8月4日(金)

「五所川原立ちねぷた祭り」に、桃太郎電鉄立ちねぷたが出陣の日。
 今年一番長い一日が始まる。

 午前8時30分。ホテル1Fで朝食。
 問題が起きずに終了することを願い、私の体力が持つことを願い、きょうで昨年か
ら続いた青森シリーズが完結することの淋しさが入り混じって、心は変わりやすい秋
の空のようだ。
 でも外の天気は、もちろん快晴!
 みなさんのご期待通り。
 いつもは「晴れ男」と呼ばれても、そうかな?ぐらいにしかおもっていないのだ
が、きょうは「晴れ男」と呼ばれることが誇らしい。

 井沢どんすけからメールがとどく。
「青森につきましたー!」
 残念。飛行機に乗り遅れたので、秋田から電車で向かいますぐらいのギャグを見せ
てほしかった。

 午前10時30分。青森市内3ヶ所に分散して宿泊しているスタッフを、大型観光
バスが次々にひろって行って、五所川原へ向かう。
 この時期の青森は、本当に宿が取れない。
 もっとホテルを増やしてほしいとおもうのだが、ホテルを増やしてもねぶた祭り以
外の季節にお客さんが入らないのでは経営が成り立たないので、増やせないそうだ。

 午前11時30分。五所川原「立佞武多(たちねぷた)の館」に到着。
 読売広告の岩崎誠、ディレクターの農本太一さんたちは、メイキング映像撮影のた
めに降りて、代わりに井沢どんすけ、山下慎一郎、『Vジャンプ』編集部の村野啓太
くんが観光バスに乗り込んでくる。

 午後12時15分。「道の駅もりた」で、トイレタイム。

「道の駅もりた」の建物の脇に「おらほのめへ」の看板。 「おらほのめへ」?  青森県観光推進課の斉藤直樹さんに聞くと、津軽弁で「私たちの店」という意味で、 農産物直売所になっているそうだ。 「津軽怪獣おらほのめへ」とか作りたくなる。  このあたりは通称メロン街道と呼ばれ、タカミメロンの名産地。  タカミメロンは、青森県の主力メロンで、ジューシーで肉質がしっかりして、日持 ちが良いのが特徴だそうだ。

 試食があったので、食べた瞬間嫁に「これ、東京に送って!」と叫ぶ。  どうして青森で食べるものは、何でもおいしいんだろう。  でもそれよりもっとおいしかったのが、スイカ! 「紅まくら」という奇妙な品種で、ラグビーボールのように細長い。  抜群のおいしさに、これも東京に送ってもらうことに。 「道の駅もりた」のなかに入ると、井沢どんすけ、山下慎一郎、札幌開発スタッフが 新郷村の飲むヨーグルトを買っていた。  おお! こんなところで売っているのか。  けっきょく新郷村の飲むヨーグルトは、コンビニの「NEW DAYS」では発売 せず、青森市内のスーパー中心に販売されるようになったそうだ。  確実に買うなら、ぜひ「桃鉄物産館」で。  みんな買ってすぐその場で飲んで「おいしい! おいしい!」と大喜びしていた。  午後12時30分。「アビタニアジャージーファーム」へ。

 岩木山が近くに見える。  五能線の鰺ヶ沢駅が最寄りの駅のようだが、海が見えないので、五能線の気がしな い。  斉藤直樹さんがおすすめするアイスクリームを食べに来た。  アイスクリームを断わる私ではない!  まずは、ソフトクリームを食べる。  不二家のミルキーっぽい、牧場ならではのおいしさだ!  牛の匂いと、牧草に囲まれて食べるソフトクリームは最高!  北海道に来ているみたいだ。

 でもこの牧場の本当の主力商品は「MiruMu(ミルム)」という名前のカップアイス。  味が濃厚でおいしいのだが、色が黄色い。  ジャージー種の牛にアルファルファをふんだんに与えると、こういう色になるそう だ。理由は何でもいいけど、格別のおいしさ!  残念ながら、青森市内でもほとんど売っていなくて、ここまで来て買うか、宅配の みらしい。  ここまで来て買うっていったって、絶対ここわからないとおもうよ!

 くわしくは、青森県観光推進課の「まるごと青森」を見るしかない。    午後1時30分。五所川原「立佞武多の館」に戻って、いったん解散。  あまりにも人数が多すぎるので、分散して食事にでかけることに。  私、嫁、斉藤直樹さんの3人は「亀乃家」へ。  創業100年を超えるそば屋の老舗。  青森県観光推進課が推奨する「百年食堂」のひとつだ。

 おそば屋さんなんだけど「中華ざる」という奇妙なメニューがある。  こういう変わったメニューは食べてみなきゃ!

 麺は、縮れ麺のラーメンだ。  お汁にひたして食べるものらしい。  ん? これって、つけめんじゃないの?  つけめんじゃないんだよ。  つけめんは、温かいスープに麺を入れるよね。  中華ざるのお汁は、まったく日本そばのお汁なのだ。  だからお汁の脇には。ちゃんとネギとわさびがある。  ラーメンをおそばのお汁で食べるから「中華ざる」。  な〜るほど。  五所川原あたりでは、中華ざるは別に取り立てて珍しいという食べ物ではないらし いのだが、これおいしいよ!  東京でメニューとして出しても当たるとおもうなあ。  ラーメンの麺がこんなに日本そばのお汁に合うとおもわなかった。

<おすすめのお店> 「亀乃家」 住所:青森県五所川原市上平井町116 電話:0173-35-2474 営業時間:9:30〜17:00(ねぷた期間中は〜19:00) 定休日:日曜 おすすめ:中華ざる

 午後2時。「立佞武多の館」に戻り、「五所川原立ちねぷた祭り」用の半被(はっ ぴ)にサインを入れる。 『Vジャンプ』とか「桃鉄物産館」のプレゼント用だそうだ。

 土居ちゃんと、はっぴ姿を撮影。

 実はここから先の記憶があまり定かでない。  瞬間的にヒマになったり、急に忙しくなったりで、どういう順番で事が進んだのか よく覚えていない。  サクマニアのみなさんに会ったり、「桃太郎電鉄立ちねぷた」の前で、五所川原市 長さんたちと「玉ぐしの儀」に参加したり、『るるぶ』編集部の入江一也くんに数年 ぶりに再会したり、「立佞武多(たちねぷた)の館」のなかを右往左往。

 1Fで、ハドソン香月薫児常務、川田忠之くんたちと『桃太郎電鉄17(仮)』の 内容と題名について決めたり、年末発売の『桃太郎電鉄16(仮)』の発売日をいつ にしたらいいか?といったけっこうシビアな話をしたり、でも迫り来る「桃太郎電鉄 立ちねぷた」の運行で頭はいっぱい。

 午後4時45分。「五所川原立ちねぷた祭り」の運行は、午後7時から。  食事をする時間がないので、「あげたいの店」へ。  まだ井沢どんすけが一度も揚げ鯛を食べていなくて、今回青森に来る前から「揚げ 鯛が食べたい」とずっと言っていた。 『桃太郎電鉄16(仮)』のテスト・プレイ中、五所川原揚げ鯛屋の収益率をずっと 見ていたらね。なにしろ『桃太郎電鉄』史上初の収益率200%だ。

「あぢ、あぢ、あぢ!」

 井沢どんすけは熱いものが苦手。  でも、すっかり揚げ鯛を気に入っていた。  午後5時。町には沿道にパイプイスが出て、五所川原立ちねぷた祭りを待つばかり。 いつもは閉まっているお店も、ビールと焼きそばを売るお店になっていた。  私、嫁、土居ちゃん、岩崎誠、井沢どんすけ、山下慎一郎、村野啓太くんは、五所 川原のケーキ屋さん「カルネドール」へ。  あれ? 土居ちゃんはいなかった気がする…。  もう誰がどこにいて、誰がいなかったかがまったくわからない。  おまけに暑い。  さすがの青森もきょうは、31度だ。  午後5時30分。「立佞武多の館」に戻って、4Fで三村申吾青森県知事、青森県 観光局長と会う。

 三村申吾県知事とは、3月の末以来二度目の対面なんだけど、あれから何度もメー ルをいただいたりしているので、すっかりメル友気分。  前回「高橋名人を連れてきます」と約束したので、高橋名人を紹介。  高橋名人を知っている県知事さんというだけで、新しい政治を見せてくれる気がす るよね。

 三村申吾県知事はあいかわらず機関銃のようにしゃべって、みんなを笑わせる。  おまけに、三村申吾県知事と高橋名人がファミコン版『桃太郎電鉄』の音楽をふた りで歌いだすという信じられないことが起きた。  私のほうが、よく覚えていない。  前回プレゼントした『桃鉄15』は、「さくま城」のさくま鉄人3人がどうしても クリアできない!と悔しがっていた。  三村申吾県知事は、昔新潮社に勤めていたので、私にとっては非常に近い匂いを感 じる。顔もどことなく堀井雄二くんっぽい。  午後6時30分。「立佞武多の館」の5階までの壁が開いて、いよいよ出陣の準備。

 ハドソンのメンバーもみんなおなじ赤い「桃太郎電鉄立ちねぷた」の半被に身をつ つむ。  柴田真人さん、三井啓介くんの半被姿が妙に似合っていた。  三井啓介くんの半被姿は「似合っているというよりも、お寿司屋さんの板さんみた いだ!」という人もいた。  誰もが、笑っている。  誰もが、喜んでいる。  誰もが、楽しそうだ。

 きょう集まった桃太郎チームのメンバーを見渡して気がついた。  ハドソンのこういうイベントに、ノーミス、ノーストレスで当日を迎えたのは、2 0年近くで初めてのことではないか!  以前は、イベントが近づく頃には、欽ちゃん球団のような不祥事が発生したり、 誰かが想像を絶するヘマをして消火活動に必死になったり、天狗になって言うことを 聞かなくなった人間をどうしたらいいかと議論していた。  ホウレンソウ(報告、連絡、相談)を徹底すること。  わからないことはわかないとはっきりいうこと。  無理はしない!  適材適所!  野球でいう飛んできた打球は必ず身体の正面で捕球するみたいなことを5年前ぐら いから徹底してきて、ようやくこの日を迎えることができたのは、偶然ではない気が する。 「いい人間だけが残ると、こういうイベントに参加できるチャンスをもらえるってこ となのかなあ…」と、私がつぶやくと、脇から「さくまサン! 僕がハドソンをやめ たからですよ!」と、大里幸夫さんが冗談をいう。  はっはっは! 大里幸夫さんらしい冗談だ。  でも、大里幸夫さんはこのあと2時間ずっと、「いいねえ!」「いいことしたねー!」、 「ほら、さくまサン! 桃鉄のほうが22メートルの立ちねぷたよりも大 きく見えますよ」、「桃太郎電鉄立ちねぷた、最高だねー」を連発し続けた。  出陣寸前に、新聞社の取材を受けたんだけど、私が珍しく感想を言えない。  いまこうしてここに立っていることが、あまりにもうれしくて「うれしい」以外の 言葉が浮かばないのだ。  文筆業のくせして、うれしい以外のコメントが浮かばないなんて、最低だ。  でも心の底からうれしいと、無我の境地に達してしまって、ほんとに言葉が浮かば ない。  おおっ! 青森県観光推進課の松尾義人くんが来てくれた。  昨日青森ねぶたに来てもらったときに、「松尾義人くん! 五所川原の立ちねぷた 祭りも見に来てよ〜!」と無茶なお願いをしていたのだ。  松尾義人くんは仕事を早めに切り上げて、バイクで駆けつけてきてくれた。  ちなみに松尾義人くんが、青森市内から外をバイクで走るのは初めてだそうだ。  青森県観光推進課の斉藤直樹さん、松尾義人くん、中村義人さんがいなかったら、 この「五所川原立ちねぷた祭り」の話はここまで進まなかった。  だからどうしても、松尾義人くんにも来てもらいたかったのだ。

 午後7時。花火が鳴って、立ちねぷたの運行が始まる。  立ちねぷたのトリを取るのは、22メートルの3台の巨大立ちねぷただ。  うちは、この3台の立ちねぷたのひとつ前の運行。  だから運行が始まっても、ずっと「立佞武多の館」の前で待機。  いつのまにか『るるぶ』編集部の入江一也くんが、『桃太郎電鉄』の半被を着て、 「桃太郎電鉄立ちねぷた」の引き手になっているではないか!  いいね! いいね! いいね!  何か連続ドラマの最終回っぽくなってきた。  それにしても立ちっ放しなので、腰が痛くなってきた。  ここでリタイアしたら、この1年間青森に通ったことが無意味になってしまう。  たとえ100メートルだけでも、私は歩くぞ! 「さくまサン! ここのポイントとここのポイントのときにいてくれれば、撮影はO Kなので途中でショートカットして逃げもいいですよ!」と、岩崎誠に言われる。  でもこんなチャンスはめったに、いや一生一度しかない。  できることなら、歩き通したい。  五所川原に合わせて、熱海で休養はじゅうぶん取ってきた。  幸い、昨年この「五所川原立ちねぷた祭り」を見せてもらっているので、コースの 長さは頭に入っている。 『週刊少年ジャンプ』の主人公が、決戦に向かう直前のように「やるっきゃない!」 だ。  午後8時。いよいよ「桃太郎電鉄立ちねぷた」の出陣!  大きな4連の太鼓がどどん!と鳴って、ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!の掛け声 とともに動き出す。  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  読売広告浜田良太くんが入ったキングボンビーのきぐるみを先頭に、高橋名人が続 く。

 ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!

 高橋名人が「高橋名人」と書かれたたすきをかけて歩く。  実は高橋名人嫌がるのを無理やり、私がかけさせた。  おかげで沿道は、生・高橋名人の登場に大喜び。  かつてのゲームっ子、いまヤンキーの若者から「高橋名人!」の声が飛ぶ。  意外や、女性陣からいっぱい高橋名人に声援が上がった。  やっぱり高橋名人に無理やりたすきをかけてもらってよかった。

 ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!

 きょうは「五所川原立ちねぷた祭り」の初日なので、30万人ぐらいの観光客が集 まっているそうだ。  だから必死に顔見知りのサクマニアのみなさんを見つけ出そうとするのだが、沿道 の人が多すぎてわからない!  途中、サクマニアの切り込み隊長・高野文孝くんの顔を見つけたので「こっち来い!  こっち来い!」と誘う。青森ねぶたは最近管理されて、正装していない人間の参加 はダメだし、列を乱さないようにロープが張られての運行だけど、「五所川原立ちね ぷた祭り」はまだまだ無礼講!  かなり後半になって、沿道にサクマニアの鑑・高木明光くんの姿を見つけたのでま たまた「こっち来い! こっち来い!」と誘って、運行に参加させる。  お互い初対面だけど、サクマニア同士。  おまけに大阪府同士。  あっという間に意気投合していた。

 ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!

 私はといえば、途中何度もリタイアの危機を迎えたけど、こんな感動の儀式からの 脱落はもったいないにもほどがあると、歯を食いしばって歩く。  日本テレビ24時間テレビのマラソン・ランナーはこんな気持ちなのかな?などと おもいながら、歩く。  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ!  ヤッテマーレ! ヤッテマーレ! 『桃鉄たちねぷた(.mov)』 (※読み込みに時間がかかります)  午後9時。「立佞武多(たちねぷた)の館」まで戻る!  やった! 歩き通した! 「さくまサン! 最後まで歩き通しましたね!」 「もう必死! ここでリアタイアしたらもったいない!」 「2.4キロも、よく歩きましたね!」 「ええっ!? 2.4キロもあったの!? 2.4キロなんて青森に来る前の1週間 の歩行距離より長いぞ!」 「絶対さくまサン、途中で脱落するとおもった。ハハハ!」と土居ちゃん。

 キングボンビーのきぐるみを着て、2.4キロを歩きとおした浜田良太くんに「よ くやった!」、「お手柄!」、「次もキングボンビー着させられるぞ!」の拍手と声 がかかる。 『るるぶ』編集部の入江一也くんも、最後まで「桃太郎電鉄立ちねぷた」の引き手と して歩き通していた。  午後9時30分。「立佞武多の館」の6Fで、簡単な終了式。 「池毅さん! 池毅さん! ほら、きょうはもう言うことなし!」と、私の携帯電話 の画面を見せ付ける。  横浜ベイスターズが巨人に2−1で勝ったスコアを見せたのだ。 「最下位脱出じゃない!」と、池毅さん。  横浜ベイスターズが巨人を抜いて、5位に浮上したのだ。  土居ちゃんの音頭で、乾杯!  こんなに力強い「かんぱ〜〜〜い!」の声はそうない!

 香月薫児常務の一本締めで、「桃太郎電鉄立ちねぷた」は終了!  いやあ、もう最高によかった!  人生最良の日だ。  このあと、私、嫁、岩崎誠、農本太一さん、浜田良太くんの5人は、マイクロバス で青森に向かう。  ほかのみなさんは、大型観光バスで、弘前に向かう。  午後11時。青森市の「本家十三湖しじみらーめん」へ。

「五所川原立ちねぷた祭り」の運行中、全然食事をしていないので、青森宿泊組は、 しじみラーメンを食べてお開きにすることに。

 おお! このお店のしじみラーメンは、おいしいなあ…。  青森市内では、NO.1の味だ。 「さくまサン! ホテルに戻って、プロ野球ニュース見たほうがいいんじゃないです か?」と、岩崎誠。  たしかにぎりぎりまだプロ野球スポーツの番組に間に合う。  横浜ベイスターズ、最下位脱出を見ないと。

<おすすめのお店> 「本家十三湖しじみらーめん」 住所:青森市本町2丁目2-27 本町らーめん館 電話:017-765-2443 営業時間:平日 21:00〜朝3:00      金土祝前日21:00〜朝3:30 定休日:日曜日

 午後11時30分。青森ワシントンホテルに戻って、野球ニュースをはしごして、 あっという間にばたんきゅー! 『桃太郎電鉄11〜ブラックボンビー出現の巻!』から5年。  桃太郎電鉄チームとして生き残った人たちと、最高の幸せをいっしょに味わえたこ とがいちばんうれしい。  きょうほど『桃太郎電鉄』を作り続けてきてよかったとおもった日はない。
 
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