5月7日(金)

 本日、水泳のクロールでいうと、まったく息継ぎ無しで、50mを泳ぎきってしま
ったような1日。

 午前10時30分。やばいっ! 時間がない!
 あわてて嫁と、並びの喫茶店「らぴす」サンで、モーニング・セット。

 午前11時。自宅に、蔵人総合研究所の赤根豊くんと、不動産屋さん「とねり」の
園部さんと、インテリア・デザイナー兼不動産屋オオクス・ライフ・アシストの橋本
くんが到着。
 どこの不動産屋さんかというと、熱海の温泉付きの家を売っている不動産屋さんだ。
はっはっは! この間、熱海に行ったときの人たちだ(4月28日の日記参照してく
ださい)。

 もちろん、日記に書いたとおり、あの話はお断りした。
 ところが、あのとき、うちの嫁が、あの家に対して、あれこれ言っていた。
「こっち側は、漆喰(しっくい)をつかっているのに、こっちは壁紙を貼っているの
はなぜなんですか?」
「ここに、こういう素材をつかっているのって、おもしろいですよね」
 別に嫁は、家にケチをつけているのではなく、趣味のインテリア雑誌で得た知識で、
理由を聞いてたり、おもしろがっていただけだ。

 ところが、嫁の質問が、インテリア・デザイナーの橋本くんのツボをいたく刺激し
たようで、これだけこの家のことがわかってくれる人はいない、ぜひこの家をうちに
買ってほしい!という事態になってしまったのだ。うひょ〜〜〜っ!

 しかも、「特別料金にするので、ぜひ!」とまで言われたので、困った、困った。
 こういうときは、赤根豊くんの登場だ。
 うちは、赤根豊くんを「無駄遣いストッパー」と呼んで、横浜ベイスターズの佐々
木様並みに信頼している。
 だから、どんなに欲しいものでも、赤根豊くんが「ダメ!」とったら、あっさりあ
きらめるようにしている。
 というわけで、赤根豊くんにお伺いを立てたら、あっさり「今ならいいですよ!」
と言われてしまったのだ。ぎゃひーーーん。

 というわけで、急転直下、熱海の家を購入することになってしまった。
 本日、契約に関するすり合わせ。
 ここから先は、すべて赤根豊くんのお仕事。

 不動産屋の人たちと、分厚い書類をめくりながら、ああでもない、こうでもないと 丁々発止…私には、何をしているんだか、さっぱりわからないんだけどね。  赤根豊くんが「以上、問題はありません! さくまサンのほうから何かご希望はあ りませんか?」 「お風呂をもう少し広くしてくれると、うれしい!」  うーーん。私の発言がアホらしく聞こえるじゃないか!  実際、アホだけど。  しかし、不動産屋さんのほうが、「赤根さんは、どこでそんなに不動産の知識を得 たんですか?」と舌を巻く。  赤根豊くんは、税理士業界で「イチロー」と呼ばれるくらい、凄腕で通っているの で、会う人は、まずびっくりする。  私がお金に疎くても、こうやってのんきにしていられるのも、赤根豊くんのおかげ なのだ。  みなさんが帰ったのが、午後12時55分。  私は、午後1時に予約していた、佐藤志靖さんの美容室『レ・ザンジュ』へ。『レ・ ザンジュ』が、うちの裏で、歩いて2分で行ける場所でよかった。  午後3時30分。帰宅。  5分間、土居ちゃん(土居孝幸)、柴尾英令くんと電話して、1分後に、嫁と高円 寺の整体に向かう。  ぷひ〜〜〜ッ。本当に息継ぎをする間もない。  午後4時30分。高円寺の整体さんへ。  いつも午前中に来るのに、この時間に来たのは、ゴールデン・ウィーク中のテスト・ プレイでたぶん、身体の疲労がピークに達すると、予測していたから。  大正解だった。  3日間連続のテスト・プレイは、やっぱり無謀だった。  テスト・プレイを座りっぱなしで見て、その結果をすぐさま仕様書に反映させない といけないので、ここ1週間くらい、寝ている間以外は、つねにディスプレイを見て いる状態だった。  眼精疲労に、腰痛に、右膝痛で苦しむのも、あたりまえだ。  例によって、ゴッド・ハンドのお兄ちゃんに、バキボキ、ポコッとやってもらうと、 すっきり痛みが飛んで行った。  嫁もさすがに、ゴールデン・ウィークのテスト・プレイに付き合ったせいで、腰痛 になっていて、ついにお兄ちゃんに針を打たれていた。  治療終了近くになったら、柴尾英令くんからメールが入る。 「荻窪駅に着いて、駅近くの喫茶店で本を読んでます」  あれ? 柴尾英令くん、新宿近辺をうろうろしていると言っていたんだけどなあ。 荻窪まで来ちゃったんだ。  どうも銀座から丸の内線に乗ってしまったので、一気に終点の荻窪まで来てしまっ たようだ。  午後6時30分。私と嫁も、荻窪駅へ。  柴尾英令くんと待ち合わせて、「漢珍亭」へ。  ルミネとタウンセブンの間のビルの2階にあるお店。  このお店、荻窪ラーメン激戦区のなかでも、有名店で、チャーハンのおいしいお店 としても、雑誌によく出ている。  でも、カウンターだけの狭いお店だし、私のように荻窪が地元の人間にとっては、 子供の頃から食べているごくふつうのラーメン屋さん。  言わば、学生時代いっしょに遊んでいた、ごくふつうの男が、のちにドラゴンクエ ストの堀井雄二と呼ばれるようになってしまったような感じでちょっとびっくりして いる。  私が子供の頃よく食べた「漢珍亭」は、先代のお父さんの時代のような気がする。 いまほどラーメン道が語られる時代じゃなかった。  だから私にとっては、このお店の名物である、煮玉子を頼むのを忘れ、ワンタンメ ンを注文する。

 つられて、嫁も、柴尾英令くんも、ワンタンメン。  大食漢の柴尾英令くんがいるので、チャーハンを一人前、餃子を2人前注文する。

 ワンタンメンのワンタンが、ひらひらしていて、くちあたりがよくて、やっぱりお いしいなあ。  カラッと乾いたしっかり味のチャーハンも、あいかわらずおいしい。  私にとっては、もちろん、ノスタルジックな味なんだけど、嫁も柴尾英令くんもノ スタルジックを感じる味と言っていたのが、おもしろい。  午後7時。「荻窪珈琲」へ。  ほどなく、土居ちゃんも到着。  私、嫁、土居ちゃん、柴尾英令くんの4人。  珍しく、柴尾英令くんが仕事上のことで愚痴をこぼす。 「す、すみません、愚痴ばっか言って!」 「いいよ! いいよ! どんどん愚痴を言って!」と、土居ちゃん。 「土居ちゃん! どんどん愚痴を言ってもいいのは、右の耳から左の耳へと抜けて聞 いてないからだろ!」 「あっはっはっは! そうだけどね。あっはっはっは!」 「土居ちゃんは、いいかげんでいいなあ!」  本当なら、土居ちゃんが言っていることは、無茶苦茶なんだけど、どういうわけか、 土居ちゃんがこういう言い方をすると、みんなストレスが解消してしまうから、不思 議だ。  妙な人ですよ。土居ちゃんは。  午後10時。帰宅。  ふい〜〜〜ぃ! やっと息継ぎができた。  いやあ。毎日忙しいんだけど、それでも「ふっ!」と10分間ぐらい、ボ〜〜〜ッ とできる瞬間が、1日のうち、2〜3回くらいあるものだけど、まったくロスタイム 無し。  ちょっとこれから、のんびりする。  ありゃ。福田官房長官が辞任しちゃったら、今度は、民主党の菅直人さん降ろしに、 世論の方向が決まっちゃったの?  日本国民って、簡単に意見がまとまっちゃうんだねー。  誰かが辞任することで、うやむやにして事件を終了させるのではなくて、失敗を検 証して、二度とおなじ過ちを起こさないようにするほうが、大切だと思うんだけどな あ…。

 
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