3月28日(日)

 午前8時。『桃鉄研究所』の原稿執筆。
 3月に入ってから、ずっと旅行に行けないのは、『桃鉄研究所』が原因だったりす
る。一度は読んでいるはずの投稿メールなのに、いざ『桃鉄研究所』用に読むとなる
と、まったく違った印象になる。
 それにしても、うれしい悲鳴なんだけど、本当に多い。
 最初のうちは、年齢による衰えで、文章を読む能力が落ちたのか思ったんだけど、
どう考えても投稿メール数が、昨年の2倍以上に増えている。
 ハガキと違って、ひとつひとつがみっちり書いてあるので、読むだけで時間がかあ
る。

 何とか、きょうこそ完成させたい!
 でないと、右腕上腕部というか、首が頚椎椎間板ヘルニアが再発したっぽい痛さが
出てきている。

 午前11時30分。嫁と、六本木のラーメン屋「蒼龍唐玉堂(そうりゅうとうぎょ
くどう)」へ。
 先日、お寿司の「なかむら」に行った帰りに、見つけて、ちょっと気になったお店
だ。
「塩きゃべつラーメン」の文字に惹かれた。

 店内は、「紅虎餃子房(べにとらぎょうざぼう)」のチェーン店っぽい内装。
 最近この手の内装のお店が増えてきたというより、「紅虎餃子房」を作った人のお
店が版図を広げているといったほうが、正しいだろう。
 私たちのように、しょっちゅう出歩いている人間には、ちょっとこの手の内装が食
傷気味になってきているけど、まだまだこの手の内装のお店は、わが町の近くに開店
したら、魅力的だと思う。

 麺を、太い麺、細い麺などと指定できるのがいい。  もちろん、太麺を注文する。  塩きゃべつなので、あっさり味を想像したら、けっこう脂っぽい。  若い人たちのほうが、この味は合うね。  食後、六本木ヒルズの手前にある住宅街を散歩。  そういえば、六本木ヒルズの回転ドアで死亡した男の子は、かわいそうだった。 センサーが、男の子の背丈を感知できない高さに設定してあったらしい。  森ビルの人たちの謝罪は、棒読みっぽかったし、今朝の朝日新聞の一面には、開業 1年で、回転ドアの事故は32件もあったとある。  ちょっと杜撰(ずさん)すぎない?  実は、私は回転ドアが大嫌いだ。  まだ手足が不自由なので、あの回転ドアのなかに入るのは、初めてマリオブラザー スをやった人が、谷を飛び越えられない状態に陥ってしまうのだ。  しかも以前、やっとの思いでなかに入ったら、後ろから、どんどんドアを押されて、 ひっくり返りそうになったことがある。  あれは怖かったよー。  足の不自由な人間にとって、あの回転ドアは、絶対イヤだ!  以来、六本木の全日空ホテルとか、東京ドームとか、回転ドアのある場所は、極力 行かないようにしている。  回転ドアがあっても、隣りに普通のドアがあれば、必ずそっちのドアから行くよう にしている。  今回の事件で、回転ドアは、室内の温度を保つのにいいという理由がわかったけど、 やっぱり「自分の都合」を優先する企業には、必ず天罰が下ると思う。でもあの男の 子は、天罰を下す役なんか演じたくなかっただろう。  今後、回転ドアが東京じゅうから減ってくれたら、うれしい。  六本木ヒルズの近くから、西麻布方面に抜けて、青山墓地に出た。  青山墓地のなかは、いつもは自動車が通れるのに、きょうは桜が咲いているので、 通行止めにしてくれて、道路の真ん中を歩けるようになっている。  管理事務所の人たちの粋な計らいだ。  こういう配慮に、感謝しないと。

 まだ三分か、四分咲きなので、「見事な桜のトンネル!」とは言えないけど、じゅ うぶんきれい。  ああ! また今年も桜を見ることができたなあ。  9年前に、脳内出血で倒れたときは、あと何回桜を見ることができるんだろうなあ と思っていたからね。  桜には、格別の思いがある。  青山墓地の桜は、ソメイヨシノだ。  あと1日、2日で、満開を迎えそうだ。  午後12時30分。青山墓地を出たところの「青山茶房」でひと休み。  疲れたあ…。  六本木から、青山墓地を通り抜けちゃったよー!

 ご褒美に、黒蜜ラテ・くろごまふろーとを食べる。  せっかく歩いて消費したカロリーを一瞬にして、回復して、おつりが来てしまった ような気がする。煩悩強し。  午後1時30分。気分がいいので、さらに神宮球場のほうまで歩いて、そのまま帰 宅。ひさしぶりに、歩いた、歩いた。へばったあ…。  ちょっとスカイ・パーフェクTVで「阪神VSデビルレイズ」のオープン戦を見た ら、うとうと…。  やっぱり横浜ベイスターズの応援でないと、簡単に睡魔に負けてしまうなあ!  午後3時。『桃鉄研究所』の執筆を再開。  最近、投稿してくれる人は、非常に私や、開発スタッフに気をつかった文章の書き 方をしてくれることが多いので、メールを読んでいても楽しい。  それでも、常連になると、だんだん自分の身の回りの話題や就職の話、格闘技の話 しか書いてこなくなって、ゲームの話題すら書いてこなくなる人がいて、悲しくなる ことがある。  もちろん、みんなの私生活の話題も、楽しい場合のほうが多い。  それも度を越すとちょっとね。  しかも毎回じわり、じわりと、こっちを見下した書き方になって、高飛車な態度を 取り始めるのは、何10年も投稿ページを担当してきただけに、その天狗になってい くさまが、アニメのようにわかってしまうので、つらいものがある。  私は、30年以上に渡る投稿ページ人生のなかで、天狗になる人を少なくする技を、 身に着けていると思っているだけに、また新しい技を開発しなきゃ!と頭が痛い。  でも、『桃鉄研究所』を読んだ業界の人は、まず「何であんなに立派な投稿者ばか りなの?」という。  思いやりのない人の文章や投稿を削って行ったら、こういう人たちしか残らなかっ たとしか言いようがない。 『桃鉄研究所』でずっと残っている人は、みんな自分の文章と、他人の文章を比べな がら、次の投稿をしてくるから素晴らしい。  この『桃鉄研究所』のメンバーを率いて、『週刊少年マガジン』でぜひ投稿ページ を連載したいものである。  このギャグを言うと、どっこいズ(井沢どんすけ、コイズミリュウジ、石川キンテ ツ)が、本気で怒る!  井沢どんすけは、いまDもたまに夢のなかで、『週刊少年ジャンプ』の巻末に、 『ジャンプ放送局』が連載を再開するのを読んで、ガバッ!と目が覚めて、汗びっし ょりになっていることがあるらしい。  いつも言いたい放題の井沢どんすけも、影では必死に努力しているんだよ。  午後6時30分。嫁と、「鶏味座(とりみくら)」へ。  天然豆腐、名古屋コーチン、比内鶏の串焼き、アスパラの串焼き、薬膳お粥など…。  いつもながら、おいしいなあ、このお店の料理は。  派手な仕掛けはないんだけど、どれも丁寧で、真面目な味だ。  

このお店も焼酎がたくさんある

 午後7時。帰宅。  日本テレビで「巨人VSヤンキース」のオープン戦。  ヤンキースは、4番に松井秀樹選手を起用かなあ…。  大リーグは、サービス精神が根付いているなあ。  いちばんこっちが何を喜ぶかを知っている。  でも、そんな重圧を跳ね除けるように、1打席目にホームランを打ってしまう松 井って、何者? 化け物?  明日の新聞の一面が、もう決まってしまった。  午後8時。NHK『新選組!』を見る。  京都に向かう浪士組が勢ぞろいした。  清河八郎、芹沢鴨、近藤勇の三傑が並んだ。  まだ近藤勇は、若輩者に描いているけどね。  ここからがおもしろい!と思ったら、まだ次週は京都まで道中の話題のようだ。  早く京都編になってくれ!  午後8時45分。再び、「巨人VSヤンキース」のオープン戦に戻る。  いつのまに、6−1で、ヤンキースがリードしたんだ。  すごいね、やっぱり、ヤンキース!  ふと、CMのときにチャンネルをまわしたら、テレビ神奈川で「湘南シーレックス VS西武」戦を録画中継しているではないか!  私にとっては、ヤンキースよりも、湘南シーレックスだ。  こっちを見る。  でも、ヤンキースのあとに、日本の二軍戦を見ると、プロ野球のあとに、リトル リーグの試合を見ているみたいに感じるねえ。  バットを振るスピードが、10分の1ぐらいに思えるほど遅く感じる。  当たり前といえば、当たり前なんだけど、ちょっと悲しい。  今夜は、引き続き、次回の『桃鉄研究所』の執筆を開始する。

 
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