12月12日(水) 午前8時。荷物をまとめる。 2日間の戦利品がいっぱい。 持って来た本、もらったパンフレット、買ったお土産などをまとめて、 宅急便する。 KKRホテル金沢でもらった薄い紙の金沢の地図が、宝の在り処を示す 地図のように、くしゃくしゃになっている。 金沢は、すぐにでも、もう一度来たいと思わせるようないい町だった。 昼過ぎまで時間があるので、もう少し金沢を取材してから帰る。 午前9時30分。KKRホテル金沢をチェック・アウト。 コンパクトで、値段も安くて、いいホテルだった。 午前10時。東別院表参道口へ。![]()
それにしても、いい天気だ。 金沢に来て、青空を見てしまったよ。 「弁当忘れても、傘を忘れるな」の金沢で、青空だよ。 コートも手で持たないと暑い。 風もまったくない。 9月ぐらいの東京の天気のようだ。 私の晴れ男のせいかなあ…。 また私が金沢を離れたら、雪が降ったりして。 11月、私が青森から帰ったとたん、豪雪になったからなあ…。 この安江町表参道は金沢駅近くの古い商店街で、昔はアーケードがあ って、門前町として大いに栄えたそうだ。 でも、アーケードが老朽化して廃止され、金沢別院にお参りする若者 たちの数も減ってきて、寂れてきたらしい。
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でも、道は広いし、古くて趣のある家も多いので、そのうち若者たち の町になる可能性がじゅうぶんあるところだ。 東京でいうと、高円寺みたいなエリア。
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「桐工芸 岩本工房」へ。 このお店は、文字通り、桐をつかった工芸品を製造、販売しているの だが、ご主人の知り合いのCDを販売したり、インターネットを駆使し て、新しい金沢を発信しようとしている。
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おなじ通りのカフェギャラリー「collabon (コラボン)」というお 店が、店の前にカラフルなオブジェを置いたりしていて、おもしろそう だけど、開店時間は11時からだった。 次に金沢に来たときに寄る予定のほうにメモっておこう。 表参道口を通り抜けたら、武蔵が辻に出た。 こんな繁華街に通じている道なのか。 ますますこの道は、数年後訪れると、景色が一変しているような気が する。若者が金沢で起業するなら、東別院表参道だ。 午前10時30分。広坂(ひろさか)クラフトセンターへ。
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21世紀美術館に隣接する、工芸品のお店だ。 広坂(ひろさか)という地名は、他県の人間には読みづらい。 金沢には、微妙に読み間違えそうな地名が多い。 「竪町(たてまち)」は、ほとんどの人が「けんまち」と読むか「かた まち」と読むと思う。 「彦三町」は「ひこそまち」と、読む。 「金石町」は、「かないわまち」と、読む。 最近は、どの地方でも駅を降りると、観光案内図を無料でくれる。 でも、まずほとんどといっていいくらい、地図に振り仮名がない。 観光客のための地図になっていないとおもう。 午前11時15分。金沢の中心地・香林坊(こうりんぼう)まで歩く。 香林坊という地名も、初めて金沢に来た人には難読地名だとおもう。 金沢に来て、香林坊を知らないと動きづらいので、絶対読み仮名が必 要だとおもう。
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うー。調子に乗って歩いたので、また足が痛くなって来た。 せせらぎ通りに出る。 こんなに毎日、金沢エクセルホテル東急の裏の道を歩くと思わなかったよ。 せせらぎ通りの割烹「むら井」へ。
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私は、甘エビの天丼。 嫁は、カニ足の天丼。
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両方とも、5本ずつ入っているので、嫁と2本ずつ交換する。 甘エビの天丼は、1日10食限定。 この甘エビの天丼が、桁外れにおいしかった! 天丼特有の脂っこさがなく、天丼だけに「あっさり」とは言いがたい けど、このおいしさは特筆すべきおいしさだ。 カニ足の天丼も、うまい! 甘エビの天丼は、いつの季節でもあるけど、カニ足の天丼は、いまの 時期だけらしい。 あまりのおいしさに、岩崎誠、井沢どんすけ、石川キンテツに写メール する。 岩崎誠が、まんまと「お昼は天丼にします」と、牽制球に引っかかった。
<おすすめのお店> 割烹「むら井」 住所:石川県金沢市香林坊2丁目12-15 電話:076-265-6555 営業時間:11:30〜14:00、16:30〜22:00 定休日:不定休。 おすすめ:1日限定10食。甘エビの天丼。
午後0時15分。ひがし茶屋街の「一笑(いっしょう)」へ。 町家(まちや)風の内装で、外から格子窓を通して入り込む光が暖かい。![]()
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私は、加賀棒茶と和菓子のセット。 嫁は、加賀棒茶と白玉ぜんざい。
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加賀棒茶というのは、金沢近辺特有のお茶で、茶葉ではなく茎の部分を 浅く炒りあげる。 京都の京番茶のように臭みのあるお茶かとおもったのだが、非常に飲み やすくておいしかった。
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和菓子が、抜群においしかった。 正直言って、昔から金沢は「和菓子の町」と聞いていたのだが、私は ずっと金沢でおいしい和菓子に出会えなかった。 でも、ついにきょう巡り合った。 思わずお店の人に、「この和菓子はどのお店のですか?」と聞いてし まった。 「卯辰(うだつ)の高砂屋です」 高砂屋。覚えておこう。 昨日、「志摩」で食べたきんとんもおいしかった。 次回の金沢取材は、和菓子屋巡りをテーマにしたい。 午後1時。ひがし茶屋街を、隅々まで歩く。 そして、疲れる。 平坦な道だから、楽だと思ったのだが、昨日の歩き過ぎが1日ぐらい では、復活できなかったようだ。
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「藤よし」という料亭なのかな? 家の中に松が1本突き抜けているので有名だが、本当に外から松が飛 び出ているのが見えた。
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「くるみや」というお雑貨屋さんで、嫁が買い物。 もはや、私は狭いお店に入ると、足がもつれて商品を倒しそうなので お店の外で待つ。
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外で立ってるのも、つらくなって来た。 午後1時15分。ひがし茶屋街に戻り、紅茶専門店の「山屋(やまや)」 で休む。ふい〜〜〜! 助かったあ!
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チャイを飲んで、生き返る。 午後2時15分。タクシーで、KKRホテル金沢に戻り、荷物を受け 取り、そのまま金沢駅へ。
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駅の「百番街」で、お土産品を物色。 いままでは、『桃太郎電鉄』の物件になりそうなお土産を探していれ ばよかったが、最近はつい「これを買って行ったら、孫が喜びそうだ!」 が加わって、困る。
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駅構内で、再び「あんころ餅」を買うが、すでに「百番街」で、いろ んな和菓子を試食してしまっているので、お腹いっぱい。 午後2時58分。金沢駅から、サンダーバード32号大阪行きに乗車。 これにて、金沢市内の取材は終了! いやあ! やっと金沢を気に入ったぞ! 気に入るまで、長い助走だった。 でも、今度は『桃太郎電鉄』の物件に何を登場させたらいいかで悩む。 候補物件が多すぎる。 ハントンライス屋、甘エビの天丼屋、あんころ餅屋は当選確実。 カカオようかん屋も入れたい。 冶部煮料理屋も入れる。 くるみ最中もおいしかった。 金箔工房を抜きにして、金沢は語れない。 何たって金箔の生産では、全国シェア98%だ。 「あめの俵屋」は、金沢を代表するお店だ。 金沢はまた回転寿司のベルトコンベアの生産でも、日本一だ。 「回転寿司ベルト工場」は、絶対入れるべきだ。 この時点で、Maxの8件が埋まってしまった。 九谷焼工房、加賀友禅工房はどうする? 近江町市場は? ごり料理屋は? 生麩料理屋は? 武家屋敷街は? ひがし茶屋街は? 21世紀美術館は「今世紀美術館」という名称にしようと思いついた のに…。 大収穫に、新たなる悩みが…。 さらに今回取材できなかったものもまだ残っている。 おでん屋さんだ。 金沢には、おでん屋さんが多い。 銭湯も多い。 うーーん。困った。 午後3時22分。加賀温泉駅で、下車。
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午後3時45分。山代温泉の「あらや滔々庵」へ。 タクシーの運転手さんが「あそこはいい宿ですよ〜!」というので、 そう思うことにしよう。
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旅の仕上げは、蟹と温泉だ。 まずは温泉に入り、昼寝。
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こちらは部屋付き温泉
温泉に入ってから寝るぐらい、幸せなことはない。
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こちらは大浴場
午後6時。蟹づくしの夕食が始まる。 「蟹だらけにして!」と、リクエストはしていた。 でもここまで、蟹の連続攻撃が来るとは思わなかった。
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ズワイガニに、香箱ガニ。 茹でたり、焼いたり、鍋で煮たり。
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途中から、胃袋にまったく空きスペース無し。 コンピュータのようにデフラグがかかるで無し。 最後の雑炊は遠慮しようとおもったけど、ひとくち食べたらおいしい ので、ぱくぱく。
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動けない…。 東京に帰ったら、渡辺内科クリニックに行かないといけないのに。 先月、減量を約束したのに。 「京都議定書」の排出ガスの削減を守れない日本のようだ。
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別棟の有栖川山荘Bar
午後9時。再び、温泉。 温泉の力を借りて、少しでも体重を落とそう。 明日、東京に帰る。 天気予報は、雨。 やっぱりか…。
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