３月１６日（火）

　昨夜も、テツandトモの『桃太郎電鉄１２』のキャンペーンＣＭを見た。
　やたらと、あの妙泉寺の住職さんが登場するＣＭを見る。
　深夜、フジテレビをつけっぱなしにしていることが多いせいかなあ？
　でも、年度末の余った予算で流したＣＭのほうが本編のＣＭよりもよく見るってい
うのは、変なもんだね！

　ＣＭが流れる量って、予算にもよるけど、株式投資くらい水物らしい。
　時期によって、すごく安い値段でも、ＣＭを流したいって企業が少ないと、何度で
も流れることがあるんだって。

　そういえば、『桃太郎電鉄Ｘ（ばってん）〜九州編もあるばい〜』のとき、大手の
朝から晩までＣＭを流すような企業が倒産したせいで、やたらと流れたことがあった
っけ！　いまだと、ジャパネットたかたのせいで、たくさん流れているＣＭって多い
んだろうなあ。
　別に、ジャパネットたかたは、ＣＭを自粛する必要はないと思うんだけど。
　企業は、大変だなあ。

　午前中、『桃鉄研究所』の執筆。

　午前１１時３０分。嫁と、表参道の「Ｙ」へ。
　自然食のカレー屋さんなんだけど、ひさしぶりに、ブッブー！
　どうも自然食のお店って、健康食品なんだから、味は二の次でいいや！って気風が
漲っているお店が多い。
　きょうのお店は、ひさびさにこのムードが、爆発だ。
　私は、キャベツが好きなので、この時期は春キャベツのおいしいときで、しかも自
然食とくれば、おいしいキャベツを想像しちゃうじゃない！
　キャベツの味、まったく無し。
　杉並区上井草のスーパーで、白菜丸ごと４個が、２００円だったんで買ったけど、
まったく味がしなくて困って以来、１０数年ぶりの悲劇だ。

　食後、表参道の骨董通りを散歩。
　私も嫁も、お腹がぐるぐる、ぎりぎり、痛い。
　自然食のお店の料理が、身体に合わなかったみたいだ。
　まいったなあ！

　午後１２時３０分。南青山の「アニバーサリー」で、ケーキ。

 



　ここのケーキは、抜群においしいんだけど、最近甘いものを控えているだけに、来
てはいけない場所として、認識していた。
　きょうは、自然食のお店で、ほとんどご飯を残してしまったので、嫁からここの
ケーキを食べることを許された。

　うま〜〜〜い！　ひさびさに食べると、さらに、うま〜〜〜い！
　以前、ＴＶの甘いもの特集で１位に輝いたこともある苺のショートケーキは、健在
なり。
　こんなことなら、最初からお昼ご飯に、ここのケーキ２個のほうが、よかったかも！
　はっはっは！

　午後２時。南青山から、表参道を通って、原宿の自宅まで歩く。
　いやあ！　ひさしぶりに長距離散歩をしたので、左腕が痛くなる。
　脳内出血でリハビリ中の左腕は、緊張が続くと、痛くなる。
　でも、この痛くなるが続くと、神経の回復が早まるから、こういう散歩は必要なの
だ。率先してやる勇気がもっとあればいいんだけど、本当に痛くてね。

『桃鉄研究所』の執筆の続き。
　ようやく投稿メールが、２月分に入った。
　うれしい。先はまだ長いが…。
『信長の野望』で、本州から四国に渡ったときみたいだ。

　おっ！　『ジャンプ放送局』のときの投稿者・デッド・ケンジも、この日記を読む
ようになったのか！
　インターネットが普及したせいで、本当にたくさんの元投稿者からメールが来る。
　みんな結婚したとか、子どもがふたりですとか書いてくる。
　井沢どんすけ！　いまだ変化無し！

　午後４時。『桃鉄研究所』の執筆で根を詰め過ぎて、へばって来た。
　ＤＶＤ『地球の危機』を鑑賞。

　１９６１年の製作で、のちに日本でも、大ヒットしたＴＶドラマ『原子力潜水艦
シービュー号』の原作となった作品だ。

　この『地球の危機』は、地球上空のバン・アレン帯の高熱によって地球が壊滅の危
機に瀕していることを知り、核ミサイル攻撃でバン・アレン帯を破壊しようとするパ
ニックものだ。
　しかもこの核ミサイルを撃つのは、マリアナ海溝からでないとダメ！と決めつけて、
シービュー号が１６日以内に、現地まで行かないと地球は破滅するという設定だ。
　飛行機じゃダメなんかい？と思ってはいけないんだろう。
　主役が、潜水艦だから…。
　潜水艦が北極を潜航していて、氷山が割れて、次から次へと、氷の山が落ちてくる
とか、水深１００メートルくらいのところで、ダイバーが海底に探検に行ったりと、
かなり科学的根拠のないシーンが多い。
　深海に大ダコが登場して、潜水艦に巻きついちゃうし、地上のほうでは、気温は６
０度から、７８度まで上昇してしまう。
　気温７８度じゃ、すでに人間は全滅してるでしょう。

　というように、昔のパニック映画というのは、どこか滑稽なシーンが多い。

　でも、何でもかんでも、科学に忠実ならいいかというと、そうでもないと思う。　
全部が全部、荒唐無稽でも困るけど、娯楽作品なんだから、ある程度の誇張は必要だ
と思う。

　一時期、ゴジラを設定の身長通り作ったら、新宿のどの高層ビルよりも低くて、ゴ
ジラが倒れるシーンで、ビルの中腹に倒れ込むのがあったけど、まったく迫力を感じ
なかった。
　リアルを追求するのと、見せ場はどんどん減って行ってしまう。

　その点、この『地球の危機』映画は、潜水艦内で、艦長と部下が揉めにもめたり、
反乱を起こす乗組員とか、国連がこの潜水艦を爆破するための追っ手をさしむけられ
たりと、ドラマが実におもしろい。
　というか、すっかり引き込まれてしまった。
　要は、人間が描けていれば、作品は素晴らしいってことなんだね。

　あとでわかったんだけど、この映画の監督は、アーウィン・アレンという人で、
『宇宙家族ロビンソン』や『タイムトンネル』』などのテレビシリーズを製作して、
『タワーリング・インフェルノ』と『ポセイドン・アドベンチャー』を製作した人な
んだそうだ。
　『タワーリング・インフェルノ』と『ポセイドン・アドベンチャー』といったら、
パニック映画の金字塔だ。

　黒澤監督の初期作品が素晴らしい作品なように、のちの巨匠は、初期作品から光っ
ているってことなんだろうねえ！

　午後６時。自宅にて、ミートピアサヌキの肉うどん。
　お昼に食べた自然食のせいで、胃がむかむかして、外に食べに行けず。

　食後、『桃鉄研究所』の執筆。
　う〜む。みんなのメールを読みながら、次回作、次々回作を考えてしまうので、進
んだかと思うと、また停まってしまう。
　この停滞は、仕事にとってはとってもいいことなんだけどね。

　今夜は、ずっと『桃鉄研究所』の執筆。
　とても終わりそうにない。