5月27日(木)


加茂市・丸倉よしの ―――――――――  こんにちは、さくまさん。丸倉よしのです。  今回の新潟往来は関口さんの出身地新発田ですね。  新発田は…悔しいのですが一度しか行った事がないんです。  だから「あ、ココ来た事ある!」という喜びがないのが少し残念でしたが、その分 有名な観光地が詳しく知る事が出来たので良かったです。  火曜は県下全般本当に稀に見る五月晴れで良い日に来られたと思います。  ただ、「のめしこき」には笑ってしまいました。  これは中越地方のほうでも言います。 ・のめし→なまける。 ・こき→する。  …で、のめしこきですね。  使用方法 「おめ、のめしこくなて」 標準語 →「あなたねえ、怠けてるんじゃないよ」 という使い方です。  あと、この日記に「みかづき」のイタリアンが登場したことが嬉しくてたまりませ ん。

●さくま「ほう。ツボにはまるんだ!」

 私も小さな頃から食べていたので、思い出の味です。  たしかにちょっとチープ感があるのは否めませんが時々むしょうに食べたくなるん です。

●さくま「やっぱりね!」

 それともう一つのイタリアンは知っていますか?  中越中心に展開している「フレンド」にもイタリアンがあり、こちらは細麺で焼き そばにミートソースをかけた感じです。  新潟ではイタリアンの話になるとかならず「みかづき派」と「フレンド派」に分か れ「どっちが美味しいか」論争になります。

●さくま「派閥があったのかあ!」

 それほど、新潟の人にとって重要な位置にあるのかもしれません。(ちなみに私は みかづき派)  それとイタリアンはどちらかというと下越・中越中心に展開しているので上越の人 にイタリアンの事を聞いても全然分からないそうです。縦長の県って不思議です。

●さくま「本当に新潟県は縦長だよ! 山形県と富山県に隣接しているって、よく考 えると、すごいことだよね!」

 それと新潟の3大B級グルメというのをご存知でしょうか?  一つは上記のイタリアン。  二つ目は縁日の出店で必ず行列を作る「蒸気パン」。通称「ポッポ焼き」。  見た感じは細長い茶色い蒸しパンで、味は黒糖味、食感はもっちりとしています。  作りたてが一番美味しく、好きな人は20本は軽く買うそうです。  ただ、これの弱点は祭の日しか買えない事です…。  三つ目はイチゴ味のかき氷棒アイス  なんとその名も「もも太郎」  新潟の夏の定番氷菓子です。  新潟のスーパーならどこでも買えます。  次に来られた時には是非ご賞味下さい。  また長々と書いてしまいましたが、さくまさんが新潟に来て、いい思い出を作って 帰られると、地元の私も嬉しいです。  これからは梅雨に入り、かなり蒸し暑くもなりますが、また機会がありましたら来 てください。

●さくま「かき氷棒アイスは思わず買って食べそうだなあ…。加茂市のお勧めはない の? 地方編の台帳のほうでは、いま五泉(ごせん)、新津(にいつ)、燕三条、弥 彦、岩室などと激しく争っているんだけど…。  今回の取材で、新発田(しばた)の登場は、当確だから、加茂市はみんなの援軍次 第! ほかの地域もいっしょ! 地元を自薦してください!」  午前11時30分。嫁と、新宿2丁目の「隋園(ずいえん)別館」へ。  きょうは気温も上昇して、冷やし中華が食べたい気分になっていたときに、嫁がこ のお店の冷やしそばが、やたらと雑誌などで取り上げられていることを思い出したの で、来てみた。  私はメニューのジャージャー麺が気になったので、おなじ物を食べても芸がないの で、注文して、嫁が冷やしそば。もちろん途中まで食べて、お皿を交換するつもり。  先にジャージャー麺が来た!

 すごい!  ずっしり、こってり! 子どもの頃、道路を舗装していたコールタールを思い出さ せるような肉味噌の真っ黒感だ!  でも、うまい!  豪快なこってり感だ。  ご飯に乗せて食べてもおいしいだろうなあ…。  冷やしそばが来た。  これはまた、ジャージャー麺とは正反対のさっぱり感というか、レモンのような 酸っぱさがあって、口当たりがいい。  真っ白なきくらげといい、黄色い玉子といい、見た目にも鮮やか。

 ふたつとも、ひさびさに「やったね!」と言いたくなるおいしさだ。  難点は、量が多いこと。  思い切り腹が膨れてしまった。  実は、この2皿のほかに、小籠包(しょうろんぽう)まで頼んでいてね。  これもまた抜群においしかったんだけど、まいった。  本当にお腹がはち切れそうだ。  絶対、もう一度来る!  たぶん、頻繁に来る!  ほかにもたくさん食べたいものがあった。  接客も気さくで、よい。

<私がもう一度行くためのメモ> 「隋園別館」 住所:新宿区新宿2−7−4 電話:03-3351-3511 営業時間:11:00〜15:00,17:00〜23:00 定休日:無休

 午後12時30分。新宿3丁目交差点の沖縄物産展に寄って、喫茶店「らぴす」サ ンによって、帰宅。  午後1時。佐藤志靖さんの美容室『レ・ザンジュ』へ。  午後3時。帰宅。  インテリア・デザイナーの齊藤敏彦さんが来る。  嫁の部屋のドアの付け替えの話とか、ニッサン・シルビアを自宅の玄関にサンルー ムを作って、保管しようかという話など。  ニッサン・シルビアは、公称2000万円、本当は200万円で、みんなのお父さ んの車より値段が安い。  でもサンルームに保管しようとすると、200万円以上かかるかもしれないらしい。 うーーーん。どうしたもんか。  午後4時。DVDで『市民ケーン』鑑賞。  1941年公開のオーソン・ウェルズ監督・主演。 「映画史上ベストワン!」と評されることが多い作品だ。  でも私が最初に見たのは、中学生の頃で、内容が難しくて、さっぱりわからなかっ た。  そして、40年後のいま見ると、今度は見るのが遅すぎた。  それまでの映画撮影の常識を覆した手法は、全部いまでは、当たり前の手法として 伝わってしまっているからだ。  ディープ・フォーカスや、セリフの長まわしなど、黒澤監督の専売特許と思ってい る人も多いだろう。  たぶん、この作品は手塚治虫さんの『新宝島』に当たる評価なんだろうなあ。  それまでの1ページを本棚のように4つに分けて、舞台劇のようにお話を進めてい た漫画界に、突如、ページから自動車が飛び出してくるような立体的な絵を描いたこ とにより、手塚治虫さんは漫画の神様と呼ばれるようになった。  それをいまの若い人に理解しろというのには、無理がある。  映画を見るのも、本を読むのも、適齢期というものがあるんだな!ということに、 この作品を見て気づいた。  でも、じゅうぶんおもしろい作品であることには異論はない。 「バラのつぼみ」という言葉の意味が、謎解きのように進むストーリー展開は、やっ ぱり見事だ。  人間描写の繊細さも、絹の織物のようだ。  午後6時30分。嫁と、渋谷の「ブック・ファースト」へ。  本を買って、1Fの「マ・メゾン」へ。  毎日放送の中井保さんが到着。  中井保さんには、「マ・メゾン」はガラス張りの窓なので、外から私と嫁がいるか どうか外から覗けるので、顔を窓に押し付けて見てください(嘘)と言っておいた。  そしたら、窓にへばりついて、『呪怨』のように顔を押し付けますの返事が来たん だけど、中井保さん、いま本当に窓によじ登っているよ!  関西の人は、ギャグをやることにまったくためらいがないなあ…。  道路を歩く人たちが、ギョッとしていた。  しばらくして、読売広告の岩崎誠も到着。  午後7時。4人で、「宇和島」へ。  熱狂的阪神ファンである岩崎誠と、中井保さんがいるから、話題は当然、開幕戦か ら7戦連続で阪神タイガースに勝ち続ける横浜ベイスターズになる。 「きょうは、中井保さんと結託して、さくまサンに横浜VS阪神戦を見せないで、連 敗をストップさせる作戦です!」と、岩崎誠。 「あっ! しまった! そういう企みか!」 「だって、さくまサンが真剣に見ると、ベイスターズ勝っちゃうんだもん!」 「でも、『ドラゴンクエスト』で、ゲーム開始20時間目ぐらいまで、一度も死なず に進んでいたときに、洞窟に入るのって、イヤな気分だよ!」 「あはっはっは!」

 とか何とか言いながら、みんなで落ち着きなく携帯電話で、「横浜VS阪神」戦の 途中経過を見てしまう。  またよくしたもんで、最初に阪神が3点取って、横浜ベイスターズが同点に追いつ く。

「先発投手は、新人の吉川投手かあ。この投手、学生時代も抑え投手で、たしか学生 時代もほとんど先発していなかったんじゃないかな?」 「ええっ! そ、そ、そんな投手を先発に?」 「うん。うち、いま先発投手、4人しかいないからね!」 「ひ、ひ、ひどい!」 「阪神も舐められたもんだなあ! はっはっは! いままでほかのチームが必ず横浜 ベイスターズにやった手法だけど!」

 その後、やっぱり私の願いは、甲子園まで届かず、敗戦。  まあ、連勝というのはいつか停まるものだ。  返って、気が楽になった。  もちろん、負け惜しみだ! 『桃太郎電鉄』ファンのゴールデン・ルーキー鳥谷くんが、プロ入り初ホームランを 打ったそうだ。おめでとう!  もちろん、負け惜しみだ!  できれば、ほかのチーム相手に、ホームラン打ってほしかった。  またひとり、横浜ベイスターズを縁起のいいチームと思ってしまう新人を育成して しまった。とほほ…。

 おっと、柴尾英令くんから電話だ! 「えっ? 池袋にいるけど、そっちに行ってもいいか?」 「柴尾英令くん、『桃太郎電鉄U(仮)』の原稿の締め切りが近いから誘わなかった んだし、池袋ならもう家は目と鼻の先で近いんだから、おとなしく帰りなさい!」 「さびしん坊なんですよっ!」 「ありゃ、まあ! みなさん、どうします?」 「あれ〜〜〜? 昼間会ったときには、きょうは家に帰りますって言っていたんだけ どなあ!」と岩崎誠。  午後9時30分。柴尾英令くんが来て、「宇和島」の近くの飲み屋「門」へ。  すでに、柴尾英令くんは、どこかでお酒を軽く飲んできていたようで、のっけから、 お下劣話が炸裂。  この人の場合、下品な話、お下劣なお話をしているときは、正常なので、善しとせ ねば。  午後11時。岩崎誠が、連敗脱出のプロ野球ニュースを見たいというので、お開き に。 「岩崎誠! いちばんうれしい言葉を言ってあげるよ!」 「えっ?」 「勝ち逃げ!」  いつも連敗を味わっている横浜ベイスターズ・ファンには、連敗が止まったときの うれしさがよくわかるから、岩崎誠を帰してあげることにした。  午後11時30分。帰宅。  私はもちろん、テレビを見ずに寝る。

 
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