11月30日(金) 明日から、12月だよ。 嫌でも、あわただしく感じてしまう。 午前7時。『桃鉄研究所』のコメント書き。 今回、ほぼ初めて、ケータイのほうの『桃太郎電鉄CHUBU』のアンケー トを取ったんだけど、応募が少なくて、まいった! はっはっは! ケータイの会員数33万人という驚異的な数字は、本当にライトユー ザーなみなさんばかりで、『桃鉄研究所』もみなさんと、分離しちゃっ てるんだねー。 なので、ケータイのほうのアンケートを募集しても反応が鈍い。 ケータイとDSのお客さんが近くて、PS2のお客さんとは、まったく 違う客層になっているみたいだ。 漫画雑誌でも、人気はないけど、単行本は売れる作品と、人気はある けど、単行本があまり売れない作品と、2種類に分かれることは多い。 でも、うちの場合、おなじ『桃太郎電鉄』という作品なのに、ハード によって、違うから、作者としてはとしては、戸惑っちゃうよ。 こういう分離を、今後どう読み解いて行くか、なかなか悩むところだ。 午前11時30分。嫁と、麻布十番の「たき下」へ。 ぽつぽつ降っていた雨が、次第に本格的な雨になって来た。読売広告の岩崎誠と、待ち合わせ。 私は、紅鮭の味噌漬け焼き定食。
嫁は、まこがれい塩焼き定食。
岩崎誠は、鯖の塩焼き定食。
<おすすめのお店> 「たき下」 住所:東京都港区麻布十番2-1-11 小島ビル1F 電話: 03(5418)4701 営業時間:11:30〜13:30分、17:30〜22:00 定休日:土曜、12/29〜1/3 備考:日本料理
午後0時。私と、岩崎誠は喫茶店「ピラミッド」で、12月のスケジ ュールのすり合わせ。 その間、嫁は銀行へ。 ひ〜〜〜! 12月のスケジュールがどんどん埋まって行く。 なのに、まだ会わないといけない人たちがいっぱいいて、どの人をど の順番で会ったらいいのか、大混乱。 「さくまサン! 青森の斉藤直樹さんと会うの、8日ですよね?」 「あっ。ゴメン! その日は、福岡の山本耕一だ! 斉藤直樹さんは、 たしか5日のはず。いま嫁がこの場にいないから怪しいけど、いまの ところは正確!」 「大丈夫なんですか? 11月中は旅だらけで、今度は打ち合わせだら けで…」 「体調はいいんだけど、『桃太郎電鉄20周年(仮)』の仕事をする時 間が、どんどん削られているので、そっちがピンチ!」 「そっちのほうかあ…」 「私は、自分のなかでは、『桃太郎電鉄20周年(仮)』の仕事が遅れ ているとみんなに言っているんだけど、遅れていることを、誰も信じて くれない!」 「いままで遅れたことが一度もないからですよ!」 「本当に、遅れているんだけどなあ…」 岩崎誠と、仕事の話をしたせいか、嫁と合流する頃には、雨があがっ ていた。 午後2時。私、嫁、岩崎誠の3人で、JR田町駅近くの「MITスタ ジオ」へ。 きょうは、ここで池毅(いけたけし)さんが、『桃太郎電鉄』のある 企画の音楽のレコーディングをしている。 歌っている人は、声優の千葉紗子さん。千葉紗子さんは、『桃の陣』シリーズの特典映像のナレーションもや ってもらったことがあって、非常に『桃鉄』にもくわしいので、今回の 企画も、お願いしたわけだけど、その内容をいまここでいうことが出来 ないのだ。 しかも、言えないどころか、この企画の全貌が明らかになるのは、な んと! 来年の秋ぐらいになりそうなのだ。 まだ明日から、師走だってのに! だから、きょうのこの日のことは、みんないったん忘れて。ハハハ! 来年の秋ぐらいに、ああ、これはあの日のことだったんだ!って、覚 えている人は、ほとんどいないとおもう。 でも、きょうは池毅さんの仕事を見せてもらったけど、格好いいねー。 スタジオで、テキパキと「その辺は、もうちょっと長め音を伸ばして くれる?」「OK!」なんて、やりとりを見ていると、音楽家が、モテ るのよくわかるよ! モテたければ、やっぱり、音楽だよ。
この後、スタジオである人たちと、打ち合わせ。 千葉紗子さんの写真は撮れたけど、この人たちとの打ち合わせ風景は、 1枚も見せることができない。 非常にいい出来なんだけど、その良さを具体的にも、抽象的にも語る ことが出来ない。 これも、来年の秋口になったら、すべてが明らかになる。 午後3時30分。JR田町駅前の喫茶店で、岩崎誠と、12月のスケ ジュール調整の続き。 午後5時。帰宅。 しばらく、『桃鉄研究所』のコメント書き。 午後6時30分。嫁と、西麻布の「内儀屋(かみや)」へ。
IT系企業「Sigel(シゲル)」の樋口由美子さんと、待ち合わせ。
「きょうは、さくま先生に、iPod touch(アイポッドタッチ)を見せ びらかせに来ました!」 「おお! 待ってました!」 最近、うちのまわりの人間が高齢化しているのと、若い人でおもしろ がりの子がいないので、ちっとも新しい情報が入って来ない。 DIGAの1回録画にしたって、私が最初に最先端のHDDレコーダ ーを買うこと自体、まわりに好奇心の塊人間がいなくなっている証拠だ。 樋口由美子さんが、インデックスさんにいた頃は、毎月会っていたの で、いつも新情報がもらえていたのだが、最近は半年に一度ぐらいしか 会えないので、私の情報源は、渇水状態。
あのスカパー旅チャンネル「ご当地グルメ・バトル〜桃鉄の旅」で、 松山の霧の森大福のお店をロケすることになったのも、樋口由美子さん が、私に霧の森大福を教えてくれたのが、きっかけだ。 樋口由美子さんにiPod touch(アイポッドタッチ)を見せびらかして もらう。 ほ〜〜〜、へ〜〜〜、ふ〜〜〜ん。 「こういうのって、ここに入れるテマが大変じゃないの?」 「それを入れる過程(※この部分、エミュレーターとか、PFなんとか といった専門用語が入っているので、よくわからないのだが…)が、楽 しいんですよー!」 「なるほどねー」 旅をするのは楽しいけど、その前の時刻表を調べている段階が楽しい ようなものなのだ。
樋口由美子さんのiPod touchには、銚子電鉄の「幸せ三像除幕式」の 映像まで入っていた。 「えっ? これって、千葉テレビあたりの映像を取ってくるの?」 「映像からして、当日行った人が、個人的に撮影したものだとおもいま すよ」 「YouTubeみたいなもんだね?」 「そうです」 実は、私のまわりでは誰もiPod touchを持っている人が、ひとりもい ない。いや、ひとりだけいる。 うちの嫁だ。 でも、買ってすぐ不具合が出て、修理に出して戻って来たまま、今月 の殺人スケジュールのせいで、日本じゅうを飛び回っていたので、まだ 使い込んでいないそうだ。
笑ったのは、映像関係の話をしていたときに、「私なんか、ビジュア ルティー…をつかっていますよ」と、言ったときのこと。 「ビジュアルティーって、どういうアルファベット? VRT?」 「違いますよ。ビデオテープですよ!」 「ええ〜〜〜!? ビデオテープ? テレビに入れる?」 「そうですよ!」 「HDDじゃないの?」 「ビデオテープですよ。ビデオテープなら、途中まで見た場所がすぐわ かるじゃないですか!」 「そりゃそうだけど、樋口由美子さんのように最先端の仕事をしている 人のくちから、ビデオテープという単語が出ると思わなかったよ!」 何でも最先端のものを持てばいいというもんじゃないね。 古かろうが、新しかろうが、自分の判断で、好きなものを選べばいい ってことだね。
樋口由美子さんのいまの仕事のうちのひとつには、エコバッグの販売 もあるそうだ。 そのプロモーション・ビデオ代わりに、iPod touchをつかっているの も、新鮮だった。 もうちょっと、新しい物好きな若者を、はべらせないといけないよね。 私に「角刈りやめて、美容室に行けよ!」と言わせるような若者ばか りじゃいかんよね!
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