6月25日(金)

 ふぃ〜〜〜! 先週、東京で留守録しておいたテレビ番組を見終わることなく、こ
れから関西に逆戻りだよー!
 しかもきょうは全国的に、雨の予報。

 午前9時。嫁と、東京駅へ。
 早くも雨が降り始めた。

 午前9時26分。新大阪行きのぞみ113号に乗車。
 乗車後、駅弁を食べる。

 私は、特製あなごめし、1000円。
 別添えの甘いたれを穴子にかけるタイプ。
 穴子のおいしさを引き立たせるためなんだろうけど、穴子にたれが染み込んでいた
ほうが、おいしく感じる。
 しかも、あなごと、たくわん、紅しょうがだけでは、あまりにも味が単調。
 私が大好きな「深川めし」に匹敵するには、ちょっとほど遠かった。

 嫁は特製弁当「東京」、1000円。  お寿司、あさり、穴子といった東京の食材をつかったお弁当。  味は、及第点。  アサリご飯がおいしかったそうだ。  車中、『桃太郎電鉄G(仮)』の仕様書作り。  窓の外は雨。  雨だれが車窓を伝わって、後ろに逃げていくような強さだ。

 あれ? 静岡に近づいたあたりで、急に新幹線のスピードが落ちてきたぞ!  まるで在来線の特急レベルのスピードだ。  む? さらにスピードが落ちた。  架線事故かな?  アナウンスがないなあ!  そのうち「三河安城駅を6分遅れで通過!」のアナウンスが流れた。  富士川が警戒雨量の水位に達したために、徐行運転したそうだ。  へえ〜。こういうアナウンスは初めて聞いた。  そんなに激しい雨だったんだ。

 午後12時4分。新大阪駅に2分遅れて到着した。  雨は、小降りになっていた。  午後12時30分。毎日放送へ。

 きょうは昨年に続き、『桃太郎電鉄USA』の出張テスト・プレイ。  集まってくれたのは、敬称略の順不同で、バッファロー吾郎のふたり(木村明浩く ん、竹若元博くん)、城野克弥(しろのかつや、通称:ロッシー)くん、テレビ制作 会社ブリッジの吉澤順くん。  読売広告の岩崎誠、ハドソンの藤原伸介くん。  本日、最も『桃太郎電鉄USA』を見たいはずの陣内智則くんは、欠席。  最近、陣内智則くんは本当に忙しくて、月〜木曜日まで、関西で『なるトモ』とい う午前中のワイドショーにレギュラー司会で、昼過ぎの毎日放送『ちちんぷいぷい』 にも引き続き出演している。  さらに、金〜日曜日は、東京で仕事をしているそうだ。  きょうは、金曜日なので、東京。 「ロッシー(城野克弥)! 陣内智則くんに会ったら、『桃太郎電鉄USA』の内容 を話して、悔しがらせてあげてね!」 「はい! 『桃太郎電鉄USA』に、ジンナイ駅というのがありました!と、ゆうて おきますよ! 本人、『ほんま〜? そら、感激やなあ!』というと思いますよ!」 「ロッシー(城野克弥)! 話作ってまで、伝えなくていい!」  午後12時45分。第一試合。  出場メンバーは、バッファロー吾郎のふたり(木村明浩くん、竹若元博くん)、城 野克弥くんの3人。  3人とも、『桃太郎電鉄USA』初体験に、戦々恐々。  さくまにあのみんなも、そうだろうけど、やっぱり、不安らしい。 「木村明浩くんは、アメリカ旅行の経験とかってあるの?」 「え〜と。2回ほど、ハリウッドに行ってます。仕事で!」 「だったら、ロスは何州?」 「ロス? ロスは、ロス州ですよ!」 「あっ! やっぱり、井沢どんすけとおなじ反応だ!」 「何ですか、さくまサン! ロスは、ロス州でしょ?」  傍らで、「全然わかんない! どこやろ!」と、城野克弥くん。  やっぱり、彼らに今年もテスト・プレイしてもらって、正解だ。  こういう人たちの反応が知りたい。  なにしろ、昨年、彼らのおかげで、手直しした箇所は、何10ヶ所にものぼる。 「さすがに今回は、ぶっつけで『桃鉄公式戦』はつらいとおもうから、しばらくアメ リカのマップを見といてね!」 「は〜〜〜い!」 「うおっ! うおっ! な、な、なんやあれ! ラスベガスや!」 「サイコロの絵や! サイコロや!」 「ギャンブルできるんやろか!」

 最初の目的地は、テキサスのダラス!  ロッシー(城野克弥)が、困り果てる。 「ひええええっ! わからん!」  木村明浩くんが、自信満々。 「知ってるよ、知ってるよ! テキサスでしょ! テリーマンがいるんや!」  まあ、予想通りだ。  ダラスがどこだかわからないと言っていたロッシー(城野克弥)が、ダラスに一番 乗り。 「わからんとおもってたけど、目的地に入れましたね!」 「わっはっはっは! お尻やあ!」  貧乏神のアメリカ・バージョンに、木村明浩くんが、大笑い。 「たいまつが、うんちになってる! うんちに!」  ロッシー(城野克弥)が、とりかえしカードを手に入れる。  早く、☆印カード売り場に行って、売り払わないと「とりかえし」のつかないこと になるんだけど、どうもロッシー(城野克弥)は、どんなひどい目に会うのか見てみ たいようなのだ。 「変ですねー! なかなか、とりかえしのつかないことにならないですねー!」 本 当に、とりかえしカードが作動しない。  あくまでも確率なんだから、ゲーム終了までずっと作動しないことは、理論上では 可能。  でも確率でいえば、毎回3割7分5厘。  3割7分5厘の首位打者当確の打者が15打席ぐらいずっとノーヒットに終わって いるようなものだ。  しかし、ようやく、ロッシー(城野克弥)のとりかえしカードが、大爆発を起こす。  さすがに、ロッシー(城野克弥)、唖然とする。 「1億5000万ドル〜〜〜! 何やそれ〜!」 「ボクが思っていた範囲を超えてる〜〜〜!」 「ほんまに、とりかえしがつかん!」  トップを独走していたロッシー(城野克弥)が、転落。 「よ〜〜〜し! トップに立つチャンスや!」と、木村明浩くん。 「どうせ木村明浩くん、ダメでしょ!」 「何でまた、さくまサン、そういうこというんですか! まだわからないやないです か〜!」 「木村明浩くんは、どっこいズの一員になる資格じゅうぶんだから!」  途中で、放送作家の小林仁くん、成田周平くんが到着。  成田周平くんが、私の前のイスに座らずに、ずっと立ったままだったので、「成田 くん、座れば?」と私がいうと、成田周平くんは「あっ。マップを見て、呆然として ました!」。

 まさかここまで『桃太郎電鉄USA』のマップが、いままでの『桃鉄』と違うとは 思っていなかったようだ。  予定通り、木村明浩くんの貧乏神が、キングボンビーに変身! 「木村明浩くん! ひさしぶりでしょ、キングボンビー!」 「もう見飽きた!」、  けっきょく、一度転落したロッシー(城野克弥)が、再浮上して逃げって、見事優 勝!  やっぱり、ロッシー(城野克弥)は、「桃鉄三銃士(陣内智則くん、小出水直樹く ん)」のひとりと呼ばれるだけあって、強い!

 午後3時。第二試合。  出場メンバーは、引き続きバッファロー吾郎のふたり(木村明浩くん、竹若元博く ん)、城野克弥くんに、放送作家の成田周平くんが加わる。

 第一試合は、『桃太郎電鉄USA』とのファースト・コンタクトだったので、みん な緊張したらしく、第二試合になったら、もうリラックス。 「アメリカやから、まったくわかんないかと思うたけど、全然迷わずにできますね!」 「むしろ、初心者が常連に勝つチャンスがあるんやないですか!」 「ほんまや! いままでの『桃鉄』の定石が通用しないんやから、チャンスあるはず や!」  そんなわけで、全員いつものペースを取り戻して、第二試合は、ワーワー、ギャー ギャー、うるさい、うるさい!  インチキ英語や、日本語を英語っぽく発音する奇妙な会話が延々続く。 「ユー・アー・バッファロー?」  「オ〜〜〜、イエーーース!」 「刀狩りカード? おお! カタナガーリー!」 「これはー、やばいでーす!」 「37マースー? トオーイーデーーース!」 「オオー! 夏ネー!」 「おー、全然進マナーーーーイ!」 「バッド?」 「メッチャ、近イヨー!」 「アー・ユー・ビンボー? 「ボク! 終ワッタネー!」  みんな、会話があやしい!  小さな笑いとしては、あいかわらず木村明浩くんが、おはらいカードをつかってキ ングデビルカードを消した翌月、デビルカードを引いて笑わせてくれた!

「さくまサン! このロム、まだチューニング悪いっすよ!」 「はいはい!」。  第二試合は、途中までずっと首位を独走していた成田周平くんの貧乏神が、3年目 1月に、キングボンビーに変身したので、木村明浩くん以外の3人に、優勝のチャン スが出てきた!  少なくとも、成田周平くんは、キングボンビーの悪行を2回は喰らう!  おお! 耐えた! 耐えた!  成田周平くんが、キングボンビーのサイコロ10個振りに耐えた! 「来月や! 来月や! 来月サイコロ10個まなら、間違いなく破産や!」 「ああ〜〜〜! キングボンビー! 何でカード捨てなんや! サイコロ10個にし なかった!」  おかげで、ますます首位が誰だか、わからなくなった!  午後5時。試合終了。  優勝の行方は? 1位・成田周平くん 2億1045万ドル 2位・竹若元博くん 2億0685万ドル 3位・城野克弥くん 1億7828万ドル 4位・木村明浩くん          −2688万ドル  なんと、1位の成田周平くんと、竹若元博くんの差は、わずか360万ドル!  まさに、カード1枚分の差のデッドヒート!  ロッシー(城野克弥)だって、あと1回目的地に入っていれば、トップだった。  木村明浩くんは…、やっぱり、どっこいズに入ってもらうしかないなあ!  本日、本気で木村明浩くんを東京に呼んで、どっこいズと鎌倉で一晩対戦してもら おうという話題が出た。  午後5時30分。私がぜひもう一度食べに行きたいと言っていた北区本庄のとんか つ屋さん「喜太呂(きたろ)」へ。  毎日放送の中井保さん、バッファロー吾郎のふたり、(木村明浩くん、竹若元博く ん)、城野克弥くん、読売広告の岩崎誠、ハドソンの藤原伸介くん。

 おいしいソースかつ、エスカロップ、ソースミンチカツなど、みんなで注文して、 ちょっとずつ食べる。

 私は、きょうもご飯を少量にして、ダイエットに努めたけど、相当とんかつを食べ ちゃったからなあ! 体重増えただろうなあ!  でもやっぱり、おいしいなあ!  バッファロー吾郎のふたりは、これから舞台だという。 「木村明浩くん! 『桃鉄』やって、このまま舞台に出て、セリフって大丈夫なの?」 「はい! 大丈夫です。一度セリフが(頭のなかに)入ると、忘れないんで…」 「へ〜〜〜! やっぱりプロなんだねえ! たいしたもんだ!」 「ありがとうございます!」 「なのに『桃鉄』のカードを何持っているのか覚えられないのはなぜなんだろうなあ…!」 「さくまサン!」  午後8時。京都の家へ。  きょうのテスト・プレイの結果をまとめる作業。  いちばん心配していた『桃太郎電鉄USA』のプレイに戸惑うことは、皆無に近か ったので、高い山をひとつ乗り越えたような気分だ。  どっこいズは、昨年から何度も『桃太郎電鉄USA』をテスト・プレイして、段階 を追って知識が増えて行っていたからね。  明日、もう東京に戻ったりする。  われながら、あわただしい男だとおもう。

 
さくまNEWS


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