6月3日(木)

 午前10時30分。体重の減り方が芳しくないので、きょうも喫茶店「らぴす」サ
ンで、モーニング・セット・ダイエット。
 ついに、モーニング・セットのゆで玉子を抜いてもらう。
 きょうもハドソンに行くので、ついつい甘いものをつまみ食いしてしまうための、
ゆで玉子カットだ。

 しかし、ゆで玉子をやめて、甘いものを食べようとする時点で、ダイエットになっ
ていないと思った人は、正しい!

 午前11時。「でかけるまでに、まだ1時間あるので、仕事でも…」といって、み
なさんに顰蹙を買ったので、家に戻って、読書。

 そういえば、松本・穂高取材旅行への感想メールがいくつか届いているので、紹介
する。


長野県・たなかひろし ――――――――――  たなかひろしです。日記読ませていただきました。  気がつけば、また長野県にいらっしゃってらしたんですね。  しかもよい出会いが幾つかあったようで、長野に住む人間として少し胸をなでおろ したり。 (なんだかんだいって長野の最大の産業は観光ですので……)

●さくま「あの知ったりかぶり運転手を除いて、全員いい人たちばかりだったんだよ!  嫁は雑貨屋さんで、小物をふたつ買ったら、もうひとつおまけをくれるお店が何件 かあって、驚いていた」

 しかも松本を中心に回られたそうで、私が結構とおりがかる場所がちらほら と……。うーむ、なんかうれしいような妙な気分になるものです。  特にナワテ通り! 私が遊びに行く通りです。  あそこにはサイコロを売ってる店(正確にはボードゲームやらカードゲームを売っ てる店)などもあって面白いんですが、最大の目玉は「三松屋(さんまつや)」だと 思っています。  このお店、年中焼き芋を売っているという、なかなかに珍しいお店でして、シーズ ンには店の奥にびっしりとサツマイモの箱がつみあがっていて、圧巻です。  そして主なメニューは焼き芋とポテト(大学芋)の2つ。とくにポテトのほうは、 まるで極太のフライドポテトのような、長さ十数センチ、太さ五センチ程度のサツマ イモを上げて、蜜がからめてあります。  冷めてもおいしいというか、日がたっても普通に食べられると思うのは私の個人的 な好みの問題なんでしょうか……?

●さくま「気づかなかったなあ! 冬季限定のお店?」

 あと、安曇野。あそこはやはりワサビ農場に言ったことがあります。あの当時は 『ワサビジュース』という、レモンジュースにワサビを溶いたようなものが売られて いたんですが、アレが今も現役で商品になっているのかが非常に気になります。  ちなみに味は……だいたい想像通りの味でして、友人と『罰ゲームの味だよ〜』と か騒ぎながら飲んだ記憶があります。

●さくま「売っていたような気がする」

 つぎはぜひ、諏訪のあたりにいかれてはいかがでしょう。  幾つかの美術館やガラス工芸館、それに何より駅の温泉など、面白いものが目白押 しかとおもいます。  諏訪は昔時計などの精密産業が盛んだった都合で、時計をテーマにした資料館や、 オルゴールの資料館といった珍しい場所もちょこちょこあります。  今年の御柱祭りは終わってしまいましたが、きっとまだ注連縄やらなにやらといっ た、お祭りの雰囲気を残すものが残っているかと思います。  諏訪には御柱や御御渡り(「おみわたり」の漢字がこれであっているのか自信がも てませんが)といった時々起こるレアイベントも多いので、地方編でイベントを起こ すには結構面白い街かもしれないと私は思います。

●さくま「御柱がミニイベントか、ショッカーO野ゲームにならないかと、考えてい るんだけど、浮かばなくてね! 浮かんだら、『桃鉄研究所』まで、よろしくね!」

 長々と個人的な思い出やら考えを書いてしまいました。今回はこれで失礼いたしま す。

東京都・しゅあま ――――――――  さくまさん、こんにちは。  お礼が遅くなりましたが、日記への掲載、ありがとうございました!  引用の必然が全くないところで、「王ろじ」へ行ったことをわざわざ引いてくださ り、とても嬉しいです。  さて、29日の日記を拝見して、扉温泉明神館にいらっしゃったと知って、ちょっと びっくりしました。  前回のメールで私が連休中に湯田中の温泉に行ったと書いたことは覚えていらっ しゃらないとは思いますが、その時の旅館選びの対立候補が明神館だったのです!  日記を拝見すると、明神館にも行きたくなってきました。

●さくま「絶対、お勧めだよ!」

 ちなみに私が行ったのは渋温泉の古久屋というところです。  料理はおいしく、接客もまあ及第点(辛口採点の方だとちょっと厳しいかも)とい うところでしたが、立地の都合上階段が非常に多く、足が完全でないさくまさんには 全くおすすめできません。

●さくま「渋温泉というと、湯田中(ゆたなか)だよね! 近いうちに小布施(おぶ せ)には行く予定なので、ひょっとしたら寄るかも」

川越市・ばんない ――――――――  29日の日記中に登場した松本電鉄の車輌に関してメールしたいと思います。 さ くまさんが乗車された車輌は、元京王電鉄の3000系という車輌です。  また、数年前までは、元東急の5000系が使われていました。  双方の車輌とも、東急車輛という東急グループの鉄道車両製造会社が製造したもの で、地方の鉄道で再利用される際の改造もここが行なっている模様です。  地方の私鉄で、元東急や元京王の車輌を見かけることが多いのは、東急とつながり があるからというよりは、東急車輛からリサイクル車輌を購入しているからという理 由の方が大きいと思います。  以上、資料が少なく確実性に乏しい情報なのですが、何かの参考になるかもしれな いと思いメールを出させていただきました。では、失礼します。

●さくま「ありがとう! 私は『桃太郎電鉄』のせいで、鉄道マニアのように思われ ているけど、飛行機に乗れなくて、食い物マニアだから、鉄道に乗ることが多くて、 人並みよりちょっと鉄道に詳しくなっただけなので、車両のことまで、よくわからな いのだ! また勘違いしたら、教えてね!」

枚方市・あすやん ――――――――  さくまさん、こん**は。  お仕事ご苦労様です。  松本の取材を読んでいて長野オリンピックの前に出向いた浅間温泉を思い出しまし た。(それより松本駅の駅ソバ、意外と美味いんですよ。そっちの方が印象深いそん な私は大・食・漢♪)

●さくま「あの松本電鉄のホームの隅っこにある駅そばかあ! 寄ってみたかったん だよ! でももう食べられなかったんで、やめちゃったんだ!」

 5月29日、ひたすら突っ込みを入れられていると思いますが、私も突っ込みを入 れさせて頂きます。  あの松本電鉄の車両ですが、アレは京王電車の「井の頭線」です。

●さくま「みんな、えらい!」

 長野県に東急電車の払い下げが多いのは、ちょうど東急電車の車両を廃車しようと した時に、「勿体無い!」と言ったかどうか知りませんが、地方鉄道の皆さんが買っ たんですね。  ちょうど車両の大きさがビシっと合ってたというのもあります。  ちなみに今の松本電鉄の車両は中間の車両を改造したものです。  個人的には「長野=西武」という結びつきがあると感じちゃうのですがその辺は如 何でしょうか?(何故か西武系のバス会社が多いし)

●さくま「軽井沢が、『桃太郎電鉄』のモデルにもなった西武王国なんだよ! 冬季 オリンピックが長野に決まったのも、西武の力といわれているからね」  午後12時30分。築地のハドソンへ。  きょうは、『桃太郎電鉄U(仮)』のテスト・プレイ。  きょうは人数多いよー!  まずは、会議3日目の札幌開発スタッフ「Team Kawada」の川田忠之くん、田中俊 介くん、小坂晃弘くん、込山勉くん。

s

 私のほうは、私、嫁、柴尾英令くん。  土居ちゃん(土居孝幸)は、家でお留守番…ではなくて、ついにイラストのお仕事 非常事態宣言。自宅にて、必死に絵を描いて、ラフ・スケッチをハドソンにファック スで送ってきて、私と柴尾英令くんがチャックするという本当にすごい態勢。  昨日、「土居ちゃん、頼む〜!」と言った絵をもう描いてきてくれたよ。  でも、その絵を札幌に送ったら、夕方には、札幌の美術スタッフが「画面構成を考 えましたー!」と何種類も送ってきたのには、たまげた!  本当に「Team Kawada」は、仕事が速い!  おっと、きょうのテスト・プレイヤーズの紹介が中断している。  ここまでで、すでに7人。 『桃太郎電鉄』のテスト・プレイヤーといえば、この男しかしない。  巨人の清原選手と、おない年。  桃鉄通算2000敗まで、あと3敗?の井沢どんすけ!  敵に回すと恐いが、味方にするともっと恐い男である。  36歳にしてお母さんに洋服を見立ててもらっているという噂も依然として消えな い。  永遠の子分体質、その場の誰かの子分にならないと気がすまない男・石川キンテツ (通称:チャペル)!

 先日、私を取材してくれた雑誌『SPA!』などで、活躍するフリー・ライターの 山田大介くん。 「小池一夫塾」のメンバーの3人。  精神科医の小越毅章くん、フリーライターの大栗久幸くん、『俺の屍を越えてゆけ!』 の作者・桝田省治(ますだしょうじ)の事務所のスタッフ・前田圭士くん。

s

 総勢13名。  す、す、すごい!  まだ『桃太郎電鉄U(仮)』の内容発表は、6月20日解禁なので、多くのことを 書けないのが、本当にもどかしい。  3週間後には、解禁だ!  きょうは『桃鉄公式戦』で、負けた人間が残っていくという、うちのチームならで はのテスト・プレイ方法で、スタート!  上手い人のデータよりも、下手な人にいかに希望を持って遊んでもらうかが大事だ からだ。  1時30分。第1試合開始! <メンバー> ・山田大介 ・井沢どんすけ ・石川キンテツ ・小越毅章  今回、☆印カード売り場で、いただきますカードを売るようにしてみた。  すると、それに気づいた井沢どんすけが舞い上がって、一度に5枚も買ってし まっった! 「井沢どんすけ! 短期勝負の『桃鉄公式戦』で、そんなにいただきますカード、い らないんじゃないか!」 「えへえへえへっ! そうっすよね!」 「持ち金減ってないか!」 「あっ! ほんとだ!」  わずか3年の戦いである「桃鉄公式戦」で、ほかのプレイヤーと、5回も重なり合 うことはあるのだろうか、いや、なかった。  井沢どんすけらしい早合点だ。  石川キンテツは、ゲームの中盤から、ボンビラス星に永住。  岩山もちゃんと3回目で脱出というぶっちぎりのビリ!  優勝は、守銭奴志望の精神科医・小越毅章くん。  午後3時10分。第2試合開始! <メンバー>  ・井沢どんすけ ・山田大介 ・石川キンテツ ・大栗久幸  なんと! このところ連戦連敗の井沢どんすけが、勝利!  しかし、井沢どんすけは勝ったといっても総資産は、3420万円!  誰かがカードを1枚、☆印カード売り場で売っていたら、負けてたいたような勝利 だ。  それでも「えへえへえへっ! 勝った! 勝った!」と喜ぶ井沢どんすけであった。 お目出度き人。  第2試合、終了。  ハドソンの受付に、修学旅行生の見学が来ていた。  おや、高橋名人もいる。 「高橋さん、おひさしぶりー!」  高橋名人が「いっしょに写りませんか?」というので、井沢どんすけも誘って、 いっしょに記念撮影。

 中学生が高橋名人のこと知っているのかな?と思ったけど、どうやら、引率の先生 が、高橋名人世代だったようだ。ありそうなことだ。  午後5時。13人もいるので、食事の場所に困る。  いまの時間なら、まだお店も空いているだろうと、13人で、銀座4丁目のみそか つのお店「矢場(やば)とん東京銀座店」へ。

 このお店のリクエストが多かったので、みんな大喜び。  石川キンテツはこのお店に食べにこようとして、見つからずに帰ったことがあるよ うで、うれしかったようだ。

 桃太郎チームとしては、横綱・柴尾英令くん、大関・込山勉くんいう両巨匠がいる ので目立たないが、石川キンテツの出っ腹は、なかなか芸術的である。

 ちなみに、刻一刻体重100キロに近づいているようだ。  きょうも、みそかつのほかに、ひとりだけコーラを注文。 「コーラッ腹の石川キンテツ」という新キャッチフレーズもいいかもしれない。  午後5時30分。築地のハドソンに戻る。  井沢どんすけは、わずか3000万円の勝利に酔いしれ、勝ち逃げ!  本当は、売れっ子のフリー・ライターである井沢どんすけは忙しいのだ。  たまにこの日記を最近になって読み始めた人は、ただの色白のカンタンな顔の変な やつだと思ってしまうだろうが、井沢どんすけは、大先生である。

『Vジャンプ』で、『デジモン・アドベンチャー』の原作をこの間まで書いていたし、 『週刊少年ジャンプ』では、読者ページ『じゃんぶる』を連載中。 『月刊少年ジャンプ』で、『ファイヤーエンブレム外伝』の原作を書いている  ときどき、こういうことを書いてあげないと、井沢どんすけはただの小倉優子ファ ンなだけだからなあ…!  さて、みそかつの「矢場(やば)とん」に、あまりにも込山勉くんに似合いそうな Tシャツが売られていたので、プレゼント。  さっそく、込山勉くんに着せて、みんなで笑い転げる。 「おほっ! おほっ! 似合いますか?」

 5時45分。第3試合開始。 <メンバー> ・山田大介 ・石川キンテツ ・前田圭士    テスト・プレイ初登場の山田大介くんが、毎回勝てずに残っているのは、わかるけ ど、石川キンテツが3戦連続で「負け残っている」のは、あまりにも情けない。  そこで、ついに私は、「小池一夫塾」の生徒だった前田圭士くんに出場を命じる。 前田圭士くんは、桝田省治(ますだしょうじ)のもとで、RPGゲームばかり作って いるので、『桃太郎電鉄』自体をちゃんとやるのは、初めてなのだ。 「石川キンテツ! まさか初体験の前田圭士に負けるわけがないよな!」 「そりゃあ、もう!」  ゲーム・スタート!  さすが負け残りしたメンバーに、『桃鉄』初体験の前田圭士だ!  1年目12月、全員の持ち金は、マイナス。  2年目。はっはっは! 石川キンテツ、またボンビラス星へ。 「すごいなあ! 2度もボンビラス星に行くなんて!」 「まいったすね!」 「もう負けだな、石川キンテツ!」 「やっやっやっや…! 一発でボンビラス星を抜けて、目的地が近くになって、すぐ 目的地に入れば、まだまだ勝ち目が…」 「よくそれだけ、あり得ないことを想像できるな!」  そして、3年目3月。  優勝は、山田大介くん。  なんと、前田圭士くんが2位! 石川キンテツに勝つ! 「石川キンテツ! なんてざまだ!」 「やっやっやっや…!」 「石川キンテツ! 私の日記のいいネタをありがとう!」 「やっやっやっや…!」 「しっかり書いてあげるよ。石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負ける」 「やっやっやっや…!」 「1回らい書いただけでは、印象が弱くなってしまうので、たくさん書いてあげるよ!」  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  石川キンテツは、桃鉄初体験の前田圭士に負けた!  しかし、『桃太郎電鉄』が、初めての人でも勝てる素晴らしいゲームなのか、石川 キンテツが下手すぎるのか、よくわからない…。  6時30分。第4試合開始。  負け残りで、対戦相手を決めていくと、あまりにもふがいないゲーム内容になりそ うなので(まあ、これはこれでいい資料になったのだが…)、比較的派手な試合展開 を見せてくれそうなメンバーを選ぶ。 <メンバー> ・柴尾英令 ・込山勉 ・小越毅章 ・楠育雄  ハドソンの関連会社に勤務する楠育雄くんが、鎌倉のテスト・プレイに続き、参加。  メンバーが変わると、こうも変わるものだろうか。  一転して、激しい内容。 『桃太郎電鉄U(仮)』の内容に関わる爆笑ネタばかりなので、書けないのが、本当 に残念!  精神科医の小越毅章くん、2連勝!  きょうは、テスト・プレイ初参加の人が多かったので、いつものメンバーでは気づ かないような訂正すべき場所がたくさん見つかって、大漁だ。  まだまだ改善できる部分があるというのは、うれしいことだ。  永遠に進化させるぞ!  午後9時。帰宅。 「今夜はおとなしく休んでください!」と、みんなに言われたので、ゆっくり休むこ とにする。

 
さくまNEWS


携帯着メロ、はじめました!
インデックスさんの携帯向け着信メロディ配信サイト「えらべるJ-POP」で
さくまあきらがお勧めする「お父さんのためのJ-POP」を配信しています。
【i-mode】iメニュー>メニューリスト>着信メロディ/カラオケ>
J-POP/インディーズ>えらべるJ-POP>お父さんのためのJ-POP
【EZ】トップメニュー>音・画像をゲット>着信メロディ>総合>
えらべるJ-POP>お父さんのためのJ-POP
【Vodafone】ボーダフォンライブ!>メニューリスト>着信メロディ>
J-POP・洋楽>J-POP・インディーズ>えらべるJ-POP>お父さんのためのJ-POP

●『桃太郎電鉄12〜西日本編もありまっせー!』は、絶賛発売中!

●井沢どんすけ渾身の一冊!公式ガイドブック『大金持ちになるための桃太郎電鉄12
西日本編もありまっせー!』(集英社)も、絶賛発売中!

●『桃太郎電鉄負けない戦術』(宝島社)、絶賛発売中!

●東京谷中・妙泉寺にて、「貧乏神が去る像」公開中!
 お寺だけでしか買えない「貧乏神が去る像」をぜひ!

●「貧乏が去る(猿)像・カラー版」はコナミスタイルでも購入できます!

●四国高松の鬼無駅ホームにて、土居孝幸オリジナル原画による『桃太郎電鉄』の宣伝
看板公開中!



-(c)2004/SAKUMA-