2月24日(火)

 昨夜、何度も寝汗をかいては目が覚めた。
 まだ体調は本調子ではないようだ。

 午前8時30分。嫁が、菅沼真理(通称:すがねまチャン)さんと、着物工房見学
ツアーで、新潟にでかけた。
 なので、きょうは私ひとりで、日帰り小旅行にでかけようとおもったのだが、体調
を考えて、睡眠を取ることにした。
 このところ、DVDレコーダーでいろんな番組を録画しすぎて、それを再生してい
ると、どんどん夜更かしになっていた。
 ここ数年ほとんど風邪を引かなかったのに、睡眠不足が続くと、しっかり風邪を引
いた。身体は正直なものだ。

『取締役島耕作』(弘兼憲史・講談社)を1巻から4巻まで読み直す。
 本当に弘兼憲史さんは、登場人物の描きわけが天才的に上手い。
 初登場の場面で、その人の今までの業績や、経歴が人目でわかるような描き方が出
来るというのは、至難の業だ。それを軽々と見せてしまうところが、素晴らしい。
 キダムのような難易度の高い芸は、観客をあっといわせるためのものだが、弘兼憲
史さんのは、読み手に違和感を感じさせないのだから、もっと難易度は高い。
 午前11時30分。何度も寝ては、寝汗をかくので、外出してご飯を食べに行く気
力も生まれない。
 けっきょく、喜連川の温泉パンを1個食べて、朝食とする。

 午後3時。何度も、何度も、寝た。
 寝ていると時間の経つのが早いなあ。
 昔は、時間の経つのが早いのがもったいなくて、寝ずに働いて身体を壊した。
 二度とあの真似をくりかえしてはいけないので、寝られるときは、寝る。

『ジパング・13巻』(かわぐちかいじ・講談社)を読む。
 素晴らしい作品であることは、周知の通りだが、単行本として、何ヶ月かに一度読
むペースだと、登場人物の顔と名前が一致しなくなる。
 漫画が生活の中心にあれば、間違えることもないのだろうが、いまはDVDに、ゲ
ームに、小説に、携帯に、メディアが多すぎる。
 特に、メインキャラである草加と津田がわからなくなる。
 最近は、場面に合わせて、登場人物も衣装を着替えるから、よけい誰が誰だかわか
らなくなる。
 昔の漫画がみな登場人物がおなじ一着を着倒していたのは、それなりに意味があっ
たわけだね。
 また1巻から読み返さないといけない。

 驚くほど、よく眠れる。
 相当疲れていたんだな。
 何度も、何度も、寝る。

 午後5時30分。このまま外に出ずに1日が過ぎてはいけないので、散歩がてら新
宿に出る。
 マツモトキヨシなどで、買い物。

 午後6時30分。「桂花(けいか)ラーメン」で、ターローメン。
 まだちょっと咳が出る。

 午後7時30分。新宿から帰りのバスのなかで、ちょっといいアイデアが出たので、
近所の「スターバックス・コーヒー」に寄って、アイデアをまとめる。

 午後8時。帰宅。
『桃太郎電鉄U(仮)』の仕様書を書くほどの体力がないので、調べ物、資料を読む
作業。

 午後9時。日本テレビ『オウムvs警察…史上最大の作戦! 完全再現…地下鉄サリ
ン事件・…殺人洗脳教団の暴走…刑事がおびえた瞬間教祖逮捕Xデー! 関係者が衝
撃の新事実を』を見る。
 事件当時、わが家は杉並道場の近くにあって、♪ショーコー、ショーコー、ショコ
ショコ、ショーコーの歌は、駅前で生で何度も見ているので、ついついオウム関係の
番組や、記事はよく読んでしまう。

 いかし、いつも思うのだが、人間はどうしてあそこまで暴走できるのだろうか? 
天草四郎のような美男子に先導されたち、ヒットラーのような弁舌家ならまだしも、
麻原彰晃のようなカリスマからは縁遠い人間について行ってしまうのが、謎だ。

 アドベンチャーゲームのように、東、西、東、北、東というように、進んで行くう
ちの精神の袋小路に入って行ってしまうのかな…。
 他人事ではない。
 人間どこで急に心が病むかわからない。
 ときどき人生の全体マップを見ながら、進んで行かないといけないんだろうなあ。

『ビージーズ〜ライブ・バイ・リクエスト』のDVDを鑑賞。
 全米で放映されたテレビ番組で、視聴者からリクエストを取って、その場ですぐ
ビージーズが歌う。
 何組かの視聴者のリクエストに答えたあとに、どこかの州からビリーという視聴者
からリクエストがあった。
 DJが「ビリーかい? 苗字を教えてくれ!」
「ジョエル!」
 ビリー・ジョエルというサプライズ。
 おしゃれな演出だ。

 
さくまNEWS


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