９月２０日（火）

　午前９時。ふわ〜〜〜、よく寝た。
　昨日あれだけ温泉に入っては寝ていたのに、東京に戻ってもまたよく眠れた。
　戦国武将が温泉を大事にした気持ちがわかるなあ…。

　午前９時３０分。嫁と、喫茶店「らぴす」サンで、カフェオレ。
「らぴす」サンでコーヒーを飲むと、東京に帰ってきた気がする。

　午前１０時。帰宅。
『桃太郎電鉄１６（仮）』の仕様書作り。

　午前１１時。蔵人総合研究所の赤根豊くん、大塚龍哉くん、稲井政氏くんが来る。
　私の保険加入やら、何やら。

　午後１２時３０分。娘＆孫を呼び出して、私、嫁、赤根豊くん、大塚龍哉くんの
５．５人で、「おけいすし」へ。
　大塚龍哉くんが、このお寿司屋さんが私の日記によく登場するので、気になってい
たお店だそうだ。
　これからは気になるどころか、名前が出るたびに味を知ってしまったので、悔しく
なってしまうだろうなあ。
　私はみんなにおいしいお店を紹介したいのだが、たしかに同時に「悔しさ」まで生
んでいる。
　井沢どんすけも、京都「ます多」の味を知ってしまったために、悔しさが倍増して
いるようだ。
　どこまでが親切で、どこからが罪作りなのかの境目がわからなくなってきた。

　午後１時３０分。帰宅。
「おけいすし」では、赤根豊くんたちがいた手前、ハメを外して、孫をあやすことが
出来なかったのだが、やっと思う存分、１週間ぶりの孫と遊ぶ。

　午後３時。私、娘、孫の３．３人で、五反田の東京流通センターへ。
　５Ｆに「あかちゃんほんぽ」というのがあって、赤ちゃん用品をたくさん売ってい
る。
　孫も来月で１歳。
　そろそろ、あっちこっち動き回るようになったので、自宅の２階への階段から落ち
ないための「柵」が必要になって来た。
　その「柵」を買いに来た。

 



　赤ちゃん用品って、勉強になるねー。
　歯ブラシひとつを取っても、赤ちゃんが柄を口の奥まで入れないように、柄のとこ
ろが丸くなっていたり、きょう買った「柵」にしても、お母さんが片手がふさがって
いるときのために、ワンプッシュで柵が開くようになっている。
　孫バカじじいなだけの動悸から、娘について行ったんだけど、思い切りお勉強にな
ってしまった。

　午後４時。帰宅。
『桃太郎電鉄１６（仮）』の仕様書作り。
　いよいよもって、単純作業に入ってきたので、私の仕事のペースががくん！と落ち
る。
　うんちカードとか、ぶっとびカードとか、定番のカードは、前とおなじ仕様書でい
い…というか、変えるとお客さんが混乱するから、わざと変えないようにしている。
　そういう仕様書の場合、きょうの日付「05年9月20日桃16・1」を記入して、さらに
「・※変更無し。」を記入するだけでいい。
　こういう慣用句は、私の場合、すべて単語登録に入れているので、簡単に記入でき
る。
　ところが、この単純作業が私の場合、滅法苦手なのだ。
　気力が続かない。
　難問をふっかけられたほうが、２時間でも、３時間でも、８時間でも座ったまま解
決できる。
　でも、書類に判子を押していくような作業は、すぐ気が散ってしまうのだ。
　絶対、私は市役所みないな所には勤められなかっただろうなあ。
　この商売を選んでいて、本当によかったとおもう。

　ましてや、きょうから２階には、孫がいる。
　２０〜３０分も、この単純作業を続けると、孫バカじいさんは、何かかんか理由を
つけて、２階に行って、孫と遊んでしまうのであった。
　しかも、最近ぎっしり重くなってきているので、抱っこをしていると、右の上腕が
痛くなってくる。痛くなってくると、キーボードが撃ちづらくなるという悪循環であ
る。

　きょうも、孫の笑顔にデレデレ〜〜〜！

　午後６時。私、嫁、娘、孫の３．５人で、近所の沖縄料理のお店「藹藹（あいあ
い）」へ。
　ホウレン草のサラダ、ラフティそば、海ぶどう、ミミガーなど…。

　このお店の沖縄料理は非常においしい。
　でも地下にあって、照明が暗いのでいつも画像を見せられないのが、残念。


＜おすすめのお店＞
「藹藹（あいあい）」
住所：東京都渋谷区神宮前2-31-8ルビーカズンB1F
電話：03-3403-5575.
営業時間： 18:00〜深夜
定休日：日曜。
備考：らふてぃそば。



　午後７時。帰宅。
　スカイ・パーフェクＴＶで「横浜ＶＳ広島」戦。
　昨日まで６連勝と、ちょっと図に乗っている私ではあるが、先発が現在防御率第１
位の三浦投手となると、欲が出てしまう。

　案の定、三浦投手は安定感抜群のコントロールで、午後８時３０分には、終了。
　見事４−０で完封勝利！
　うれしーねー！
　言うこと無し！

　そして、横浜ベイスターズの勝利と同時に、待望のものが宅急便で、届いた。
　青森のトウモロコシ「嶽きみ」だ。

　青森県観光推進課の斉藤直樹さんが、私のトウモロコシ好きを覚えていてくれて、
送ってくれたのだ。
　本当は、いまごろ「嶽きみ」の産地岩木山まで行って食べるつもりだったんだけど、
見ての通り、『桃太郎電鉄１６（仮）』の執筆に入ってしまったので行けなかった。

　さっそく、嫁に茹でてもらう。


小田切農園の「嶽きみ」


　う、う、うま〜〜〜い！

　うちの娘も興奮してる。
「さくちゃん、これ、味来（みらい）よりもおいしいよ！」
「娘よ！　この＜嶽きみ＞も品種は、味来（みらい）なんだよ！」
「何で＜嶽きみ＞っていうの？」
「岩木山の斜面で栽培するから、＜嶽きみ＞というらしくて、さらに＜嶽きみ＞
のなかでも、とくに美味しいといわれている＜恵味（めぐみ）＞という品種だそう
だ」
「おいしいねー！　いままで食べたなかにいちばんおいしいトウモロコシだよ」
「ほんとだね！」

　斉藤直樹さん、ほんとにありがとうございます！
　トウモロコシ家族は、大喜びです！

「もうひとつ斉藤直樹さんが送ってきてくれた枝豆があるんだけど…」
「食べる！　＜毛まめ＞とか言ってたやつだろ！」

　斉藤直樹さんが、実家の弘前で栽培した枝豆まで送ってくれたのだ。





　これがまた、うまいのなんの！
　何て表現したら、みんなに伝わるかもどかしい。
　茶色の毛が生えた枝豆だけに、見た目はあまりよろしくないんだけど、シャープな
味なのよ。
　とにかく、３人の手が止まる瞬間無し。
　一気に、茹でた１回分を食べ切ってしまった。

　斉藤直樹さん、もう一度ありがとうございます！
　うれしいなあ。何だか青森に親戚が出来たみたいな気分だ。

　私は子どもの頃、東京生まれの東京育ちだったので、夏休みにクラスの友だちが、
おばあちゃんのいる山形に行ってきたとか、温泉旅行に野沢まで行ってきたとか、田
舎から柿が届いたとか、ミカンが届いたという話をずっとうらやましく聞いていた。
　何だか、５０年かけて、その喜びをついに味わったような気分だ。

　もう一度、斉藤直樹さん、ありがとうございます！

　横浜ベイスターズ、７連勝！　トウモロコシまで食べられて、最高の気分！

　でも、孫はさっきからずっと、スースー寝息を立てて、全然起きてくれない。
　起きたら、すぐ帰っちゃうんだろうなあ…。

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