1月1日(日) 新年あけましておめでとうございます! 午前8時。1年の計は、元旦にありで、いつものようにさっそくお仕事。 『桃鉄研究所』のコメント書き。 今年もみんなからいっぱい投稿メールが来ますように。 午前11時。漫画家の万乗大智くんが到着。 午前11時30分。ヤサカタクシーの宮本さんが迎えに来てくれて、すぎやまこう いち先生ご夫妻邸へ。 すぎやまこういち先生ご夫妻、「プティ・ポワン」の北岡ご夫妻が出てらして、勢 揃い。 「あけましておめでとうございます!」 「おめでとうございます! 今年もよろしく」 恒例の「嵐山吉兆」ツアーに向かう。 「嵐山吉兆」は、ご存知日本料理の最高峰のお店である。 さすがの私も、このお正月元旦の「嵐山吉兆」」は、4年に一度くらい参加すれば いいとおもっていたのだが、万乗大智くんが、すぎやまこういち先生、北岡さんが揃 う場所にぜひ行ってみたいといったので、そういうことならと、2年連続で参加する ことにした。 実は日本料理の最高峰「嵐山吉兆」の味の素晴らしさを私はまだまだちゃんと理解 していないので、もったいないから4年に一度くらいでいいとおもっていたのだが、 昨年ちょっと端緒くらいはわかった気がするので、畳み掛けてみたくなったせいもあ る。 午後12時。嵐山へ。 きょうの京都は、暖かい。こんなに暖かい京都のお正月は初めてかも。 昨年は、粉雪が舞った。 「嵐山吉兆」の門の前でも、恒例の写真をパチリ。
いつもは、すぎやまこういち先生ご夫妻、北岡ご夫妻に混じっていちばん若手だっ た私と嫁も、万乗大智くんの参加のおかげで、序二段から、幕下ぐらいには昇格でき たかも。 万乗大智くんは、職人さんの話を聞いたり、政治経済の話をするのが、大好きなの で、初登場にもかかわらず、物怖じせずにみなさんと会話できるのはたいしたものだ。 後で聞いたら、相当緊張していたそうだが…。
今年の干支が、犬なので、犬の形をした先付けが出てきた。 ずいぶんと、かわいい顔の犬だ。 どれもこれもおいしいのだが、どういう理由でおいしいのかあいかわらず、私には よくわからない。 料理のおいしいに理由はいらないのかもしれないが、少しぐらいおいしさの秘密を 語れるようになりたいものだ。
蟹が出てきた。 大きい! 津居山(ついやま)港の蟹だそうだ。 えっ? 津居山(ついやま)港? 『桃鉄』の作者としては、知らない地名なのであわてる。
「津居山(ついやま)港って、何県ですか?」 「兵庫県です」 蟹の本場といえば、『桃太郎電鉄12〜西日本編もありまっせー!』の『西日本 編』で登場させた香住(かすみ)だ。 でも後で調べてみたら、城崎(きのさき)に北にある津居山(ついやま)というだ んごっ鼻のように突き出た山の付け根にある港であった。 香住はこの港の西、20キロの距離であった。 近いことは、近い。 この津居山蟹は、いまや有名ブランドになった「間人(たいざ)蟹」を追いかける 注目の蟹ブランドなのだそうだ。 「嵐山吉兆」がこの蟹を出すというだけで、もうすでに立派なブランドになっている のだろうが。 この津居山蟹を焼くときに、徳山料理長がいらして、蟹を焼く。 火鉢の網の上に、津居山蟹を乗せて、布をかぶして、上から何度も何度も、霧吹き をかける。墨で焼くと、乾燥しすぎてしまうために、布の上から霧吹きで、湿り気を つねに送り続けるそうだ。
この霧吹きの謎を質問したのは、万乗大智くん。 霧吹きは、ふつうの水で、特別などこそこの海洋深層水をつかっているというわけ ではないそうだ。 「嵐山吉兆」が蟹にふりかける水というだけで、山道を3時間歩いた先の川で取って みたミネラルたっぷりの特別なお水をつかっているのでゃ?とおもってしまうのは、 テレビ番組などの影響を受けすぎかも。 それにしても万乗大智くんは質問魔なので、いっしょにいると私にも知識がつくの でいい。今後も彼を何かと誘ってみよう。
ふぐ雑炊の味がなんともいえないなあ。 毎年、下関のふぐの名店「春帆楼」に行きたいとおもいながら、京都の「ます多」 や「吉兆」で食べてしまうせいで、ついつい行きそびれている。
デザートに大きな大きなイチゴが出てきた。 佐賀県のとよのこイチゴだそうだ。 するとすかさず北岡シェフが「佐賀のとよのかイチゴは、タスマニア地方のイチゴ の品種の改良型なんですよ」と、解説してくれる。
北岡シェフと、徳岡料理長が会話している様は「新春時事放談」のようであり、 ただでさえ「嵐山吉兆」で食事するだけでも、豪華なのに贅沢である。 すぎやまこういち先生と万乗大智くんが政治の話で大いに会話が弾む。 そのせいか、気がつけば午後4時。 4時間もすごしたのか! ひえ〜! せいぜいまだ午後2時半くらいだとおもっていた。 「嵐山吉兆」の部屋で、恒例の記念撮影。
先代のご主人直筆の干支の絵が入った羽子板をいただく。 なんとすぎやまこういち先生ご夫妻は、来年この「嵐山吉兆」に来ると、羽子板が 12枚揃うそうである。 要するに、すぎやまこういち先生ご夫妻は「嵐山吉兆」に11年連続出場である。 「す、すごいですねえ」と、万乗大智くん。 「万乗大智くん、これから11年連続で吉兆に来れば、史上最年少で羽子板が、12 枚揃うぞ!」 「はっはっは! そりゃそうですが…!」
ところで、最近この日記を読んで、私が行った場所に行く人が増えているけど、こ のお店だけはじゅうぶん注意してから行ってほしい。 あの「うっかり行くと自爆テロになっちゃうよ!」と注意している「ます多」の料 金の2倍だからね。
午後4時30分。「嵐山吉兆」のあと、嵯峨嵐山の喫茶店に寄っていく。
万乗大智くんが、びっくりするほど政治にくわしいのには、感心した。 若いのにすごいなあ!…と、おもったあと、万乗大智くんは井沢どんすけよりも年 下であることに気づいた。 ふうむ…。人間を年齢で判断してはいけない。 午後5時30分。京都のマンションに戻る。 万乗大智くんは、しばらく市内見物。 私は、映画『ALWAYS』のメイキングDVD「夕日町のひみつ」を見ながら、 ちょっと仮眠。 実は映画『ALWAYS〜三丁目の夕日』はまだ見ていない。 私の同世代が見に行って、漏れなく泣いて帰ってきている映画なので、行きたくて 仕方がないのだが、京都の映画館では現在、午後6時30分と、午後9時 30分の2回しか上映していない。 このお正月休み中に行けるかどうか、ちょっと予想がつかない。 ちなみに、この『ALWAYS』の原作になった漫画の『三丁目の夕日』(西岸良 平・小学館)の西岸(さいがん)さんは、立教大学漫画研究会の先輩である。 大学1年生のときの文化祭に、ちょうどビッグコミックの新人賞に入った西岸良平 さんが大学を訪れて、「へえ〜! 大学の漫研っていうところは、こういう風にプロ になる人がいる場所なんだ!」と認識させてもらった。 誰もが、突然プロの世界に来るのではなく、どこかにちょっとした兆しを見つけな いと、なかなかのんきにプロの世界をめざさないとおもう。 私の場合、従兄弟の「藤岡藤巻」の藤岡孝章が、まりちゃんズとして、デビューし たことと、西岸良平さんが目の前で漫画家デビューしたのを見たことが、この世界に 入る大きなきっかけになった。 西岸良平さんは、当時大学1年生の部員だった私のことなど覚えていないとおもう が…。 午後7時。万乗大智くんが戻ってきた。 せっかくなので、我が家で錦市場で買ってきたお餅や野菜で、お雑煮を食べる。
「うわあ! ボクは池波正太郎の時代劇の世界が好きだから、火鉢を見るだけでうれ しくなってしまいますねー!」と、万乗大智くん、大喜び。 そうか。池波正太郎マニアなら、万乗大智くんを喜ばすのは、簡単だぞ! 我が家がよく食べに行くお店は、池波正太郎さんが愛したお店がいっぱいだ。 火鉢で、お餅を焼き、徳島産のもちレンコンを焼き、「かね松」で買ってきたお惣 菜を食べる。 テレビはつけているけど、ずっとみんなで火鉢で焼かれたものを、つっつき、だら だらと会話をしてすごす。 この「だらだら感」は、最高の贅沢だ。 私はせっかちなので、こんな風にのんびりすることは珍しい。 午後11時。万乗大智くんがホテルに帰る。 いやあ、どんどん体重が増えているよ。 中国経済の右肩上がりよりも、急速に増えているよ。 お正月3が日が過ぎたら、本気で減量に取り組まないと。 「肥満は万病の元」だからね。 今年の年末年始は、万乗大智くんの参加で非常におもしろいものになっている。
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