８月３日（火）

　午前１１時４５分。嫁と、銀座のおでん屋さん「よしひろ」へ。
　いつも行く１階のほうの「よしひろ」は、ただいま改装中。





　読売広告の岩崎誠と待ち合わせ。
　きょうは２階の「よしひろ」のおでん屋さんのカレーを食べに来た。





　このおでんカレーには、まいった！
　なんと！　「よしひろ」のあの上品なお汁に浸かったトマトが乗っている。
しかも、ミニおでんが４〜５品乗って、お新香がついて、お値段、なんと、なんと、
なんと、５５０円！
　銀座で、５５０円なんて、ただ同然！





　からい、うまい、からい、うまい、ひ〜〜〜！
　からい、うまい、からい、うまい、ひ〜〜〜！
　からい、うまい、からい、うまい、ひ〜〜〜！

　このおいしさで、５５０円はイッツ・ミラクル！！
　お客さんはよく知ってるよ。
　お昼１２時になるころには、階段の下まで行列が並ぶ大盛況ぶりだ。


＜私がもう一度行くためのメモ＞
「よしひろ」
住所：中央区銀座1-5-14
電話：１階→０３（５２５０）０１１５
　　　２階→０３（５２５０）０３３０
営業時間：１階１８：００〜
　　　　　２階１１：３０〜
定休日：土曜日



　午後１２時１５分。私、嫁、岩崎誠の３人で、「十一房（といちぼう）珈琲店」へ。





　今年の『桃太郎電鉄ＵＳＡ』のテレビＣＭが、いい方向にとんでもない盛り上がり
方になりそう！との報告を聞く。
　ほう。それが本当なら、すごいね！
　まだ発表段階ではないので、日記に書かないで？
　そりゃ、そうだろう。

　午後１時。築地のハドソンへ。
　３日連続テスト・プレイの前に、札幌開発スタッフとあれこれ、打ち合わせ。
　メンバーは、「Team Kawada」の川田忠之くん、込山勉くん、小坂晃弘くん。
　私、嫁、柴尾英令くん。
　さらに、以前『桃太郎電鉄』の音楽を担当していた三井啓介くんとご挨拶。
　三井啓介くんが、札幌開発スタッフと連絡を取りながら、『桃太郎電鉄Ｍ（仮）』
の製作を担当することになった。

　まあ、『桃太郎電鉄Ｇ（仮）』、『桃太郎電鉄Ｍ（仮）』、『桃太郎電鉄１５（仮）』、
『桃太郎電鉄１６（仮）』と、『桃太郎電鉄ＵＳＡ』を含めれば、私は５本の『桃太
郎電鉄』を同時に作っていて、混乱しているので、この日記を読んでいる人は、聞き
流してください！
　私も覚え切れていない。

　午後２時。きょうのテスト・プレイのみなさんが、到着！
　江口貴博くんも到着。
　ゴールデン・ウィーク、鎌倉でのたった１日のテスト・プレイで、「爆笑トリオ」
の異名を欲しいままにした３人の登場だ！

・高田直幸さん（パナソニック勤務）
・田村雄二くん（漫画家）
・日高和彦くん（プロボクサー）


 



　どのくらいおもしろいテスト・プレイなのかは、３人のおもしろ語録から推測して
ください。
　彼ら３人が、体育会系で、上下関係に厳しいことを頭に入れながら読むと、より楽
しく想像できるとおもいます。

＜おもしろ語録＞
　完成したオープニング・アニメで、いつものように桃太郎がキングボンビーを殴る
シーンを見て、全日本日本スーパーウェルター級６位の日高和彦くんが、「いいアッ
パー打ちましたね！」に、みんな爆笑！


「言っておきますが、きょうのボクは、ギャグ無しですよ！　勝ちに行きますからね！」
と、日高和彦くん。
　でも、名前入力した名前は「かす大爆笑」！
　しかも「かず」と入力するのを「かす」と間違えている！


　漫画家の田村雄二くん、今回ランダムに登場して、☆印カード売り場では買えない
ようなカードを売ってくれるキャラのボビーから、さよならカードを買う。
「へっへっへ！」
「田村！　おまえ、つかう場面を想像して、笑っているだろ！」と高田直幸さん。

「先輩！　すいません！」
「先輩！　すいません！」
「先輩！　すいません！」
　田村雄二くんが、目的地の近くにいた高田直幸さんに、１年に３回もさよならカー
ドをつかう。
「田村！　おまえなあ！」


　目的地のモントリオールまで、あと４マス。
　田村雄二くん、４進めるカードをつかう。
　しかし、モントリオールの位置がわからず「どこだ！　どこだ！」
「矢印のほうに行けよ！」


「高田直幸さん！　早く来てください！」
「何で？」
「ぶっとばしカードついかいますから！」


「おい、田村！　声を殺して、喜んでるんじゃねーよ！　背中の震え方でわかるぞ！」
「バレました？」


 




　とにかく、このこのメンバー、目的地に全然着かない！
　貧乏神のなすりつけ合いと、ひどいカードを手に入れたら、すぐつかう。
　サミットカードはすぐつかうし、。貧乏神からかなり遠いのに、夢のまた夢カード
をつかって、貧乏神から遠ざかるつもりらしいんだけど、かえって近づいてしまう。
「こんなやり方をする人たち見たの、初めてだ！」
「もっともっとテスト・プレイして、こういうやり方をする人たちのプレイを勉強し
ないといけないですね！」
「いや。こういう人たち、そういないとおもう！」

　５年目。
　なんと、農林を持ってる田村雄二くんが総資産２５０万ドルで、トップなだけ。　
高田直幸さん、日高和彦くん、物件ゼロ！　持ち金マイナス。






　午後５時。２時から始めたのに、爆笑トークの連続で、まだ７年目。
　早めに築地のお寿司屋さん『太老樹（たろうき）』に行って、引き続きテスト・プ
レイをすることに。





　メンバーは、私、嫁、岩崎誠、柴尾英令くん、川田忠之くん、込山勉くん、小坂晃
弘くん、熊沢太吾くん。
　高田直幸さん、田村雄二くん、日高和彦くん。

 
 
 
 




　午後６時。築地のハドソンに戻って、テスト・プレイの続き。
　当然、おもしろ語録も、つづく。


「また冬の福の神が出たの？　このチーム、みんな無謀だから、このイベントよく見
るなあ！」
「さくまサン！　このチームが無謀なのではなく、冬の赤マスに入るの田村だけです
から！」


「俺のなかでは、いまつかいたいカードがあるんすよ！」と日高和彦くん。
「冬眠カードだろ！」
「冬眠カードだろ！」
「冬眠カードだろ！」
「何でわかるのかなあ！」


　田村雄二くん、目的地まであと１マス。
　サイコロ振って、出目は３。
　おもむろに、「いけるかな？」で、目的地を調べる田村雄二くん。
「何してんだよ！　入れるわけねーよ！」


「あれ？　キングボンビーにあっちいけカードつかえるのかな？　つかってみよ！」
「グェッヘッヘッ！　キ〜〜〜〜〜ング・ボンビ〜〜〜？　オレさまに　そんな　へ
なちょこカードが　きくと　おもうか！　たわけ？」
「そうだ！　田村！　へなちょこだ！　そんな甘いことができるか！」


「おい！　田村！　ぶっとばしカードつかおうとしてんじゃないだろうなあ！」
「すいません！　いま心がすさんでるもので…」

「日高和彦くん！　ぶっとびカードで、たまにボンビラス星に行くことあるから気を
つけなよ！」
「絶対ないっす！」


「あれ？　高田さんがいない！」
「くそ！」
「ボンビラス星にいるんだ！　知ってて言ってるんですけどね！」

　１２月、１月、冬の赤マスに連続で入って、お金をたくさん取られる田村雄二くん。
「どっちがボンビラス星にいるんだか、わからない〜！」


　午後８時３０分。明日もテスト・プレイがあるので、さすがに私と嫁は、早退。　
あとは残った人たちに、テスト・プレイをチェックしてもらう…、この爆笑トリオだ
と、チェックになるかどうかわからないんだけどね。

　午後９時。帰宅。
　２日間のテスト・プレイを見ているだけで、首がぱりんぱりんに張る。
　本気で、熱海から毎日通ったほうが、首が痛くならずにすんだかもしれない。
　明日は、いよいよ『桃太郎電鉄ＵＳＡ』最強プレイヤーズ戦