９月１４日（金）＜最新ニュース＞ ●9月29日（土）桃鉄20周年記念イベント 「桃鉄関連映像上映会＆芸能人3年決戦」を開催します。 出演：さくまあきら、土居孝幸、愛川ゆず季、石坂ちなみ、三田あいり。 ※岩崎誠の生ハゲが見れるのは、このイベントだけ！ ご応募はこちら！ http://momotetsu.com/index.html
午前７時。『桃太郎電鉄２０周年（仮）』の仕様書作り。 ポスト安倍総理は、福田康夫さんが圧勝なの？ 一昨日は、麻生太郎さんで決まりって言っていたのに。 たった１日で、この転換？ いかにも自民党らしい、決着だねー。 午前９時３０分。嫁と喫茶店「らぴす」サンで、カフェオレ。 曇り空のわりに蒸し暑い。 午前１１時。嫁と、都内取材にでかける。 ケータイとＤＳで『桃太郎電鉄TOKYO』を作って、自分の家の近所が物 件駅として登場するので、うれしいというメールをもらっているけど、 なかに「浅草から東が、ちょっとおろそかになっていませんか？」とい ったメールももらっている。 それは当たっている。 私は杉並区の生まれなので、子どもの頃から下町のほうに行く用事が ほとんどなかった。 しかも、だいたい山の手の人間は、下町の人情が不得手。 それが歳を経るにつれて、下町っぽい商店街が妙に懐かしくて、居心 地のいい町に思えるようになって来た。 そんなわけで、しばらくは下町方面へ遠征に行って、『桃太郎電鉄TO KYO・２』の下準備をいまから始めておこうかと思っている。 …と意気込んだところへ、読売広告のＩさん（個人情報ハゲ法により 匿名で…）から、電話が入る。 「あの〜〜〜、さくまサン、いまどの辺にいますか？」 「神保町を、逃走中！」 「ハハハ！ 何で逃げてるんですか！ きょうのお昼って、どの辺で食 事を予定していますか？」 「曳舟（ひきふね）！」 「えっ？ 入舟（いりふね）？」 「曳舟だよ！ 押上とか、向島なんかがある…」 「へえ…」 「岩崎誠は、月島の生まれなのに、下町の知識ないからなー！ 阪神の 選手は２軍まで覚えているくせに！」 「ハハハ！ 実は、昨日停滞中の案件が１０件以上決まらないと言って いた件が、バタバタと決まってしまったんですよ！」 「どっしぇええ〜〜〜い！ やっぱりか！」 「なので、緊急に打ち合わせがしたいんですが…」 「取材が終わったら、銀座まで行く！」 午後０時。曳舟の「キラキラ橘商店街」へ。 どの辺の場所かというと、これがまた説明が難しい。 京成曳舟駅より徒歩５分、 東武曳舟駅より徒歩７分、東武小村井駅よ り徒歩１０分。 ＪＲ亀戸駅からだと、都営バス日暮里駅行きで５つ目の停留所の橘通 りで、下車。 わからない人には、全然わからない解説だよね。 最寄り駅がないのに、何１０軒というお店が並んでいる商店街なのだ。 「キラキラ橘商店街」という名前がすでに、昭和の時代にタイムスリッ プできる入り口のような名前でしょ。 おまけに「人情下町」のキャッチフレーズが、看板についている。
商店街に入ると、もうそこは、昭和！ 小学校に上る前の私が、向こうから走ってくるような気がする。 『こち亀』の両津勘吉さんも、歩いていそうな気がする。
「ペロケ」、「玉子カステラ」、「いちごゼリー」…。 お店の看板や、メニューを見ているだけで、タイムマシンの年号が、 １９６０年代に戻っていく。 「満周餃子 東北」？ 満州じゃないし、満州だとしても、東北というのは変だよなあ…。 おまけに、「本日休業」の札がかかっている。
でもお店のなかに、おばちゃんがいたような。 テイクアウト、いや、お持ち帰りの窓から、おばちゃんに話しかけて みる。 「きょうは、休業ですか？」 「いえ、やってますよ！」 「でも、ここの札は、本日休業になってますよ」 「えっ？ やだ！ あら、ホントだ！」 「ちょっと商店街を見てから、寄ります」 いいねえ。こういう鷹揚な感じが…。 もうしばらく先に、商店街を取材してから、このお店に戻ることに。 お惣菜屋さんが多い。 どのお店も活気があって、お客さんがひっきりなしに現れているのだ から、しっかり地元に根付いているのだろう。 あった！ きょう絶対、取材したいお店があった。 コッペパン専門店の「ハト屋」だ。 看板がすでに、いい味してるでしょ？
コッペパンだけなら、１２０円。 ジャムか、ピーナッツを塗ってもらうと、１５０円になる。
創業は、大正元年。 コッペパンがふっくら、やわらかい。 お店で粉を調合するところから、手作りで毎日コッペパンを焼いてい るそうだ。 う〜ん。何本頼もうか。 「ジャムと、ピーナッツを４本ずつ！」 「はい。焼き立てですからね」 「えっ？ 焼き立てなら、５本ずつにしてください！ ここでジャムと ピーナッツを１本ずつ食べます！」 「ハハハ！」 おじさんがその場で、ジャムとピーナッツを塗ってくれる。 その場で、まずジャムのコッペパンを食べる。 うふふふふふ。 うれしくなる味だ。 決して上品なジャムの味ではない。 でも、懐かしいいちごジャムの味だ！
続いて、ピーナッツのコッペパンを食べる。 うっひょー！ これは最高だ！ 探し求めていたピーナッツバターについに出会ったような感動が湧き 上がってきた。 た、たまらん！ おっと。嫁に半分渡すのを忘れそうだ！ う、うまいよー！
＜おすすめのお店＞ 「ハト屋」 住所：東京都墨田区京島3-23-10 キラキラ橘商店街 電話： 03-3612-2258 営業時間：11:30〜18:30 定休日：不定休。 おすすめ：コッペパン専門店。
なおも、商店街を歩いて、手当たり次第にお惣菜を買う。 孫の顔よりも大きい、チキンカツなど、圧巻！
ひさしぶりに、豆腐屋さんでおからを買う。 おからを買うなんて、ひさびさだ。 急に買いたくなった。
午後０時。３００ｍほどの商店街を往復して、「東北」に戻る。 お店の看板にあった満周餃子と、焼きそば、焼き餃子、冷麺など注文 する。コッペパンを食べた後だけに、明らかに注文過多。ハハハ！
満周餃子の正体は、水餃子だった。 これがツルツル、なめらかで、おいしかった。 キムチライスも、辛いけど、おいしい。
＜おすすめのお店＞ 「東北」 住所：東京都墨田区京島3丁目52-2 電話：03-3618-7022 営業時間：12:00〜22:00 定休日：日曜日 アクセス：京成曳舟駅から徒歩7分 おすすめ：満周餃子。
午後２時。銀座の「ノイハウス」へ。 読売広告の岩崎誠と、待ち合わせ。
「ハハハ！ さくまサン、待ち状態だった仕事のうち、あれと、それと、 これが決まりました！」 「ぎえええええっ！ ３本も同時に！」 「ハハハ！ 決まるときは、バタバタッと決まるもんですねー！」 「実は、今朝『桃太郎電鉄２０周年（仮）』が、ほぼ９０％の確率で、 ２本になりそうなんだ！」 「ええっ！」 「死ぬぞ、私は！」 「２０周年だから、２本あるって話題は広告を担当する側はやりやすい けど、どういう風に…」 「ここで言えるわけがないじゃないか！」 午後４時。喫茶店「らぴす」サンに、ピットインののち、帰宅。 娘＆孫が来ているようだけど、静かななので寝ているな。 午後５時３０分。「キラキラ橘商店街」で買ってきたお惣菜の戦利品 で、夕食。 孫の顔より大きいチキンカツ１枚、１５０円が事のほかおいしいので びっくりする。
大阪名物・キャベツは、粉が多くて、キャベツが少ない。 キャベツが少ないのは、名前の主旨からいえば誇大広告なのだが、き ょうのようなおかずの場合は、ご飯代わりの主食になっていい。
ひじき、おから、ナス、大学イモなど、ていねいに作られたお惣菜で これはひさびさのヒットだ。 食後、この食べたお惣菜の名前を日記に書いておかないと忘れそうな ので、早く自分の部屋に戻って、メモしなきゃ！と思ったら、まんまと 孫姉にガシッとしがみつかれる。 「ジッジー！ 行っちゃダメ！」 うれしいやら、困るやら…。 午後６時。スカイ・パーフェクＴＶで「横浜×ヤクルト」戦を見なが ら、『桃太郎電鉄２０周年（仮）』の仕様書作り。 ベイの先発は、期待の山口俊投手。 まだプロ入り２年目の投手だけど、この辺の投手がローテーション入 りしてくると、優勝争いに加わるチームになることが出来る。 …と思ったら、山口俊投手も、四球の連発。 山口俊投手も横浜ベイスターズの伝統芸である四球の継承者なのか？ あ〜〜〜、あ〜〜〜、押し出しの四球まで投げちゃったよ！ 四球は、いかんよ、四球。 横浜ベイスターズのユニフォームは、濃紺（ノーコン）！ ヤクルトのグライシンガー投手は、そんなにキレのある球を投げるわ けではないのに、最多勝争いをしている。 なぜ調子がいいかというと、圧倒的に四球が少ないんだって。 対横浜ベイスターズ戦では、今シーズン四球ゼロだって！ 横浜ベイスターズの投手陣は、グライシンガー投手を見習わなきゃ！ 「求ム！ ストライクの入る投手！ 急募！」と、新聞広告だしたいよ。 もうひとつ付け加えるなら、相川亮二捕手は、投手がカウント２−０ とストライクが先行すると、必ず１球外させるんだけど、三浦大輔投手 以外、１球外さないほうがいいよ。 ２−１になって、そこから続けてボールになって、四球になることが 多いんだから！ １球、遊ぶ必要ないよ。 ２−０から、ストライクを要求していれば、天然のストライクぎりぎ りの球を投げられるじゃないか！ もったいない。 山口俊投手は、球自体は、いい球投げてるんだけどなあ…。 スライダーとか、けっこうキレがいい。 ３回表で、０−６だよ。はっはっは！ いいところでエラーも連発するし、困ったもんだ。 四球が増えると、エラーも出る。 とにかく四球を減らす練習してよ。
枚方市・あすやん ―――――――― さくまさん、こん＊＊は。 岸和田に来られるんですか。 試験曳きもいいですけれど、もし来られるのであれば是非とも「岸和 田だんじり会館」は見ていただきたい。
●さくま「岸和田だんじり会館をチェックしていたら、試験曳きがきょ うだと知ったんだよー！」どうも「だんじり」と言えば「屋根や壁にぶつかる祭」と勘違いされ てしまいますが、どちらかといいますと夜のだんじりの方が美しい。
●さくま「えっ、そうなの？ 私もてっきり屋根にぶつかる祭りだと思 っていた。ゴメン！」昼間思いっきり走っていただんじりが電球の柔らかな光に照らされて いる姿は正に日本の美です。 本来なら夜中まで岸和田にいなければ見れませんが、この会館だと常 時 見ることが可能です。 （ただ館内の係員が接客ベタなので要注意です） ただこのだんじり会館、最寄り駅がひとつ和歌山寄りの「蛸地蔵」駅 だったりします。 南海電車で移動するのなら岸和田駅で緩急接続があるので楽だとおも うのですが、タクシーで移動となると若干交通事情によって大変な目に あう可能性があります。 体力を温存するのであれば、後日訪れる方がいいと思われます。 個人的には「突っ込みどころがあまりない」スーパー銭湯「だんじり の湯」とか、岸和田駅にあるステンドグラスの「だんじり」とか祭りの 時以外にも岸和田は楽しめる場所だと思います。 お忙しくなければ何度かおいでくださいませ…って、オレ岸和田の人 間違うのに（笑）。
●さくま「そうだよな。枚方市だよね。親戚でもいるのかと思った。だ んじり会館だけでもいいから見に行こうかな」 ５回裏。あれ？ 横浜ベイスターズが追い上げて、５−６と１点差までになったぞ。 プロ入り３年目、那須野巧投手よりも評価の高かった染田投手がそこ そこ抑えて、何でいつまでたっても大成しないんだと思い続けている３ 年めの岸本秀樹投手が抑えると、点が入るもんだな！ …と言ってるそばから、岸本秀樹投手、ホームラン打たれないでよ。 ４位と６位の試合なのに、日記長すぎるよ。 まあ、４位と６位の試合だから、もたもたしてるんだろうね。 みんなにとっては、結果はどうでもいい試合なので、また明日。
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