1月27日(土)

 午前8時。あれ? もう花粉症の時期?
 くしゃみは出ないけど、鼻水がツーーーッ。
 身体がだるい…。
 起きたくても起きられない。
 まいったなあ…。

 うだうだとワイドショーを耳で聴きながら、うつらうつら…。
 東国原英夫宮崎県知事のニュースが多い。
 県議会との軋轢が今度どうなるかが問題だね。
 すでに坂元裕一議長とかいう人が「県知事が経費を削減するといって
も具体的に言ってくれなきゃ…」と上から物をを言っている。
 ほかのベテラン議員も「お手並み拝見」と、偉そうだ。お手並み拝見
じゃなくて、自分から行動を起こす気はないのかい?

 こういう議員たちこそ、マスコミは叩くべきで、鳥インフルエンザ問
題でも、東国原英夫宮崎県知事が何かボロを出さないか、期待している
ムードがあるのが気になる。
 マスコミもたまには味方してあげなよ。
『あるある大事典』の罪滅ぼしだと思って。

 たぶん東国原英夫ブームが一段落する1ヵ月後ぐらいから、腹黒議員
たちの暗躍が始まるんだろうなあ…。
 このとき宮崎県を取材するマスコミが、真のマスコミだ。

 午前11時。嫁と、東京駅へ。
 いい天気。
 3月上旬の陽気だそうだ。

 午前11時20分。東京駅から東北新幹線なすの255号郡山行きに
乗車…の予定が、前の新幹線の到着と発車が遅れたせいで、発車10分
遅れで発車。
 事故で1時間遅れとかでなくてよかった。

 乗車と同時に東京駅中央口の脇にある「駅弁屋」で買った駅弁を食べる。
 仙台黒毛和牛のステーキ弁当味噌焼きと、ふぐ寿司。

 仙台牛のステーキは1300円もするのに、お肉4切れ。  これはちょっと拍子抜け。  ふぐ寿司も、ふぐの唐揚げが酢飯に乗って、ゆず塩がかかっているけど、 ふぐとゆず塩では、並列繋ぎっぽい。

 いろんな駅弁を食べているものだから、少々のおいしさでは驚かなく なっている。やっぱり北に向かう駅弁は、米沢牛の「牛肉ど真ん中」に かぎるなあ…。  車中、きょうの取材先の資料を読む。  実はきょう、笠間に直接行くつもりで家を出たのだが、うちの娘が私 が調べていた「結城のゆでまんじゅうがおいしそうだよ!」というので、 刑事ドラマで、車がキキーーッ!とUターンするように、上野ではなく 東京駅に向かったのであった。  結城から先に行けば、笠間まで行けるかもしれない。  午後0時10分。8分遅れで、小山(おやま)駅に到着。  ここから水戸線に乗り換える。  4両編成。  次の列車の発車まで、30分以上間がある。  電車はホームに入線済みなので、乗って待つ。  なかなか発車しないので、眠くなる。  ここからふたつめの駅なのだから、小山駅からタクシーに乗ってしま えばよかった。  でも電車のすごろくゲームだから、なるべく電車に乗らないとね。  午後12時39分。今度は宇都宮から到着の電車が遅れているので、 3分遅れで発車するという。  何だかズルズル遅れているが、私たち以外の乗客のみなさんは聞こえ なかったかのように無反応。  郷に入っては郷ひろみになるしかないか…。  午後0時47分。結城駅で下車。

 さっきの駅が片側にしかホームがない駅だっただけに、結城駅の大き さに驚く。新幹線でも停まりそうだ。

 駅前の大きな施設「結城市民情報センター」に行く。

 1階に観光物産を置いてあるので、覗いてみる。  下調べしていたときにちょっと気になっていた「すだれ麩」があった。  でも水に3時間ぐらい漬けて、戻さないというのが不便だ。  物産館のおばちゃんが「何度も水を入れ替えれば、30分ぐらいでも できますよ」というのだが、30分間何度も水を取り替えてというのは、 敷居が高いなあ。  どうもこっちが質問しても、人の話を聞かないで自分が宣伝したいこ とだけべらべらしゃべるので、退散することにした。  午後1時30分。町中まで歩く。 「結城観光物産館」のおばちゃんたちが親切だったので、ちょっと好感 度がアップする。

 カフェ&ギャラリー「壱の蔵」で、ひと休み。  なかなかおしゃれなお店。

 私も嫁も、コーヒー&ゆでまんじゅう。

 きょうはこのゆでまんじゅうを食べてみたかった。  ゆでまんじゅうは、結城市近辺のみの郷土料理で、名前の通り、つぶ あんのおまんじゅうを蒸すのではなく、ゆでるそうだ。  ゆでるとちょうど表皮が「ちくわぶ」とか、「すいとん」のように、 もちもちする。  たしかに、食感はもちもちだ。  でもこれでも最近は、ゆでたあと最後に蒸して、日持ちをよくするよ うにしているので、昔のゆでまんじゅうのほうがもっとつるんつるんだ ったそうだ。  日持ちさせるほうだけ、違う名前つけて売ればいいのにな。

<おすすめのお店> カフェ&ギャラリー「壱の蔵」 住所:茨城県結城市結城12-2 電話:0296-33-3111 営業時間:10:00〜17:30 定休日:月曜

 午後1時45分。「壱の蔵」の真ん前にある「つむぎの館」へ。

 古民家を再生移築した建物や、織と染めの体験学習施設、結城紬の博 物館などがあるミュージアム的な施設。

 つい最近建てられたようで、この館を中心に、さっきのカフェ&ギャ ラリー「壱の蔵」みたいなお店があと3軒この通りに出来たら、結城は 立派な観光地になると思うなあ。  蔵も非常に多いし、味のある家もたくさん残っているのに惜しいこと にすべてが点在している。  午後2時。ゆでまんじゅうを販売している「富士峰菓子舗」へ。

 娘用に、ゆでまんじゅうを買う。  カフェオレ大福がおいしそうなので買う。  このカフェオレ大福がおいしかった。  でも、カフェオレ大福って名前、『桃太郎電鉄』に登場させるには、 名産っぽくなくて困るなあ。  やっぱり「ゆでまんじゅう」のほうが、『桃鉄』っぽい。

<おすすめのお店> 「富士峰菓子舗」 住所:茨城県結城市結城78 電話:0296-33-2544  営業時間:8:00〜19:30 定休日:木曜日(祝祭日は営業) おすすめ:カフェオレ大福、ゆでまんじゅう。

 ゆでまんじゅう購入後、お店でタクシーを呼んでもらい、結城駅に戻 らず、一気に笠間市をめざす。  水戸線の本数が少ないので、時間を短縮したい。  途中、運転手さんからあれこれ取材する。  結城というのは、栃木県のほうが近いので、イチゴを栽培している農 家が多いそうだ。  しかも何より茨城県の県庁所在地は水戸なので、何かあると水戸まで 行くのが遠くて大変と不満を漏らしていた。  水戸線も水戸まで直通で行く電車が少ないとか。

 結城市の隣りの下館市はいま、日立の系列会社、工場がいっぱいあっ て非常に景気がいいという話は非常に貴重だった。  景気がいい証拠に、このあたりから東京までタクシーで帰る人が多い んだって! 4万円ぐらいかかるそうだ。  どんなに不景気なときにも、儲かる会社っていうのはあるんだねー。  午後3時。笠間市に入って、「春風萬里荘」へ。

 かの北大路魯山人が、北鎌倉で住居としていた約300平方メートル の茅葺きの民家をここに移築したもの。

 北大路魯山人は、他人に陶器を作らせておいて、最後でちょいと手ひ ねりを入れただけで自分の作品としたなどと悪評が立つことが多かった が、いまでいうとプロデューサーだったのではないかと私は思っている。  作家ですごい人もいれば、プロデューサーとしてすごい人もいると思 う。北大路魯山人はあまりにも晩年、傍若無人な態度を取りすぎたため に悪く言われたのだろう。  家は、欄間の装飾など確かに見事。  撮影禁止なのが、ちょっと残念。  ある程度撮影を許したほうが、見に来る人が増えると思うんだけど、 何でいけないのかなあ…。もちろんフラッシュはダメだろうけど。  絵画なら複製にしてしまう人が多いからだろうけど、陶器や調度品は 写真で見ても実際の目で見てみたいとおもうだろうに。  庭が美しかった。

「春風萬里荘」 住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村 電話:0296(72)0958 開園時間:9:00〜17:00(入場は4時30分まで) 休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始。

 午後3時50分。「春風萬里荘」から乗ったタクシーの運転手さんが とてもいい人で、「工芸の丘」を見に行くことを勧めてくれた。  ここがよかった。

 4万坪の広大な敷地に、陶芸美術館、。笠間焼の人間国宝松井康成の 作品展示室をはじめ、作家ものの作品を集めたショップ、カフェなどの 施設があり、陶芸体験もできる。  お店の人たちも親切。  たまたま嫁が気に入った陶芸家さんの作品のことを聞くと、わざわざ 作家さんの家まで電話してくれた。

 お土産ショップもいい。  笠間には牧場があって、ここのジャージー牛乳がおいしいと運転手さ んが教えてくれたんだけど、そのお店のソフトクリームがお土産ショッ プで売っていたので食べたら、おいしいこと、おいしいこと。

 このお店、「GRUYERES(グリュイエール)」という名前で、 笠間駅の真ん前にケーキ屋さんもあるそうだ。  このお店で作った「ミルク甘食」も買った。  あとで食べたけど、甘さひかえめで上品な味。  甘食は、もうちょっと下品なほうが好きだけど、いかにもジャージー 牛乳で作ったような味で、おいしい。  ホテルの朝食で、パンとして出てきたら話題になると思う。  この「工芸の丘」は、いつかもう一度来てみたいなあ。  広大な芝生で、孫たちを思い切り走らせてあげたい。  午後4時30分。「笠間焼共販センター」へ。

 嫁が気に入った陶芸家さんは、佐藤剛さんという人。  ひょっとしてここで売っていないかな?と思って、寄ってもらったら 佐藤剛さんの作品がいくつかあった!  嫁がいちばん気に入った作品はなかったんだけど、私も気に入るよう なものがあったので、買って行くことにした。  何よりお店の人が「私は、笠間焼の作家さんのなかで佐藤剛さんがい ちばん好きです!」という言葉で買う気になった。  こういう人がいるから、作家さんも仕事を続けられるのだ。

 このあたりの「やきもの通り」はもっとじっくり歩いてみたら、おも しろそう。  午後5時。笠間は、笠間そばでも有名だけど、どのお店に行ったらい いのかがわからない。  タクシーの運転手さんがここがお勧めです!といって連れてきてくれ たのが「そば切り 一兵衛」。

 この運転手さん、本当に「旅のソムリエ」のようで、いい場所ばかり 教えてくれる。  卜部(うらべ)さんという人で、携帯番号も聞いておいた。  もう一度、笠間に来ることがあったら、連絡してみようっと。  残念ながら、田舎そばと、雪のなんとかというおそばは売り切れてし まったんだけど、せいろは抜群においしかった。

 舞茸の天ぷらは、海老も乗っていて、味の上乗せ具合がいい。

<おすすめのお店> 「そば切り 一兵衛」 住所:茨城県笠間市笠間2490-10 電話:0296-73-0216 営業時間:11:30〜18:00 定休日:月曜定休

 午後5時30分。運転手さんに、友部駅まで送ってもらう。

 友部は、水戸線の乗換駅だけど、ちょっと町並みが淋しいねー。  もう少し栄えているかと思った。  バブルの頃は、ゴルフ場だらけで栄えたそうだけど、ゴルフ場利用者 が激減しているようだ。

 急行列車の発車時間まで30分もあるけど、時間を潰す場所もない。  仕方なく、改札口を通ったところのイスで、ヒマをつぶす。  午後6時2分。友部駅から、フレッシュひたち52号上野行きに乗車。  乗車と同時に、きょうの日記の下書きを始めたけど、あっという間に 熟睡…。ZZZ…。  午後7時8分。終点、上野駅に到着。  午後8時。帰宅。  家に来ていた娘&孫に、きょうの取材の戦利品をあげる。  孫姉は、チョコ納豆という納豆にチョコレートをコーティングしたも のを気に入っていた。  ただチョコレートが好きなだけのような気もする。  きょうの取材で、『桃太郎電鉄KANTO』のマップや、物件一覧表、目的 地のエクセル・データなど変更するつもり。  笠間は気に入ったなあ…。  結城も、ほんとにもうちょい蔵の家が密集していれば、大人気の街に なるとおもう。

※新番組スタート! SKY PerfecTV! 旅チャンネルCH277 『サイコロまかせ!桃鉄の旅』  再放送も多いのでチェックしてね!!!

 
さくまNEWS


◆『桃太郎電鉄16 北海道大移動!の巻』、絶賛発売中! NEW!



◆携帯ゲーム『桃太郎電鉄CHUBU』スタート! NEW!
ただいま『桃太郎電鉄CHUBU』『桃太郎電鉄WORLD』『桃太郎電鉄TOKYO』『桃太郎電鉄JAPAN』
どれでも遊べちゃう!
・アクセス方法
 iMenu>メニューリスト>ゲーム>テーブルゲーム>桃太郎電鉄
・対応機種
 「FOMA 90xi シリーズ」

◆携帯ゲーム『桃太郎電鉄TOKYO』『桃太郎電鉄JAPAN』がauでもスタート! NEW!
・アクセス方法
 ・EZトップメニュー ⇒ カテゴリで探す ⇒ ゲーム ⇒ パズル・テーブル ⇒ 桃太郎電鉄
 ・アプリキー ⇒ EZアプリカタログ ⇒ メニューから探す ⇒ ゲーム ⇒ 桃太郎電鉄
・対応機種
 EZアプリ(BREW)対応端末
 ※対応端末はサイト内にてご確認ください
・情報料
 1ダウンロード 315円(税込) <60日間の使用制限有>
 ※別途パケット通信費が発生します

◆携帯通販サイト桃鉄物産館iモードでスタート!! NEW!
・アクセス方法
 メニューリスト⇒ゲーム⇒テーブルゲーム⇒桃太郎電鉄⇒桃鉄物産館
 「FOMA 90xiシリーズ」


携帯着メロ、はじめました!
インデックスさんの携帯向け着信メロディ配信サイト「えらべるJ-POP」で
さくまあきらがお勧めする「お父さんのためのJ-POP」を配信しています。

【i-mode】iメニュー>メニューリスト>着信メロディ/カラオケ>
J-POP/インディーズ>えらべるJ-POP>お父さんのためのJ-POP
【EZ】トップメニュー>音・画像をゲット>着信メロディ>総合>
えらべるJ-POP>お父さんのためのJ-POP
【Vodafone】ボーダフォンライブ!>メニューリスト>着信メロディ>
J-POP・洋楽>J-POP・インディーズ>えらべるJ-POP>お父さんのためのJ-POP

●東京谷中・妙泉寺にて、「貧乏が去る(猿)像」公開中!

●四国高松の鬼無駅ホームにて、土居孝幸オリジナル原画による『桃太郎電鉄』の宣伝
看板公開中!



-(c)2006/SAKUMA-