3月29日(月)

 午前8時。きょうも『桃鉄研究所』の原稿執筆。

『桃太郎電鉄U(仮)』のスタッフロールに載る権利の締め切りを4月15日にした
ので、投稿メールを溜め込まないように、毎日少しずつでもいいから、コメントをつ
けていく。
 でないと、またどんどんメールが来ちゃう!
 えっ? もう来てるの?
 昨日ひさびさに『桃鉄研究所』をアップしたら、もう昨日の夜から、じゃかじゃか
投稿メールが届いているらしい。うぎゃあ!

 午前11時。嫁と、東京駅へ。
 長袖が暑く感じるくらい、いい天気だ。
 昨日、『桃鉄研究所』をアップできたので、さっそく日帰り小旅行。

 午前11時23分。名古屋行きこだま457号に乗車。
 新幹線の窓から、浜離宮の桜が見えるかな?と思ったんだけど、ゆりかもめがジャ
マして見ることができなくて、残念。

 新幹線は、長距離を走るので、桜の季節には、満開の桜をあちこちで楽しむことが
できる。遠くの山の桜がきれいだ。

 午後12時2分。小田原駅で下車。

 おや! また新幹線小田原駅の構内が進化してるぞ。  箱根ベーカリーというおしゃれなパン屋さんが出来ているし、スターバックス・ コーヒーっぽいお店も出来ているし、本屋さんまで出来ていた。  ちょっとこの便利攻撃は、うれしいなあ!  実は、ちょこっとだけ、小田原移住計画を練っているのだ。  きょうも東京駅から小田原駅まで、新幹線こだまで、平均40分。  品川駅までなら、最短28分の新幹線がある。  小田急線の急行なら、新宿まで1時間ぐらいだ。  この時間設定は、見事なまでに通勤圏でしょ?  40数年間暮らした杉並区上井草から、東京駅まで1時間半かかったのだから、小 田原のほうが近いことになってしまう。  しかも、座って行ける。  熱海、湯河原、箱根といった温泉地も近い。  勝手にどんどん夢がふくらんで行っているのだ。  きょうはこの自分の気持ちも確かめようと思っている。  午後12時15分。小田原に住みたいと思った第二の原因である「守谷のパン」 へ。ここの甘食パン80円と、あんパン110円は、絶品なんだ。

 きょうも、混んでる、混んでる。  とにかく、いつもおばちゃん、おばあちゃんたちが並んでいる。  まるで高校の購買部で、お昼にパンを買う戦争を思い出すうような光景だ。  列に並んで、とにかくお金を出して、商品を手にしたら、その場を離れないといけ ない。きょうはほかに何か買ってみようかと思うヒマもない。  けっきょく、いつものように、あんパンに甘食を買う。    さっそく、その場であんパンを、嫁と食べる。  ふたりで1個だ。  あんこが、たっぷり! ずっしり! ぎっしり!  ほんのり温かくて、おいしいなあ!  何でこんなにおいしいかなあ!  笑いがこみあげちゃうくらい、おいしいんだ。  たぶん私以外の人が、ここまでおいしいと感じないんじゃないかと思うくらい、私 と相性のいいパンだ。 <※絶賛印※> 「守谷のパン」 住所:小田原市栄町2の2 電話:不明。 定休日:日曜。 備考:小田原駅を出て左、東京に戻るように2分ほどすぐ。小田原城とは反対。  小田原駅前に戻って、食事が出来そうなお店を探す。  小田原の三大名産は、かまぼこ、ひもの、梅干だ。  この3つを一度に食べさせてくれるお店がほしいんだけど、ないようだ。  無いことはないんだけど、見るからにおいしそうもないお店が多い。  おっ! 駅近くに「かまぼこの鈴廣」があった。  えっ? 販売だけで、食べるところはないの?  残念だなあ!  駅前に、おいしいもの屋さんが一軒あったら、間違いなく移住しちゃうんだけどな あ!  小田原城に向かって歩く。  うちの並びの喫茶店「らぴす」サンが推奨する和菓子屋「菜の花」があった。  実は、きょう家を出る前に「らぴす」サンに寄ったら、この「菜の花」の和菓子を いただいてしまったのだ。その場でつまみ食いしたらおいしかったので、ここに寄る 理由がなくなってしまった。  どちらかというと、食事がしたい。

 午後12時45分。急勾配の坂をへとへと登って行くうちに、小田原城に着いてし まった。  とうとうご飯を食べるお店が見つからなかった。

 小田原城の桜は、まだ四分から、五分咲き。  でも、じゅうぶん美しい。  ソメイヨシノの約300本植わっているらしい。  お城と桜は、やっぱり絶景だね。

 平日なのに、人が多い。  お酒を飲んで騒ぐ輩がいないのがいい。  しばらくベンチに座って、足の痺れが引くのを待つが、ちっとも引かない。  小田原城までの道は、けっこうきついよ。

 私が小田原に住みたいと思った理由のひとつに、大好きな豊臣秀吉が小田原城を落 としたことにより、天下統一が完成したからというのもある。  コーエーの『信長の野望』で、全国制覇したみたいなもんなのだ。  だから惹かれるんだろうなあ。  一夜にしてお城を築いたといわれる石垣山の一夜城など、太閤殿下ゆかりの地も多 い。  お城から、再び小田原駅へ。  歩きながら、眠くなる。  運動不足な証拠だ。  改築中の小田原駅は、来るたびに、きれいに、美しく、便利になっている。  不思議な形の屋根は、ソーラーシステムになっているそうだ。  この小田原駅の近代的な雰囲気が、小田原市内にも飛び火すると、素晴らしい町に なると思うんだけど、どうも歴史ある町にしては、中途半端な町並みだ。  現在、小田原駅に駅ビルも建設中だけど、これが完成したら、駅前のお店は、守谷 のパンと、ピンク産業以外いらなくなってしまうかも。  今回は、まだ小田原移住計画に食指動かず。    午後1時33分。このまま帰るのも、もったいないので、小田原駅から箱根湯本駅 行き箱根登山鉄道に乗車。  車窓からの桜を楽しむ。

 午後1時50分。箱根湯本駅に到着。  午後1時54分。そのまま強羅行き箱根登山鉄道に乗車。  団体のツアー客がいっせいに乗車したらしく、車内はラッシュアワーのようなぎゅ うぎゅう詰め! これにはまいった!

 しかも登山電車だけに、ゴトゴト、ゴトゴト、遅い!  塔ノ沢駅、大平台駅、宮ノ下駅の3つの間に、3回もスイッチバックする。  まるでラジオ放送の音響で、小豆の入った籠を、ざざーっ、ざざーっと、揺らすう に登って行くので、つり革につかまる腕が痛い。  おばちゃんたちの嬌声がうるさい。  その場にへたり込みたくても、満員で身動きも出来ず。  午後2時30分。強羅駅で下車。  うーーん。箱根湯本駅から、30分もかかったのかあ。

 ここから、道に迷いながら、日本旅館の「強羅花壇(ごうらかだん)」へ。  この温泉旅館は、ひとり1泊10万円というすさまじい料金だ。  ふたりで泊まっても、ひとり7万5000円、ふたりで15万円もする!  VAIOの型落ちなら、買えちゃうよ。  まあ、私はお金持ちなので、15万円なんて金額は楽勝で…とか言いながら、「強 羅花壇(ごうらかだん)」のカフェテラスへ。  コーヒー飲みに来ただけだ! はっはっは!  でも駐車場に停まっている自動車の車種を見ると、ごくふつうの自動車ばっかりな んだよねえ! ロールスロイスに、ベンツなど当たり前!の光景だと思ったのに、最 高級車でもフォルクスワーゲンだったよ。クラウン、セドリックすら少なかった。  いったい世間の金銭感覚は、いったいどうなっているんだ? 「非日常を味わうためなら、1泊15万円出してもいいよ」というのが、最近の価値 観なのかなあ?  失礼だけど、テレビ朝日『ド・ナイト』に出演しているような社長さんみたいな人 は、ひとりもいなかったのになあ!  そういえば『ド・ナイト』が終わっちゃうのは、もったいないなあ!  あんなおもしろい番組ないのに!  登場した社長さんたちの会社にスポンサーになってもらって続けることできないの かなあ! あと半年あの深夜時間帯で続いたら、ゴールデンに行ける企画だと思った んだけどなあ! 「強羅花壇(ごうらかだん)」の館内は、1泊15万円というから、シャンデリアだ らけの豪華で下品な内装なのかと思っていたんだけど、華美に走らず、シンプルな木 の組み合わせと、空間をたっぷり取ったセンスのいいデザインだ。  ちょっと泊まってみたくなってしまった。う〜む。  カフェテラスで、コーヒー。  窓が大きくて、ゆったりとしたソファーが気持ちいい。  ふと上を見上げれば、天井に水の影が揺らめいている。  ずっとこのまま夜を迎えたいくらい。  桜のアイスクリームもおいしい。

 午後4時。箱根湯本駅へ。  最近の小田急線は、ロマンスカーじゃなくて、サポート号というのが、急行として 走っているんだ。知らなかった。  すぐ発車する急行は、満席なので、その次を予約。  箱根湯本駅前のお土産屋さんを物色。  箱根名物は、やっぱり寄木細工になってしまうんだねえ。  小田原のかまぼこだったり、熱海のひものだったり、ほかの土地の名産がお土産品 として売られていることが多くて、箱根特有のおいしい物件というのが、見当たらな い。 「菜の花茶房」で、ゆずジュースを飲む。

 小田原、箱根と、この和菓子の「菜の花」チェーンの発展ぶりが、やたらと目につ く。 『桃太郎電鉄』に登場させるには、もじりづらいなあ。  でもこのお店の温泉まんじゅうは、抜群においしい。 「温泉まんじゅう屋」では、このお店の良さが伝わらないと思うしなあ。 「菜の花まんじゅう屋」なら、ぎりぎり9文字で入るか。  午後4時49分。箱根湯本駅から、新宿行き急行サポート号に乗車。

 停車駅は、小田原駅、本厚木駅、町田駅、新宿駅。  駅数を極端に減らして、乗車時間を減らす最近の時刻表らしい運行だ。  おかげで、箱根湯本ー新宿間を、1時間半で結ぶことに成功している。  車中、本を読みながら、熟睡。 『鎌倉・流鏑馬 神事の殺人』(西村京太郎・文芸春秋)が、おもしろかった!  ここ数年の西村京太郎さんの快進撃は、まったく衰えることがない。  御年74歳ですぞ、西村京太郎さんは!  51歳の私が弱音を吐けなくて、困っちゃうよ!  午後6時19分。新宿着。  午後6時30分。新宿南口サザンテラス「広島夢てらす」で、広島風お好み焼き セット。きょう初めて、食事らしい食事。  でもちょびちょび、あちこちで甘いものを試食しているから、太ったかも。  午後7時30分。帰宅。  日本テレビ「巨人VSデビルレイズ」戦。  巨人は、きょうも苦戦。  昨日、阪神はデビルレイズ相手に、引き分け。  やっぱり、今年も阪神が強いってことかなあ。  やだなあ!  阪神は、万年下位チームとしてお仲間だったのに!  今夜も、『桃鉄研究所』をちょびちょびと…。

 
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