4月3日(月)


 京都は、黄砂が去って、青空が見えた。

 午前9時30分。私、嫁、娘、孫姉&孫妹は「イノダコーヒ本店」へ。  朝のうちは、まだ風が強く寒い。  私は、ハムトースト。  嫁は、イタリアン・スパゲティ。

 娘&孫は、フルーツサンド。

 孫姉は最近、フルーツサンドよりも、トーストが好きだから、ハムサ ンドを頼んでみたのだが、案の定、「あっちがほちい!」と取られた。

<おすすめのお店> 「イノダコーヒ」本店 住所:京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140 電話:075-221-0507 営業時間 :07:00〜18:00 定休日:なし 備考:ビーフかつサンド

 午前10時30分。個人タクシーの宮本さんが「イノダコーヒ本店」 まで迎えに来てくれて、いざ、出発。  いい天気になった!  宮本さんが、神馬堂の焼き餅を買ってきてくれた。一昨日上賀茂神社 に行ったとき、1時間待ちなので、買うのを断念した焼き餅だ。  表面が香ばしくぱりぱり。なかのあんこは甘すぎず上品。  今宮神社のあぶり餅、神馬堂の焼き餅、お餅の両横綱だ。  あっ! 孫妹が焼き餅に手を伸ばした。  孫妹のほうが、食べることに対して、エネルギッシュ!

 午前11時。またしても、醍醐寺である。  うちの家族は、醍醐寺の桜が大好きなのである。  4日前の3月30日に来たばかりなのに、また醍醐寺である。  三宝院から霊宝館に向かう道が、前回まだ五分咲き程度だったので、 きょううあたり、桜のトンネルが出来ているだろうと思ったのだ。  総門から仁王門に続く道の桜も、見事に満開。

 3月30日の日記の写真と見比べてもらうと、その違いがよくわかる。  すごい人出だが、土日になったら足元が見えないくらい人だらけにな るのが、醍醐寺だ。

 それにしても、こんな桜の季節に、仁王門を修理しているなんて変だな あと思った。醍醐寺が桜の季節までに修理を間に合わせないわけがない。  これは何年もかかる大修理に違いないと受付の人に聞くと、案の定、 「2年先に完成します!」との答え。  京都の時間の進み方は、100年、1000年単位だ。  醍醐寺の五重塔のほうの桜を見に行く。  仁王門を越えたあたりから、背の高い木が多く、日当たりが悪くなる ので、こっちの桜はまだ早いのかも。

「さくまサン、醍醐寺の近くに家、ほしくなったんとちゃう?」と、宮 本さん。  ぎくっ。醍醐寺の近くなら、毎日桜を見に来ることができる。  でも1年のうちの2週間ぐらいのために家を買うのは、あまりにも馬 鹿げている。  いつでも見られるようになると、意外と見に来なくなるしね。  苦労して時間を作って、早起きして見るから、桜がまた美しく感じら れるのだと思う。

 今年は二度も醍醐の桜を見れたことは、私にとって大感激。  嗚呼! これで今年の京都の桜は満喫したぞ。  鴨川べりの桜も見ることが出来た。  思い残すこと無し。  午後0時。醍醐寺を出発。  きょうはもう1ヶ所おもしろそうなところに行く。  午後0時30分。奈良県との県境に近い八幡市の「松花堂庭園&美術 館」へ。  2002年にオープンしたばかりのまだ有名ではない穴場だ。

 まずは美術館のほうへ。 「志村ふくみ〜源氏物語をつむぐ〜」を見る。

 説明が面倒だけど、3月16日、滋賀県立美術館まで、嫁が大好きな 人間国宝の染職家・志村ふくみさんの作品展「志村ふくみの紬織りを楽 しむ」を見に行った。  あの作品展は、時期によって、三部作みたいになっていて、この間見 たのは、後編。きょう4月3日から、この「八幡市立松花堂美術館」で 全編に当たる部分を公開する。  嫁の趣味だったのだが、私も宮本さんも滋賀県立美術館で見た志村ふ くみサンの作品を気に入ってしまったので、逆に嫁をそそのかせたほど。  なんかねえ、志村ふくみサンの作品は人間のスケールの違いを見せつ けられる気がするんだね。それでいて繊細なんだ。  美術館で作品を見た後、「松花堂庭園」へ。 「松花堂庭園」は、江戸時代、寛永の三筆と評された書の名人である、 松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)という人の草庵や書院を移築 したもので、約2万2000平方メートルの広さ。  東京ドーム2個分の広さだ。  お弁当で、十字形の仕切りがあって仕切りのそれぞれに刺身、焼き物、 煮物、飯などを配置したものがあるでしょ?  あのお弁当ことを「松花堂弁当」という言い方をするの知っているか な? まあ、幕の内弁当みたいなものだ。  あの「松花堂弁当」は、この松花堂昭乗という人が愛用していた小物 入れの箱から発案されたものだ。  この小物入れをの話を聞いて、仕切りがあれが料理のお互いの味や匂 いが移らなくていいと考えて、お弁当の器にしてみようと思ったのが、 あの「吉兆」の創始者、湯木貞一氏だ。昭和8年のこと。 「吉兆」は『桃太郎電鉄』でいうと、京都の「料亭億兆」だ。  だから、この「松花堂美術館」には、「吉兆」が出店している。  予約すれば、「吉兆」の松花堂弁当が食べられる。  せめて「吉兆」で、抹茶と和菓子のセットだけでも食べて行きたいと お店に入ったら、抹茶と和菓子は午後3時からだそうだ。    IBMのパソコンThinkPadは、この「松花堂弁当」の箱を元にデザイ ンされたと言われている。  意外と各分野に影響を与えている松花堂昭乗さんである。  庭園を回る。

 見事な庭園だ。  池に鯉がいた。  鯉のえさをあげるのを、孫姉がいたく気に入る。  最初のうち、自分の足元に落としていたりしたが、そのうちうまくあ げることが出来て、にこにこ。  TBS『華麗なる一族』みたいだぞ!

 水琴窟(すいきんくつ)があった。  庭先で手を洗って清めた水が流れて、甕(かめ)に落ちる水滴の音が、 琴の音のようになる仕掛けだ。  孫姉にとっては、不思議なのだろう。  じっといつまでも、水琴窟の音を聴いている。  その様がかわいい。

 キンメイモウソウ(金明孟宗)という太い竹が鮮やか。  まるで志村ふくみサンの着物のデザインのようだ。  この庭園には、たくさんの種類の竹が植わっている。

 竹林を過ぎると、椿園。  この庭園に入ったときには、桜もあった。  至れり尽くせりだ。

 おっ! この庭もまた小堀遠州の設計なのか!  本当に私の行く先々で、小堀遠州が待っている。  古田織部に茶道を学んだ茶人として有名であるが、私にとっては行く 先々の美しい庭を設計した建築家のイメージ。  この10年間で、何10ヶ所でこの人が設計した庭に出会ったことか。  名古屋城天守を建築したことでも有名。

 いやはや、最高に美しい庭園だが、東京ドーム2個分の広さは私の足 にはきつすぎる。  草庵の縁側に座って休もうにも、ひっくり返りそうになる。  足の裏は、じんじん、びりびり。  これはまいった。  帰り道は、淀川背割り堤の桜と菜の花を眺めながら…。

 後ろの座席で、孫姉が身体を反って「イババウバー!」とうるさい。 「イナバウアー」とまだいえない。  苦笑する言語感覚が増えてきた。

<おすすめ!> 「八幡市立松花堂庭園・美術館」 住所:京都府八幡市八幡女郎花43 電話:075-981-0010 開館時間:9:00〜17:00(入館は 16:30 まで) 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/27〜1/4)

 午後3時。京都のマンションに戻る。 『TOWN(仮)』の資料探し。  敵キャラの選定を始めただけに、確固とした資料に基づいた上での敵 キャラ作りをしないと。  ただの空想動物では陳腐である。  午後5時。個人タクシーの宮本さんが迎えに来てくれて、昨日定休日 だった、みその橋「中華のサカイ」へ。 「引越しのサカイ」ではない。

 意外なことに、うちの娘はこのお店が初めてだそうだ。  B級グルメの極致のようなお店だから、娘が京都に来るとまずウルト ラCのお店から順番に食べてしまうので、ここまでたどり着く前に帰京 したのだろう。  孫姉は、宮本さんの車に乗ってすぐ、熟睡。  まったく起きる気配なし。  お店の人が、座敷のあるほうを空けてくれたので、そのままずっと寝 たまま。  私、嫁は、チャーシューの冷やし冷麺。  娘は、豚々麺。  宮本さんは、ハムの冷やし冷麺。  あと全員で、チャーハンと餃子をつつく。

 このお店の冷やし冷麺は、胡麻だれの風味抜群の癖になる味だ。  ただ「冷麺」だと思ってくると、胡麻だれラーメンじゃないの?って 思ってしまう。  いっそのこと「胡麻だれラーメン」って名づけてしまったほうが、も っと話題になるのではないだろうか。  いつもは夏の暑いときに、この冷やし冷麺を食べに来るのだが、昨年 の夏は、青森詣でが続いて全然京都に行かなかったので食べに来れなか った。  初めて食べた娘は「おいしいよ! もう1杯食べられそう!」とお気 に入りだ。

<おすすめのお店> 「中華のサカイ」みその橋店 住所:京都市北区大宮東総門口町38-3 電話:075-492-4965 営業時間:11:30〜00:00 定休日:月曜(祝日の場合は翌日) 備考:冷麺。

 午後7時。京都のマンションに戻る。  孫姉はまだ寝たまま。  醍醐寺と、松花堂庭園・美術館でいっぱい走ったせいだな。  スカイ・パーフェクTVで「横浜×広島」を見ながら、きょうの日記 を書き始める。  きょう行った「松花堂庭園・美術館」の松花堂昭乗(しょうかどうし ょうじょう)っていう人は、おもしろい人だ。  私も有名にならなくてもいいから、お弁当に名前を残すような変な人 になりたい。  おっと。最後はクルーン投手がひやひやの投球だったけど、3−2で 勝利。ソフトバンクから移籍の寺原隼人投手が、初勝利!  イイネ! イイネ! 寺原隼人投手の初勝利!  多村仁選手を放出してまでの獲得だけに、この勝利は横浜ベイスター ズにとって大きいぞ。工藤公康投手の敗戦で、寺原隼人投手まで負けた ら早くも最下位に定着になるところだった。  あれ? 史上空前の独裁者としてチャップリンの映画のモデルにもな った(ウソ)岩崎誠は、「阪神×ヤクルト」の試合を神宮球場まで見に 行っているようだ。  ぷっ。

 と…、とても独裁者に見えない格好だ。  やだなあ…。阪神ファンって、こういう下品な人が多くて。

都城市・もっくん ――――――――  さくまさん、おひさしぶりです。  都城のもっくんです。  今日、TVで『桃鉄』の話が出たんで、おせっかいではありますが、 報告します。  そのテレビ番組はスカパーのヨシモトファンダンゴTVの「ヨシモト ∞」で、オリエンタルラジオの藤森さんが後輩2人と桃鉄をやったという 話でした。  その中で、後輩の一人が「俺、桃鉄で負けたことないっすよ」と言っ たらしく、それでムカッとして、もう一人の後輩と裏で示し合わせて一 方的にいじめたという話でした。  それを聞いてて、「それ、わかるな〜」っと思いました。  まぁ話はこれだけですが、一応報告させていただきます。

●さくま「これは陣内智則くん×オリラジ藤森くんの対決を見てみたく なったなあ! 岩崎誠! 神宮球場で変な格好してる場合じゃないぞ!」

大和市・なべちゃんこなべ ――――――――――――  さくまさん、こんばんは。 「幸せ三像」の設置場所(鉄道)予想、早くも的中された方が出たよう ですね。ほとんどノーヒントで的中とは凄い・・。  ということで、的中者・馬場ダイさんのメッセージを元に、私も考え ること数分・・・。  解かりました!! 「■■電鉄」ですね!

●さくま「いかん! また正解者が出た!」

佐賀市・どっぺる ――――――――  こんにちわ。幸せ三像の場所ですが… >>●さくま「ヒント。函館本線のようなひとつの鉄道の3駅に設置だ!」  個人的には■■鉄道が一番合うんじゃないかなぁ〜と思ってたりして ます。コトコトと揺られながら日差しのあるところにある像を見る、っ てのがなかなかオツだなー…なんて思ってます。

●さくま「すまん! 私が悪かった! 正解者続出だ! この話聞かな かったことにしてくれ!」  今夜も、『TOWN(仮)』の敵キャラ作り。  京都滞在もあと2日にした。  会わないといけない人が、どんどん増えてきた。  このままずっと京都に住みたいよ。

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