2月3日(木)

 昨夜、右腕が筋肉痛になり始めたので、少し休むつもりでDVDを見た。
『サイモン&ガーファンクル/オールド・フレンズ』だ。
 見始めたら、これが止まらなくなって、2時間すべて見てしまった。
 当然、寝不足に。ひ〜〜〜!

 なにしろ、あのアート・ガーファンクルが大麻事件で、来日できなくなってしまっ
たときに始まっていた再結成ライブなのだよ。
 ああ! 日本に来てたら、こんなライブが見れたんだなあ!とおもうと、しみじみ
するやら、悔しいやら…。
 1970年に解散だから、30年ぶりの歌声だ。
 さすがに、ガーファンクルの天使のような高音は苦しそうになっていたけど、ふた
りのハーモニーは、あいかわらずお見事。
 なつかしさに、画面に合わせて歌うと、私の声は、悲しいくらい高音が出なくなっ
ていた。愕然。

 かつての名曲を惜しげもなく、次から次へと歌いまくる。
『冬の散歩道』、『アイム・ア・ロック』、『スカボロー・フェア』
『早く家に帰りたい』、『ミセス・ロビンソン』、『コンドルは飛んで行く』
『サウンド・オブ・サイレンス』、『明日に架ける橋』、『いとしのセシリア』
『ボクサー』、『59番街橋の歌』…。
 1曲、1曲に、私の学生時代の思い出が詰まっている。

 途中で、ふたりが尊敬するデュオ・エヴァリー・ブラザーズまで登場。
『起きろよスージー』、『夢を見るだけ』を歌って、3曲目は予想通り、4人で
『バイ・バイ・ラブ』を歌った。
 私は、エヴァリー・ブラザーズも大好きだから、思わずベッドの上で正座してし
まったよ。

 私が中学生の頃(40年ぐらい前!)は、外国のグループの映像なんて日本に届か
ない時代だった。
 プロモーション・ビデオを最初に作ったのは、ザ・ビートルズの『ストロベリー・
フィールズ』ではなかったか? そんな昔だ。
 だからひたすらアルバムを両手で持って、ジャケット写真から、こんな演奏をする
人たちなんだろうか?と想像するだけだった。情報の少なさにもほどがあったのに、
何であんなに夢中になれたんだろう。不思議だ。

 ああ! 音楽って、やっぱりいいなあ…。

 午前9時30分。喫茶店「らぴす」サンで、モーニング・セット。

 午前10時30分。高円寺の整体さんへ。
 キーボードの叩き過ぎの右腕の筋肉痛も、ほぐしてもらう。

 午後1時。新宿に出て、買い物。

 午後3時。再び、喫茶店「らぴす」サンに寄って、ココアを飲んで帰宅。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治・集英社)を読みながら、仮眠。
 143巻だよ、143巻!
 1冊200ページで計算しても、2万8600ページ!
 他の追随を許さないというのは、『こち亀』のためにある言葉だ。

 午後4時。『桃太郎電鉄16(仮)』の仕様書作り。
 筋肉痛の軽減のために新宿で買ってきたVAIO用のマウスの使い方を、すっかり
忘れて、よけい筋肉痛になる。
 私はノート・タイプしかつかわないので、マウスをつかうことがほとんどない。
 VAIOのパッドは、とんとん!と軽く叩くだけで楽チンだしね。
 楽になるために、苦しむとは、これいかに!

 午後6時。嫁と、新宿3丁目の貝料理の専門店「はまぐり」へ。
 実は、前から嫁が、このお店に行ってみたいと言っていたのに、私がしぶっていた。
 嫁は、このお店に行ったことがない。
 私はずいぶん昔にここで宴会をしたことがある。
 そのときの幹事が、この日記ではおなじみの大学時代の同級生・伊東正義である。
あの「オレは何でもいいよ! 好き嫌いは何もないから!」と、食べることに執着心
のない男だ。
 たしかあのとき、はまぐり鍋を食べた気がするけど、それほどおいしいお店とはお
もわなかったような…、決して、伊東正義が見つけてきたお店…だからである。はっ
はっは!
 私の間では、伊東正義=飲めればいいお店=安っぽいお店のイメージが固定してい
る。そんなお店を嫁が気に入るとおもわなかったのである。

 でも、きょうは、ハマグリが食べたい気分だったので、本当に10年ぶりぐらいで
来てみた。日記にお店の名前が出てこないのだから、10年以上前なのはたしかだ。
 来てみて、驚いた。
 あのとき、こんなにおいしいお店だったのか?

 とにかく、貝のお刺身が、新鮮でおいしい。
 臭みのある青森産のホヤも、おいしいし、トリ貝はあの京都「ます多」で食べなれ
ているのに、甘みがあって、おいしいと感じたのだから、よっぽどのおいしさでしょ。
 毎日、築地から25種類以上の貝を仕入れているそうだ。

 牡蠣の昆布焼き、しじみにんにく漬け 、帆立のねぎみそ焼きが、とくにおいしか った。  でも一番は、お店のオリジナル料理のクラムチャウダーだったかも。  最後に食べた、貝めしと、おじやもよかったなあ…。

 ほんとに、伊東正義が宴会場として選んだのは、このお店だったのだろうか?  伊東正義が、これほどおいしいお店を知っているとはおもえないから、このお店を 宴会場に選んだのは、伊東正義ではなかったという推理のほうが、正しいような気が してきた。  伊東正義に聞きたいところだが、伊東正義は自分で選んだ場所ですら「オレだった っけ?」という人だからなあ。  貝料理が抜群においしいお店を見つけたと、記しておこう。  そういえば、午後6時に入ったのに、10人ぐらい「予約してないんですが…」と いうお客さんが、満員で入れなかったほどの盛況だった。

<私がもう一度行くためのメモ> 「はまぐり」 住所:東京都新宿区新宿3−8−4 電話:03-3354-9018 営業時間:17:00〜23:00ラストオーダーは22時。 定休日:日曜祭日

 午後7時30分。帰宅。  今夜も、『桃太郎電鉄16(仮)』の仕様書作り。

 
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