３月１２日（金）

　午前６時までかかって『２４ TWENTY FOUR 』を１３話まで見てしまったのは言う
までもない！　断定の助動詞「なり」！

　昔もこういう生活をして、そのまま寝ないで仕事をしたりして、睡眠不足を続けて
過ぎて、長嶋さんとおなじ病気に倒れてしまったのだから、あまりこういう無茶な映
画の見方はやめないとな。

『２４ TWENTY FOUR 』は、本当に目が離せないよ。
　いやはや、敵だと思っていたのが、味方で、味方だと思って人に、裏切られたり、
おもしろいようにこっちは翻弄されまくり。
　ここまで弄（もてあそ）ばれると、笑っちゃうくらいだ。
　サスペンスの色合いが濃くて、いとも簡単に重要人物が殺されてしまうので、身体
によくないドラマだ。
　見ている最中に、私の血圧が急上昇しているのがわかる。
　だったら、「早く寝ろ！」だけど、寝られるわけがない！

　ようやくコレクター・ボックスＶＯＬ．１で、ドラマは一区切りしたので、眠りに
つけた。

　しかし、こういうシナリオを書けるなんて、脚本家をホメる前に、人間の能力って、
ここまであるのか！　素晴らしいよね！と感心しちゃう。
　人間の持つ果てしない能力に感動しちゃうね。
　願わくは、その能力の半分でもいいから、私にほしいけどなあ。
　こんな複雑なシナリオは、私には絶対無理。

　午後１２時。嫁と、恵比寿の「アフタヌーンティー」へ。
　ポテトグラタンにコーヒー。





　さすがに寝不足で、つらい。
　生あくびばかり出る。

　午後２時。帰宅。
　ＤＶＤで『ラストツアー／クィーン１９８６』を鑑賞。
　キムタクの『プライド』のおかげで、クィーンのアルバムが、１００万枚も売れた
ことに対して、古くからのクィーン・マニアは気に入らないらしい。
　でも、当時のクィーンのことをリアル・タイムで知っている私から見ても、クィー
ンはいまだからこそ、素晴らしいと思う。
　当時は、前衛っぽさが目立ち過ぎて、その曲の素晴らしさ、フレディ・マーキュリー
の声の素晴らしさを味わうには、生臭かったように思う。
　いま熟成されたモルトのように、平成のこの時代だからこそ、クィーンは素晴らし
く感じられるのだと思う。

　改めて、こんなにいい曲多かったっけ？と思ったもん。
　昔は、ブライアン・メイのギターの上手さが気になって、フレディ・マーキュリー
とは、同格に思えたけど、いまＤＶＤで見ると、フレディ・マーキュリーのすごさは、
抜きん出ている。
　コンサート中、衣装を着ては、１曲歌ううちに脱いでしまって、また新しい衣装を
着てきたかと思うと、１曲歌ううちに脱いでしまうくりかえしは、けっこう笑える。

「昔の曲は、いま聴いても、ちっとも古びて聴こえない」というのは、リバイバル曲
へのお世辞だったりするけど、クィーンは「昔より、新しく聴こえる」！
　すごい、グループだ。

　午後７時。家族３人で、池袋のサンシャインシティ３Ｆの「聘珍樓」へ。
　声優の神谷明さんに、うちの家族ごとご招待いただいた。

「神谷さんに、ボクは声をかけてもらったんですよ」という声優の一条和矢さんと、
マネージャーの古川貴子さん、声優の榎本充希子さんもごいっしょ。

 



　きょうは、神谷明さんがホームページを開設したという連絡とともにお食事に誘っ
てくださった。
　神谷明さんのホームページが凝っていてねえ。
　絵は動く、音は鳴る。すごいんだ。

　冴羽商事

　このホームページに、神谷明さんに「５０の質問」というのがあって、そこに好き
な町というところに、函館とあったことから、函館の話で盛り上がる神谷明さんも、
プリンスホテル渚亭に泊まったことがあるそうだ。

『名探偵コナン』のスタッフとも、函館を訪れたことがあるという話題から「あっ、
そのときの色紙を市場の食堂で見ましたよ！」と、私が言って、大笑い。

　で、最後はやっぱり「函館の人は、親切でいい人が多い」という話題になる。
　神谷明さんも、函館に永住したいと思ったことがあるそうだ。
　そんな私をしているうちに、私はまた函館に行きたくなってきた。

　ほかにも、アニメ業界の話、漫画業界の話、食べ物の話などで、盛り上がる。
　あまり業界の先輩で、なかよくさせていただいている人は、私の場合少ないので、
神谷明さんとの食事は楽しいし、うれしい。

　午後１０時。帰宅。
『２４ TWENTY FOUR 』の２シーズン目は、ちょっとしばらく間をおいてからにしよ
うと思う。
　これでまた一気に、徹夜で見てしまうと、身体を壊してしまう。