８月１１日（水）

　午前８時。『桃太郎電鉄Ｇ（仮）』の仕様書作り。
『桃太郎電鉄１２』と『桃太郎電鉄ＵＳＡ』の仕様書をミックスして、さらに新しい
部分を付け加えているので、ちょっと気を抜くと、混乱する。
　ドラムスで、右手、左手、右足、左足をバラバラのリズムで、叩いているみたいだ。

　午前１１時３０分。嫁と、神田の欧風カレーのお店「ルー・ド・メール」へ。





　このお店は、有名な京橋「ドン・ピエール」の総料理長だった鈴木シェフが神田に
出したお店だ。
「ドン・ピエール」のほうに、前から一度行ってみたいとおもっていたら、人形町喜
（き）寿司のご主人から、こっちに移ったというのを聞いて、来てみた。

　神田は、あまり来る用事がないので、最初のうちは、お店の雰囲気もよくつかめず。

　でも、料理は食べてみれば、全世界共通、おいしいか、まあまあか、おいしくない
の３種類だ。

　私も、嫁も、特製ビーフカレーを注文。
　最初から、ご飯の量を半分にしてもらう。

　トマトとカマンベールのサラダも注文したら、まんまトマトと、カマンベールを
切っただけのものが出てきて、驚いた。
　でも、トマトのおいしさったらない！

 



　特製ビーフカレーは、甘いのに、からい！
　口に入れたときは、うっとりするような甘さなのに、あとからじわじわ、しーはー、
しーはー、からくなってくる。

　お肉が、またうまい！
　高級ホテルのビーフシチューのお肉のように、やわらかくて、歯ごたえがある。
　まったくこんなサラリーマン街に、こんなおいしいお店がぽつんと出ているのが、
不思議。


＜私がもう一度行くためのメモ＞
「ルー・ド・メール」
住所：千代田区内神田2-14-3
電話：03-5298-4390
定休日：土曜日
営業時間（平日)10:00 〜 22:00 　（日曜・祝日)10:00 〜 22:00
備考：神田外語学院の並び。



　食後、神田駅を通って、日本銀行の脇を抜け、日本橋の三越まで歩く。

 



　暑さがそれほどではなかったので、歩いてみたんだけど、疲れた。
　ソファーに腰を下ろそうとすると、ギギギギッという音がするような気がする。

  
ビジネス街はランチ販売がいっぱい


　午後１時。銀座ニューメルサ１Ｆの「文明堂」へ。
　読売広告の岩崎誠と、柴尾英令くんと待ち合わせ。





『桃太郎電鉄ＵＳＡ』のプロモーション会議の報告を受ける。
　今年はとにかく、「わからないことは、わからないといおう！」「できないことは、
できませんといおう！」「うそ０％！」の運動を徹底させようとしているので、とり
かえしのつかなくなるような大失敗は、いまのところ発生していないようだ。
　でもハドソンの長年染み付いた隠蔽体質は、プロモーションの山場にさしかかる今
頃から発覚するから、ここ数ヶ月は非常態勢に入らないと危険だ。

　三菱自動車しかり、美浜原発事故しかり、伊香保温泉、水上温泉しかり。
　ダメになるところは、みんな誤魔化そうとする。
　誤魔化しても、いつかはバレる。
　かわいそうなのは、伊香保温泉とか、水上温泉で、誠実に旅館を営業している人た
ちだ。たった１件の過失で、町全体の評判が落ちてしまう。

　でも、岩崎誠が鼻た〜〜〜かだかなテレビＣＭ計画は、順調に話が進んでいるよう
だ。
「えっ？　□□□□□□□□□□まで、出るんですか！」と、先日井沢どんすけが
びっくりしていたけど、そうなのだ。
　今回は、複数のタレントが登場しそうなのだ。
　ふっふっふ。漏らせるのは、ここまでかな。
　あとは、ちゃんとそのＣＭをたくさん流せるかどうかだけだ。

　午後３時３０分。帰宅。
『桃太郎電鉄ＵＳＡ』の仕様書作り。
　黙々と、キーボードを叩く。

　午後６時。嫁と、新宿伊勢丹会館３Ｆ「紅虎餃子房（べにとらぎょうざぼう）」へ。





　定番の鉄鍋餃子に、高菜と山芋の土鍋ごはん、くらげ、キュウリなど。
　土鍋ごはんは、お店によって、微妙に味が違う。

 　
 　




　午後７時３０分。帰宅。
　スカイ・パーフェクＴＶで「横浜ＶＳ阪神」戦を見ながら、下原スイカ。
　
　私が、「紅虎餃子房」で、餃子を食べてる間に、吉見祐治投手がいつものように３
点を献上しているとおもったら、２点取られたところで、打球を膝に当てて、退場し
ていたのか。
　スポーツ紙の先発予想に、吉見投手とあると、ああ、きょうも最低でも３点、順調
に５点、調子悪いと６〜８点取られてしまうんだろうなあ！とおもってしまう。吉見
投手には悪いけど。
　ほかに先発を任せられる投手がいないからねえ、横浜ベイスターズには…。

　四国八十八ヵ所をお遍路するなんてことは、地球がひっくり返っても、私には無理
だと確信してるけど、よく考えると、４０数年間、横浜ベイスターズのファンを続け
ることのほうが、よっぽど大変なことのような気がしてきた。

　きょうは、もうダメだな？とおもったら、そうだ。きょうも対戦相手は、今年のお
得意様・阪神であった。
　きょうも昼間に、阪神ハゲのオーナー・岩崎誠に「きょうも勝たせてくださいよー！
横浜が勝てるのは阪神しかないんだから〜！」と、念を入れておいたのが効いたのか、
４回裏一挙に４点とって、逆転！

　まるで、昨年阪神優勝の原動力となった、阪神に負けっぱなしの借りを返済しても
らっているようだ。

　でも、今年の横浜ベイスターズは、４−３と、１点差で逆転すると、そこからまっ
たく点が入らないパターンが多い。

　そのうち、案の定、７回表に、１点取られて、同点。
　さらに、延長戦へ。

　延長１０回表、阪神に３点取られる！
　７−４！
　阪神の打撃の神様・八木選手に打たれたんだから、仕方ないや！　きょうは、宿敵・
広島がヤクルトに負けたから、最下位転落は免れたからいいや！…と、言い訳ターボ
全開、ぶるんぶるん発動させていたら…。

　あれ？
　石井琢朗選手が、ヒットで出たよ。
　金城龍彦選手も、センター前ヒットだ！
　ええっ！　佐伯貴弘選手も、ヒット？
　ノーアウト、満塁？

　でも、ノーアウト満塁の場面から、０点で終わった横浜ベイスターズの試合を少な
くとも、私は１００回近く見ている。

　バッターは、Ｔ・ウッズ選手！
　こらこら、アナウンサー！　「ここでウッズが、ホームランを打てば、さよならだ！」
というのをやめてくれ！
　アナウンサーが放送関で言うと、だいたいその通りに…、おお、おお、おおお？　
ああ？　ああああ？　うほほほほほほほ。ほんとに入っちゃったよー！

　３点差をひっくり返して、逆転さよならホームランだよ〜〜〜！
　うっひょーーーッ！
　ダメだ！　悪い、岩崎誠！
　喜ばせてくれ！
　こんな試合、横浜ベイスターズにとっては、１０年に一度あるか、ないかだ！
　う、う、うれぢぃよぉ〜ん。わ〜〜〜ん！
　佐々木様の３連続ホームランを忘れることができるよーーー（…て、まだ尾を引い
てるじゃないか）！

　ああ！　言葉にならないうれしさだ。

　阪神  ３００　０００　１００　３　│７
　横浜  ０００　４００　０００　４×│８

　ああ！　うっとり〜〜〜！

　もう今シーズンは、きょうで終わりになっちゃえばいいのに…。