８月２２日（日）

　２日間家でのんびりしてから、旅行に出ようとおもっていたのに、アテネ五輪のゴ
ールドラッシュと、『桃太郎電鉄Ｇ（仮）』の仕様書完成間近で、けっこう忙しい。
　横浜ベイスターズの難行・苦行もある。
　目が疲れる。

　午後１２時。嫁と、麻布十番のカフェベーカリー「ポワンタージュ」へ。
　先日の『アド街ック天国』の麻布十番特集で、このお店だけ知らなかった。
　カフェベーカリーは、貴重なので、ぜひとも知っておきたい。

　しばらくして、麻布十番の主・菅沼真理（通称：すがねまチャン）さんが到着。　
すがねまチャンは、朝からプールでひと泳ぎしてきた元気者。
　でも、プールのあとで、浴衣を着てくるんなんざ、さすが麻布十番のカタカナ商売
のお嬢さん。カタカナったって、刀（かたな）を売っているんじゃないよ。
　ＷＥＢデザイナーさんでござるよ。
　うちの嫁も、着物を着てきているんだけど、非公開ね。






　私と、すがねまチャンは、フォッカッチャのサンドイッチ。





　嫁は、スモークサーモンのトマトソースのパスタ。

 



　フォッカッチャのサンドイッチは、私の好きなクルミが入っいて、かなりおいしい。
サラダもついているのは、ランチに最適。
　この時点で、このお店の名物がカレーパンであることを忘れていた。

　すがねまチャンといつものように、野球談義。
　中日ドラゴンズが優勝するときは、どういうわけかお仕事が減るジンクスがあると
悩んでいたので「３８年に一度しか優勝しないチームには、そういうジンクスすらな
いんだよ！」と、恒例の自虐的ギャグをかます。
　いいなあ。何年かに一度優勝するチームって。

　それにしても、この店、パンを買いに来る人の流れが途切れない。
　食べ物だけは、場所が悪くても、お客さんが来るから、素晴らしい職業だよね。


＜私がもう一度行くためのメモ＞
「ポワンタージュ」
住所：港区麻布十番3-3-10
電話：03-5445-4707
営業時間：10:00〜24:00
定休日：月・第3火曜定休



　午後１時３０分。帰宅。
『桃太郎電鉄Ｇ（仮）』の仕様書作り。

　すがねまチャンが、高校野球の決勝戦を見るといっていたので、私も見る。
　アテネ五輪の報道ばかりだけど、もう甲子園は決勝戦なんだね。
　愛媛県の済美（さいび）高校と、北海道の駒沢大付属苫小牧高校。

　序盤から、すさまじい乱打戦。
　とにかく、三者凡退が、たった１回しかない。
　逆転、同点、逆転、同点のくりかえし。
　漫画の『キャプテン』の死闘を見ているみたいだ。

　こんな甲子園の決勝戦、見たことがない。

済美　　　　２３０　０１３　０１０│１０　　
駒大苫小牧　１０２　３０３　３１×│１３

　もうわけわかんないでしょ？
　１回負けたらおしまいの試合は、何が起きるか本当にわからない。

　引き続き、ソフトボールの準決勝を見て、すっかり日本人モード全開！
　必死に、日本人がんばれ！になっちゃったよ。

　でも、あのソフトボールの延長戦になると、ノーアウト打者３塁から、スタートす
るシステムっていうのも、よく考えてあるね。
　決着がつくまで緊張感がずっと続くのは、おもしろいよ。

　午後６時。スカイ・パーフェクＴＶで「横浜ＶＳ中日」戦を見ながら、太平燕（タ
イピーエン）で、夕食。明日から旅行なので、また旅先で取材のために、暴飲暴食し
ないといけないから、体重調整。

　ときどき、長嶋ジャパンＶＳギリシャ戦も。

　けっきょく、毎日野球ばかり見ている。
　野球って、おもしろいのにねー！
　時間切れで終了ではなく、最後のひとりから、ずっと何人も連続でがんばれば、逆
転もありえるスポーツって、そんなにない。

　どうせなら、ライブドアの堀江社長が、新球団ではなく、新リーグを作ってしまえ
ばいいのにね。
　トヨタ自動車や、ニッサン自動車、サントリー、ナショナル、ＳＯＮＹといった１
２球団に参加しなかった企業が、バックについたほうがおもしろくなるとおもわない？
　だいたい、こういった企業が参加していないから、プロ野球は古めかしいものにな
ってしまったんだとおもう。

　ルールだって、ソフトボールのように変えてしまえばいい。
　２ストライクで、１アウト。３ボールで、一塁へ。
　ソフトボールのように、７回まで。延長線は、走者２塁からなら、テレビの野球中
継にだって収まっていいとおもうんだ。

　若い人が「野球が嫌いなのは、子供の頃、毎週楽しみにしていたアニメが潰れたか
ら！」というのがあったけど、正論だとおもう。

　そんなこととは関係なく、横浜ベイスターズは、毎回満塁から、点が取れない芸術
的な残塁の山を築き上げて、３−２と負けている。
　ああ！　きょうは、ＮＨＫ『新選組！』を見ないといけない。

　午後８時。ＮＨＫ『新選組！』を見る。
　山南敬助（堺雅人さん）、切腹の回だ。

　憎いね！　憎いね！　憎いね！　憎いね！　憎いね！
　私は、『子連れ狼』の原作者である小池一夫師匠から、「キャラクターは、自分か
らすごい！と言ってはいけない。他人の口から、そのすごさを語らせることによって
のみ、キャラが立ってくる」と教わった。
　頭ではわかっていても、この３０年間、私は確固としたものを会得できなかった。
　なのに、三谷幸喜さんは、きょうそのお手本を見せてくれた。
　山南敬助に対する愛情を、みんな交代で示してみせる。
　必死に「逃げろ！」と勧める。
　土方歳三まで、下手な芝居を打つ。
　みんな、みんな、山南敬助（堺雅人さん）を引き立たせるために、一糸乱れず動く。
小池一夫師匠の奥義を具現化している。
　すごい人たちの到達点はみなおなじということだろう。
　私も、もうすこし歩を進めないと。
　きょうは、ちょっと会得したよ。

　しかし、歴史上の新撰組の人たちがきょうの『新選組！』に登場するような性格だ
ったら、新撰組の崩壊も、山南敬助の切腹もなかっただろうにね。
　最後の近藤勇（香取慎吾くん）、土方歳三（山本耕史さん）の号泣シーンは、やり
すぎだったけど、今週のラストはこうでもしないと、収まりがつかなかったんだろう。
おおよその人には、あれでよかったとおもう。

　ＮＨＫ『新選組！』を見終わって、テレビ神奈川に戻る。、
　おんや？　降雨のため試合を中断中？
　負けたまんま中断かい？
　…とおもったら、３−３の同点。
　しきりに、解説者が、６回裏の横浜ベイスターズの攻撃が終了してから、試合を中
断してほしかったといっているけど、いいから、もうこのまま引き分けで終了して。
試合なんか再開しても、首位中日と戦えるようなＨＰは残っていない。
　１０分ぐらいして、コールドゲームの宣告。
　よかった。よかった。
　引き分けでもいいよ。善戦、善戦！

　残るは、広島と、阪神の動向だ。
　ぐへっ。阪神がヤクルトを大きくリードしている。
　読売広告の自称：ハゲのオーナー・岩崎誠が、球場まで見に行くと、阪神が負ける
のジンクスを知っているものだから、ここ３日間のチケットをあげたのに！　いかん
なあ！

　そんなわけで、明日から、旅行にでかけます。
　行き先は、ひ・み・つ。
　…って、いうほどのところじゃないけどね。
　日記はしばらくお休みです。
　８月２７日（金）ぐらいから、日記の更新は最下位、いや、再開するとおもいます。

　それではまた！