５月２１日（金）

　台風が去って、青空が広がる東京。

　午前１１時３０分。嫁と、銀座４丁目の三越前へ。
　じっとしていると、日焼けしそうなくらいの陽射しだ。
　柴尾英令くんと待ち合わせて、洋食屋「煉瓦亭」へ。

　私は、ハンバーグ。
　嫁は、ナポリタン・スパゲティ。

 
 



　柴尾英令くんは、特製大カツレツ。

 



　柴尾英令くんが「特製大カツレツ」を注文するのは、まるでオチみたいだ。

　ナポリタン・スパゲティが、レトロチックな味でおいしいというので来てみたんだ
けど、レトロという点では、京都「イノダコーヒ」のナポリタンのほうが、１枚上手。
　でも、東京でこれほどのレトロ風味は味わえないので、なつかしい味のナポリタン
が食べたい人には、ぜひお勧めの味。
　私のハンバーグも、じゅうぶんレトロな味。
　茹でたキャベツが、いかにもレトロ。
　次は、元祖オムライスを食べてみよう。

＜私がもう一度行くためのメモ＞
「煉瓦亭」
住所:中央区銀座3−5−16
電話:03-3561-7258
営業時間:11：15〜(L.O.14：15)、16：40〜(L.O.20：30)。
　　　　土祝11：15〜(L.O.14：15)、16：40〜(L.O.20：00)
定休日:日休。







　午後１時。築地のハドソンへ。
　本日、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』のプロモーション会議。
　会議出席メンバーは、ハドソン大里専務。本重光孝さん、安納正親くん、藤原伸介
くん、前田一恵さん。
　私、嫁、土居ちゃん（土居孝幸）、柴尾英令。江口貴博くん。
　読売広告の鈴木幹一さん、岩崎誠。

 



　まだ時間がある、時間があると思っていたけど、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の発表は、
６月２１日からと、あと１ヶ月に迫ってきた。
「土居ちゃん、大丈夫なの？」
「うん。札幌開発スタッフからは、８月になっても絵を描いている状態は困るって言
われた！」
「はっはっは！　いよいよ土居ちゃん次第だ！」

　速報としては、九州のハウステンボスで「桃太郎電鉄モバイルラリー」というイベ
ントが、７月１７日から、１１月７日まで、開催されることになった！
　これはうれしい催し物だ。
　ハウステンボス内で、土居ちゃんの『桃太郎電鉄原画展』もオープンすることにな
っている。
　さらに、佐世保駅の観光センター内に、３体目の「貧乏神が去る像」が建立される
ことになった！
　岩崎誠曰く、「貧乏神が去る像」が、四国、本州、九州を制覇ということらしい。
何とでもいう男だ！
　ハドソンの本社がある北海道がまだじゃないか！

　このハウステンボスでのイベントの続報、詳報は、もうちょっとお待ちください！
　公式ホームページも近々開設される予定。

　あとは雑誌にいつ新着発表をするのか？
　攻略本をどこで発売するのか？
　テレビＣＭをどうするのか？
　プレスリリースをどうするのか？
　こういったことを次々に、決めて行く。

　残念ながら『桃陣（ももじん）２！』は、予算の都合で、断念のようだねー。
　悔しいけど、今年こそテレビＣＭに全力をあげたいので、仕方ないかな。関西地方
だけでしか見ることが出来ない番組に予算つかえないしなあ。かといって、あの内容
で全国ネットだと、まず内容的に桃鉄寄りすぎて、ダメなのと、もっと制作費が何倍
にもなって、とても無理。

　会議のテンポは早い、早い。
　今年から、宣伝関係は岩崎誠が中心になって推進して行くことになったので、話が
早い。
　議題が８項目もあったのに、夕方４時過ぎには、すべて終了。

　さらに改めて、今年の宣伝部内スローガンは「わからない！」「出来ない！」「忘
れた！」「助けて！」を、恥ずかしがらずに、早く言いましょう！ということを確認
する。

「言った」「言わない」を根絶して以来、札幌開発スタッフとのコミュニケーション
は最高潮のまま、３年目を迎えている。
　あとは、今年こそ宣伝部と「わからない！」「出来ない！」「忘れた！」「助けて
！」の徹底だ！

「わからない」と言えずに、勝手に仕事を進めてしまったために取り返しがつかなく
なる場合は多い。
「出来ない！」と言わないで、みんなが待っていて、けっきょく出来なかったために、
取り返しがつかなくなる場合は多い。
「忘れた！」と言えずに、適当なことを言って、取り返しがつかなくなる場合は実に
多い。
「助けて！」と言わないから、誰も助けてあげることが出来なくて、取り返しがつか
なくなる場合は本当に多い。

「わからない！」「出来ない！」「忘れた！」「助けて！」を早く言えば、誰かが手
伝ってくれたり、助けてくれたり、アイデアを出してくれるのだ。

　失敗だって、早期発見ならいくらでも、みんなで乗り越えることが出来る。
　今年前半の井沢どんすけの爆弾宣言だって、札幌開発スタッフが早めにテスト・ロ
ムを作ってくれたおかげで、ちゃぶ台をひっくり返すような事態も、みんなの力で乗
り越えることができた。
　テスト・ロムが、納品２ヶ月前に出たら、おそらく取り返しがつかなくなっただろ
う。

　今年は、３ヵ年計画の最終年。
　不動の桃太郎チームを作りたいものだ。
　あとちょっとで完成だとおもう。

　午後４時３０分。大里専務と、『桃太郎電鉄Ｇ（仮）』の契約のお話。

　午後５時４０分。芝の「東京プリンスホテル」へ。
　きょうは『子連れ狼』の小池一夫師匠が、「小池一夫塾」の講師陣を慰労してくだ
さるということで招待してくださった。

　私もせっかちだけど、小池一夫師匠のせっかちは、数１０倍だ！
　以前も、待ち合わせの時間の３分前に私は到着したんだけど「さくま！　遅いぞ〜
〜〜！　おまえが来るのを待っていたんだ！」というくらいだ。

　だから、待ち合わせの時間の２０分前に着いて、ホッと一息。
　まだ２０分もあるのだから、ロビーでＶＡＩＯを開いて、仕様書のひとつでも書い
ていようと、ＶＡＩＯを立ち上げて、文字を１行書いたら、小池一夫師匠が、ホテル
の玄関を入ってくるではないか！

「師匠！　師匠！　早すぎますよ！」と追いかける。
「きょうはオレがみんなを招待したんだから、１５分前には来て待たないといけない
じゃないか！」
「ひえ〜〜〜っ！　早く来ておいて、よかったー！」

　とりあえず、小池一夫師匠について行って、プリンスホテル内のお寿司屋さん「五
徳」に入る。

　しばらくしてから、小池一夫師匠のマネージャー天野顕仁くん、講師の岡崎武士
（おかざきたけし）が到着。
「おまえら、遅いぞ〜〜〜！」
　はっはっは！　言われてる。言われてる。

　原作者の梶研吾（かじけんご）くんは、携帯電話の写メールで、ストレスにより歯
が抜けた顔を送ってきて、欠席。
　はっはっは！　本当に歯がポロッと抜けて、おはぐろみたいになっている。
　疲労してくると、歯はよく抜けるんだよねー。

 
 



　小池一夫師匠は、私より１６歳年上。
　私の１６年後と思って、あれこれ聞く。
　昔は、１６年後の仕事について、師匠からアドバイスしてもらったものだけど、最
近はやっぱり１６年後の健康に関するアドバイスが増えちゃったなあ。
　小池一夫師匠は、同世代の６８歳の人の１０倍くらい元気だけど、それでもやはり
視力の低下、網膜症の治療などの話を聞くと、私ももっと身体に気をつけないといけ
ないなあ！と思う。

　午後７時３０分。師匠を見送ってから、天野顕仁くん、岡崎武士とティーラウンジ
で、コーヒー。

 



　私はＫ−１の選手について疎いのだが、おなじラウンジにいる桁外れに身体の大き
い人たちは、Ｋ−１の有名な選手なのだそうだ。
　もちろん、名前など覚えられない。
　たしか、ルー・テーズに、ヘイスタック・カルホーンに、豊登に、カール・ゴッチ
に、タイガー・ジェットシンに、ユセフ・トルコだったと嘘を言ってみる。
　言わんでもいい嘘をつくなっ！
　すまん。マニアックな選手らしいので、覚えられなかった。

　９時３０分。帰宅。
　東京プリンスホテルで横浜ベイスターズ情報を調べたら、「横浜ＶＳ中日」戦は、
２−２の同点だったのに、家に着いたら、６−２とリードされていた。
　また川上憲伸投手かよ！
　打てないよ、あの好投手は！
　どうして毎回、うちにぶち当てるの！？
　４試合登板して、４勝？
　そりゃ、ぶち当てるわな！
　嗚呼！　好投手は巨人と、阪神に当ててよー！

　プロ野球速報を見る必要がなくなったので、仕事しよっ。

　明日は、小泉首相が訪朝。
　また強運ぶりを披露するのかな？
　ちょっと今回マスコミは、小泉首相に期待しすぎているような気がする。