９月１５日（水）

　元チェッカーズのメンバー同士の確執が、ワイドショーを賑わせている。
　ワイドショーは判で押したように、元メンバー２人を葬儀の発起人にさせてあげな
かった藤井フミヤくん側を非難する。
　日本のマスコミは、立場の弱いほうを味方する。

　でも、こういう仮説は成り立たないか？
　藤井フミヤくんほどの実績ある人間が、葬儀の発起人に２人を選ばなかったという
ことは、業界筋が納得するほど、２人の言動、行動が周囲を呆れさせるものだったの
ではないか。
　あくまでも仮説だよ。
　藤井フミヤくんは、１～２時間２人を発起人にさえしておけば、何事も起きないこ
とは百も承知だろう。
　なのにあえて、発起人から外したのは、業界が「外して当然！」と思える何かがあ
るような気がする。
　あくまでも、仮説だけどね。

　いや。ちょっと、何でも弱い者の味方をするマスコミは怖いな！とおもっただけだ。
けっこう現実は、弱者のほうが無茶を言っていることも多い。


　午前１０時３０分。西武新宿駅へ。
　陽が当たっているところは暑いけど、日陰が寒く感じるようになって来たねー！　
秋はもう目の前まで来ている。

　午前１１時。西武新宿線上井草駅の「細見デンタルクリニック」へ。
　２日前に、いつもの右奥の差し歯が抜けた。
　この差し歯は、ほかの歯医者さんでは治療してくれないほどひどくて、この「細見
デンタルクリニック」でしか治してくれないので、毎回こうして上井草まで足を運ぶ
しかない。
「細見デンタルクリニック」のおかげで、おいしいものを食べ続けていられるのだ。

　午後１２時３０分。西武新宿線高田馬場駅で下車。
　明治通りとの交差点近くの「小川家」へ。
　このお店は、福井のソースかつ丼が食べられる。
『桃太郎電鉄』でも、おなじみの福井のソースかつ丼屋だ。

 



　先日ここを通りかかったら、ちょうど新規にオープンしたばかりだった。
　一応、『桃太郎電鉄』の作者としては、東京で食べられる地方の味は、チェックし
ておきたい。

・並　　３８０円
・大盛　４８０円
・得盛　５８０円





　並にしたら、ソースかつが３枚入っていた。
　ご飯にも、ソースが染み込んでいる。
　ただソースかつのほうに、ソースの染み込み具合が足りない気がする。
　でも、めざしているのはファーストフードだろうから、このくらいのソースの染み
込み具合なら、及第点。
　この「小川家」で、ソースかつ丼を味わってもらって、ぜひ福井のもっと、かつに
ソースがたっぷり染み込んだソースかつ丼を食べてほしいものだ。


＜私がもう一度行くためのメモ＞
「小川家」
住所：ＪＲ高田馬場徒歩５分。早稲田通り沿い。
営業時間：１０：００～０：００
定休日：無休



　午後１時３０分。帰宅後、喫茶店「らぴす」サンへ。

　午後２時。蔵人総合研究所の赤根豊くんが来る。
『桃太郎電鉄ＵＳＡ』の完成が昨日になったので、発売日が早まりそうだ！というと、
赤根豊くん、あきれ返る。
　そりゃそうだろう。
　経営者側から見たら、発売日が早まるなんて、奇跡だ。
　１２月ではなく、１１月になりそうだ。

　午後３時３０分。読売広告の岩崎誠が来る。
　陣内智則くん、若槻千夏ちゃん、サイコ・ル・シェイムが出演するテレビＣＭの８
０％完成ヴァージョンを持って来てくれた。
　オーソドックスで、意図がはっきり伝わるいい出来だ。
　奇抜さはないけど…。
　いや、サイコ・ル・シェイムのコスチュームはじゅうぶん特異な雰囲気をかもし出
している。

　というと、奇抜な内容で話題を集めるものだと思っている人が大半だろうけど、奇
抜なＣＭは、１日じゅう湯水のように流れてこそ、効果がある。
『桃太郎電鉄』のように、ＣＭの出稿量に限りがある場合は、まず作品の意図が、お
客さんに伝わることのほうが先だ。

　いつもの『桃太郎電鉄』シリーズが、完全新作でアメリカを舞台に、『桃太郎電鉄
ＵＳＡ』になったということを、まず伝えたい。

　午後５時４５分。嫁と、神宮球場へ。
　寒い。冷凍庫に入ったように寒い。
　この時期の球場は、ガラガラなだけに、よけい寒い。





　球場の売店で、牛丼をひとつ買って、嫁と食べる。
　昨日、仙台駅地下の「エスパル」で買ってきた、トウモロコシの「味来（みらい）」
と、女川の笹かまぼこを持って来たので、いっしょに食べる。

　食べ終えると、また球場の風がぴゅうぴゅう寒い。
　コーヒーを飲んでも、手が暖かくなるだけで、身体が温まらない。
　まいったなあ！

　こんなとき、横浜ベイスターズの猛打が爆発してくれればいのに、秋風のように、
打線もお寒い。

　鼻水が出てきた。
　横浜ベイスターズ・グッズのタオルを買って来てもらって、首に巻いたけど、それ
でも寒い。
　寒くなるのを予想して、家から横浜ベイスターズのフリース・ジャケットを持って
来て、着ているのにだよ。





　試合展開は、中途半端に、１－０から、１－１、２－１と、かろうじて１点だけリ
ード。帰るに帰れない。
　３点もリードされれば、投手陣のいいヤクルトを逆転できると思えないので、帰り
やすい。本当に横浜ベイスターズの応援は難しい。

　５回表。ダメだ。寒さのほうが耐えられない。
　風邪を引いたらいけないので、球場をあとにする。

　午後８時。帰宅。
　家に着くと同時に、クシャミの連発。
　風邪引きそうだ。

　テレビ神奈川で「横浜ＶＳヤクルト」戦の続きを見る。
　うわっ。解説がダンプ辻泰彦さんだ！
　どの解説者のときでも、横浜ベイスターズはよく負けるんだけど、この人の解説の
人のときに勝ったためしがない。
　むーーーん。やだなあ…。

　それでも、３ー２のまま、９回裏を迎えた。
　このまま抑えれば、横浜ベイスターズの勝利だ。
　ツーアウトまで来た。
　最近、守護神として風格が出てきた門倉投手だ。
　やってくれるだろう。

　でも、横浜ベイスターズに立ちはだかるのは、古田捕手。
　私としては、古田捕手はお休みして、プロ野球の将来について考えることに没頭し
てほしいのだが、あんなに大変な交渉に参加しながら、首位打者争いに加わる３９歳
には、頭が下がる。

　もし来年、プロ野球がセ・リーグ、６球団、パ・リーグ６球団になったら、古田捕
手に「プロ野球の崩壊を救った男」として、国民栄誉賞、いやノーベル平和賞を上げ
るべきだ。
　現役のプロ野球選手が、シーズン中にプレイしながら、プロ野球の将来のために戦
うなんて、長いプロ野球の歴史のなかでも、まったく無いし、今後も絶対あり得ない
だろう。

　話がそれた。
　けっきょく、古田捕手が同点打を放ち、延長線に入り、１１回裏に、さよなら負け。
こういう負け方が、横浜ベイスターズは本当に得意だ。
　野球漫画でも、これだけの負けっぷりのよさは、演出できない。

　そんなチームは、応援するべきではないのではと、心の底で思っている。
　少なくとも、４時間半もの長い試合を、あの凍えるような神宮球場で、最後まで見
なくてよかったとおもっている。

　昨日も実は、神宮球場のチケットを持っていたんだけど、仙台牛を選んでしまった。
　明日の神宮球場のチケットも持っているけど、時間の無駄のような気がしてならな
い。つらいなあ。
　私の横浜ベイスターズ応援の歴史も、いよいよ危ないかも。

　横浜ベイスターズに「勝て！」というのは、「亀に走れ！」と言っているようなも
のなのかなあ…。
　ああ！　もうため息をつくのも飽きた…。