10月27日(金)

 午前3時。くそっ。昨夜早く寝たら、これだ。
 すぐ目が覚めてしまった。
 目が覚めたので、『桃太郎電鉄DS(仮)』のテスト・プレイ。

 テスト・プレイは、非常に順調なり。
 最後の問題点が浮かんだ。
 この問題が解ければ、あとは微妙なチューニングさえ完了すればいい。
 でもこの問題点は、ゲスト・ボンビー並みの重要度なので、浮かばないと困る。
 浮かべばゴールが見えたようなものだ。

 午前8時。二度寝。

 午前11時。娘&孫の風邪は、回復せず。
 こんなにぐったりしている孫姉を見るのは初めて。
 私も風邪気味。
 すでに嫁は、銀行にでかけたようだ。

 午後0時。渋谷へ。
 咳をしながら歩いている人、多いねー。
 これだけ毎年風邪が流行するのに、何で風邪は減らないんだろう。
 まさか薬品会社が談合して、菌をまいているわけないよね?

 たしか松涛(しょうとう)から神泉(しんせん)に行くあたりに、おいしい広島風
焼きそばのお店があったので探すも見つからず。
 30分ほど、松涛界隈を散歩。

 私も風邪で体力がないので、「博多天神」で、のりラーメン。


<おすすめのお店> 「博多天神」渋谷宇田川町店 住所: 東京都渋谷区宇田川町32-11 正和ビル1階 電話: 03-3461-9323 営業時間:11:00〜3:00 日祝11:00〜19:00 定休日: 無休

 午後1時30分。帰宅。 『桃太郎電鉄DS(仮)』の仕様書の直し。  午後3時。嫁と、表参道モリハナエビル1Fの喫茶店へ。 『少年ファング』編集部の松井栄元くんと、うちの近所のカメラマン・齊藤清貴くん と待ち合わせ。

 松井栄元くんと齊藤清貴くんは、『週刊少年ジャンプ』時代にいっしょに仕事をし た仲。  かつての『週刊少年ジャンプ』600万部時代の人たちも、こういう風にフリーの 編集者になったり、『コミック・バンチ』を立ち上げたり、それぞれの人生を歩んで いる。  共通するのは、あの頃の時代の話をすると一様に「あの頃は、すごかったねー!」 「変な人ばかりだった!」「狂気があったよね!」と異口同音。  だからあの頃の人に会うと、私は戦争経験は無いけど、戦友に会うような気分。  ほんと戦場みたいだったからね。  誰もが、もっとおもしろい漫画が作れないか?と死に物狂いだった。  松井栄元くんから、最近の出版事情など聞く。  私も出版業界から離れて10年になるので、ずいぶん情報が古くなっていた。  なので、松井栄元くんから漫画のプロデュースを依頼されるが、ちょっと自信が無 くなってきた。はっはっは!  基本的な部分が変わるわけではないと思うのだが、漫画を買うのは女の子、女性が ほとんどで、男の子が単行本を買わないという情報を聞くとひるむ。  私が漫画評論家をやっていた頃の情報は、ちょうど反対だった。  女の子は、雑誌は買っても単行本を買わないのが定説だった。  いま中学生の男の子は、何にお金をつかうのか知っている人がいたら教えてほし い。CD? 携帯? 映画? ゲーム?  午後5時15分。嫁、齊藤清貴くんと帰宅。  なにしろ齊藤清貴くんの事務所は、うちから100メートル。  午後5時20分。「田川歯科医院」へ。  まだまだインプラント手術は続く。  続くどころか、来週1週間地方の仕事にでかけると言ったら、念入りに噛み合わせ を調整してくれたり、歯をていねいに削ってくれたので、なんと1時間40分の大工 事。  映画1本分ぐらいだよ。  午後7時。帰宅。  嫁、娘、孫姉&孫妹、みんなが風邪でダウンしている。  嫁が作ってくれたうどんを食べ始めたら、孫姉がもぞもぞ近づいてきて、いっしょ にうどんを食べ始めた。  どうも孫姉は私のことをライバルだと思っているようで、ずっと食欲がなくてあま り食べなかったのに、自分から食べようとするのは私が来たからのようだ。  まだ2歳だから、風邪がどう苦しいかを伝える言語も無いし、寝ることが大事かど うかもわからない。  ご飯を無理してでも食べたことがいいことだって、知ってるわけがない。  赤ちゃんとのコミュニケーションって難しいね。  午後8時。『桃太郎電鉄18(仮)』の仕様書作り。  さすがの私も風邪気味で、調子上がらず。  こういう日は、私も身体を休めたほうがいいようだ。  来週1週間過酷な旅行が、待っている。  あと2日間で治さないといけない。

貝塚市・高木明光 ――――――――  さくまさんこんばんは、大阪の高木明光です。  10月24日付の裏日記を拝見致しました。  今年も『桃の陣』の放送が決定し、非常に嬉しく思っております。  撮影お疲れさまでした。  今回特に驚いたのは、今年吉本新喜劇の座長になられた小藪さんが出演されている ことです(記念写真での「I`m 座長」のポーズが決まっています)。

●さくま「彼も股『桃太郎電鉄』のファンなので、今回参加してくれたのだ!」

 小藪さんが参加され、番組内の大喜利メンバーがこれまで以上に豪華となりますの で非常に楽しみです。  撮影中の写真の様子を見ますと、今回の番組進行役はバッファロー吾郎のお二人に なるのでしょうか?

●さくま「さすがよく見ているねー。最初バッファロー吾郎のふたりが進行役で始 まったのに、途中で全然違うことに気づくことになるみたいだよ!」

 12月の放送を楽しみにしております。  それでは、失礼致します。

●さくま「12月1日(金)深夜、午前0時25分、毎日放送だからね−!」

大和市・なべちゃんこなべ ――――――――――――  さくま先生、こんばんは。  今日の日記を読んでいて、「虎ノ門の日本郵政公社へ」というくだりを見て、郵便 局員である私は「え、なぜさくまさんが郵政公社へ行くのだろうか!?」とびっくり しました。

●さくま「ほう! 郵便局員さんだったんだ!」

 さくまさん自身もおっしゃられているように、「ゲーム作家」にとってほとんど縁 が無いようなところですからねえ・・・とかいいながら私自身郵政公社の本社が虎ノ 門にあることを知らなかったのですが(恥)。  郵便局に勤め始めてからかなり経ちますが、「わたしのアイデア貯金箱コンクー ル」の審査が、日記中にあったような錚錚たるメンバーで行われていたことは実はこ の日記で初めて知りました(恥×2)。  このコンクールには勤め先の郵便局周辺の学校からも沢山の応募が毎年あり、数年 前には特別賞(だったかな)を獲得した作品が出ました。  民営化の動きが慌しくなっているので来年の開催が危うい状況にあるのはおそらく 「事実」かと思われます。  が、このような”子供のやる気を呼び起こす(掘り起こす)イベント”はぜひ続け るべきだと私も思います。

●さくま「審査員の先生方もみなさん、そうおっしゃっていた!」

P.S.金融総本部郵便貯金事業本部長が誰だったのかもこの日記ではじめて知りま した(恥×3)。

●さくま「おいおい! はっはっは!」

 あっという間に朝晩が冷え込むようになり、不覚にも先週今月2回目の風邪を引い てしまいました。  ご家族の風邪の具合が思わしくないようですので、一日も早く全員が咳一つしない 体調に戻られるよう、お見舞申し上げます。  さくま先生にも体調に気をつけられてお仕事をされて下さい。  では失礼します。

●さくま「こういう風にみんなが日記の感想を書いてくれるのが、私の元気の源だよ。 いつも、ありがとう!」
 
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