10月26日(金) 午前6時。『桃太郎電鉄20周年(仮)Bタイプ』の仕様書作り。 こっちのほうが、Aタイプよりもカード枚数が多い…というと、重要 なヒントになってしまいそうだ。ハハハ! 午前9時。亀田興毅選手の謝罪会見が生放送で始まった。 予想以上に、亀田興毅選手は一生懸命謝罪したとおもう。 むしろテレビ朝日あたりを中心に活動している井口成人レポーターの 攻撃的な質問の仕方は、いかがなものかと思う。 あれは質問じゃなくて、誘導尋問だよ。 反論できないのを知っているいるくせに、わざと失言させようとして いるだけだ。 あの執拗さは、ちょっと異常。 まるで汚職事件の犯人に対する弾劾の仕方のようだ。 亀田興毅選手の「オヤジには感謝している。世界一のオヤジと思って いるから…」の言葉は、井口さんより何倍も人間味があったとおもう。 あのレポーターさん、いつか「天に唾する」ことになると思うなあ。 午前10時。個人タクシーの宮本さんが迎えに来てくれて、「イノダ コーヒ本店」へ。 きょうはこれから日帰り取材旅行にでかける。私は、イタリアン・スパゲティに、コーヒー。 宮本さんは、ハム・トーストにコーヒー。 午前11時。ここから、名神高速道路へ。 最初のうちは、曇り空だったが、そのうち珍しく、雨がぽつぽつ降っ てきて、大雨に。
私が取材にでかけて、雨に降られるのは珍しいことだ。 嫁も晴れ女なので、嫁がいない分、パワーが半分になったか。 台風20号が近づいていたせい? 知らなかった…。 午後0時。泉大津のパーキング・エリアに着くころには、雷を伴う大 雨になった。 このパーキング・エリアの駐車場の柱には、なぜか桃太郎、鬼、イヌ、 サル、キジ、桃などの絵が描かれている。
泉大津に、桃太郎の伝説でも残っているのだろうか? 家に戻って、インターネットで調べても、ファミコンショップ桃太郎 ぐらいしか引っかからなかった。 誰か知ってる? お土産屋さんには、「水なす漬け」が多かった。 水なすは、おいしいよね。 岸和田北インターから降りる。 へえ〜。岸和田っていうのは、港町だったんだ。 新港町という文字があったり、阪南港の文字も。 材木町というのもあって、東京木場のように、材木が海にいっぱい浮 んでいた。 材木コンビナートという言い方の工業団地のようだ。 午後0時30分。岸和田城の手前にある「だんじり会館」へ。 ますます雨が降ってきた。 バシャバシャ音を立てるような激しい雨だ。
運よく、ちょうどだんじりの映像が始まるところだった。 お客さんは、私と宮本さんのふたりだけ。 貸切の贅沢な試写会のようだ。 大画面で見る「だんじり祭り」は、ニュースで見るだんじり祭りとは、 ずいぶん趣きが違う。 びっくりするくらい狭い交差点を猛スピードで突っ走っているのが、よ くわかったし、なるほどあの山車の上に乗っている人が、バランスを取り づらいのもよくわかった。
枚方市のあすやんクンが言っていたように、夜のだんじりの山車が美し いのもよくわかった。 この迫力の映像を見ただけでも、得した感じ。 「だんじり会館」、いいよ、これ!
帰りに、売店で、「だんじり祭り」のDVDを買う。 孫のために、小さなうちわも買う。 「さくまサン! もう1個買わいかんと違いますか?」と、宮本さんに言 われる。 「あっ。そうだ!」 最近、孫妹のほうが、お姉ちゃんの孫姉が持っているものを何でもほし がるから、お土産をふたつずつ買わないといけないんだった。 午後1時30分。岸和田城に向かう前に、雨やどりを兼ねて、和菓子の 「永谷」で、ひと休み。
私も宮本さんも、コーヒーにくるみ餅のセット。 お店の人が「くるみ餅がおすすめです」というだけあって、このくるみ 餅が、相当行ける味だった。
<おすすめのお店> 「永谷」 住所 大阪府岸和田市岸城町28-36 電話 072-422-0014 営業時間:10:00〜17:00 定休日:月曜日 おすすめ:くるみ餅
午後1時45分。岸和田城へ。 この城は、1334年、楠木正成…。 楠木正成とはまたすごい名前が出てきた。楠木正成の家臣・和田高家によって築かれたそうだ。 当時、海沿いの岸に立てられたものだから、岸の和田城と呼ばれ、そ のうち「岸和田」と呼ばれるようになったのが、有力な伝説らしい。
その後、豊臣秀吉の家臣・小出秀政が3万石で入城したり、江戸時代 には、岡部氏が入城して、13代続いたらしい。 この岡部という人は、私はあまり知らないなあ…。 でも、岸和田だんじり祭りは岡部氏3代が城内三の丸に伏見稲荷神社 を勧請し、五穀豊穣を祈願する稲荷祭りに領民の参拝を許したことが起 源とされるから、岡部氏の功績は忘れてはいけないな。
お城は、なかなか美しく、天守閣の前の枯山水の庭も見事だったんだ けど、激しい雨に加え、エレベーター無しの階段、石段に、私はすっか りダウン。歩けなくなる。ハハハ!
最近、このパターン、ばっかり。 午後2時15分。岸和田商店街へ。 あのだんじりが、商店街を駆け抜けて、まったくスピードを落とさず に、両方に分かれて行く場所を見たくなった。
あの勇壮な場面は、岸和田駅側だったんだね。 最初、私も宮本さんも駅から商店街を抜けた側だとおもっていた。 商店街のお土産屋さんで、だんじりグッズを買う。 だんじりは、町ごとに山車を作る。 大工町、紙屋町などに混じって、宮本町というのがあって、巾着やタ オルなどを売っていた。
いいねえ。商店街には、だんじりの写真が多い。 だんじりの町だもの。 このぐらい「だんじり」づくしにしても、し足りないことはない。 午後2時38分。岸和田駅は大きいねー。
岸和田駅から、南海電鉄関西空港行きにの急行に乗車。 岸和田駅の次が、蛸地蔵駅で、その次が、貝塚市・高木明光くんで おなじみの貝塚駅。 四国でイベントやっても、五所川原立ちねぷた祭りをやっても、東京 でも、銚子電鉄の除幕式にまで来てくれるサクマニアの鑑である高木明 光くんの住む貝塚市が近いなら、寄って行かないと失礼ということで、 貝塚駅まで行ってみることにした。 電車に乗ってみて、何かいつもと違う雰囲気。 何だろう、これ? 別に南海電鉄は、過去に何回も乗っている。 あっ。宮本さんといっしょに電車に乗るのが、初めてだからだ。 宮本さんといるときは、当然ながら車に乗りっぱなしだから、いっし ょに電車に乗る場面はありえなかったんだ。 妙に新鮮。宮本さんの車は、岸和田の駐車場に置いてきた。 午後2時42分。貝塚駅で、下車。 まだちょっと雨が降っている。 駅前の商店街を少し歩く。
どうも私のメモ帳にある貝塚名物「たこぼうずもなか」は、駅の反対 側にあるようだ。 駅まで戻って、地下通路を通って、駅の向こう側へ。 気がつけば歩道ではなく、自転車通路側を堂々と歩いていた。ハハハ! 足が痛くて、思考能力はほとんど無くなってきている。 たこぼうず最中のお店「林宝泉堂」で、たこぼうずもなかを購入。 以前、高木明光くんにお土産としてもらったことがあるような気もす るが。
たこぼうず最中は、ある法師が泉州沖で数千の大ダコ小ダコを操って、 岸和田城を守ったという言い伝えにちなんで作られたそうだ。 数千の大ダコ小ダコというのは、豪快な伝説だなあ…。 たこぼうず最中は、私はあまり最中が好きではないほうなので、かな りいい味だとおもう。
すっかり歩き疲れて、再び、岸和田へ。 岸和田から、宮本さんの車で、また高速道路へ。 悔しいことに、帰路に着いたとたんに、雨があがった。 そのうち、陽射しまで出てきた。 雨が降ってなければ、もうちょい岸和田城が楽だった。 私は疲れ果てて、車中、熟睡。 こんなに車のなかで寝て、気持ちよかったのは初めてというくらい。 自分のいびきで、目が覚めたよ。ハハハ! 午後5時30分。京都の家に戻る。 午後6時。岸和田からの帰り、京都大丸の「柿安ダイニング」で買っ てきたお惣菜セットで、夕食。 今夜は、『桃鉄研究所』のコメント書きをしながら、『桃太郎電鉄 20周年(仮)Bタイプ』のカードは、何を登場させようか考える。
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