8月8日(月) 昨夜から、『街道をゆく41〜北のまほろば』(司馬遼太郎・朝日文庫)を読み直 している。 今回青森に行った先のことが書かれた本だ。 『街道をゆく』シリーズは、司馬遼太郎さんの著作物のなかでも、英雄が登場するわ けではないので、非常に頭に入りづらい。 でも今回、青森、弘前、五所川原と回ってくると、司馬遼太郎さんの文章が、 スーーーッと溶けやすいカプセル錠のように頭のなかに入っていく。 「百聞は一見にしかず」って、大きいんだねー。 『鉄子の旅・4』(横井浩彦+菊池直恵・小学館)も読む。 単行本で3巻を越えるのは、作家としてひとつの勲章だ。 もちろん1巻で終わらずに、2巻が出ることのほうが重要なんだけど、作家側から すると、3巻を越えて、4卷から急に成長を遂げることが多い。 『鉄子の旅』も、4巻目になって、鉄道情報が無くても読める漫画へと脱皮した。 作者、トラベルライターの横井浩彦氏、編集者の3人が、生身のままを描いたので はなく、架空の人物に成長し始めた。 こうなると、長期連載になる吉兆だ。 ますます今後が楽しみな作品になってきた。 午前10時。嫁と、新宿の銀行に寄って、新宿高島屋へ。 開店時間なので、店員のみなさんが皆、お辞儀をするので、ちょっとこそばゆい。 5Fの「タカノフルーツ・パーラー」へ。 私は、ローストビーフサンド。 嫁は、フルーツサンド。 もちろん両方食べたいので、シェアして食べる。午前11時。帰宅。 「お父さんのためのJ−POP」の下書きを始める。 あっ、そうだ。 たぶんインデックスの芹沢孝悦くんはこの日記を読んでいるとおもうので、伝言。 来月の予定曲は、スペクトラムの『イン・ザ・スペース』ではなく、『サンライズ』 という曲にします。 配信は、まず間違いなくOKの曲です。 『サンライズ』という曲は、プロレスラーのスタン・ハンセンの曲として有名だけど、 いよいよ、私が仕事でからんだスペクトラムの解散真相なんかを、ここで書いてしま おうとおもっています。 どこにも明かされたことのない新事実ですぞ。 たまにはお客さんを引きこむ衝撃的な話題も入れないとね。 午後1時。嫁と、築地のハドソンへ。 本日、桃鉄会議。 というより、『桃太郎電鉄15〜五大ボンビー登場!の巻』のテスト・プレイ。 先日のバッファロー吾郎の木村明浩くんに続き、きょうのゲスト・テスト・プレイ ヤーは、野性爆弾のロッシー(城野克弥)!
まずは、柴尾英令くん、井沢どんすけ、ロッシー(城野克弥)、さくま鉄人の4人 で「桃鉄3年決戦!」。
観客席は、始終入れ替わりながら、私、嫁、土居ちゃん(土居孝幸)、読売広告の 岩崎誠。ハドソンの大里取締役、Team Kawadaの川田忠之くん、込山勉くん、小坂晃弘 くん。ハドソン宣伝部の高橋名人、前田一恵さん、宮田幸子さん。 「桃鉄3年決戦!」の試合の前に、オープング・アニメの最終チェック。 アニメ部分は、全員一致でOKが出た! 今回は怪獣映画ファンには、うれしいようなパロディだよ。 続いて、エンディングの優勝者決定ムービーをチェック。 電車が並んで走って行って、何かに潰されたり、破壊されたりするやつね。 こまかい部分に直しが出たものの、過去最高の出来! ついに笑えるエンディングが完成した。 最近の『桃太郎電鉄』シリーズって、おもしろくなってるよねー。 昔、『桃太郎電鉄』をやってたけど、いまはやっていない人にもう一度買え!とは 言わないけれど、やってもらる方法って無いもんかなあ。 やってみれば、大きく変わっていることを何も言わずに伝えることが出来るんだけ どなあ…。 午後1時30分。試合開始。 改めて、出場選手の発表! 年齢順に…。 ・柴尾英令くん。 ・井沢どんすけ。 ・ロッシー(城野克弥)! ・さくま鉄人(COMキャラ)。 名前入力を終えると、ロッシー(城野克弥)が礼儀正しく、みんなに向かって 「よろしくお願いします!」と挨拶する。 あわてて、柴尾英令くんも井沢どんすけも「よろしくお願いします!」。 ロッシー(城野克弥)は、関西桃鉄三銃士(陣内智則くん、小出水直樹くん、)の ひとり。 この関西桃鉄三銃士は、ヒクソン一族か、陣内一族かといわれるくらい最強の桃鉄 軍団である。 そのなかのひとりロッシー(城野克弥)を、最強お笑いプレイヤーの井沢どんすけ が迎え撃つのである。
ありゃ? ロッシー(城野克弥)ってば! ハドソンに貼ってある『桃太郎電鉄TOKYO』のポスターの陣内智則くんの写真に 「アホ」なんて書いてるぞ。わざわざ野性爆弾と書いてある。いいのか、こんなこと 書いて。ありゃりゃ。よく見ると木村明浩くんもいたずら書きしていた。 いつのまに…。 最初の目的地は、青森。 柴尾英令くんが進行系カードも無いのに、うまいこと電車伝助が出て、あっという 間に、最初の青森に到着! いきなり青森を独占して波に乗る。 「柴尾英令さん、乗ってますねー!」 「ふおっふおっふおっ!」 しかし、3つめの目的地のあとに、ゲスト・ボンビーをくらって、早くも転落! わずか半年の栄華。 「柴尾英令さん、転落早いっすねー」 「ふおっふおっふおっ!」 その後、激しく順位が入れ替わるなか、1年目が終了。 2年目。 目的地は宮崎。 柴尾英令くんが、あと5マスの好位置に。 すると、「すいません! すいません!」と言いながら、ロッシー(城野克弥)が、 ばちあたりカードをつかう。 「ひええええっ! やめろー!」 「ボクのデビルカードが消えたら、ワープ駅から日南に行くんで、みなさん待ってて ください!」 ロッシー(城野克弥)はさすが、陣内一族。 とりかえしカードとデビルカードを2枚喰らって、とりかえしカードをわざと爆発 させて、デビルカードが消えるのを待って、八丈島のワープ駅から、宮崎まであと2 マスの日南ワープ駅に移動。 ロッシー(城野克弥)の真似をして、ワープ駅から日南に向かおうとした井沢どん すけ、サイコロの出目が合わず、伊豆七島をうろうろ。 そのうち青マスに止まりすぎて、電車男ならぬケチ男の井沢どんすけは、ワープ駅 をめざさなくなる。 いつもの転落パターンだ。
一方、日南に移動したロッシー(城野克弥)は、移動した月に、宮崎駅の上のばち あたりカードが消えて、サイコロを振ったら、2! なんと、目的地に到着! 「ロッシー(城野克弥)! 一流芸能人みたいなラッキー運じゃないか!」 「ロッシー(城野克弥)! 売れっ子になる予兆か!」 「ロッシー(城野克弥)! タッキーの次の大河ドラマは、ロッシーか!?」
実は、冗談ではなく有名芸能人ほど、目的地寸前での出目がいい。 ネプチューンの堀内健くんなんか、桃鉄巧者ではないのに、目的地運が強く、3連 続、4連続で後ろからやって来て、6マス以内になるとスッと入ってしまう。 サザンオールスターズの関口和之くんも、そんなに桃鉄が上手いわけじゃないんだ けど、ぶっとび運がよかったり「あれ? 入っちゃった」という言葉が多い。 そんな法則を知っているので、みんながロッシー(城野克弥)の強運に何かを感じ たようだ。 その後も、ロッシー(城野克弥)は、素晴らしいカードで、千載一遇カード.を当 てるなど、きょうは一流芸能人のプレイ。 2年目が終了。 1位・井沢どんすけ 2位・さくま鉄人 3位。ロッシー(城野克弥)。 4位・柴尾英令 みんなが潰し合いをしているのに、何もしない井沢どんすけが首位。 困った展開だ。 いよいよ3年目。 ゲスト・ボンビーと、キングボンビーのダブル・パンチを食らって、潜水艦航法の 柴尾英令くんの頭上に、運命の女神様が輝いた! でも、もらったカードは、ゴールドカードに、エンジェルカードに、ダイヤモンド カード。 「違う! 進行系カードをくれっ!」と叫ぶ柴尾英令くん。 ところが、柴尾英令くん、伊豆大島の火山ミュージアムだったっけかなあ。 とにかく高額物件をゴールドカードで買い、ダイヤモンドカードを☆印カード売り 場で換金したら、なんとトップに! <最終結果> 1位・柴尾英令 23億6290万円 2位・井沢どんすけ 19億3630万円 3位・さくま鉄人 15億9630万円 4位・ロッシー 15億4980万円
上記の数字だけ見ると、類まれなる接戦なのだが、収益額を見ると…。 柴尾英令くんは、わずか8400万円(4位)。 井沢どんすけは、3億3440万円(1位)だったのである。 「柴尾英令さん! 運命の女神様で勝っただけじゃないですか!」 「でも、勝ちは勝ちだもーーーん!」 「こういう勝ち方があるから、『桃鉄』はいいよなー!」 「まあ、ちょっと卑怯だけど、井沢どんすけが負けたのは、何よりめでたい」 午後3時。今度は、井沢どんすけ、ロッシー(城野克弥)、あしゅら社長、餓鬼社 長の4人で、99年モードを、デバッグ・モードで、20年目からスタート。 その脇で、札幌開発スタッフと、COMキャラの最終調整。 何をどうしたかは言えないけど、今回かなりみんながCOMキャラに対して、挙動 不審だとおもった動きは、かなり減るとおもう。 完成までには、あと2年かかるとおもうけど、COMキャラは確実に「劇的ビフォー アフター」している。 これだけは断言してもいい。 ただCOMキャラのチューニングが非常に繊細になっているので、よけいCOM キャラへの不満は増えるかもしれない。 そのくらい個性は強くなった。
前回のバッファロー吾郎の木村明浩くんが、目が飛び出るほど驚いたイベントを、 ロッシー(城野克弥)も体験。 「これ、すごいやないですか! ゲームオーバーっすか?」 「はっはっは! ゲーム・オーバーはないよ」 「だってここまでやったら、××××は、××××になっちゃうじゃないですかー!」 「うん。ロッシー(城野克弥)の想像通りになっちゃうんだよ」 「ええっ、ほんま! 『桃太郎電鉄USA』の宇宙人襲来より、全然すごいじゃない ですか!」 「うん。私が『桃太郎電鉄』の最終回用に温存しておいたアイデアだからね」 「そんなの出しちゃっていいんですか?」 「最近、自分の年齢を考えると、みんなに見せる前に病気で倒れて見せることが出来 なくなっちゃうかもしれないから、いまのうちに見せちゃう! 私ではなく、土居ち ゃんかもしれないからね。うちのスタッフは、高齢化社会だから!」 「オレかも、しれないなー。ハハハ!」と、土居ちゃん。 午後5時。みんなのリクエストで、築地の「又こい家」へ。 最近、頻繁に登場するマグロ専門店だ。 札幌開発スタッフの込山勉くんが「ここだったら、毎日でもいい!」というお店だ。
メンバーは、私、嫁、土居ちゃん、岩崎誠、柴尾英令くん、川田忠之くん、井沢ど んすけ、ロッシー(城野克弥)、込山勉くん、小坂晃弘くん。 それぞれ、好きなまぐろ丼を頼んで、まぐろステーキを単品で。
「ロッシー、これがバッファロー吾郎の木村明浩くんが食べられなかったまぐろだよー!」 「おいしいっすねー」
「うわっ! うまっ!」 井沢どんすけが興奮している。 そういえば井沢どんすけは、このお店初めてだったんだ。
「又こい家」 住所:東京都中央区築地4-8-7 電話:03-3541-7311 営業時間:8:00〜15:00 17:00〜21:40 定休日:土・日・祝。 備考:ごま鉄火丼。まぐろステーキ丼。
午後6時。築地のハドソンに戻って、さらにテスト・プレイ&COMキャラの打ち 合わせ。
午後8時30分。ロッシーが大阪に戻る新幹線の最終便が近づいてきたので、32 年目で終了。 井沢どんすけが首位なのが、ちょっと気になるが、ロッシーの大ヘマ(ケアレスミ ス)がなければ、ロッシーが圧勝の試合だった。 「くやしいですねー。井沢どんすけサンに負けて帰るのは」 「えへえへえへっ!」 ロッシー(城野克弥)をまたテスト・プレイに呼びたいんだけど、ロッシー(城野 克弥)も舞台や、ライブ『圧力団体2005』にと、なかなか忙しい。 次回作の立ち上げのときに、もう一度井沢どんすけVSロッシー(城野克弥)の戦 いを見ることで、再戦が決定する。 午後9時。帰宅。 郵政民営化法案が否決され、ディスカバリー号の帰還が延期になっていた。 ニッポンは不思議な国だ。 郵政の貯金が、悪いことにつかわれているのだから、郵政の民営化は正しいはずな のに、郵便局のみなさんが職を失うというお涙ちょうだいのほうが、勝ってしまう。 あの亀井静香さんと大のなかよしの石原都知事ですら、郵政民営化には賛成と言っ ているんだよ。 何か問題がすり替わっている気がする。 内容よりも、政権争いの道具につかわれている。 総選挙をやって、一度自民党が壊れるのはおもしろい。 民主党が政権を握るのも、おもしろい。 でも早いこと日本が正常化しないと、本当に日本は、諸外国から仲間はずれにされ てしまう。
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