１０月１３日（水）

　午前６時。朝から、眠い目をこすりながら、昨日の美濃市の日記を書く。
　書きたい話題が多くて、困る。
　戦国武将に、金森長近（かなもりながちか）という人がいる。
　織田信長に仕え、その後、柴田勝家、豊臣秀吉、徳川家康に仕えるという、ものす
ごい経歴の持ち主だ。
　千利休、古田織部といった人たちから、茶の湯も習っている。
　この金森長近という人は、飛騨高山の町づくりをして、昨日行った美濃市の町づく
りもした。
　要するに、金森長近は、戦国時代の空間プロデューサーだったわけだ。
　最近妙にこの人が気になる。
　そんな話も書いてみたかったが、またほかの機会に。

　午前１１時。５時間かかって、昨日の日記の下書きが終わる。
　疲れた。あとで推敲して、文章を短くしよう。

　午後１２時。木屋町仏光寺「mix（みっくす）」へ。

 



　八色の彩のプレートランチが、おいしそうなので来てみた。
　小さな洋食が、鉱石の標本箱のように並んでいて、目も楽しければ、味も楽しい。
ホタテのフライトと、柿と生ハムのデザートがおいしかった。





　若い人には、ちょっと量が少ないかもしれないが、私にはちょうどいい量だ。
　ワンポイント・リリーフにちょうどいいお店を見つけた。


＜私がもう一度行くためのメモ＞
「cafe diner mix」
住所：京都市下京区木屋町仏光寺天満町456-2
電話：０７５（３５２）４３００
営業時間：1階.2階/12:00〜23:30　4階/20:00〜翌2:00
定休日：火曜日
アクセス：阪急河原町駅から徒歩３分



　食後、木屋町通りを五条通にぶつかるまで歩く。
　高瀬川の水面がキラキラ光るくらい、陽射しが強くて、日に焼ける。

 



　このあと、京都駅前のプラッツ近鉄へ。
「無印良品」で、枕を買ったり、外付けハードディスク用のＩＥＥＥ１３９４ケーブ
ルお買ったり、本を大量に買ったり、広い店内を歩き回ると、へとへとになるくらい
疲れる。

　午後２時。京都の家に戻る。
　日記を清書してから、仮眠。

　午後３時。愛知県、岐阜県を走る名鉄電車に関する本を、読みまくる。
　愛知県、岐阜県の地図とも、にらみ合い。
　名鉄の路線は、ますます不可解なり。
　さらに廃線予定の路線が多くて、『桃太郎電鉄』の「地方編」を作るときにも、地
図作りの大きな障害になりそうだ。
　当分、名鉄関係の本をたくさん読んでみよう。

　午後６時。木屋町御池の「忘吾（ぼあ）」へ。





　このお店には、開店当時から、もう何年も通っているけど、ずっと料理のおいしさ
が成長しっぱなしのお店。
　そのせいか、最近婦人雑誌に取り上げられることが多くなった。
　ドラフト１位で、入団した新人投手が、エースに成長する様を目の前で見ることが
できたようで、うれしい。

「土瓶蒸しは、松茸と、舞茸とどちらがいいですか？」とご主人。
「うーーーん。松茸の土瓶蒸しが食べたくて、きょう来たけど、舞茸のほうが、香り
も味もいいから、舞茸にします！」
「やっぱり、僕も舞茸のほうが好きなんですよ」
　こういうやりとりをしながら、食べられるのがいい。
　ご主人も堂々と、松茸ではなく、舞茸を勧めるなんて、堂々たるピッチングだ。
　お刺身、もろこの炭火焼、トウモロコシを生で食べたり、天ぷらで食べてみたり。
やっぱり、このお店はいい。
　料理に誠実さがこもっている。
　開店当時から、ご主人と奥さんの仕事に取り組む姿勢が、まったく変わらない。
　通い慣れたお店は、融通も利く。
　カスタマイズされたＶＡＩＯのように、楽だ。

  
  
  



　午後８時。「タリーズ」で、コーヒーを買って帰る。





　今夜も、『桃太郎電鉄１６（仮）』の仕様書作り。
　名産怪獣は、もう少し寝かせて、発酵するのを待つ。
　各都市の物件の着手しよう。
　また新たに登場する駅が、いくつかあるよ。
　残念ながら、ゲーム性の青マス、赤マスの配置のせいで、消えてしまう駅もあるけ
どね。そういう駅は、『地方編』でもう一度登場させるからね。

　明日、東京に戻る予定。