6月12日(火) 午前9時。ホテルをチェック・アウト。 ホテルのほぼ目の前にある「山居倉庫」へ。昨日、非常に気に入った場所なので、もう一度。 「夢の倶楽」で、だだちゃ豆おにぎり、すし、岩のり米ヌードル、玉こん にゃくなどで、朝食。 昨日ここで休んだときに、ここのだだちゃ豆おにぎりが食べてみたかっ た。すしは、ごくありふれた太巻に、おいなりさんのパック。 でも昨日から、おいなりさんのテカリ具合が妙に気になっていた。 あま〜〜〜い予感がした。 案の定、あま〜〜〜い。おいしかった〜。
岩のりヌードルは、庄内米をうどんのようにしたもので、独特のもち もち感がおいしく、さっそく嫁が買い求めていた。
だだちゃ豆おにぎりは炊き立てで、海苔無しで食べる。 海苔を巻くと、豆が入っているのがわからなくなるためだろうか。 海苔があったほうが、おいしかったような気がする。 「夢の倶楽」で昨日買った「鳥海高原の飲むヨーグルト」がおいしかっ たので、東京の自宅に送る。
新郷村の飲むヨーグルト、早池峰山ののむヨーグルト、阿蘇の山吹色 のジャージーヨーグルトに次ぐ、いや匹敵するおいしさ。 定期的に購入するかも。 この「山居倉庫」が、酒田ではいちばん気に入ったなあ。 昨日から『桃太郎電鉄TOHOKU』に登場させる名前をずっと考えていた。 「山居倉庫群」だと、まず「山居(さんきょ)」と読めない。 「庄内米資料館群」だと、内容を表しているけど、風情がない。 嫁が「舟入り倉庫群」という名前を考えてくれた。 これに「舟入り米倉庫群」と「米」を入れてみようかな? いかにも舟が入ってきて、お米を積み下ろししてそうな感じがするで しょ。実は『桃太郎電鉄』でいちばん苦労するのは、物件名。 絵で見せられない分、言葉で絵を想像させたい。
<おすすめのお店> 酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」 住所:山形県酒田市山居町1丁目1番20号 電話:0234-24-2233 営業時間:9:00〜18:00 休館日:1月1日
午前10時。土門拳記念館へ。 酒田出身の写真家・土門拳さんの写真美術館。 日本最初の写真専門の美術館として、また個人の写真記念館としては 世界でも唯一のものだそうだ。 飯盛山公園のなかにあって、受付まで歩いて、2分かかる。 途中、黄色いきれいな花が植わっているところがあって、時間がかか ることを忘れさせてくれる。急に水辺が広がる。 池? 湖? 人工の池なんだろうか。 湖のような畔に記念館は建っていた。 この記念館自体が、芸術的。
きょうは『古寺巡礼』からの写真を展示していた。 この写真集は、若い頃買ったけど、若い頃にはこの写真の迫力という ものにまったく気づかなかったなあ…。 物事がわかるまでには、幾多の知識が必要だ。 午前11時。リッチ&ガーデンホテル酒田に、荷物を取りに行き、海鮮 市場へ。 それほど大きくない海鮮市場だ。 朝ごはんをすでに食べてしまったので、あまり食指が動かず。
そのまま「相馬楼」へ。 江戸時代の料亭で、明治27年の庄内大震災で焼失した後、残った土蔵 を平成8年に修復したものだ。
朱色のように真っ赤な色があちこちにほどこされていたり、紅花で染め たピンク色の畳など、見たらおもしろいものばかりなのだが、いかんせん 厳重なまでに殿部屋にも「撮影禁止」の板が立てかけてある。 最近、どの記念館などでも「撮影禁止」が解除される方向にあるんだけ ど、酒田あたりではまだまだ禁止が多い。 人間って、けっこう撮影してきた写真がないと、何も思い出せないこと が多い。 写真で見て、おもしろそうだと実際に見に行きたくなることが多いから そろそろどこでも「撮影禁止」の場所を増やすべきではないだろうか? 日本画、掛け軸のような場所で、フラッシュを炊くと、作品が劣化する 場合があるような場所では今後も「撮影禁止」でいいと思うのだが…。 国道7号線を通って、鶴岡に向かう。 庄内米の水田風景が広がる。 道端には、防雪柵が続く。 豪雪地帯なのがよくわかる。 午後0時。鶴岡市へ。 鶴岡市は、人口約14万人。 平成の大合併で、東北地方で最大の面積の市になったものだから、人口 でも山鹿県第2位の都市になった。 古くは、庄内藩14万石の城下町だ。 徳川四天王のひとり、酒井氏の治世が250年続いた。 「致道(ちどう)博物館」へ。 庄内藩主の御殿屋敷だったところに、鹿鳴館風の役所、警察庁などを 移築したもの。
あぢぢ…。 あぢぢ…。 きょうは日本じゅうで今年初めて気温30度を越えた場所が多かった ほどの暑さ。晴れ男の私は、炎天下に弱い。
あぢぢ…。あぢぢ…。 「致道博物館」を回っている間に、頭がクラクラして来た。 ちっとも、この「致道博物館」を楽しめない。 戊辰戦争で庄内藩が官軍に敗れたときに、西郷隆盛が非常に慈愛に満 ちた助け方をしたため、明治維新以後、鹿児島を慕い、姉妹都市関係を 結んだといういい話が書いてあったような気もするけど、そろそろ頭の 回路が熱暴走を始めている。 あぢぢ…。あぢぢ…。 汗をかいたほうが、よっぽど暑さを我慢できるのに、きょうの暑さは 頭のなかまで熱が通る遠赤外線のような暑さだ。 やばい、このままだと倒れる…。 取材にならない…。 もうダメ…。 午後0時30分。「致道博物館」の隣りの「三昧庵」で、だだちゃ豆 アイスを食べるが、ほとんど焼け石に水…。
鶴岡は、日本一のだだちゃ豆の産地…。 庄内藩のお殿様が枝豆好きで毎日枝豆を食べ、そのおいしさに「きょ うはどこのだだちゃ(庄内弁でお父さん)の豆か?」と聞いたことか ら「だだちゃ豆」と名前が付いたそうだ…。 ああ、もう意識朦朧…。 午後1時。鶴岡駅へ。
鶴岡駅前のお土産センター「清川屋」へ。 ここのお店の人が、親切にもほどがあるくらい仕事熱心だった。 それもさりげない接客ぶりで好感が持てた。
何しろ勧められなくても、買う予定だった和菓子「だだっ子」と、 「だだっパイ」を2個ずつ、合計4個「お茶を入れますから、食べ比べて ください」というではないか!
4個まるまる試食だよ。 サービスの領域を逸脱してるでしょ。 ここまでされるとお土産をいっぱい買って、このサービスにお応えす るしかない。 鶴岡名物、民田茄子、だだっ子、だだっパイ、さくらんぼクーヘン、 ラ・フランスカレー、米沢牛カレー、いも煮、オランダせんべいなど買 う。
<おすすめのお店> 「清川屋」鶴岡マリカ本店 住所:山形県鶴岡市末広町5−1 鶴岡駅前マリカ西館1F 電話:0235-22-7111 営業時間:8:00〜20:00 定休日:無休。
午後1時30分。「致道館」へ。 「致道博物館」と「致道館」の区別がつかない。 庄内藩の学問所だったところらしい。でも洋風の建物群よりも、まるで『たそがれ清兵衛』に登場しそうな こっちのほうが、好きだなあ…。 昔の学問所って、学生たちが真剣に学問していた雰囲気があって、素 晴らしいと思う。
いつも思うんだけど、いまの学校教育って知識の暗記ばかりで、物事 に対する考え方や、人生の行き方といった「学び方」を教えてくれない と思う。 歴史の年号を覚える必要なんて絶対無いと思う。 室町時代、江戸時代といった大雑把でいいと思う。 それより明治維新のとき、夷敵禽獣で外国人と見るや、斬りかかった 長州藩士たちが、なぜ急に開国に至ったかを教えてくれたほうがいい。 私は高校の授業で、何で明治維新が180度転換したか疑問でならな かった。その後、司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』を読んで、初めて、 そうか。そういうことだったのかと納得した。 司馬遼太郎さんの小説や、みなもと太郎さんの『風雲児たち』、石ノ 森章太郎さんの『日本の歴史』を読ませてから、歴史を教えるべきだと 思う。 おっと。暑くて、ぐだぐだ余談を始めてしまった。 ほかにも取材したい場所がいくつかあったけど、もうこれ以上炎天下 に立っていると、取り返しのつかないことになりそうだ。 もう無理の利かない年齢だ。 進軍よりも、撤退を選ぼう…。 ふうっ…。
午後2時。湯田川温泉へ。 不思議な町だ。 何10年も前に一度訪ねて来たことがあるようなタイム・スリップ感 だ。 散髪屋さんなんか、私が子どもの頃に来たことがあるような時間の止 まり方だ。私の子どもの頃って、40数年前だからね。 バスのりばも、最初今は営業していないのかと思った。
木造瓦屋根の旅館が多い。 町の人たちが利用する「正面湯」は、地元商店でチケットを買って、 商店の人に鍵を開けてもらわないといけないシステム。 妙な威圧感がある。
この湯田川温泉の通りは、昭和の時代を舞台にした映画のロケ地とし て最高の場所だと思う。 庄内地方は、最近『たそがれ清兵衛』、『スイング・ガールズ』、 『蝉しぐれ』と、映画のロケ地としてつかわれることが多いから、すで にこの通りは映画に登場しているかもしれない。
ぱるす「湯田川」で、だだちゃ豆ソフトクリームを食べる。
さっきのは、だだちゃ豆アイス。 ソフトクリーム・タイプのだだちゃ豆を食べたかった。 日本じゅうに変り種ソフトクリームがある。 醤油ソフト、ほたてソフト、塩ソフト、りんごソフト、味噌ソフト、 みかんソフト、ライチ・ソフト…。 このだだちゃ豆ソフトクリームは1、2を争うおいしさだ。 きょうの宿泊先、「湯どの庵」へ。
外から見ると、古いタイプの旅館だけど、なかに一歩足を踏み入れる と、熱海のオオクスライフアシストの橋本武博くんがデザインしそうな おしゃれな今風の内装だ。
「外と内では、全然違うんですね」 「まずみなさん、驚かれますね」 タクシーだと思って乗ったら、内装がベンツやBMWだったみたいな 感じだからね。
どうやら、私は本格的に熱中症になったようだ。 ペットボトルのお茶をいっぱい飲んで、水分補給。 30分ほど、仮眠…。 午後4時。まだ、頭ががんがんする…。 旅館の温泉に入る。 湯船に浸かったら、さらに頭ががんがんして、吐き気までしてきた。 これは倒れるな…と思ったけど、半身浴にして、しばらく外を眺めて じっとしていたら、すぅ〜〜〜っと気分がよくなってきた。
お風呂から出て、再び、仮眠。 へばったときは、寝るに限る。 午後6時。食事。 食欲も少し出てきた。 和風の創作料理だ。 鯛にごはんを詰めたものが、おいしかったけど、まだ最後にごはんが 出るというので、1個だけ食べてガマンする。 日本旅館は、温泉があって気持ちいいんだけど、料理がごはん中心な ので、太って困る。
午後8時。部屋に戻って、ひたすら休む。 だいぶ、体力が回復して来た。 夏の暑さが来る前に、取材をしておきたかったのに、これじゃわざわ ざ真夏にでかけたみたいな1日だった。 明日は、もっと暑いらしい。
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