８月１３日（金）

　一夜明けて、横浜ベイスターズ・佐々木様は「引退」を宣言した覚えはないという
論調に変わった。
　たぶん今季限りの引退は揺るがないと思うけど、いまから宣言してしまうと、横浜
ベイスターズ・ナインの志気が低下するから、とりあえず「撤回」しただけだと、私
はおもう。

　佐々木様の引退騒動に対して、私の心労を心配してくれる人がたくさんいたけど、
私のなかではすでに整理がついているので、動揺はないです。
　それよりしばらく、２日前のＴ・ウッズ選手の逆転さよならホームランの余韻に
浸っていたい。

　午後１２時。嫁と、銀座へ。
　読売広告の阪神ハゲのオーナー・岩崎誠が「この間、阪神タイガースが、Ｔ・ウッ
ズに逆転さよなら満塁ホームランを打たせてあげたんだから、神宮球場のチケットぐ
らい持ってこんかい！　おらおら！」と、命令されたので（嘘）、神宮球場の年間シ
ート席のチケットを持って、アフタヌーンティーへ。
　私も、嫁も、黒豆ごはんと三種のおかず。

 



　しばらく、仕事の話と、野球の話。

　午後１時。岩崎誠が次の仕事に向かうので、いっしょに「アフタヌーンティー」を
出たら、目の前を、テンユウの杉沢義文さんが通りがかるではないか！

　岩崎誠は、次の仕事場に向かい、杉沢義文さんと「十一房（といちぼう）珈琲店」
へ。まるでバトンタッチ！
　杉沢義文さんとも、仕事の話と、野球の話。





　おじさんたちは、野球が好き。

　午後３時。池袋のメトロポリタンホテルへ。
　２５階のビィーナスの間へ。
　ううっ。高い！　２５階は高い！　くらくら！





　きょうはここで「江戸川乱歩記念／立教・池袋ふくろう文芸賞」の漫画部門の
審査員のお仕事。
　珍しく母校・立教大学からお声がかかったので、たまにはこういう催しに出てもお
もしろそうだと引き受けてみた。
　ほかの審査員の方々は、冨安敬二さんと、山村浩二さん。
　冨安敬二さんは、現在、立教大学の文学部教育学科の教授。
　以前、『週刊少年ジャンプ』のロゴデザインなどの仕事をされていたこともあるよ
うだ。ちょうど私が『ジャンプ放送局』を始めて、半年以内の頃だから、編集部です
れ違っていたかもしれない。

　山村浩二さんは、『頭山』で、アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート
され、第１６回ザグレブ国際アニメーション映画祭でもグランプリを受賞したアニメ
ーション監督。
　先日、私が山村浩二さんのＤＶＤを見ていたのは、この仕事に繋がるわけだ。
　こういう異業種の人との仕事は、刺激的で楽しい。
　山村浩二さん自体は、東京造形大学の出身だそうだ。

　最初に、この「ふくろう文芸賞」の主催者である立教大学文学部教授の渡辺憲司さ
んから、立教大学の昔話をされたときが、いちばんドキドキ。
　実はあんまり私は、大学の授業、あんまり出ていないからね。
　ほかの大学にばかり遊びに行っていたせいで、大学を出るのに、５年もかかってる
からね。
　メトロポリタンホテル２５階から見える立教大学を見ながら、「４号館が…」など
という話をされると、「４号館？　４号館？　あっ、あそこだ！」と読み込みに時間
がかかること、かかること。





　ここに来る前に、同級生のムサシノ広告の伊東正義と昔話でもしてから来るべきだ
った。はっはっは！


 
 



　漫画作品の審査のほうは、順調に選考が進む。
　みなさん、ほとんどおなじ意見で、３作選んだら、２作は３人ともおなじ作品を選
んで、残りの１作品が、３人ともバラバラの作品を推すというおもしろい結果に。

　こういう仕事は、ほかの業種の人からの目線による物の考え方を聞けるので、楽し
い。
　現在、桃太郎チームは絶好調で、価値観も共有できているけど、さらにもっと「改
善」を試みるには、異業種の人から聞いた話をヒントにするのが、いちばんいい！

　またこういう機会があったら、ぜひ参加してみたいものだ。

　午後５時。嫁と、東武百貨店１３Ｆの「みさき亭」へ。
　まぐろの三種盛り合わせ、まぐろステーキセット、まぐろ餃子などを、つつく。

 



　午後７時。帰宅。
　原宿の竹下通りを帰ってきたら、もう汗びっしょり。





　きょうは、夜になっても、気温が落ちないね！

　日本テレビで「横浜ＶＳ巨人」戦。
　まあ、ひさびさのワンサイド・ゲーム！
　もちろんリードされているのは、横浜ベイスターズ。
　すっかり高橋尚成投手に、きりきり舞い。
　私は歩きつかれて、テレビを見ながら、うとうと…。

　これだけ完璧に抑えられて、ホームランをバカスカ打たれると、ショックがあとを
引かなくていい。
　横浜ベイスターズの２線級の投手陣が、巨人の最強打線を抑えられることがないこ
とは、百も承知だ。

　気分を変えて、『桃太郎電鉄Ｇ（仮）』の仕様書作りをがんばろう！