６月３０日（木）

　京都は、くらくらするくらい暑い。
　朝から、３０度越えてるのかな？

　午前１０時。嫁と、三条堺町の「イノダコーヒ本店」へ。
　私は、ミックスサンドにコーヒー。
　嫁は、ついに朝食抜きでカフェオレのみ。
　昨日の食べすぎで胃が痛くなってしまったそうだ。

　午後１２時。土居ちゃん（土居孝幸）が大阪から到着。
　土居ちゃんは、午前中に読売広告の岩崎誠、ハドソン宣伝部の熊沢太吾くんといっ
しょに大阪中央卸売市場の「ゑんどう寿司」で、つかみずしを食べてきた。
　もちろん私が昨日勧めた。

　午後１２時３０分。嫁はマンションに戻って、部屋のリフォームの打ち合わせ。
　いま話題の悪徳リフォーム業者に引っかかっているわけではない。
　私と土居ちゃんは、京都太秦（うずまさ）映画村へ。

　実は午前中、アリtoキリギリスの石井正則くんに「きょうも京都で撮影中？」と
メールした。
「まさに撮影中です〜！　でもきょうも夜遅くまでです…」との返事。
　アリtoキリギリスの石井正則くんと石塚義之くんは、７月４日から始まるテレビ朝
日『銭形平次』の撮影で、太秦に来ている。

　そうとなれば、太秦映画村で観光客を前にして撮影をしているはずなので、こっそ
り行って驚かそうと土居ちゃんとやってきたわけだ。
　昨日もバッファロー吾郎のふたりとケンドーコバヤシくんに「どっきり」を成功さ
せているので、私と土居ちゃんは調子に乗っている。

　土居ちゃんが受付で「きょうは『銭形平次』の撮影はどこでやってますか？」と聞
く。
「えっ？　きょうはありませんけど…」
「あれ？　撮影してるって石井正則くん言ってたよね、さくまサン？」
「うん。言ってたけどなあ…」
「まあ、行ってみればわかるかな？」

　私と土居ちゃんは、映画村の江戸時代のセットの場所へ。
　あれ〜？　撮影隊はおろか、観光客もほとんどいない。
「さくまサン、ちょっと暑すぎるね！」
「うん。あぢぢ…。この暑さは私にはきつい！」
「どうします？」
「石塚義之くんのほうにさっきメールしたら、彼は撮影が終了したっていうから、電
話してみるよ！」

「あ〜〜〜、もしもし、ヅカッチ（石塚義之）！　いまどこ？」
「撮影終了して、ホテルに戻ってきて、いまからお風呂に入ろうとおもってたところ
です。撮影で泥だらけになったんで」
「ところで、撮影所に石井正則くんがいないんだけど…」
「ああ！　石井正則くんは、きょうは外でロケですよ！」
「あっ！　ロケというパターンがあったかあ！　しまったあ！」

　時代劇の場合、よく下賀茂神社、大覚寺、南禅寺といった場所で、ロケをすること
が多い。
　そういえば今朝、「イノダコーヒ本店」では館ひろしサンが洋館風のほうの部屋で
テレビの撮影をしていた。
　京都はあちこちで、テレビ、映画の撮影をしている。
　
　悔しいので、土居ちゃんと映画村の時代劇のセットで遊んで行くが、すぐにふたり
とも暑さで、びしょびしょに。
　あぢぢ…。あぢぢ…。

  
  



　けっきょく、石井正則くんへの「どっきり」は、自爆で終わったので、私と土居
ちゃんは、映画村滞在時間わずか１時間で、退散するのであった。

　午後２時。私と土居ちゃんは、堀川五条下ルの「ロイヤルホスト」へ。
「お腹減っちゃったなあ！」と、土居ちゃんが言い出す。
「えっ！？　土居ちゃん、今朝、ゑんどう寿司で食べてきたばかりだろ？」
「実は、今夜『ます多』で食べるって言っていたから、ゑんどう寿司で２皿しか食べ
てこなかったんだ！」
「だからって、何もにメンチカツ・オムライスを食べることないんじゃない？」
「ぎくっ！」





　きょうは、土居ちゃんの生誕５０周年の誕生日なので、私が「ます多」でお祝いし
てあげると約束したのだ。

　土居ちゃんと、来年発売予定の『桃太郎電鉄１６（仮）』を打ち合わせ。
『桃太郎電鉄１６（仮）』では、新しくするところは新しくして、ダイエットできる
ところはダイエットしようということで一致する。
　お部屋の大掃除のようなものだ。
　絶対必要と思い込んでいる貧乏神、キングボンビー、オープニング・アニメが本当
はどのくらい必要なのか、いや、必要ではないのではないか？という根本的な目線か
ら洗い直しをする。

　こういうときの土居ちゃんは思い切りがいいので「えっ？　それが必要ないという
の？」といった大胆な発想をしてくれる。
　それでも成熟期を迎えている『桃太郎電鉄』をダイエットするのは難しい。

　午後３時。京都のマンションに戻る。
　しばらく私と土居ちゃんは部屋で、３０分ほど仮眠。

　午後４時。激しい土砂降りの雨音で、私も土居ちゃんも目が覚める。
　しばらくして外出していた嫁が、ヤサカタクシーの宮本さんといっしょに戻ってく
る。
　私と土居ちゃんが、宮本さんの車に乗って、アリtoキリギリスの石塚義之くんが宿
泊しているホテルへ。

　ついに本日、長年の夢が実現するのである。
　私はアリtoキリギリスの石井正則くん（小さいほうね）と、何度も「特に名を秘す
Ｍ」こと、「ます多」にいっしょに行っている。
　でも毎回、もうひとりのヅカッチ（石塚義之くん）を誘っているのだ。
　ところが見事なくらい、石塚義之くんは運が悪くて、どうしても「ます多」のとき
は都合が悪くなるのだ。
　一度なんか、『銭形平次』で石井正則くんの撮影が早く終了したので、急に「ます
多」に行くことになった。
　もともと石塚義之くんは、石井正則くんよりもセリフが少ないから撮影はすぐ終わ
る。
　ところがその日にかぎって、石塚義之くんの撮影が深夜まで延びて、来れなくなっ
てしまったのだ。
　この間も、石井正則くんだけＯＫで、石塚義之くんは東京の仕事が長引いて、最終
の新幹線で京都に戻ってきただけだった。

　それと石塚義之くんは、よく原宿に遊びに来ると「いま、原宿に来ているんですけ
ど…」と電話をくれるんだけど、いまのところ９５％の確率で、私が地方にいる。
　そんなわけで石塚義之くんとは連絡を密に取っているわりに、いっしょに食事でき
ることが少ないのだ。

　きょう、ついに石塚義之くんを「ます多」に連れて行くことができる。
　なんたって今朝、私が石塚義之くんに送ったメールは「ヅカちゃん、きょう京都で
撮影で夜、食事できるみたいな運のよさなーい？」だ。

　午後５時３０分。土砂降りの雨のなか、「ます多」へ。
　まずは、「土居ちゃん！　５０歳の誕生日、おめでとー！」から。
「土居ちゃん！　半世紀も独身を続けた人生を、反省しろー！」とベタなだじゃれ
も。

 



　あとは「ます多」初登場の石塚義之・オン・ステージ！

　突き出しのじゅんさいをひとくち食べただけで「ワーワーワー、何これ！　何これ！
　すっげーーー！」
「ヅカッチ、まだ序盤戦だよ！　これからぜんぶ４番打者が出てくるから！」
「えっ？　４番打者？　わっ！　ウニ！　ウニがいっぱいに入ってるよ！」
「ヅカッチ！　このウニは、箱も食べられるから！」
「ええーっ！」
「嘘だよ。ヅカッチ、何でもすぐ信じるんだから！」
「こんないっぱいのウニ見たの、初めてっすよ！」

「あれ？　いま、ご主人がトロっていいませんでした？」
「言ったよ！」
「トロ？　ワーーーッ！　えっ？　トロのたたき？　トロのたたきなんて聞いたこと
ないっすよ！」
「あっ！　ちゅるるんって、トロがくちのなかで溶けちゃったよー！　まだ食べてい
ないみたいだよ！　ガハハハ！」

  
  
  



「鱧（はも）だよ、鱧（はも）だよ！　スッゲー！」
「マツタケだよ、マツタケ！　シェーッ！」
「鱧（はも）とマツタケのしゃぶしゃぶ、何、それ！」
「これがずっと、ヅカッチを誘っても誘っても、食べに来れなかった、ます多の料理
だよ！」
「いやあ！　土居さんの誕生日のおかげでおいしいものが食べられました。ありがと
うございました！」
「でもヅカッチ、これからが地獄だよ。今度ここ誘って来れないとき、味を覚えちゃ
ったから、悔しさがわかっちゃう」
「あっ！　そうかあ！」

　ご主人が「今度のは、もっと驚くかもしれまへんで！」といって、ビフカツを大皿
に盛って持ってくる。
「えっ？　何？　ビフカツ？　このたれ、何？」
「ドミグラスソースだよ」
「ドミグラスって、和風じゃないんですか？」
「このお店の料理にジャンルはないの！　ひたすら暴力的においしいだけ。ヅカッチ、
早く食べたほうがいいよ！」
「はい！　いただきます」

「へ？」
「どうしたの、ヅカッチ！」
「ビフカツがあまりにもおいしすぎて、びっくりするのを忘れちゃいました！」
「はっはっは！」
「ハハハ！」
「ガハハハ！」

  
  
  



　もちろん、わが家のリクエストのトウモロコシの天ぷらにも、ヅカッチはたまげて
くれた。
「あま！　甘いっすよー。トウモロコシが甘いっすよ。こんなトウモロコシの食べ方
あるの知らなかった」

　これだけヅカッチ、驚き続けて、最後の必殺シーフードカレーで、完全にノックア
ウト！
「う、う…、うめー！　うめーよー！」
「でしょ？」
「タモさん、連れてきて、おごってもらう！」
「タモさんって、タモリさん？」
「そっすよ。タモさん、カレー好きだから、連れてきておごってもらう!」
「ヅカッチは、どういうわけかタモリさんに可愛がられてるからなあ！　それより自
分のお金で彼女を連れてきなよ！」
「彼女いないっすよー！」

　土居ちゃんは、京都駅から、新幹線で東京に帰る。

　午後９時。ヅカッチを宿泊先に送って行って、京都のマンションに戻る。
　ヅカッチを「ます多」に連れて行くのは、５年越しくらいの悲観だったから、充実
感いっぱい！　こっちまで幸せ気分。

　さて問題はこの重くなった身体を、明日からどう減量すればいいかだ。


　それより、本日発売の『桃太郎電鉄Ｇ』の感想メールを紹介せねば！
　まずは、ごく一部から！


盛岡市・Ｒｉｎ
――――――――
　さくまさん、こんにちは！
　そしてお久しぶりです。

　しっかり『桃太郎電鉄Ｇ』ゲットしてきました！！

　そして、デッキを使ってみたかったので、とりあえずはおまかせデッキで
さっくりと３年決戦をやってみました。

　最初から動きがあって、イイ！ですね。
　それに、上級者と初心者との対戦のときにあらかじめ作ったデッキでハンデをつけ
るのにも使えそう？ですね。

　では、これからいつもの桃鉄やりつつ、マイデッキ作ってきま〜す。


●さくま「そうなんだよ。実は上級者と初心者の対決のときにハンデをつけられない
か？と考えたときに生まれたのが、デッキ・システムだったのだ」


横浜市・救世手
――――――――
　こんにちは。
　今日試験前ですがお構いなしで『桃太郎電鉄Ｇ』を買いました。
　初回の３年決戦からいきなりキングボンビーや紫ピヨピーが出たりとかなり盛りだ
くさんでした。
　今日はさすがに試験前なのでこれくらいにします。
　これから「いつもの桃鉄」でいいデッキをどんどん作りたいと思います。


●さくま「そうか。いまの時期、試験の人が多かったんだ。そりゃすまん！」


広島市・けんけん
――――――――
　さくまさん、こんにちは。
『桃太郎電鉄Ｇ』、さっそく購入してきました。
　画面が綺麗で、かなり書き込まれている事に驚いています。
　一昔前は携帯ゲームといえば白黒だったのに、最近の技術はすごいですね。


●さくま「その分、作るのどんどん大変になってきてるんだよ！」

　ＣＯＭキャラに取り付いた貧乏神が最初にキングボンビーになったとき、最初の攻
撃がいきなり目玉の「１兆円捨てる」でした。
　決算グラフがすごい・・・（笑）。


●さくま「すがすがしいでしょ？」

　ＣＯＭキャラのピヨピーがナイスカードに変化したので、それを奪ってみたら、再
び変化を始めちゃいました。
　モンキーと同じように、ずっとナイスカードのままで居るものとばかり思っていた
ので、「あちゃー」という感じでしたが、私のときも「ナイスカード」になりました。
　最初の数年は、ナイスカードになる確率が高いのでしょうか。


●さくま「ずっとあんな感じ！」

　これからゆっくり楽しもうと思います。
　デッキのパスワードもいろいろ試さないと・・・。
　まずは簡単な感想まで。
　それでは失礼します。


●さくま「数日後、このホームページ・オリジナルのパスワードを発表しようとお
もっているのでお楽しみに！」


埼玉県・ノンタ
――――――――
　さくまさん、こんにちは、ノンタです。
　わざと今日は空けておいて、『桃太郎電鉄Ｇゴールド・デッキを作れ！』購入しま
した。


●さくま「ありがとう！」

　ひとまず、ＣＯＭさくま×３で３０年と設定して、１５年までプレイしました。
　まず、日本は久しぶりでしたので、変に途惑ってしまいました（アメリカが抜けて
なかったです）。
　ワープ駅とナイスカードマスのチェックをして、ハワイがあるかを確認したりしま
した。


●さくま「はっはっは！　ワープ駅とか、すぐ場所を変えるからね！」

　今回、通常のサイコロを振って移動するときのメインの音楽は、素晴らしいですね。
　親しみやすいというか、自分の中で、おおっと心に響くのを感じました。
　多分、関口さんの曲だと思いますが、合っているかな？


●さくま「今回は、池毅さん！　関口和之くんの曲は、あの井沢どんすけがボツにし
た！　恐るべし、井沢どんすけ！」

　今までの桃鉄の音楽で最も好きな曲は「いつかどこかで」で、１０年以上変わって
なかったりします。

　発祥地イベントが、８年目から出現するようになって、「いつかどこかで」も比較
的早く流れるので、地味なところですが満足しています。
　発祥地を早くしたのは、プレイする上でも、とても良かったと思います。
　地元を愛する人にとって、愛着の持てるイベントですね。


●さくま「私も『いつかどこかで』は大好きな曲なので、何かというとつかいたくな
る」

　今回は、ハリケーンボンビーの脅威が少し下がったかな。
というか、１画面に表示できるマスが狭くなったので、巻き込まれにくくなっていま
す。
　ゲームボーイアドバンスだと、この辺りに制約が出ているのですね。
　視野が狭くなった感じがしますが、これから慣れていこうと思います。


●さくま「ハリケーンボンビー自体は、変わっていないよ！　あっ。１６年目以降は、
ちょっと威力を増すかも！」

　メッセージスピードは、マッハがない分遅いですが、思ったよりストレスはたまり
ません。
　プレイして、快適感があるかは大切なので、この点はとても満足しています。


●さくま「じゅうぶん早いでしょ？」

　まだ、ゲーム中なので上手く感想が書けませんが、携帯ゲームでプレステ並みに質
が伴っているのは素晴らしいと感じました。「いけるかな」で虫眼鏡が、光ったのは
とても驚きました。
　また、メールします。


●さくま「ほんとに携帯ゲームでプレステ並みのグラフィックが描けるなんて、札幌
開発スタッフはすごいよ！」



　まだまだたくさん感想メールが来ているけど、また明日！

◆さくまNEWS◆ ●『桃太郎電鉄Ｇゴールド・デッキを作れ！』、絶賛発売中！ NEW! ◆第3回「NPB非公認! プロ野球ナイト」決定！ NEW! ※さくまあきらも参加予定（たぶん）。 日時：2005年7月23日(土) 18時から 会場：CLUBHOUSE Sports Bar & Restaurant 東京都新宿区新宿3-7-3 丸中ビル3F　http://www.clubhouse-tokyo.com 新宿三丁目駅(地下鉄/都営新宿線、東京メトロ丸ノ内線 M-09)出口C3より徒歩5秒。 ◆『桃太郎電鉄Ｇゴールド・デッキを作れ！』のページができました！ NEW! ◆『桃太郎電鉄公式サイト』のページができました！ NEW! ◆携帯ゲーム『桃太郎電鉄TOKYO』、スタート！ NEW! ・アクセス方法 　ｉＭｅｎｕ＞メニューリスト＞ゲーム＞テーブルゲーム＞桃太郎電鉄 ・対応機種 　「ＦＯＭＡ　９００／９０１ シリーズ」 ●『桃太郎電鉄USA』は、絶賛発売中！ NEW! ●井沢どんすけ渾身の一冊！公式ガイドブック『ハドソン公式『桃太郎電鉄USA ミリオネアガイド』（集英社）も、絶賛発売中！ ●ハドソンＨＰに『桃太郎電鉄USA』のページができました！ ●携帯着メロ、はじめました！　　　　　※ＱＲコードできました→ インデックスさんの携帯向け着信メロディ配信サイト「えらべるJ-POP」で さくまあきらがお勧めする「お父さんのためのJ-POP」を配信しています。 【i-mode】iメニュー＞メニューリスト＞着信メロディ/カラオケ＞ J-POP/インディーズ＞えらべるJ-POP＞お父さんのためのJ-POP 【EZ】トップメニュー＞音・画像をゲット＞着信メロディ＞総合＞ えらべるJ-POP＞お父さんのためのJ-POP 【Vodafone】ボーダフォンライブ！＞メニューリスト＞着信メロディ＞ J-POP・洋楽＞J-POP・インディーズ＞えらべるJ-POP＞お父さんのためのJ-POP ●東京谷中・妙泉寺にて、「貧乏が去る（猿）像」公開中！ ●四国高松の鬼無駅ホームにて、土居孝幸オリジナル原画による『桃太郎電鉄』の宣伝 看板公開中！