11月1日(水)

 スカイ・パーフェクTV「サイコロまかせ〜桃鉄の旅」の撮影3日目。

 午前5時。もう目が覚めてしまった。
 いつもより寝つきはいいので、5時間ぐらいは寝ている。
 ただ日記の下書きをする時間が全然無いので、目覚めたついでに昨日、一昨日の下
書きを始める。
 おもしろい話が多すぎて、書ききれない。
 今回の番組は、とにかく強行軍なので途中で何時にどこに行ったかというのを小さ
なノートにメモ書きしている時間もない。
 嫁のデジカメで、時間を採取している。

 午前7時。嫁に来てもらって、この2日分の洋服類を東京に宅配便してもらう。
 今夜の宿泊先は、函館だからだ。
 最近荷物は極力先にホテルに送っておいて、身軽な格好で電車に乗るようにしてい
る。
 でも何より大事なVAIOは肌身離さず持って行く。

 午前7時30分。青森ワシントンホテル1Fの喫茶店で、嫁、土居ちゃんと、りん
ごジュース。
 朝食券をもらっているけど、きょうもまたいっぱい食べるので朝食抜き。

「さくまサン、昨日の雨、すごかったね!」
「えっ? 何それ?」
「弘前から帰ってきて、ホテルに着いたじゃない?」
「うん!」
「さくまサン、部屋に行って、ボクたちはコンビニに行ったんですよ。そしたらすご
い雨が降ってきて!」
「えっ! ほんと? 全然知らない。部屋入ってすぐお風呂にお湯ためたから雨音に
気づかなかったのかも!」
「雷まで鳴ったんだよ!」
「ええ〜〜〜! 雷まで!?」
 ほんとに全然知らずに朝を迎えてしまった。
 今朝もいい天気だなあ!と思っていた。
 
 午前8時。青森県観光推進課の斉藤直樹さんが到着。
 斉藤直樹さんも、昨日の大雨の話をする。
 ほんとなんだ!

 この後、この大雨のせいでますます私の「晴れ男」ぶりを印象付けてしまった。

 午前8時30分。ロビーに全員集合して、ロケバスへ。
 きょうで青森の撮影は終了なので、ホテルもチェックアウト。

 午前8時45分。毎度おなじみ「鈴木やきそば」へ。
 開店時間より早いのは、これも番組のため。
 狭いお店だから、私たちが入ったら、お客さんが入れなくなる。

 青森には、堤川を挟んで、西の鈴木、東の後藤という、焼きそばの二大横綱のお店
がある。
 きょうはその両横綱を取材する。

「鈴木やきそば」はもう何度も食べに来ているから、こっちは珍しくないけどテレビ 番組の取材で来たので、「鈴木やきそば」のお母さんに「あら!」と驚かれる。そり ゃそうだ。  私がテレビに出る人と思ってるわけないもんね。  私はあちこちで、素性を知られて驚かれることが多い。  微妙なんだよ。タレントではないし、ゲームっていうのも若者ならみんな知ってる けど、40代から上はまだまだゲームをしない人のほうが与党だからね。

 茹で麺のおいしいやきそばと、サクラマスのおにぎりをみんなに勧める。  私は健康上、食べ過ぎてはいけないので今回は遠慮したのだが、土居ちゃんがおい しそうに食べているのをみて、ついサクラマスのおにぎりを注文してしまった!  ここでも、みんな焼きそばのおいしさにびっくり。  あとでテツandトモと、マネージャーの川田友見さんが、斉藤直樹さんに「ホテル から歩いて来れますか?」と熱心にこのお店の場所を聞いていた。

<おすすめのお店> 「鈴木やきそば」 住所:青森県青森市青柳2-8-9 電話:017-777-8166 営業時間:10:30〜18:30 定休日:月曜、第3日曜。

「鈴木やきそば」での終了間際、昨日1日五所川原、弘前を案内してくれた青森県観 光推進課の中村義人さんが、自転車に乗ってやってきた。  斉藤直樹さんに連絡事項でも伝えに来たとおもったら、青森県観光推進課のもうひ とりの松尾義人くんに頼まれて、「鈴木やきそば」にふつうにテイクアウトの焼きそ ばを買いに来ただけだという。  これには、みんな大爆笑!  今回、松尾義人くん(通称:ゲームヒッキー松尾)に会えなかったのは残念だなあ…。 青森に来て、斉藤直樹さん、松尾義人くん、中村義人さんの3人に会って帰らないと、 京都で「イノダコーヒ」に行き忘れみたいだ!  そういえば、昨日の後日談だけど、弘前で取材した「戸田うちわ餅」、「三上牛乳 直営販売所」、「三忠食堂」の3軒のご主人は、なんと! 全員同級生なんだって!  知らなかった!  この話を斉藤直樹さんに話したら、斉藤直樹さんも知らなかったようで、びっくり していた。  才能って言うのは重なるもので、弘前のみなさんはおいしいものを作るのが濃い世 代だったんだね。  午前10時。東の横綱「後藤やきそば」へ。  要するに、やきそば屋さんをはしご。  もはや『桃鉄』の旅というよりも、『元祖でぶや!』に出演しているような気分。 お店の建物がいい。  このまま映画『三丁目の夕日』の撮影場所につかえそうだ。

 アシスタントの成田志織さんは中学時代。何度もこのお店に食べに来ているそう だ。 「成田志織さん! やっと青森の人らしくなってきたじゃない!」とひやかされる。 ずっと青森の説明を私が成田志織さんにしているからだ。

 焼きそば、  並・350円、大盛・400円。  玉子焼きそば 並・400円、大盛・500円。  焼きそば、350円とはあいかわらず、安い。  青森はどのお店も値段が安い。

 玉子焼きそばは、てっきり半熟玉子を焼きそばの上に乗せて、崩して食べるのかと 思ったら、玉子焼きというより、クレープ状にしたものを焼きそばの上に帽子のよう にかぶせる。

 土居ちゃんが「特大」というのを注文。  なんと! 焼きそばの上に玉子焼き、玉子焼きの上に、焼きそば、さらに焼きそば の上に玉子焼きを乗せたものである。  要するに焼きそばのビッグ・マック!  こっちの焼きそばを食べるのは、私も初めて。  ソースが濃い目で、ぴり辛。  3種類のウスターソースを混ぜて、ソースに「こく」を出しているそうだ。

 ここでも、みんなでにわか覚えの津軽弁で「わンや、うめ〜!」をみんなで連発。 発音が違っているようで、お母さんに訂正される。

「後藤やきそば」 住所:青森県青森市茶屋町18-1 電話:017-741-606 営業時間:平日10:00〜18:00      土曜10:00〜17:30 定休日:月曜、火曜。

 食後、ロケバスのなかで、焼きそばの両横綱「鈴木やきそば」、「後藤やきそば」 は、どっちがおいしかったかで盛り上がる。  若い人たちは、「後藤焼きそば」で、年寄り組は「鈴木やきそば」が人気。  最終的に、体力があるときは「後藤やきそば」に来て、体力がなくなっているとき は「鈴木やきそば」がいいというADの笹野くんの意見にみんなが同意する。  もうすっかりスタッフ、出演者たちがなかよしになっている。  今回の旅は、撮影時間が厳しい以外は、非常に和気藹々でたのしいロケだ。  午前11時。「赤い林檎」へ。  このお店は、珍しく土居ちゃんが見つけたお店。  何回目かの青森のときに甘いものが食べたくなって、土居ちゃんがガイドブックで 選んで行ったら、おいしかった。

 このお店に来たい、来たい!と思っていたら、この番組で来ることが出来た。

 私と土居ちゃんは、アップルパイという名前だと思い込んでいたけど、正式名称は 「ショソン・オ・ポム」。  フランス語で、「りんごの室内履き」。  訳だけ聞くと、何?と思うかもしれないけれど、形を見れば、ジュウータンの上を 歩くときにはく豪華なスリッパの形に似ている。 「ポム」は、りんご。  大学時代、第一外国語がフランス語だった私が覚えている数少ないフランス語の単 語のひとつ。なぜ私がイメージに合わないフランス語が第一外国語だったかは、また 別の機会に。笑える話がある。

<おすすめのお店> 「赤い林檎」 住所:青森県青森市新町2丁目6−15 電話:017-722-7738 営業時間:10:00〜18:30(2階) 定休日:無休。 備考:赤い林檎のパイ、ショソン・オ・ポム。

 午後12時。青森駅前へ。  ここでオープニングの撮影。  駅前だと、すぐテツandトモのふたりがつかまる。  とくに小学生がいたので、またまた大騒ぎ。  テツandトモのふたりは自分のほうから、「何でだろう」をやってあげるだけでなく、 「みんな『桃鉄』知ってる〜?」と、『桃鉄』の宣伝までしてくれる。  読売広告の岩崎誠が見たら、泣いちゃうよ!

 ここからお土産対決。  テツandトモのふたりは、青森駅前「アウガ」地下の海鮮市場と、アスパムへ。  午後1時。私、嫁、土居ちゃん、斉藤直樹さん、成田志織さんは、アスパムに移動 して、待機。  今回の撮影で、ようやく待機時間が取れた。  巨匠・黒澤明監督のワンシーン長回しは有名だが、今回の制作会社のずっと撮りっ 放しも密かに特筆すべき手法なり。  地サイダーなど飲んで待つ。  斉藤直樹さんが、アスパムの広報の方を紹介してくれる。  広報の人は、めちゃくちゃ『桃鉄』のファンだそうだ。  ゲームのなかに「ぜひアスパムの絵を描いてください!」というので、こっちも大 喜び! 許可を取る手間が省ける。  来年暮れ発売予定の『桃太郎電鉄18(仮)』の「つづきから」、「いつもの」の 画面は、たぶんアスパムになるぞっ!  午後2時。撮影が押している。  函館に向かう電車に乗る時間までに1時間半を切っている。  しかし、まだあと1件撮影が残っている。  速攻、お土産品対決を撮影して、青森での最後の撮影場所へ。

 午後2時22分。鮨処「すずめ」へ。  私が青森に来たとき必ず寄るお寿司屋さんだ。  青森に来て、この時期で「大間(おおま)のまぐろ」を食べて行かないわけにはい かない。

 でもお店が開くのは、午後5時から。  しかも本来は取材を受けないお店なのに、お店のご主人が私の番組ならと取材OK! を出してくれた上に、仕込みの時間を早めて、お寿司を作ってくれたのだ。  これにはみんなスタッフ、出演者も感謝感激。  しかし、このお店に着いた時点で、函館行きの電車に乗る時間は、ぴったりあと1 時間!  これはちょっと無理じゃないの?  荷物は青森ワシントンホテルに置いたままだし。  とはいえ、私、土居ちゃん、成田志織さんの3人で、大間のまぐろを食べるシーン の撮影開始!  鮨処「すずめ」のまぐろだもの!  演技の下手な、私や土居ちゃんにも演技いらずの笑顔が自然にこぼれる。  スカイ・パーフェクTV「旅チャンネル」を見ることが出来る人は、ぜひ見て私の 笑いっぱなしの顔を見ていただきたい。

 このあと、お店のご主人がまぐろ以外のお寿司を作ってくださった。  これを食べていたら、函館行きの電車に乗れなくなる!  後ろ髪を引かれつつ、お店を後にする私ではなかった! はっはっは!  ウニ、いくら、ホタテ、中トロ、甘エビのにぎりを、食べちゃったよー!

<おすすめのお店> 「鮨処すずめ」 住所:青森県青森市橋本1丁目2−11 電話: 017-775-1131 営業時間:17:00〜24:00 定休日:日曜。 備考:大間のマグロ、ホタテのうにソース炒め。

 さあ! 大変だ。  午後3時。私、嫁、土居ちゃん、斉藤直樹さんの4人は、この時間に青森駅に着い たけど、この時点で函館行きの電車の発車まであと、22分しかない!  けっきょく、嫁は「鮨処すずめ」でお寿司を食べる時間がなかった。  テツandトモと撮影スタッフが、来ない。  ロケバスは、青森ワシントンホテルに私たちの荷物を取りに行ってから、こっちに 向かうのでよけい遅れている。  発車時間になったら、私たちだけ函館行きの電車に乗ることも可能だけど、旅行カ バンもなくて、何より命より大切なVAIOを持たずに電車に乗るのはいやだ。まだ この時間なら、電車を1本遅らせればいい!  午後3時19分。発車時間まで、あと3分。  この時間から改札を通って、跨線橋を渡れない。  もう無理だ!  覚悟を決める。  土居ちゃんと次の電車は何時に青森を出発するか、みどりの窓口まで見に行って、 喫茶店でコーヒーでも飲もうとしたそのときだった。  ダダダダダダッ!という激しい音とともに、テツandトモを始め、撮影スタッフが 青森駅に飛び込んで来たではないか!  刑事ドラマの、犯人と犯人を追いかける刑事さんたちみたいだ!  えっ? うそ〜〜〜!  あと3分で発車の電車に乗るつもり?  まるで運動会のリレーのバトンタッチのように、函館行きのキップを渡されて、私 もキャリーバッグを引きずって、改札口を通る。  でも手足が不自由な私は、とてもじゃないが早く走れない。  絶対、無理!  すると後ろから来たテツくんが、私のキャリーバッグを奪うようにして持って「先 生はあとから来てください!」と走っていく。  午後3時22分。 階段を降りる直前に、特急白鳥15号函館行きの発車のベルと アナウンスがホームに流れる。  私も必死に階段を駆け下りる。  とにかくいちばん近い乗車口に飛び込む。  間に合った!  たぶん車掌さんが、テツandトモと気づいて、少し発車を遅らせてくれたのだと思う。  とにかく間に合った!  みんな、ほんとにゼエゼエ…、ハアハア…。  咳き込むほど、みんな全力疾走だった。  最初からレンタカーを返しに行くために残った平田雄大くんを除いて、全員無事電 車に乗れた!  ものすごい一体感がこのチームに生まれた!  テツandトモのふたりが、息を切らせながらお客さんたちに「お騒がせしてすみま せん!」と謝る。  こういうことがちゃんとできる芸能人を見たのはひさしぶりだ。  武田鉄矢さんとか、元ツイストの世良正則くんぐらいにまで遡らないと見たことが ない…。  すでに電車は走り始めているけど、みんな放心状態。  イスに座って、それぞれ呼吸のテンポが通常に戻るのを待っている。  昨日十三湖に行くときに左折した蟹田(かにた)駅で電車が停車したあたりでよう やく私の呼吸も整ったので、VAIOを広げて、この日記の下書きの続きを書き始め る。  旅行中に下書きだけでも完成させておかないと。  旅から帰ってきてからだと絶対事実と違う話や行ったお店の順番がぐちゃぐちゃに なってしまう。  赤穂浪士47士のうち、ひとりだけ後世に快挙を伝えるため離脱した人がいたけど、 青森に残ってレンタカーを返しに行く役目を引き受けて、次の電車で函館に向かう予 定の平田雄大くんは、青森県観光推進課の斉藤直樹さんといっしょに、アスパムの近 くの「まるかいラーメン」に食べに行ったそうだ。  斉藤直樹さん、相手してあげてるんだ。  素晴らしいなあ!  ふつう私と仕事をする人は、私だけを相手にするのに精一杯で、私のまわりの人に 気をつかってくれない人が多い。  仕事のできる人は、うちの嫁にも話しかけるし、土居ちゃんにも話しかけるし、 井沢どんすけ、石川キンテツのような者にまで話しかけてくれる。  私以外の人間と全然話さないって人、けっこう多いんだよ。  斉藤直樹さんは、うちが連れてきた人たち全員と、毎回一生懸命会話してくれるし、 たったひとり青森に残って淋しい平田雄大くんをラーメンに誘ってくれているのだ。 えらいと思わない?  私はここ数年で出会った人に、素晴らしい人が多くて、気持ち悪いくらいだ。  と同時に、自分の気配りの下手さかげんに恥じ入るばかりだ。  日記の下書きに夢中になっていたら、青函トンネルをあっという間に過ぎて、北海 道に渡っていた!  なつかしい風景だ。  かつては昨年から青森に毎月来ているように、毎月北海道に来ていた。  夕陽と呼ぶには暗い海が、美しい。

 午後5時33分。終点、函館駅に着く。  土居ちゃん(土居孝幸)が、函館駅が新しくきれいになっていたのに驚く。  そういえば土居ちゃんと函館まで電車で頻繁に来ていたのは、10年前以上も前の ことだ。  3年前に来たときは、土居ちゃんは飛行機で湯の川空港着であった。

 午後6時。函館駅改札口で、函館到着のシーンを撮影する。

 撮影の準備中、土居ちゃんが新しくなった函館駅構内をすみずみまで歩いて、10 数年間覚えていた昔の函館駅の面影を探そうとするが、まったく見つからず。  本当に函館駅は、まったく新しくなってしまった。  土居ちゃんは自分のアルバムを張り替えられたみたいで、複雑な顔つきをしていた。

 午後6時30分。湯の川のプリンスホテル「渚亭」へ。  このホテルは、露天風呂付きの部屋が日本一多いことで有名で、私が熱海の温泉付 きの家を買うきっかけになったホテルでもある。  午後7時30分。私と、嫁と、土居ちゃんは五稜郭の鮨金総本店「はん龍」へ。

 実は明日ここでテレビ撮影をする。  でも鮨金総本店とはもう20年になるお付き合いなので、私たちも個人的に挨拶に 行っておかないと!と思ってやってきた。  嫁が青森の「鮨処すずめ」で、ほとんどお寿司を食べられなかったせいもある。  番組中、私、土居ちゃん、成田志織さんだけが食べるのを、嫁やテツandトモのマ ネージャーさんなどは見ているだけの場合が多いので、非常に申し訳ない。  こういう気持ちになっていること自体、食べ物タレントになってるようで恐ろしい。  いちばんなかよしの福田さんは、一昨日から銀座店に行ってしまっていなかった。 二番目になかよしで、明日撮影の担当をしてもらう森村さんは、きょうは函館駅近く の本店のほうに行っているそうだ。  でも長いことよく知っている藤田さんがいて、明日の取材のことも伝わっていた。

 イカうにソーメン、サーモン、イカ、タコのスライス、ホタテの磯辺焼きなど、こ のお店ならではのお寿司を食べる。

<おすすめのお店> 鮨金「はん龍」 住所:函館市本町9−24 電話:0138-55-2277 営業時間:12:00〜24:00 定休日:日曜定休

 食後、10年ほど前に所有していた五稜郭のマンションのビルをひさしぶりに見に 行く。函館の地理にくわしい人向けにいうと、2階に「五島軒」が入っているビルだ。

 このマンションは、札幌のハドソンに行く中継基地としてつかっていたので、飛行 機が苦手な私が陸路を伝わってきて寝るためのマンションだっただけに、そんなに思 い出は深くない。  当時、バブル時代だったので、ホテルの宿泊がまったく取れなかったので、函館と 札幌にマンションを買わないと、ゲーム製作ができなかった。  15〜18年前は、テスト・プレイは札幌の開発現場でしか出来なかったのだ。  だから1週間ぐらい札幌に泊り込んで、その場で直しを言って、その場で直しても らったロムをまたテスト・プレイするといった具合。 『ジャンプ放送局』の毎週連載をこなしながら、このペースでゲームを作っていたの だから、脳内出血で危篤状態になったのは、当然だよね。  ロムを焼いたものを東京に送ってもらうようになるまで数年かかった。  午後9時。湯の川のホテル「渚亭」に戻る。  以前来たときから「渚亭」は、1階のロビーも広くなって、客室もきれいになって いた。  昨年改築したそうだ。  嫁と、土居ちゃんの部屋には、部屋つきの露天風呂はついていなかったそうだ。  私の部屋には露天風呂がついていた。  手足が不自由な私だけ特別待遇にしてくれたのかな?  ありがたいことだ。  さっそく、露天風呂に入る。  遠くイカ釣り船の漁火が見える。

 ホテルの下は、浜辺。  浜に寄せる波の音を聴きながら、のんびり〜〜〜!  この3日間の疲労が、すう〜っと抜けて行くようだ。  お風呂から出て、『報道ステーション』を見ながら、スポーツ情報のあたりですで にうとうと眠くなる…。

 
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