６月１日（火）

　体重が減らない。
　松本の取材旅行で食べ過ぎて増えた体重が、一向に減らない。
　昨日、粗食にして、間食もしなかったのになあ。

　午前１１時。喫茶店「らぴす」サンで、モーニング・セット。
　きょうから、札幌開発スタッフが東京に来てくれて、会議の連続なので、間違いな
くおいしいものを食べてしまう。
　お昼に重いものを食べると、さらに体重増加の危険が確実だ。
　ミートピアサヌキのうどんにするか、「らぴす」サンのモーニング・セットにする
か迷って、けっきょく「らぴす」サン。

　雨もそろそろあがりそうだ。

　午後１２時３０分。嫁と築地のハドソンへ。
　札幌開発スタッフは、おなじみ「Team Kawada」のメンバー。
　川田忠之くん、田中俊介くん、込山勉くん、小坂晃弘くん。
　こっちも、おなじみ、私、嫁、土居ちゃん（土居孝幸）、柴尾英令くん。

 



　会議の前に、川田忠之くんと、今後の『桃太郎電鉄』シリーズのラインナップにつ
いて、軌道修正。
　企業には、会社の事情というものがあるから、上層部からは、もっと『桃太郎電鉄』
を何種類も作れないかという話が来るのは、当然だ。
　でもその話に、そのままイエスといって、ほいほい、ゲームを作っていたら、どう
しても薄味になるし、こっちの体力も続かなくなる。
　悪いけど、私も年齢が、年齢だ。
　サラリーマンでいえば、早い企業なら、私はあと３年で定年である。
　出来る範囲内で、お客さんに対して、誠実な仕事ができそうもないなら、断ること
にしている。

　とはいえ、仕事は好きだから、まだまだ『桃太郎電鉄』でやってみたいことはたく
さんあるから、ふつう以上には量産しまっせ！

　きょうの会議のメインは、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の最近ロムを見ながら、イベン
ト演出の手直しなど。
　演出に関しては、柴尾英令くん中心なので、私は新しいイベントを見ながら、
「すげえ！」、「きれいだなあ！」、「そこまでやるか！」などと言っているので、
楽だ。
　もちろん、柴尾英令くん曰く「長嶋茂雄さん並みの感ピュータ」と呼ぶ私の直感が
たまに「なんか、そこは違う気がする。何だろう？　そうだ！　こうだ、こうだ！　
こうすればいいんだ！」というパワーが発動する。

　いやはや、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』は仕様書も大きく変わったけど、実はグラフィ
ックがいちばん大幅に変わったかも！
　こういうこというと、発売後に「何だよ、いうほど変わっていないじゃないか！」
というへそ曲がりが出そうなので、あまり言いたくないんだけど、ちょっと、うん
と、かなり、驚くよ！

　午後７時。最近、札幌開発スタッフから東京に来たら、『桃太郎電鉄』に登場する
全国各地の名産を食べてもらおう！シリーズに燃えている。
　東京は、食の中心地だから、『桃太郎電鉄』の地方物件もそのほとんが食べられる。

　きょうは、赤坂７丁目の「黒福多（くろぶた）」へ。
　鹿児島の黒豚農場、３億円、１０％の物件だ。

　黒豚のしゃぶしゃぶコースを注文。
　しゃぶしゃぶの前に、豚せんべい、豚の角煮、豚の耳のサラダ、とんかつなどいろ
いろなものが食べられる。

 
 



　とんかつもおいしいんだけど、ここのソースの味が、たまらなくおいしい。
　広島のおたふくソースに近いけど、もっと手間ひまかけた手作り感の強いソースだ。
好きだなあ、この味。
　できれば、子どもの頃によく食べた、ソースせんべいのソースにつかいたい。

 
 



　黒豚といえば、柴尾英令くんが、豚マニアなんだけど、このメンバーだと、主役は、
込山勉くん。
　みんなに「共食いだ！　共食いだ！」といわれる。
「でも、おほっ！　おほっ！　おいしいっすねー！」





　札幌開発スタッフが、『桃太郎電鉄』を作っているのに、地方物件を食べていない
のはよくないという、ほとんどこじつけに近い大義名分のもと、始めたシリーズだけ
ど、やっぱり楽しいね！

　午後９時。帰宅。
　７連敗の匂いがしていた横浜ベイスターズが、広島相手に、７−１と快勝！
　昨日、広島カープ・ファンからメールが来る気持ちが、ちょっとわかった。

　今夜は、お昼に川田忠之くんと話していた新作のマップを、ちょっと試しに作り始
めてみようとおもっている。