１１月１２日（日）

　午前６時。温泉に入る。





　こんな時間に、ＳＭＡＰの稲垣吾郎くんが、フジテレビで手紙を読むような番組を
やっていた。
　ＳＭＡＰは、１週間のテレビの何％を占拠しているだろう？
　総ＣＭ数の何％をＳＭＡＰが占めているのだろう。
　ＳＭＡＰ、すごい人たちだ。

　午前７時。二度寝。
　至福の喜びなり…。

　午前９時３０分。家族とは別行動で、熱海駅へ。
　まだ食事をしていないせいもあるのか、肌寒い。
　実際に気温も低いのだろう。
　風も冷たい。

　午前９時５８分。熱海駅から、東海道本線静岡行きに乗車。
　日曜日なので、車内は比較的混んでいる。
　４人掛けの席ではなく、ロングシートの座席なので、通勤電車みたい。

　車中、『桃太郎電鉄１８（仮）』のカードのアイデア出し。
　あまりにも、くだらないのが浮かんだ。
「だっぷんだカード」
　志村けんサンみたいに、だっぷんだあっ！
　とりあえず、書いておこう。

　午前１０時３５分。富士駅で下車。
　身延線に乗り換える。
　急に天気がよくなって来た。

　午前１０時３５分。富士駅から、身延線甲府行きに乗車。
　車窓に、富士山が見えてきた。
　富士山の右半分に白い大きな雲がかかっている。
　あまり見たことのない富士山だ。





　午前１１時３分。６つめの駅の富士宮駅で下車。





　３年前も、焼きそばの取材でこの富士宮に来ている。
　あのときはまだ熱海の家を購入していなくて、東京から新幹線で日帰りで来ていた。
新幹線で焼きそば食べに来るより、きょうのように鈍行を乗り継いでくるほうが、焼
きそば気分にはぴったりだ。

　このところ、私のなかで焼きそばがマイブームである。
　炭水化物だから、デブには当然好きな食べ物なのだが、妙に最近気になる。
　映画の『ＵＤＯＮ』のように注目されることもなく、東京ではほとんど焼きそば専
門店にお目にかかることはない。
　ほとんどがほかの食べ物と併設だ。
　でもお祭りにはかかせないし、学園祭りではドル箱だ。

　３年前に来たときは、「焼きそば」の何ののぼりもなくて、本当に富士宮は焼きそ
ばで町おこしをしているのか？と思ったが、きょうは富士宮駅の改札を通ったら、目
の前に「富士宮やきそば学会」のお店があった。





　こうでなきゃ！
　ここで、「富士宮やきそば」マップをもらう。
　１グループ１部無料で、１グループ２部目から、１部３０円支払うシステム。
　無料にすると、何枚でも持って行こうとする心無い人が絶対いるからね。
　だいたい何でもそうだけど、無料だと人は図々しくなり、おまけに文句を言う。
　１０円でもいいから、お金を取ると人はおとなしくなる。

　午前１１時３０分。浅間大社の斜め前にある「お宮横丁」へ。
　ほぼ１キロの距離を歩いてしまった。
　疲れた。
　富士山が大きいので、少し歩いてもそんなに歩いていないように思えてしまうよう
だ。





　ここが市内に６０〜１００軒あるといわれている焼きそばのランドマーク的存在だ。
　３年前にもあったのだろうか？





　ジェラートアイスを売っていたり、カフェ、雑貨屋もあって、焼きそば屋さんだら
けではないけど、３軒ほどあった。
　どこで食べたらいいのか悩んでいると、看板に「昭和２３年創業、富士宮で一番の
老舗」という看板がかかっていたので、ここにする。
「すぎ本」というお店だ。





　お金を払って、名前を呼ばれるのを待つシステム。
　お店で紙コップをもらうと、お宮横丁にある富士の湧き水を飲むことが出来たのだ
が、このシステムに気づかず、私は烏龍茶も買ってしまった。

・小　３００円。
・並　４００円。
・大　５００円。





　露店のオープンスペースで、食べる。
　おお！　しっかり濃い味だ。
　ソース焼きそばの名にふさわしいソースだ。
　イワシの削り粉もいい！
　典型的な正統派焼きそばだ。
　風格を感じる。

 



＜小＞にしたけど、もっと食べたかった。
　これなら、富士宮の焼きそばがおいしい！と力説できる。
　３年前に来たときも、そこそこおいしかったけど、もう一度食べに来たくなるほど
の味ではなかった。
　こういうアンテナショップの焼きそばがおいしいのは大事だね。
　ここで富士宮１００軒すべての評価が決まってしまう。
「すぎ本」という老舗を、ここに出店させたのは、えらい！
　これなら、「すぎ本」の本店に行ってみたくなるし、ほかにもおいしいお店がある
かもしれないという好奇心が芽生えてくる。

　つねに私は力説あいているが、名物を作りたかったら「駅前でまずい物を売るな！」、
「マスコミに登場する店でまずい物を売るな！」だ。
　出鼻をくじかれたら、その町すべてを否定してしまうものだ。
　実際、３年前富士宮の有名店の対応が悪く、私も二度と来ることはないと決めてい
た。
『桃太郎電鉄CHUBU』で、富士宮の物件に何のイベントも発生させなかったことが非
常に悔やまれる。


＜おすすめのお店＞
「すぎ本」
住所：静岡県富士宮市宮町４番２３号「お宮横丁」内。
電話：0544-24-8272
営業時間：10:30〜18:00
定休日：火曜。

□「すぎ本」本店
住所：静岡県富士宮市西町16-3
電話：0544-24-4477
営業時間：11:00〜21:00
定休日：火曜。


　午後０時。「お宮横丁」のもう１軒のお店「むすび屋」で、塩やきそば、
３８０円を食べる。

 



　こっちは、キャベツの具がたっぷりで、あっさりしていておいしい。
「すぎ本」の味が濃いだけに、まるでデザートとして、塩やきそばを食べてると思え
るくらい。


＜おすすめのお店＞
「むすび屋」
住所：静岡県富士宮市宮町４番２３号「お宮横丁」内。
電話：0544-23-9001
営業時間：10:00〜18:00
定休日：月曜。
おすすめ：塩やきそば。


　ふい〜！　この「お宮横丁」には、まだニジマスバーガーという食べ物を新しい富
士宮の新名物にしようとしている。
　もう少し若ければ、これも食べたのだが、最近さすがに食が細くなって来てる。
　食べる量を減らせ！という病院からのお達しもある。
　何でも富士宮は、ニジマスの養殖で、生産日本一らしい。
『桃太郎電鉄CHUBU』の日本一クイズには、引っかからなかったなあ…。
　クイズ用の台帳に記載しておこう。


　午後０時３０分。せっかくなので、浅間（せんげん）大社に寄っていく。
　ちょうど七五三の時期で、親子連れが多い。
　大社越しに富士山がくっきり見えていいねー！

 



「七五三」か。
　来年はもううちの孫姉は「七五三」だ。
　早いなあ…。
　来年は着物を買ってあげないと。
　私は何でもかんでも買ってあげたいのだが、どうも娘があまり物をほしがらない。


　午後１時。富士宮駅まで歩いて戻る。
　神社のような砂利の多い場所は、まだ手足が不自由な私には『ドラゴンクエスト』
の毒の沼地を歩くぐらい疲労度が高い。バシバシバシッ！

　おまけに、浅間大社くらい大きい神社なのだから、タクシーが並んで待っていると
おもったのに、全然いない。
　けっきょく神田商店街から、中央商店街を右折して、富士宮駅まで歩き通してしま
った。おまけに富士宮駅に全然エスカレーターがない。

　午後１時１３分。富士宮駅から、身延線富士行きに乗車。
　１両編成だ。
　いい味してるなあ…。





　乗車と同時に、うとうと…。
　私にしては、けっこう歩いた。

　午後１時３９分。富士駅で下車。

　午後１時４３分。富士駅から、東海道本線熱海行きに乗車。
　ここでも、乗車と同時に、うとうと…。
　そんなに疲れてたのかなあ…。

　午後２時２４分。終点熱海駅に着く。

　午後２時３０分。熱海の温泉家に戻る。
　うちの家族は、船に乗って、初島まで遊びに行っているようだ。

　私はまだ眠く、温泉にも入らず、そのまま熟睡。

　午後４時３０分。ありゃ？　２時間も寝ていた？
　まいったなあ…。
　
　午後５時。熱海港へ。
　初島から帰ってくる家族を迎えに行く。

　午後５時３０分。私、嫁、娘、孫姉＆孫妹は割烹料理の「葵」へ。

　あわびのバター焼き。カボチャの煮付け、キンピラごぼう、お刺身の盛り合わせ、
行者にんにく、もずくの雑炊、おかかの雑炊など…。

 
 



　孫妹のほうが、やたらと泣く。
　怒ったように泣く。
　お腹が空いているのかな？
　カボチャの煮つけを米粒大ほど与えると、ピタッと泣き止む。
　そろそろ娘は、離乳食を始めようと思っていたけど、本格的に始めないといけない
ようだ。
　いままで孫姉に隠れて存在感のなかった孫妹であるが、いよいよ本領を発揮しそう
だ。


＜おすすめのお店＞
「葵（あおい）」
住所：熱海市中央町１０の４
電話：0557-81-9504
営業時間：17：30〜23：00
定休日：不定休
備考：金目鯛の煮付け、雑炊。


　午後７時。熱海の温泉家に戻る。
　富士宮での取材をまとめる作業。
　焼きそばの歴史など…。

　午後９時。「ジッジー！　ジッジー！　ピタピタ！　ピタピタ！」と、孫姉がきょ
うもお風呂に誘いに来た。
　いっしょに入っても、孫姉がひとりで遊んでいるだけなんだけどね。

　おかしい。
　今朝、嫁が送ったというメールや、『桃鉄研究所』のメールが届かない。
　やっぱりまだ調子悪いのかな？
『桃太郎電鉄CHUBU』の感想メールも、配信から２週間近いのにまだずっと続いてい
てうれしかったのに、途絶えちゃうなあ…。
　まあそろそろ一段落する時期であるから、あとは『桃鉄研究所』のほうに掲載しよ
うかな。

　明日、東京に戻るのが名残惜しい。

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