4月23日(金)

 午前5時。早く目が覚めてしまった。
 窓から見える津軽湾は、曇っている。

 路面も濡れている。  きょうも、雨の予報だ。  午前8時30分。ホテルをチェック・アウト。  ホテルからタクシーで、三内丸山(さんないまるやま)遺跡に向かってもらう。  昨日、光洋タクシーの坂本信一さんから「三内霊園を通ってもらったほうがいいです よ!」と言われていた意味がわかった。  東京の青山墓地の4倍くらいの広さのところに、桜が満開なのだ。  昨日運よく、弘前の桜を見ることが出来て、もう大満足なんだけど、コンサートで アンコール曲として、まだこのヒット曲が残ってたかあ!というような、うれしさだ。

 午前9時。三内丸山(さんないまるやま)遺跡へ。  うわっ。何だ、この建物! でかいっ! 「縄文時遊館」というのか。  近代美術館とか、東山魁夷美術館みたいに、おしゃれな建築物ではないか。

 三内丸山遺跡に来るのは、初めて。  私は15年くらい前は、ずっと東京ー札幌間を、通勤電車のように毎月往復してい たから、函館に泊まってみたり、青森に泊まってみたりしていた。  ここ5年間くらい、青森に来ることが少なかったら、いつのまにか、この遺跡が脚 光を浴びてしまった。  まさに「えっ? いつのまに、そんな名所が出来たの?」だった。  運転手さんから、おもしろい話を聞いた。  実は、この遺跡、プロ野球を呼べるような野球場を建設し始めたら、大量の遺跡が 出てきて野球場の建設は中止になってしまったそうだ。  おかげで、昨日行った合浦(がっぽ)公園に小さな市営球場を作るははめになって しまったとか。  それどころか、現在この遺跡の脇には、運動場が完成しているんだけど、この運動 場を建設中にも、遺跡がちらほら発見されていたらしい。  しかも建設中止になるのがイヤで、完成させてしまったという噂があるらしい。   あくまでも、運転手さんから聞いたうわさ話だよ。  さらに、このうわさ話は続く。  後に、サッカーのワールド・カップの公式競技場に、青森も立候補しようとして、 ここを掘ったら、また遺跡が出てしまったそうだ。  何だか、シリーズもののギャグのようで、おもしろい。  そんな規模の大きさの遺跡だから、広い、広い!  広いとは、聞いていたけど、桁外れに広い!  ディズニーシーよりは、小さいと思うんだけど、ほかに比べる大きさが浮かばない 広い。 「縄文時遊館」のなかのトンネルを抜けて、外に出ると、まるで古代にタイムマシン したようだ。

 広い、広い、だだっ広い!  寒い、寒い、本当に、寒い!  血圧に悪いよ、この寒さは。  腰が痛くなってきた。  きょうの青森の気温は、7度。  昨日とほとんどおなじだ。  おっ。縄文の竪穴式住居のなかに腰をかがめて入ると、風をしのげて、やっぱり暖 かいんだねえ。  藁(わら)で作ったような粗末な家なんだけど、防風対策の行き届いた住居なわけ だ。縄文時代は、いまほど寒くなかったそうだけど、何で好んで、こんな青森のよう な寒いところに、住んだのだろう。  でも、青森には、遮光器土器が出土した亀ヶ岡遺跡とか、けっこう遺跡は多い。  十三湖の宇宙人が飛来した説は、さすがに嘘くさいけど、やっぱりあの辺にも縄文人 がいたのだろう。

 大型竪穴式住居は、本当にこんなに大きかったんだろうか?  学校の体育館並みに大きい。  柱も太い。  天井も、高い。  こんなところで、共同生活でもしていたのだろうか。  ただの集会場だったのだろうか。

 歴史に疎そうなおばちゃんたちの集団がやってきた。 「寒いね、寒いね。暑きときは、ここ、いいねー!」 「大きいね! みんなで共同生活しよかっ!」 「ギャハハハハッ!」 「あんれまあ、こりゃあ、広いやー!」 「これなら、1日じゅう踊りさ、踊ってられねー!」 「ギャハハハハッ!」 「○○○さん、ここに住んでたのは、日本人だよー!」 「あら〜。縄文人っていうのは、日本人なのー!」 「ギャハハハハッ!」   おばちゃんたちは、どこへ行っても、自分の家のように振舞えるのは、素晴らしい 能力だとおもう。

 しかし、広い。  光洋タクシーの坂本さんが、「ほんとに見ようとおもったら、1日でもみ終わらな いさねー!」と言っていたのが、よくわかる。 「最低でも、1時間半はかかるさあ!」というのも、よくわかる。  でも、この寒さに耐えられなくなってきた。

 私の後頭部が赤く腫れてきたそうだ。  これはかなり血圧を圧迫したときに出る症状で、これを我慢していると、また脳内 出血で倒れてしまうそうだ。倒れただけならまだいいけど、かなりの確率で、死に至 る。  よく太った人の後頭部が、ぷっくりこぶのようになっていることがあるでしょ?  あれって、太った人特有の肉の付き方だとおもっていたけど、あれこそ脳梗塞、脳内 出血といった血管がぷち切れる前兆なのだそうだ。  太った人はただでさえ、血管を圧迫しているから、こぶが出来やすいらしい。

 というわけで、「縄文時遊館」に戻る。  お土産品売り場を物色。  巨大な麩菓子を、古代の柱に見立てたものがあって、『アド街ック天国』なら間違 いなく、薬丸印になるような逸品があった。  でも、さすがにこれから東京に帰るのに、担いでいくわけにはいかないもんなあ。 ちょっと『桃太郎電鉄』の物件にするにも無理がある。  そういえば、『桃太郎電鉄』で、この「三内丸山遺跡」を物件にするのは、難しそ うだ。  こんな立派な施設なのに、入場無料なんだよ。  要するに、収益が出ない。  さすがに、青森県でも、有料を考えているそうだ。  有料にしたほうがいいよ。こんな素晴らしい施設を維持して行くの大変なんだから。  どうせ、入場料を100円程度に抑えても、「高い!」という輩は必ずいるんだか らさ。だったら、1000円くらいにして、「高い!といわれようと、施設維持のた めにつかってもらったほうがいい。  最低でも、500円。  800円ぐらいでも妥当な価値があるとおもう。  お土産品売り場の脇で、栗のソフトクリームを食べる。  また、ソフトクリームかい!  だって、「ソフト栗夢、280円」というだじゃれが書いてあるんだよ。  しかも「業界初栗ソフトクリーム」の垂れ幕まで。

 たいして自慢にならない「初」だとおもうけど、お店の人たちの一生懸命が伝わっ てくる。この素晴らしい施設の維持のためなら、栗のソフトクリームの10個や、2 0個。いくらでも、献金しますぞ。  青森県は、いいものを作ったねえ。  子供の頃に、ここに来た子が、縄文時代に興味を持って、考古学者になるかもしれ ない。考古学医者になって、氷河期のマンモスを蘇らせるかもしれないし、失われた 棺を発見するかもしれない。  経営が破綻せずに、ずっと存続してほしい。  午前10時30分。青森駅へ。  食事の時間が取れなかった。  青森駅の4番線ホームの駅そばを食べる。  ここの駅そばは、15年前、東京ー札幌間を毎月往復していた頃。特急はつかりの 停車時間が、12分間もあったので、よく食べた。  発泡スチールの丼に入れてもらって、電車のなかにまで持ち込めたこともあった。 たしかホタテそばというおいしいのが、あった気がする。  いまは、そばの車内持ち込みも禁止になり、ホタテそばが、メニューからなくなっ ていた。隔世の感ありだ。  もっと、昔を思い出す。  ゲームを作るようになって、青森に来たときは、このホームの外れから、青函連絡 船に乗ったものだ。  その後、青函トンネルが出来て、特急はつかりが方向転換するための停車駅のイ メージが強くなった。冬など、ホームにいっぱい雪が積もっている景色が、忘れられ ない。  そして、いまはスーパー白鳥の停車駅だ。  6分間の停車で、函館に行く。  そのうち、新幹線が新青森駅まで延びて、このホームをつかうこともなくなってし まうんだろうなあ。  げほっ、げほっ。  駅そばの、一味唐辛子が、むせた。  思い出の駅そばだ。

 午前10時55分。八戸行き、スーパーは口調14号に乗車。  さすがに、三内丸山遺跡を歩きすぎたので、よく眠れる。  ほとんど、八戸まで、寝たまま。  午前11時52分。八戸駅に着く。  もうそろそろ暖かくなってもいんだけど、青森とあまり温度が変わらないなあ。  午後12時4分。東京行き、はやて14号に乗車。  あとは、一路、東京をめざすだけ…で、終わらないのが、私だ。  寄り道禁止キャンペーン実施中なのになあ。はっはっは!  ちょっとだけ、寄り道させて。  まだお昼になったばかりなのに、すんなり東京に帰るのもね〜!  午後12時33分。盛岡で下車。  新幹線はやてが登場してから、まったく盛岡駅で下車しなくなってしまった。  何だか、近所まで来たのに、寄って行かない友人の家のようで、心苦しい。

 盛岡も、寒い。  ちょっと雨も降っている。  午後1時15分。盛岡地方裁判所へ。  この裁判所の庭に咲く、石割桜を見に来た。  石割桜(いしわりざくら)というと、お城の石垣から、枝が出てくるようなものを 想像する。  でもここの石割桜は、どで〜ん!と、周囲21mもあるような大きな花崗岩を、パ カッと割って、割れ目から、たくましい幹を伸ばして咲く、樹齢400年ともいわれ るエドヒガンザクラは、勇壮にして、可憐だ。  こんな桜もあるんだねえ。  桜の名所シリーズのなかでは、異色の存在だ。  さすがに、4日前くらいが満開だったようで、いまはほぼ散った状態というけど、 じゅうぶん美しい。

 この桜、花崗岩のなかから石を勝ち割って出てきたという説と、岩に雷が落ちて、 その隙間に桜の種が入り込み、そこから桜が咲き始めたという説の、二通りがあるそ うだ。

 それにしても、私と嫁の桜のラッキー運はまだまだ続いているようだ。  この石割桜も「せっかくですから、散りかけているけど、石割桜、寄って行きます か?」と言ってくれたのだ。  今年は、桜から、桜へ、八艘跳びの旅だ。  午後1時30分。上ノ橋町(かみのはしちょう)へ。  ここから、紺屋町(こんやちょう)にかけて、古い町並みが、ぽつんぽつんと点在 していると聞いたので、見に来た。  盛岡では、町は「まち」と読まず、すべて「ちょう」と発音するそうだ。  紺屋町(こんやまち)と、紺屋町(こんやちょう)。  日本じゅうで、読み方がまちまちだ。  そうか。「町町」で、「まちまち」だったのか!  などといっている場合ではない。  統一してほしいものだ。  タクシーに乗ったときに「紺屋町(こんやまち)まで!」と言ったのに、「紺屋町 (こんやちょう)ですね!」と、訂正されるのは、ちょっと違うんじゃないかと思う。

「おもち 赤飯」の看板が古いなあ。  創業1872(明治5)年の「丸竹」。  盛岡城撤去の2年前から、ここにお店を出して、あべ川餅や、赤飯、ゆべしなどを 売っていた茶店だそうだ。  店内に入ると、歴史の年輪なのか、暗い。  重厚な建物だ。  黒漆喰(しっくい)の土蔵造りの家だ。 「旧井弥商店?」 「旧・井弥(いや)商店」と、読むのかな?  この豪壮な土蔵は、呉服屋さんの跡地か。  現在は、食料品を売っている「正食普及会」という名前のお店らしい。 「らしい」としかいい様がないのは、どれが名前だかわからなかったから。

 紺屋町通りを南下する。  交差点の先に、いかにも古い建物があった。  創業1936(昭和11年)の南部せいんべいのお店「老舗白沢せんべい店」だ。

「白沢せんべい」では、なんと21世紀にちなんで、21種類の南部せんべいが1パ ックになったものが売られていた。  その21種類とは、丸粒ピーナッツ、海苔、極上胡麻、アーモンド、甘くるみ、醤 油、唐辛子、カレー、カボチャ、ココア、抹茶、イカ、紅芋、カルカル(カルシウム)、 ひまわり、白胡麻、にんにく、大豆、極上削りピーナッツ、塩くるみ、海老。  すごいでしょう。  でも、まだ新製品として、チョコレート味、冷麺味まであったんだよ。  冷麺味は、いわれないと、冷麺と気づかないような味だったけど、チョコレート味 は、おいしかった。  嫁が、「草紫(そうし)堂」という呉服屋さんに寄る。  紫根染めの工房らしい。  私には、よくわからん。

「焼き立てのパンのお店」という看板に魅かれて、「トワフィーユ」というパン屋さ んに入って、いくつかパンを買う。

 地方を旅していると、よくおいしいパン屋さんに出くわすことがある。  でもおいしいパン屋さんのためだけに、何度も旅するっていうのもねー。  そんな人、いるわけないよねー。  おっと、小田原の「守谷のパン」については、ご内密に。

「クラムボン」という、70年代を彷彿させる喫茶店で、コーヒーを飲む。  案の定、店内に、カルメン・マキさんのライブ・ポスターが貼ってあった。  そういう雰囲気のお店だ。

 コーヒーを飲んで、少し身体が温まる。  生真面目なコーヒーの味だ。

 おいしい。

 岩手銀行のレンガ造りの建物は、見事だ。

 こうやって、紺屋町通りの古い建物ばかりデジカメして行くと、相当魅力的な町並 みのように思えてしまうけど、実際は、点在していて、その間には、妙に新しいマン ションなどが建っていて、ムードを盛り下げていることを、ご承知あれ。  この紺屋町を「職人さん通り」とか改名して、歴史的景観の町づくりをしたら、素 晴らしくなると思うなあ。  岩手公園へ。

 おかしいなあ。この辺にあるはずなんだけどなあ…。  桜山神社の前の商店街で、完全に迷った。  小さなお店が、路地にびっしり立ち並んでいて、お目当てのお店が見つからないの だ。まいったなあ…。  だんだん、新幹線の発車時間が、近づいてきているよ。  けっこう、歩きつかれているし…。ふぃ〜。  嫁に、お目当てのお店に電話してもらう。  え〜と…。桜山神社を背にして、まっすぐ進む…。  ないなあ…。

 もう一度、嫁に電話してもらう。  えっ? そこ?  手前の道を右折しちゃってたよ。  午後3時。「白龍(パイロン)」本店へ。  ここは「じゃじゃ麺」発祥のお店だ。  戦前、「白龍(パイロン)」の初代のオヤジさんが大陸に住んでた際に食べた、 ジャージャー麺を盛岡人に合うように創意工夫して出来た食べ物だ。

 実は、一昨年『桃太郎電鉄11』を作っているときに、札幌開発スタッフとの間で、 じゃじゃ麺について、話題になった。  札幌開発スタッフに、盛岡出身の人がいたらしくて、『桃太郎電鉄』の盛岡の物件 ・ジャージャー麺は「じゃじゃ麺のほうが正しいのではないか?」と言い出したのだ。  私は、いつも東京ー札幌間を毎月往復していた頃、盛岡で新幹線に乗り換えるとき、 ホームの売店で売っている「ジャージャー麺」と「わんこそば」、「ひっつみ」のパ ックを買って帰るのが、楽しみだったのだ。  それで、ジャージャー麺を、物件のメニューの表記にしていたのだ。  中華料理だって、ほとんどのお店が、ジャージャー麺と表記しているしね。  というわけで、盛岡の物件の場合、ジャージャー麺を盛岡人に合うように創意工夫 した「じゃじゃ麺」が、正しい表記ということになった。  で、そのお店に来たことがなかったので、ぜひ来てみたかったのだ。  青森から東京に帰るのに、わざわざ盛岡に寄ったのは、実はこの、じゃじゃ麺を食 べるのが、目的だったのだ。  では、じゃじゃ麺と、ジャージャー麺の違いはというと、原型が残っているのは肉 味噌を麺にかけるってとこくらいらしい。  麺は、名古屋のきしめんのように、けっこう太くて、平たい。  その上に肉味噌を乗せる。  さらにキュウリの千切り・葱・紅しょうがを乗せ、好みでラー油・酢・下ろしニン ニク・下ろし生姜をかけて、よくかき回して食べる。

 大・550円。  中・450円。  小・350円。  おいしい!  キュウリの千切りは、冷やし中華のものより、ざっくり&無造作に切られているけ ど、このほうが素朴で、妙に肉味噌と合う。  基本的に、この肉味噌がおいしいんだね。  でも、大きさを「中」にしたのは、失敗。  お皿からこぼれんばかりの麺だ。  ただでさえ、旅行中は、あちこちで仕事とはいえ、つまみ食い、試食のかぎりを尽 くしているし、まだ時間は、午後3時だ。  お腹が苦しい。  じゃじゃ麺には、食べ終わってから、もうひとつの食べ方があるので、嫁が残した 麺を、私のほうのお皿に移す。  食べ終えたお皿に、テーブルの上に乗っている生卵を割って、お皿の上に乗せて、 かき混ぜる。  そのお皿をカウンターまで持って行って、おばちゃんに「鶏卵湯(チータンタン) にしてください!」といって、うどんのゆで汁スープと、ネギを入れてもらう。  こういう食べ方をする麺類は、初めてだ。

 それにしても、盛岡は、麺王国だ。  わんこそばに、冷麺、じゃじゃ麺。  三本柱が充実した、強力な投手王国みたいだ。  じゃじゃ麺の「白龍(パイロン)」本店の真ん前には、へのへのもへじの絵の「さか えや」というお店があって、「満州ニラらーめんの店」の看板があった。

 盛岡は、まだまだ新手の麺類を、世に送り出そうとしているのだろうか?  次の取材課題かな? <私がもう一度行くためのメモ> 「白龍(パイロン)」本店」 住所:岩手県盛岡市内丸5-15 電話:019-624-2247  営業時間:9:00〜20:00 定休日:日曜。  おっと。このお店を探している間のロスタイムを計算に入れるのを忘れていた。  のんびり駅まで歩いて帰るつもりだった。  新幹線の発車まで、あと15分くらいしかない。  雨も降ってきた。  タクシーで、盛岡駅へ。  この新幹線を逃すと、午後4時以降の新幹線はぜんぶ満席だと「みどりの窓口」の 人に教えてもらっていたからだ。そんなわけで、キップは盛岡駅を降りたときに買っ ておいた。  午後3時46分。盛岡駅から、東京行きやまびこ86号に乗車。  ふうっ。やっとこれで、2泊3日の取材の旅も終了だ。  時間に余裕を持って動いたつもりでも、やっぱりあわただしかったなあ。  本当は、まだ1泊か、2泊して、取材を続けたかったんだけど、実は、奥歯が抜け た。昨日、南部せんべいに水飴をはさんだ、あめせんべいを食べたときに、うっかり いつも抜けそうな歯に、水飴がにちゃ〜と、くっついてしまったのだ。「やばい!」 と思ったときには、すでに遅し。  情けなか〜.もごもご…。  午後6時44分。東京駅に着く。  午後7時30分。自宅へ。

 盛岡駅で買ってきた前沢牛弁当を食べながら、テレビ神奈川にて「横浜VS広島」 戦を見る。  5回裏。3−1で、広島にリードされている。  バッターボックスに、斉藤隆投手が入る。  思わず、私が「あっ。ダメだよ。代打を出さないと、次の回、斉藤隆は打たれる!」 「何でわかるの?」と、嫁。 「そういう顔してるんだよ!」 「テレビの解説者も、きょうの斉藤はコントロールがいいし、いいピッチングをして いるって言ってるじゃない!」 「いや。私には長嶋の勘ピュータがついているから、わかるんだ。だいだい、何10 0年、横浜ベイスターズのファンを続けていると思う!」  案の定、次の回、斉藤隆投手は、連打を浴びて、5失点。  だからさ〜!  せっかく昨日、巨人相手に奇跡的な勝ち方をして、ムードがよくなってきたのに。 横浜ベイスターズには、昔から、連勝ストッパーの選手が多い。  だから、私を監督にしなさい(よくいるバカ)!  さすがに、眠い。  風呂入って、早く寝ようっと。

 
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