4月28日(木)

 午前6時。きょうも『桃太郎電鉄17モバイル(仮)』のマップとずっと睨み合い。
仕事に熱中しているせいか、眠りが浅い。

 京都2日目にして、早くも絶好調モード。
 いつも京都ひとり合宿を始めても、ターボ・エンジンがかかるまでに、3日を要し
ていたのだが、さすが今回の合宿は決意の上の上洛だったせいか、最高潮に達するま
でが速かった。ぶるんぶるん。

『桃太郎電鉄17モバイル(仮)』のマップを訂正しつつ、物件都市、☆印カード売
り場の場所を決めて行く。
 物件をつかったイベントが浮かぶと、その場で仕様書を書き始める。
 まるで問屋さんを通さずに流通するようなショートカットで仕事が進む。

 そういえば携帯電話のゲームって、配信直前まで内容を発表しちゃいけないってい
う契約あったのだろうか?
 バラしちゃってもいいのかな?
 ゴールデン・ウィークに入っちゃったから、確認の取りようがないなあ。
 でも最短で配信開始するとしても、12月ごろだろうから、いまのところはおとな
しくしてほうがいいようだ。

 午前11時。「イノダコーヒ本店」へ。
 ミックスサンドにコーヒー。

 例によって、アイデアが湯水のように湧いてくる。
 シンプルなアイデアは、『桃太郎電鉄17モバイル(仮)』用に、複雑なアイデア
は『桃太郎電鉄18(仮)』用にと振り分ける。

 アイデアノートに殴り書きで、10数ページ書き込む。
 豊作だ。大漁だ。

 食後、いつもの散歩道、錦市場ウォーク。
 市場にハモが出始めた。
 夏が近くなっているんだなあ…。

 町を歩く人の洋服も薄くなって来ている。  気温が25度から、26度くらいまで上昇しているそうだ。  午後1時。京都のマンションに戻る。  もちろん、『桃太郎電鉄17モバイル(仮)』のマップとにらめっこ。  へっへっへ。気持ちいいぐらいに仕事が捗(はかど)る。  午後3時。ヤサカタクシーの宮本さんに来てもらって、買い物に付き合ってもらう。  まず最初は、蹴上げのウェスティン都ホテルのツツジを見に行く。  しかし一般公開は明日から。  ツツジもまだ陽が良く当たる場所しか咲いていない。  もう2〜3日待ったほうがいいなあ。  しかし、花なんて若い頃まったく興味がなかったのに、年を取ると自然と好きにな るものなのかねー。  ゴールデン・ウィークのお祭りとか、テーマパークの観客動員数の1位は、博多ど んたくの200万人。  なんと2位は、広島フラワーフェスティバルの100万人なんだって。  3位に、やっとディズニーランドだそうだ。  花って、人を呼ぶんだねー。  午後3時30分。出町柳の「柳月堂」へ。  明日が定休日の土曜日だと思い込んで来てしまった。  きょうは木曜日だった。  仕事に熱中すると、どんどん日常生活から遊離していく。  午後4時。上賀茂北山の「BREE」へ。

 私が10年ぐらい愛用しているカバンのお店だ。  最初、福岡のキャナルシティでこのお店のカバンを買って以来、銀座の「BREE」 で毎年のように買い換えている。  このお店に来たのは、初めて。  日記の写真にいつも写っているので、私がおなじカバンをずっと愛用しているよう に見えるけど、似たタイプを毎回買い換えている。  なにしろ、私といっしょに日本じゅうを歩き回っているので、損傷が激しい。  今回、愛用のカバンは東京に置いてきた。  あまりにも擦り切れてきたので、嫁にメンテナンスを頼んでおいた。 「BREE」のカバンは、間仕切りが多くて、持ち物をきれいにレイアウトできるの で非常に気に入っている。  京都に持ってきたのは、予備のやつ。  予備のは、やっぱり使いづらい。  しかも大きくて、間仕切りが少ないので、不便だ。  すでに私と、BREEのカバンは、一体化しているので、生活導線が出来上がって しまっているので、領収書など突っ込むときに、無意識にいつもの場所に突っ込もう として、ない! ない!と、あわてる。  というわけで、もしいま愛用しているのと、おなじタイプがあればとやって来たん だけど、まったくおなじタイプというのはないんだよねえ。 「ここにファスナーがあって….ありゃない!」 「ここに携帯を入れるスペースが…、ありゃない!」 「お客さん、よく覚えていますねえ?」 「ここ10年くらい、BREE以外つかってないですから…」 「それはありがとうございます! あっ! そのいまつかっているタイプは、かなり 古い物では?」 「予備用なので、10年近いかも…」 「そですよね。私が入社してもうすぐ10年なんですが、カタログでしか見たことの ないタイプですから貴重ですよ」 「ふーーーん。そうなんだー」  何でもこの京都北山のこのお店が、「BREE」の一番最初に出来たお店なんだっ て。BREEは、ドイツのメーカーだそうだ。  私はただ好きでつかっているだけなので、「BREE」に対する知識がない。  あまりもお店の人たちが、熱心に接客してくれるので、いちばんいまのタイプに近 いものを買うことに。  物を買おうかどうか迷ったときは、相手が仕事熱心だったら買うことにしている。  午後4時30分。川端沿いの「ニック」で、脚立を購入。  うちの家族は、みな背が低いので、電球を取り替えるには脚立が必要。  うっかり京都の家に買っていなかったのを、とりあえず気がついたので、買ってお く。どうせ私は手足がまだ不自由なので、嫁に電球を換えてもらわないといけない。  午後5時。みその橋の「中華のサカイ」へ。  私も宮本さんも、いつもの胡麻だれ冷やし中華。  さらにチャーハン。

 私はずっとここの「冷めん」を胡麻だれだとおもっていたのだが、鶏ガラを長時間 煮出して作るスープをベースにゼラチン質でとろみのついたタレなので、舌触りもト ロリのまろやかさになっているのだそうだ。  よく練りゴマ入りと間違われるそうだ。  私も間違えていたよ。  B級グルメの決定版だとおもっていたけど、手間がかかっているんだね。  料亭『菊乃井』のご主人が「日本一の冷めん」と称したのは、この手間が見抜ける からなのかな。  ただおいしいものを食べてるだけの私には、そこまでわっかりましぇーん。

<おすすめのお店> 「中華のサカイ」みその橋店 住所:京都市北区大宮東総門口町38-3 電話:075-492-4965 営業時間:11:30〜00:00 定休日:月曜(祝日の場合は翌日) 備考:冷めん。

 午後6時。すっかり宮本さんに付き合ってもらって、京都のマンションに戻る。  頭のなかが『桃太郎電鉄17モバイル(仮)』のことでいっぱいになっているので、 早く吐き出さないといけない。  さっそく、『桃太郎電鉄17モバイル(仮)』の仕様書作り。  粛々と、物件を決めて行く。  物件名は、私が日本じゅうを旅したエキスのようなものだから、感慨深い。  と同時に、また旅に出たくなる。  午後8時30分。おや? 土居ちゃん(土居孝幸)から電話。  えっ? 『桃太郎電鉄TOKYO』のスリの銀次の絵の締め切りが、ゴールデン・ウィー ク明け? 1ヶ月に一度チェンジだから、ペース早いねー!  つねにいくつかストックで書き上げているので、土居ちゃんと相談して、2種類を 決定する。  そういえば、神宮前の「おけいすし」の若い子も、『桃太郎電鉄TOKYO』をプレイ するために、携帯をFOMAに替えたって言っていたなあ。  そういう話を聞くと、まめにスリの銀次とかを更新してあげたくなる。    再び、『桃太郎電鉄17モバイル(仮)』のマップとにらめっこ。  この調子だと、マップと物件は、明日じゅうには完成してしまいそうだぞ!  人間、結果が出ると、さらにがんばろうとおもうものだ。  そうか! 学生時代って、結果が出るほど勉強していないから、悪循環だったのか。 はっはっは! 納得。  早くも、キーボードを叩く上腕の筋肉の部分が痛くなって来た。  ちょっとまだ早いぞ。  これからもっと酷使したいのに。

 
さくまNEWS


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 iMenu>メニューリスト>ゲーム>テーブルゲーム>桃太郎電鉄
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