラーメンが有名って、聞いたことあります?」 「聞いたことありましぇんなー!」 やっぱりなあ…。 葛きりを食す。
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うん。やっぱり、うまい! 上品な味だ。 量が少ないこと以外、すべてOK! ためしに、黒蜜を舐めてみた。 ほろ苦いのは、葛のせいですと昨日、お店の人は言っていた。 でも黒蜜もしっかりほろ苦かった。 この蜜が、他を圧倒するおいしさの原因だな。 日本一の葛きりの称号は、この「廣久(ひろきゅう)葛本舗」の葛き りに、贈呈しよう。 私が決めただけなので、何の効力もないよ。 さらに、「廣久(ひろきゅう)葛本舗」の近くの天然酵母パン「月の 峠」へ。 このお店のカレーぱんがおいしかったと書いているインターネットの 人々が何人もいたからだ。
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カレーぱんと、揚げあんぱんと、ミルクぱんを買う。
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カレーぱんは、すぐ食べたけど、揚げ立てのあつあつで、こんなおい しいカレーぱんは、初めてかも。
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ミルクぱんも、ほんのり甘くて、やわらかくて、抜群の味。 秋月は、ひそかに“素晴らしい”をたくさん生産している。 それと、秋月は町のあちこちに、きれいな花がたくさん咲いている。 作為的に咲かせているのではなく、自然に咲いている。 とくに赤いポピーが美しかった。 午前11時30分。「清流庵」に戻り、荷物をタクシーに乗せる。 昨日買ったお土産や、東京駅で買った本は、宅配便してもらう。 「清流庵」は、料理もおいしかったし、部屋もよかったし、接客もよか ったし、申し分のない旅館だった。 とくに最初に部屋に入ったときに、香炉にでお茶を焼いていて、部屋 じゅうにお茶の香りが広がっていて、それは高貴な感じがした。 お茶を焼くのは、家でやってもいいかも。 秋月は鳥栖(とす)駅から、車で40分。 久留米駅から、30分。 これなら、毎回博多に泊まらずに、ここに泊まってからほかの町に行 くのでもいいかもしれない。 朝倉市は、ホタルの里で、来週ぐらいから、ホタルが飛ぶそうだ。 微妙に、タイミングがズレた! 秋月は、桜も名所だけど、どのお店でも「秋の紅葉がきれいですよ」 と言っていた。 秋、月、観月、紅葉。 美しそうだ。 午前11時40分。燻製工房の「枉駕(おうが)亭」へ。
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お店に入っただけで、スモーク・チップがにおう。 発色剤や保存料などを一切使わない、躍動感溢れる燻製だそうだ。 見るからにおいしそう。 嫁が、魔法をかけられたように、あれこれ買いまくり。
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ベーコン、スペアリブ、手ごねソーセージ、フランクフルトソーセー ジ、ハーブハム、ビア・シンケン…。 いくら娘&孫がスモーク大好きにしても、ちょっと買いすぎ。 秋月は、老舗と最新のお店が融合していておもしろい町だ。 2泊したら、町のほとんどを見て歩ける規模なのもいい。 また来てみようかな。
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ここから、筑後吉井をめざす。 しかし、私が秋月の取材を終えるのを待っていたかのように、バシャ バシャと雨が降り出す。 車のワイパーが効かないくらいのどしゃぶりだ。
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秋月を取材していたときは、晴れ間まで見えてきたので、きょうはも う雨など、降らないと思ったほどなのに。 どうも、まだお天気の神様は、しっかり私を監視しているようだ。 午後0時15分。江戸時代から、いまも現役の三連水車を見たり、ま ちの駅「あさくら」に寄ったりするが、ずっと雨。 三連水車は、そんなに大きくない。 途中、二連水車もあった。
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向こうに見える山は、水蒸気が盛大に立ち上って、まるで東山魁夷の 絵画のようだ。 走る道路の脇は、小麦が金色に輝いている。 この辺は、小麦の産地なんだね。
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午後0時40分。吉井町に入る。 平成の市町村大合併で、吉井町は、うきは市になった。 実は、今回5月22日、出発前夜まで、秋月の翌日は、大分県の日田 市にするか、このうきは市吉井町にするかで、心は揺れ動いていた。 旅行カバンに、日田のカラーコピーを持って来ていたぐらいだから、 昨夜も迷っていた。 というのも、どのガイドブックを見ても、吉井町の記述が芳しくなか ったからだ。 白壁の町といっても、その数はいかにも少なそうだし、何たってあの 吉井ラーメンは、ガセっぽい。 そんなわけで、さっさと取材をすませて、熊本に移動しようと思った ら、ポンとどっこい! 意外や、意外。 見所たくさんで、時間が足りないくらいになってしまった。 白壁の町並みは、かなり長く続いていた。 江戸時代には豊後街道の宿場町として栄えていたのだが、川の氾濫が ひどいかったのを、潅漑につとめた「五人の庄屋」がいたおかげで、水 路が開かれ、田畑が肥え、菜種やハゼがとれるようになり町がうるおっ たのだそうだ。 そんな名残りがよく残っている町だ。
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午後0時45分。和菓子屋さんなどを見た後に、「立丁(たてちょう) 尾花」に入る。 なんと! ステンドグラスのお店だ。 ステンドグラスというと、教会堂や西洋館の窓の装飾に多く用いられ る着色ガラスの小片の模様を想像する。 いわゆる西洋風だ。
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ところがこのお店には、金魚のステンドグラスがあったんだよ。 この金魚のステンドグラスを私は気に入っちゃってね。
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さらに、この吉井町のあちこちには、こて絵の壁も多いんだけど、美 濃和紙で作った金魚のオブジェまで気に入ってしまった。 思わず、衝動買い。 午後1時10分。昭和レトロの雑貨屋さんに寄る。 お店の名前は忘れた。
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扇風機とか、冷蔵庫とか、私が子ども時代、家にあったものばかり。 よくこれだけ揃ったものだ。
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午後1時15分。「居蔵(いぐら)の館」へ。
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この家は、明治末期に建てられ、大正初期に改築されたも櫨(はぜ) とか、ローソクで財を成した人の築100年の家を、町が保存してい る。 この町は、何10軒と、こういう古い町を大事に保存していて、どの 家も、拝観料を無料にしている。 こういう町の人たちの心意気を応援するのが、私の役目だ。 吉井町に来てよかった。 この「居蔵(いぐら)の館」に入ったら、ちょうど九州大学の芸術工 学部の生徒さんたちが見学に来ていて、熱心にこの家を図面に写し取っ ていた。 この子たちはいい教育を受けているなあ!
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解説の人に見せてもらった「欄間」がすごかった。 扇形になっているだけでも珍しいのに、この扇が開閉するんだよ。 扇が開いてもいいように、戸袋を作っているわけだよね。
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この技法を、日本家屋の新築につかったら、格好いいなあ。 きょうのこの大学生たちのひとりが、この吉井町で学んだことを建築 に生かすのかも知れない。
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午後1時30分。「ペルー軒」へ。 吉井ラーメンを調べていたときに、必ず出るのがこのお店だった…と いうより、このお店しか出てこなかった。 「ペルー軒」という名前は、ご主人がペルーで修行したからだというが、 ペルー料理のお店にならずに、なぜラーメン屋?
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ラーメンと、焼きそばを注文。 吉井ラーメンは、けっきょく地元の人たちが町おこしで売り出そうと したけど、あまり成果がなかったようだったみたいだね。 そんなわけであまり期待しないで食べたら、これがまたなんと! おいしーじゃないのー! とんこつスープは、ちょっと薄味なんだけど、薄味の分だけ、スープ が飲みやすく、紅しょうがを入れると、ちょうどいい味。 これはいけるよ。
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三角薄焼き玉子が入っているのもいい。 三角薄焼き玉子は、取り立てていうほどおいしくはないんだけど、旅 行先で入ったラーメン屋さんで、三角薄焼き玉子が入っていると、妙に うれしくなる。 ローカル線を古い車両の電車が走っているのを見たときのようなうれ しさだ。 「あの~! 13種類もあるというカキ氷は、いつごろから始めるんで すか?」 「6月からです!」 「ひ~~~、1週間早かったあ!」 どうせなら、カキ氷食べたかったなあ…。 ところで、ラーメンと、もうひとつ注文した焼きそばについて触れて いなかった。 実は、この焼きそばが、ラーメン以上においしかったんだよ。 もやしがたっぷりでね。 ソースの香りが、よくてねー。
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麺がほんの少し、焦がしてあって、パリパリ感がまたいいんだよー。 日田焼きそばの影響を少し受けているのかな? この焼きそばを食べるためなら、もう一度ここに来てもいいくらい。 青森の鈴木焼きそばのように、さわやかな焼きそばとは、対照的な泥 臭い焼きそばだけど、この焼きそば、病み付きになる人、多いと思うな あ…。 午後2時。金子文夫資料館を見て、「とくど家」で和菓子を買って、 運転手さんに久留米をめざしてもらう。 雨がまた激しくなって来た。 何で私が取材中のときだけ、雨がやんで、移動のときは雨が降るんだ? 午後2時20分。河童の駅舎で有名な田主丸(たぬしまる)駅の写真 だけ撮りに寄る。 あいかわらず、かわいい駅舎だ。
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もっと町じゅう、河童だらけのモニュメントだらけになっていたらよ かったんだけど、昔来たときと変わり映えせず。 午後3時。JR久留米駅に到着。
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秋月からのタクシー運転手さんは、非常によかった。 その土地に出会った人の印象で、その町に対する気持ちが大きく変わ る。大当たりだった。 うきは市吉井町は、今後観光地として発展する要素、満点。 『桃太郎電鉄KYUSHU』の物件駅に登場させること、決定! ちょっと無理があるかもれないけれど、「ペルー軒」に敬意を表して、 吉井ラーメン屋の名前も加えよう。
新幹線だ!
午後3時19分。久留米駅から、有明11号光の森行きに乗車。
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光の森というのは、熊本から大分に向かう豊肥本線の駅のひとつだ。 何で光の森駅が、終点になったんだろう? 午後4時19分。熊本駅で、下車。 まだ外は、雨。
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改札口を出てすぐの売店の前で、スイカを売っているではないか! スイカの生産量日本一の熊本県植木町のスイカだ! 試食用のスイカを、ぱくり! しまった! 試食するんじゃなかった!
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もはや条件反射のように、中玉を2個、♪クール宅急便! 別に、東京で通販してもよかったのにね。 午後4時。上町通りのホテル「オオクス」にチェックイン。 インターネットをつかえるホテルになったので、しばらくメール・チ ェック中毒。 午後6時30分。ホテルで傘を借りて、外出。 きょうの取材が完了したせいか、お天気の神様はこれでもかと、雨を 降らしっぱなし。
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お目当てのお店が満員で、ホテルの近くの「一水」というお店に。
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野菜のお寿司が中心のいろんな種類の料理がある和食料理のお店。 特選馬刺しが、おいしかった。 熊本といえば、馬刺しである。 でも、私は実は生肉があまり得意なほうではない。 ところが、この馬刺しは、まるでマグロのトロのようなおいしさ。 学生さんたちが宴会するようなカジュアルなお店なんだよ。 なのにこの馬刺しのおいしさには、脱帽。
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イカげそとエリンギのバター炒め。
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天草がイカの名産地というのを私は知らなかった。 肉厚で、ぷりぷりしていて、おいしかった。 からしレンコンも揚げてあると、そんなにからさがきつくない。 私たちがお店に入ってすぐ、40人の団体客が入ってきて、お店は、 てんてこ舞い。 途中から、料理が出てくるスピードが、急速に落ちた。 でも、本編の野菜のお寿司もおいしかった。
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このお店は、もう一度来てもいい。 午後8時。ホテルに戻る。
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きょうの日記の下書きを始める。 予想以上に吉井町がよかったので、インターネットで調べなおすこと も増えて大変。 吉井町で行った「ペルー軒」は、ジャーナリストの鳥越俊太郎さん御 用達のお店みたいなことが吉井町のパンフレットにちょこっと書いてあ ったので、調べた。 鳥越俊太郎さんは、吉井町の生まれだった。 インターネットを調べていると、あっという間に時間が過ぎていく。 きょうは『桃太郎電鉄20周年』のテスト・プレイが出来そうにない。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ※下の投稿フォーム以外からメールを送ってくれた場合、文字化けしてしまうことや迷惑メールに紛れてしまうことがあります。 なるべくHTML形式ではなくテキスト形式にして、タイトルには投稿ネームを入れて送ってくださると見つけやすくて助かります。
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![]() ◆『桃太郎電鉄20周年』のHPです! NEW! NEW! *モバイル版桃太郎電鉄(i-mode EZweb Y!ケータイ)の入り方、20周年記念グッズなどの情報もこちら!
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◆『桃鉄物産館』が、Au、SoftBankでも利用できるようになった! NEW! ![]()
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