３月１０日（水）

　午前８時。『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の手直し作業。
『桃太郎電鉄１２』の『西日本編』にあった豆知識みたいなイベントの仕様をひとつ
変えたら、仕様書を８つ手直ししないといけなくなった。
　市役所に行って、書類を提出するように、あっちを直して、こっちを直して。
　直す箇所は、たいしたことないけど、一気にやってしまわないと、やり方を忘れて
しまうので、必死！

　午前１１時。めでたく手直し終了。
　仕事を終えたあとのビールはうまいね…、いや、私はビールが飲めないから、ミネ
ラルウォーターを飲む。
　花粉症で喉が渇く。
　きょうは、花粉症がそれほどひどくない。

　午前１１時３０分。食い道楽の娘が「おいしいもの食べた〜〜〜い！」とやって来
たので、家族３人で、赤坂見附の「皆美（みなみ）」へ！

　ぎゃひーーーんッ！
　お店がなくなっていたあ！
　うひ〜〜〜ッ。
　あのおいしいうなぎまぶし御膳と、鯛茶漬けが食べられないのかあ！？
　銀座店は、閉店していないんだろうなあ？
　大阪梅田店は、大丈夫だろうなあ。
　でないと、食べたくなったら、島根県松江市まで行かないといけない。
　そうなったら、松枝まで行くけどね。はっはっは！

　しかし、突然で悔しいなあ！
　もったいないなあ！
　最近の不景気は、おいしいお店でも閉店になってしまうから、困るよ。

　午後１２時。赤坂でほかのお店を探すことに。
「石碗竹篠楼」が気になったので、入ってみる。





　お店の名前は「石碗竹篠楼」かどうかよくわからない。
　中国語なので、「石碗竹」までは間違いないけど、「篠」と「楼」は合っているか
不明。
　読み仮名は「ばい・うぉん・しゅー・くあい・ろう」だそうだ。
　あまり凝り過ぎるのは、どうかと思うなあ。

　早い話、「紅虎餃子房（べにとらぎょうざぼう）」の系列店っぽかったから入って
みた。

　私は、ダイスカット野菜の北京味噌炒め。
　嫁と、娘は、北京ダック定食。

 
 



　味は、「紅虎餃子房（べにとらぎょうざぼう）」風で、そつがない。
　北京ダックを値段安く提供しているようだけど、じゅうぶん高級感のある味だ。　
悪いのは、お店の名前だけ。
「ばい・うぉん・しゅー・くあい・ろう」では、クチコミできない。
　こんなネーミングをゲームに入れたら、井沢どんすけ先生にばっさり「漢字が多い
と思います」と言われて、おしまいだよ。

　午後１時。「風月堂」で、抹茶と和菓子。
　うちの娘に、携帯電話の写メールの写し方と送信のやり方を教えてもらう。
　ふーーーん。そういう風にするのか。
　よし。さっそく誰かに、写メールを送ってやろう。
　誰にしようかな。
　やっぱり、井沢どんすけだ。
　まずは、うちの娘を写して、メッセージを書くんだな。
「小倉優子です。いつも応援ありがとう！」
　あとは、送信を押せばいいんだな。
　よーし！　行ってこい。

　しばらくして、返信が来た。
「なにやら写真が見れました！　…でも暗くてよくわかりませんでした。いや、ゆう
こりんではない」
　暗い？
　嫁に、カメラのレンズのところを指で触っていたでしょうといわれる。
　おお！　たしかに使い方がわからないときに、指で触っていたかも。
　はっはっは！　知らないうちに、何回かカシャッ、カシャッって音はしてたかなあ！

　しかし、冷静に考えると、娘をつかってまで、井沢どんすけにいたずらメールを送
るとは、おとなげない男だ、私は。

　午後２時。帰宅。
　井沢どんすけに電話して、『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の手直しについて、確認を取っ
てから、手直し開始。
　合わせて、本日『桃太郎電鉄Ｕ（仮）』の正式名称も、井沢どんすけ大先生の許可
を得て、決定する。
　井沢どんすけは、ゲーム・タイトルの決定権まで持つ、独裁者なのか？
　いや。ほとんど決まっているものの重大な欠陥があるかどうかを、最後に確認して
おかないと、怖いからだ。
　プロ野球の球団が、毎年キャンプ前に、近くの神社に必勝祈願をするようなものだ。
　まあ、毒のような才能を持っている点では、井沢どんすけは「毒才者」だけど。
「漢字が違います！」

　ふむふむ。
　ふむふむふむ…。
　ここを、こうして、ああして。
　手直し、終了。
　これで、井沢どんすけは大喜びだろう。
　この手直しが来週の最新テスト・ロムに反映できるのは、きょうぐらいが最後だろ
う。だからここ２〜３日は、仕事漬けだったのだよ。

　午後４時。最近、あちこちのインターネット日記で話題のＤＶＤ『２４』を鑑賞開
始。

　うひゃあ！　いきなり息詰まる展開は、おもしろいんだけど、登場人物が多くて、
覚えるの大変だよ。ただでさえ私は、外国人の顔を覚えるのが、苦手だ。
　しかも、まったく先入観なく見始めたから、よけい大変だ。
　でも、おもしろそ〜。
　こういうドラマ、一気に見てしまいそうで、怖い。
　睡眠不足に気をつけないと。

　午後７時。嫁と、近所の沖縄料理の店「藹藹（あいあい）」へ。
　らふてぃそば、納豆キムチ・チャーハン、じゃこ海草サラダなど…。

　午後８時。帰宅。
　未読の本を読まないと、また本棚がパンクしてしまうので、読書。
　このところ、順調に読書量をこなして来ていたんだけど、ちょっと『峠』（司馬遼
太郎・新潮社）を、じっくり再読している間に、連日２冊、３冊と、新しい本が溜ま
っていく。
　知り合いからの贈呈本も届くし、『鉄道の旅』（講談社）は、終了したはずなのに、
好評につき、別巻シリーズに突入している。
　嫁が読み終えて、おもしろかったとお勧めの本も届く。
　いたちごっこだ。
　でも文筆業にとって、読書は、食事とおなじだからなあ。
　たくさん食べないと、痩せた頭脳になってしまう。

　あとは『２４』の誘惑と、どう戦うかだなあ。
　仕事もしてしまうんだろうし…。