１２月２０日（木） 午前９時３０分。嫁と、喫茶店「らぴす」サンで、カフェオレ。 午前１０時３０分。帰宅。 スカパー旅チャンネル「ご当地グルメ・バトル〜桃鉄の旅」の１回目 の放送をＤＶＤで見る。 はっはっは！ いい具合に、ゆる〜い番組だねー。 でもちょっと安定感がありすぎかな？ うそでもいいから、やっぱりサイコロは振ったほうがよかったかも。 おもしろい番組だけど、ツッコミが入れづらい。 どこかで「土居ちゃんを置いて来ちゃったよー！」みたいな波乱がほ しいなあ！とおもった。 午前１１時３０分。嫁と、表参道の「しまだ」へ。
私も嫁も、えび天入りカレーうどん。
「ご当地グルメ・バトル〜桃鉄の旅」に、高松の「鶴丸」のカレーうど んが出てきたので、このお店のカレーうどんが食べたくなった。 番組の中で、「鶴丸のカレーうどんは、日本一か、２位の味！」と言 っていたけど、もうひとつの日本一候補が、この「しまだ」だ。
＜おすすめのお店＞ 「しまだ」 住所：東京都港区南青山3-13-3 電話：03-3403-0201 営業時間：11:30〜14:00 18:00〜05:00 定休日：日・祝日。 おすすめ：カレーうどん。
午後１時。天気がいいものだから、表参道ヒルズの前を通って、家ま で歩いて帰ったら、すでに自宅前に川田忠之くん、込山勉くん、小坂晃 弘くんの３人が待っていた。 「ゴメン！ ゴメン！」 しばらくして、土居ちゃん（土居孝幸）が到着。 きょうも、自宅にて「桃鉄会議」。 このメンバーだと、本当に会議が楽だ。 込山勉くんが、むちゃくちゃなアイデアを出すと、みんなで「そんな 虫のいいアイデアを出すから、女の子にもてないんだ！」と、おちょく りながら、会議はスムーズに進んで行く。 途中、仕様書上の不都合で、難問が出た。 たとえていうと、おいどんがＭＡＰ上に出ているときに、魔よけ怪獣 シーサーが登場できなくなるような問題点だ。 「うーーーん、さすがにこれはやばいぞ！」 「おいどんは、スターだから、出さないわけにはいかないしなあ…」 「シーサーを出すのをやめますか？」 「シーサーも、意外と人気あるんだよー！」 こういう難問も、みんなで冗談を言い合っているうちに、知恵の輪を 解くように、ポロッと解決した。 「答えが出てみると、毎回何で簡単な解決方法だったんだろうと思うん だけどねえ…。製作の苦労がお客さんに伝わりづらいゲームだ！」 「うんちと、オナラのゲームですからねー。ハハハ！」 午後３時。超難問が解けたので、全員で喫茶店「らぴす」サンで、ひ と休み。 ひと休みといっても、仕様書のこまかい不具合を検討しないだけで、 昨日のネットワーク・ゲームの問題点とか、解決方法を話し合う。 そういえば、井沢どんすけはきょうも来るとか言っていたけど来ない なあ…。 電話してみよう。 トゥルルルルル…。 「井沢どんすけ！ きょうは来ないのか？」 「いやあ！ ちょっと仕事が溜まっていて…」 「いいよ。別に来なくても」 「すみません！」 「晩ご飯、ステーキ食ってやる！」 「ひえええっ！ そ、そんな！ ステーキ食べたいなあ！」 「意地でも、ステーキ食ってやる！ ハハハ！」 「うーーーっ。行く時間無いなあ…」 「いいよ。こっちは仕様書の打ち合わせがいっぱいたまっているから！」 「ところで、さくまサン！ きょうは、『桃鉄』のネットワーク対戦は やらないんですか？」 「やらないよ。おまえが来ないから…」 「やりたいなあ！」 「あっ。おまえ本当は、ステーキはどうでもよくて、昨日のリベンジが したいんだろ。負けたから！」 「えへえへっ。そうです！」 「来れるようなら、午後４時までに電話するように！ 札幌のスタッフ を集めないといけないから…」 「はい。わかりました！」 どうも来るような気がする…。 午後３時３０分。家に戻って、『桃太郎電鉄２０周年（仮）Ａタイプ』 の仕様書の打ち合わせを続ける。 午後４時。井沢どんすけから電話だ。 「あの〜〜〜、いまから家を出るんで、ネットワーク対戦を…」 「はっはっは！ 作者としてはうれしいかぎりだけど、井沢どんすけ！ おまえ、クリスマスの日におもちゃ屋の前で泣き叫ぶ子どもと、おんな じだよな！」 「えへえへっ！」 「いいよ。１時間で来いよ。札幌開発スタッフに集まってもらうから！」 午後５時。１時間でぴったり到着する井沢どんすけ！ 昨日に続き、札幌開発スタッフの玉置くんと、対決してもらう。 井沢どんすけは、昨日負けたのが相当悔しかったようで、対戦前から 「よーーーし！」と、気迫十分！ 最初の目的地は、五所川原。 井沢どんすけと、たまおき社長は、新潟から日本海を北上して、デッ ドヒートを繰り広げ、井沢どんすけが見事、７月に五所川原に到着する！ 井沢どんすけ、してやったりの顔。 「かなり向こう（札幌）は、俺の猛攻にたじろいでいると思いますよ！」 「いつも最初の目的地に井沢どんすけが入るのはお約束だから、向こう はちっともすごいと思っていないと思うぞ！」 しかし、きょうの井沢どんすけは違っていた。 絶好調カードを手に入れるは、エンジェルはミカエルに変身するは、 リニアカードを手に入れるは、井沢どんすけは、ミラクルの連続！ 「井沢どんすけ、快進撃じゃないかあ！」 「えへえへっ。きょうは勝ちますよー！」 「井沢どんすけ！ 昨日の井沢どんすけがあまりにも下手だったんで、 札幌開発スタッフが井沢どんすけのカード駅は、全部ナイスカード駅に してくれたんじゃないのか？」 「ええ〜〜〜！ 接待桃鉄ですかあ！」 「そんなわけないよ。井沢どんすけを接待しても、ビックリマンシール ぐらいしかもらえない！」 五所川原にゴールした井沢どんすけは、その後も目的地運まで、最高 についていて、下関、宮崎、今治と目的地が移り変わり、４連続ゴール！ 「こ、こんな快進撃の井沢どんすけは、見たことがない…」 そのはずである。 札幌開発スタッフのたまおき社長は、井沢どんすけが放ったうんちカ ードのせいで、秋田ー新潟間で、うんちとうんちに挟まれて、立ち往生 していたのである…。
その後、ようやくたまおき社長が、うんち地獄から抜け出し、次の目 的地、名古屋に向かう。 井沢どんすけも名古屋に向かう。 たまおき社長が、目的地の名古屋まで、あと１マスと迫る！ ここで、長浜駅にいた井沢どんすけが、なんと！ リニアカードをつかったのである！！！ 「井沢どんすけ！ どうした！ 名古屋まで４マスなんだから、ケチな 井沢どんすけが急行カードをつかっても、びっくり仰天なのに、よりに よって、リニアカードかよ！」 「ええ！ たまおき社長が、たしか１進めるカードを持っていたとおも うんですよ！」 「ええ〜〜〜！ 井沢どんすけが、そこまで知的な行動を！」 「１回のゴールを相手に許したら、こっちがどう転落するか、わからな いゲームですから！」 まるで星野ＪＡＰＡＮが、韓国戦の満塁でスクイズを命じたみたいだ。 鬼だ。井沢どんすけは鬼になった！ 「井沢どんすけ！」 「はい？」 「おまえ、テスト・プレイヤー、卒業！」 「な、なんですかあ！」 「『桃鉄』が上手くなったら、テスト・プレイヤーとして失格なんだか ら、クビだよ、クビ！」 「そ、そんなあ…」 その後も、井沢どんすけは快進撃を続け、ぶっちぎりのトップで優勝 してしまった…。 午後６時。みんなで、近所の「ハイダディー」へ。 込山勉くんが、このお店のスペアリブを気に入りそうな気がした。 オムライス、茶そば、ほうれん草とベーコンのサラダなど…。
案の定、スペアリブが大好評で、何回もスペアリブを注文。
「込山勉くんが、スペアリブを食べると、これがほんとのスペアデブ！」 という札幌開発スタッフが喜びそうなギャグをいうことは、忘れない。 込山勉くんは、札幌開発スタッフの間でも、人気者だ。
＜おすすめのお店＞ 「ハイダディー」 住所：東京都渋谷区神宮前2-13-5第６渡辺ビルB1 電話：03-3497-5545 営業時間：ランチタイム 11:45〜14:30 ティータイム 14:30〜17:30 ディナータイム 17:30〜23:00 (LO〜22:30)祝日〜21:00 定休日：日曜日 おすすめ：スペアリブ、茶そば、オムライス。
午後８時。私と、嫁と、土居ちゃんの３人は、渋谷の東武ホテル１階 の喫茶店へ。
ここで、『桃太郎電鉄２０周年記念ＣＤアルバム』の打ち合わせ。 見よ！ この豪華なメンバー！ 半年前に、岩崎誠と「このメンバーの半分揃ったとしても、大成功だ よな！」と言っていたメンバーが、全員揃ってしまったのだよ。 関口和之くん、池毅さんの作曲陣。 シンガーソングライターの小室みつ子さん。 小泉今日子さんのディレクターだった田村充義さん。 よしもとアール・アンド・シーの土岐秀一郎さん。 ハドソンの三井啓介くん。 読売広告の岩崎誠。
ほとんどの人が初対面かと思いきや、それぞれが一度は仕事をしてい たり、共通の友人がいたり、さすがこの業界を何１０年と生き抜いてき た人ばかり。 岩崎誠が、阪神タイガースが優勝した日のように喜んでいる。 「うっひゃあ！ プロ中のプロが揃うと、何でこんなにぽんぽん話が進 んじゃうんだ！」 岩崎誠が、驚嘆するのも無理がない。 こんな忙しい人たちが、こうして一堂に会すること自体、奇跡なのに、 この場で、この１ヶ月ですべての曲の録音終了までのスケジュールが、 ビシッと組まれてしまったのだ。 「この曲のイメージとなるイラストとか、ゲーム上のメッセージとかあ りますか？」 「デモ用の仮歌は、小室みつ子さん、歌っていただけるんですか？」 「はい。いいですよ。いつもやってますから！」 「歌い手さんが、スケジュールの取れない人なので、１２月２６日まで に作詞が完成するといいのですが…」 「さくまクン！ ここの詞は、３文字ではなく、２文字で…」 「土居さんが描くパッケージの締め切りは、１月いっぱいで大丈夫です よね？」 「うっ。１月締め切り！？」
この会議をビデオで撮影していたら、仕事の会議はこういう風にやる んだ！という教育ビデオになるとおもうよ。 そんなわけで、このメンバーで来年の１月中には、アルバム製作が完 了してしまう予定。 この勢いで、歌手の名前も発表しちゃいたいけど、ガマン、ガマン！ お楽しみに。 午後１０時。帰宅。 長い１日だった。 最後の会議は、強烈だった。 あんなすごい会議に参加できただけでも、感激だ…と思いつつ、足を 引っ張りそうなのは、私だということに気づいて、関口和之くんに指摘 された作詞の直しを、いまから考える。
東京都・ミゼット …………………… さくまさん、こんばんは。 私も「ＡＬＷＡＹＳ〜続・三丁目の夕日」見ました。 気持ちが暖かくなる映画ですよね。 「お金に変えられない幸せ」を描いた映画はたくさんありましたが、 昭和という時代は、お金だけでなく、物が無くても皆生き生きと暮らし ていた時代を描くには最適だったと思います。
●さくま「あの映画で、鈴木オートの子どもが着ている洋服がまさに私 たちの世代が着ていた洋服なんで驚くよ。文学青年の茶川さんのセータ ーにちゃんと毛玉がついているのがすごいよね」東京都・高本崇司 …………………… さくまさん、こんばんは！ 三丁目見ましたか！ 自分は少し前に見てました。 自分はもう後半泣きっぱなしでした。 全員昭和にピッタリ溶け込んでいましたね。
●さくま「先が読めるからこそ感情移入できるんだとおもうなあ」もし続編があるなら、また見に行きたいです！
●さくま「設定が前作の４年後の昭和３４年。続編はたぶん東京オリン ピック前年の昭和３８年が舞台になるんだろうなあ。 私がいちばん好きだった時代だ」鹿児島市・やんまー ……………………… さくまさん、こんばんは。 いつもホームページを楽しみに読ませてもらっています。 私はおいしい物を食べるのが大好きなので、いろんな美食ブログなん かを読んでいるのですが、さくまさんの日記は群を抜いています。
●さくま「ヘモグロビン値と引き換えに食べ歩いているからね。ハハハ！」毎日、全国各地のおいしい物の写真をよだれを垂らしながら見ています。 鹿児島も黒豚のしゃぶしゃぶやトンカツ、黒毛和牛の焼き肉なんかホン トにおいしいですよ。 私も２年前に鹿児島市に住んで知ったのですが、鹿児島は牛も豚も鶏 も産出額が全国１位なんです。 農業全体の産出額も北海道に次いで２位。 しかも、味もすごい。 船場吉兆が産地偽装で、鹿児島牛を但馬牛としていたのも、ある意味 納得です。 ぜひ、鹿児島にも来て、おいしい食べ物を日記で紹介してください。
●さくま「『桃太郎電鉄KYUSHU』の取材で来年の春ぐらいには鹿児島に 行くはずだよ」 あっ！ それから明日の「プロ野球ナイト」！ 私の出番は、午後８時３０分ぐらいからのようです。 しかも予想以上に、チケットの売れ行きがいいので、当日券で入ろう とすると、入れなくなる場合もあるかもしれないそうです。 ゲストが豪華なせいのようです。 一応、気をつけてください。
◆『桃鉄物産館』が、Au、SoftBankでも利用できるようになった！『桃鉄物産館』への入り方は、こちら↓ ・DoCoMo iメニュー⇒メニュー/検索⇒ゲーム⇒テーブルゲーム ⇒桃太郎電鉄⇒桃鉄物産館 ・Au EZトップメニュー⇒カテゴリで探す⇒ゲーム ⇒パズル・テーブル⇒桃太郎電鉄⇒桃鉄物産館 ・SoftBank メニューリスト⇒ケータイゲーム⇒パズル・テーブル ⇒桃太郎電鉄⇒桃鉄物産館
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