３月２６日（金）

　最近、「美人」の代名詞になる人がいないと思わない？

　古くは、原節子さん、山本富士子さん、吉永小百合さんと、その時代に必ず、誰も
が認めた美人女優さんというのがいた。

　いまだと、浜崎あゆみサンってことになるんだろうけど、「美人」というよりも
「キュート」というべきでしょう。
　どうも最近、世代を超えた共通の代名詞になる人が少なくて、人との会話のたとえ
話に困ることが多い。

　午後１２時。嫁と、新宿の「銀座アスター」へ。
　私は、酢豚のランチ。
　嫁は、帆立と白身魚のランチ。

　食後、新宿御苑方向へ散歩。
　午前中、曇っていた空が、カラッと晴れた。
　でも風が冷たくて、日陰に入ると、とても寒い。

　午後１時３０分。新宿３丁目に、沖縄物産専門店「沖縄市場」というお店が出来て
いた。





　島ラッキョウ、ピーナッツ糖、黒糖ハイソフトなどを買う。
　銀座に数多くの地方物産のアンテナ・ショップがある。
　なかでもいちばん高収益をあげているのが、沖縄の物産館「わした」なのだそうだ。
　そういう意味では、このお店もヒットしそうだ。

　午後２時３０分。帰宅。
　ぐへっ！　別所商店に「喜連川の温泉パン」が、１袋しかなかった。
「まさか、今週の入荷はもう終わってしまったんですか？」
「はい！」
　そ、そ、そんな。木曜日、または金曜日の入荷なのに！
　ってことは、佐藤志靖さんの美容室『レ・ザンジュ』の女の子たちに買い占められ
たか？　く、くそっ！

　スカイ・パーフェクＴＶで、「横浜ＶＳ阪神」のオープン戦を見る。
　相手投手が、井川投手となると、おとなしいこと、おとなしいこと。
　昨年ひさびさに２０勝投手となった井川投手の投球は、やっぱり見事だわい。
　井川投手が、降板したら、さっそく点を取るところなんか、あいかわらず横浜ベイ
スターズだなあ。
　今年も期待できそうにないや！
　きょうも好投した新人の吉川投手が、どこまでやるかが楽しみなくらいかなあ。　
打者のほうは、今年けっこう楽しい。
　村田修一選手、古木克明選手、内川聖一選手の将来の中軸を担う選手が、今年どこ
まで成長するか？　彼らの成長次第で、横浜ベイスターズの３年後が決まる。　ま
あ、オープン戦は何とでもいえるからいいや。
　シーズンが始まると、またつらい毎日が待っている。

　午後４時３０分。眞島真太郎くん＆杉村幸子さん夫妻が送ってくれた『ドラゴンク
エストＶ』をプレイ。

『ドラゴンクエストＶ』って、１９９２年の作品ってことは、もう１２年も前の作品
なの？　ぎょえ〜〜〜！　７〜８年前だと思った。でも、『ドラゴンクエスト７』だ
けで、５年かかったんだから、当然か。
　スーパーファミコンで最後の作品だったんだっけ。

　どおりで、妙になつかしいわけだ。

『ドラゴンクエストＶIII』のプレミアム映像ディスクもついている。
　これは、けっこうこの映像につられて『Ｖ』を買ってしまう人も多いだろうなあ。

　ゲームのほうは、最初からフローラと、ビアンカが登場して、１２年前の作品とは、
違う味付けになっていて、おもしろい。

　しばらく、続けてみよう。

　自分のゲームのテスト・プレイもやらないといけない。

　午後７時。嫁と、六本木のお寿司屋さん「なかむら」へ。
　最近、私のまわりでは、この「なかむら」を、おいしいお寿司屋さんと推す人が多
い。
　特に、顔がマタギ系の柿添尚弘（ソネット勤務）が、ごひいきと聞くと、行ってみ
ればなるまいと思う。
　柿添尚弘は、まったりした男だが、グルメ・センサーの良さには定評がある。
　ほかにも、「さくまサン、六本木のなかむらに行ったことがありますか？」と聞か
れることが多い。

　でも、うちの場合は、本当に、お寿司屋さんが豊富でね。
　横浜ベイスターズの投手陣もこのくらい豊富ならいいのにねえ！と思うくらい充実
しているのだ。

　喜（き）寿司、兼定（かねさだ）、鮨金総本店の３本柱は、ご安泰だ。
　静岡市の末廣寿司も、近くにあれば、絶対３本柱の一角に入るはずだ。
　築地の「太老樹（たろうき）」は、ワンポイント・リリーフだな。
　うちの近所の「おけいすし」は、便利で連投がきくことから、リリーフ・エースだ。

　この豊富な投手陣のせいで、すきやばし次郎、美家古寿司、赤坂の喜久好（きくよ
し）、五徳といったおいしいお店が登板機会がなくて困っている。

　この豊富なお寿司屋陣に割って入るのは、容易ではない。

　そんなわけで「なかむら」。
　六本木の国道２４６をひとつ入った場所にあるんだけど、門構えがすごい。
　装飾がひとっつもなくて、木の表札に「なかむら」と書かれただけ。

 



　この思い切りのよさは、すごい。
　なかに入ると、意外と広い。
　広いというより、ゆったりしている。

　店内もまたシンプル。
　もちろんポスターなんてものもなければ、お寿司の名前が書かれたものもない。　
まだご主人は、若い。





　お寿司も、うまい。
　江戸前の細工寿司の流れを組むから、喜（き）寿司のご主人が若かったときは、こ
んな味だったのかな？と思わせる。

　最後に玉子をもらったんだけど、まるでカステラ。
　喜（き）寿司の玉子よりも、カステラのようにふわふわ。





　嫁が最後に、領収書の宛名を名字で書いてもらっていたのだから、このお店に対す
る評価は高かったのだろう。
　ふつうレベルの場合、嫁は領収書の宛名を「上様」でいいという。

　午後９時。帰宅。

　今夜は、もうちょいと『ドラゴンクエストＶ』をやる予定。

　午後１０時。『ニュースステーション』がきょうで最後だ。
　報道番組なのに、自民党批判の急先鋒に立った番組作りは、どうかと思ったけど、
難しい政治を、平易な言葉で解説してくれたり、スタジオのセット作りは、はっきり
いって、『桃太郎電鉄』もかなり影響を受けた。

　大きな事件が起きたときは、ＮＨＫを見るか、この『ニュースステーション』を見
るかのどちらかだったのだから、すごいことだったと思う。

　これだけの番組が終わるのに、外野席がうるさいのは、かわいそうだね。　
　いまでも辞めるのには何かほかの理由があったはずだの、久米宏さんはほかで、
『ニュースステーション』みたいな番組をやろうとしているだのと噂する。
　これだけの長寿番組なんだもん、本当の理由なんて言うわけないし、『ニュースス
テーション』みたいな番組だって、やるかもしれない。
　そのどこがいけないのかなあ？
　ともあれ、お疲れさまでした。